監督が「走向共和」「大明王朝1566」「中国往事」などの張黎なので、これは見逃せないと思い、見てきました。原題は「辛亥革命」。何しろ張黎はネタのかぶる「走向共和」で放送禁止処分を食らった過去があるので、期待と心配が半々でしたが、なかなか悪くなかったと思います。やはり「走向共和」に比べるとソフト路線になっていますが、中国バンザイ映画の体裁をとりつつもギリギリで頑張っているのではと感じました。 中国やこのあたりの歴史に興味ない人にとっては、たぶん退屈な映画なのではと思います。私は出演者の顔を見ているだけで楽しく、かつ「この俳優見たことある!誰だっけ?」と苦しんだりして、落ち着いて見ることができませんでした。もう1〜2度くらいじっくり見てみたい気がします。「走向共和」でも袁世凱を演じていた孫淳がやはり面白く、ウィンストン・チャオがやや福々しくなり、ますます孫文に似てきたと思いました。 それにしても、ジャッキー・チェン主演でなかったら、こんな大規模に公開されることはなかったでしょう。ありがとうジャッキー!! |
No.313 - 2011/11/07(Mon) 01:20:28
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