黙読なら大丈夫だということで「トミノの地獄」を読んで見ました。 退廃的というかシュールというか、不思議な感じなのは確かだけど ・・・この時代、たとえばあまり経済的に恵まれてなかった家庭の 「女子」がどういう悲劇を背負ってたとか、もし経済的に満足でも 家庭内が骨肉の争いで修羅場とか、何故かそういうことが背景にある 様な気がして・・・・自分が体験したことでなくても、身近な人から 聞いた逸話なんかが詩や小説のモチーフになるようなケースは昔から ありましたしね。感じとしては、北原白秋先生の「邪宗門」の巻頭に あった「邪宗門秘曲」も、非常に耽美で整った言葉の連続という 相違はありますがやはり不思議な世界で、それを思い出しました。 ちなみに身近に「ドグラマグラ」を読破した人何人もいますが発狂者 なんぞ出てません。お説のとおり、評論家氏の言葉(クリエイターには むしろ褒め言葉かも)から生まれた誤解なんでしょう。
アニメ(映画)と現実の区別が付かなくなるのも昔から危惧されてる 「現象」ではありますが、畑は違うものの江戸時代に「心中物」が 舞台で流行ったときにそれに影響されて「心中」する男女が続出した ためにお上から「心中もの」を禁止される羽目になった、という 歴史上の逸話もあり、むしろ人間の間には普遍的にある心理のような 気もするんですけどね・・・アメリカで連邦政府ビル爆破事件をやらかし た人物も、超過激思想の持ち主が書いたアングラ小説に影響されて 「実際に行動してしまった」とも言われてます。アニメや映画だけ が人の心を「揺り動かす」訳でもないようです。
「想像力の貧困」ともいえますが、そもそも「想像力」ではなくて 「妄想力」が強すぎた、のかもですよ。「想像」は「ないものねだり」 にしろ「何かを変えたい」にしろリアルの中に立脚するのもですから。 「想像」と「現実」を自在に行き来できれば「面白さも二倍」とは こういう人たちは思わないのでしょうかね。 |
No.6057 - 2010/01/13(Wed) 14:56:52
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