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記事No.171に関するスレッドです

丁寧なお返事有難うございます! / 未槻ネオン
こんにちは!Takiさん。
丁寧な返信有難うございました。とても嬉しかったです。

今年の夏はオカルト番組皆無で寂しいですよねアンビリーバーもいつの間にかオカルトとは関係無い番組になってしまい寂しい限りです。それでも信じて何年か観ていましたが我慢の限界が来て観るのを辞めました……。

Takiさんが観られた深夜のオカルト番組私も観ました!子供騙しっぷりの内容には正直ガック死でした……。大した内容の話でも無いのに滅茶苦茶オーバーアクションで観ているこちらが冷めてしまいました。
折角の深夜番組なので強烈なのを一発お見舞いして欲しかったです!
お盆なのでまだちょっぴり期待していたりします。でもオリンピック三昧でオカルトは完全に忘れ去られている気配がします!

インディージョーンズ楽しみです!私の中で続編に面白い物無し伝説を唯一潜り抜けている作品なので楽しみです!ハリソンフォードはスーツでパリっと決めているよりも汗水垂らして激しく動き回る方が良く似合うと思います!

ご質問有難うございます!
作り手は作品でのみ勝負するべき。作品外で語るのはルール違反だと思っているのであえてあとがき等は入れませんでした。(変なこだわりで申し訳無いです……!)
分かり辛い話が更に分かり辛くなってしまい大変申し訳ありませんでした。
テストプレイに協力して下さった友達が謎を明かし過ぎると面白く無いとのご意見を下さったので説明的な部分は思い切って削りました。
……削り過ぎたかも知れません!〓■●_
ルート壱で語り手の謎をほぼ全て明かすつもりで書いていたのですがドンドン長くなる割にダラダラと冗長&妙に説明的&全く怖く無い(致命的に!)&ハッピーエンドも入れて欲しいとのリクエストを頂いたので書き直して今の形になりました。

?@語り部の人が時々混乱しますが、これは何を意味するものでしょうか?
極度の緊張によるパニック状態です。自分を良く見せたい為頑張ると発動してしまいます。自宅内は安心スペースなので発動しません。
精神的にかなりギリギリです。
ルート肆のみ痴呆と老衰による精神と肉体の衰えです。

?A「一族の恥」である理由は何でしょうか?病弱な事と関係ありますか?
父親が外の人だからです。(Aさんの会社の社員)
・心身共に健康で美しく村人全てが平等な村なのにも関わらず差別されている。
・半分は村の外の血が入っているので村のしきたりにあてはめる事が出来ない。(村人なら処分されています)
・半分は村の血が入っているので村のしきたりそのものには従わせている。(処分・平等の儀式・集会への参加etc...)

と村人は語り手の扱いにかなり困っています。
扱われている本人(父親が外の人だという事は知っています)も村人の行動の矛盾に困っています。精神的にかなりギリギリです。

?BAさんのお父さんの会社は、村の秘密と何らかの関係があるのでしょうか?
平等の日:毎年心身外見共に優れた四人の中からクジ引きで一人選抜し皆で食し能力を分け合います。(村人は完全に信じ込んでいます)
アインシュタインの脳味噌を食べた人が頭が良くなったという逸話から思い付きました。

処分した遺体を加工処理後工場に運び商品化し利益を村に還元しています。
製薬会社及び化粧品会社です。

ルート弐のみ食人が当たり前の世界で食品加工会社です。
おまけ捌と同じ世界観です。

?C8人までで処分される理由は?
八という数字は末広がりで縁起が良いからです。縁起をかついで処分されます。理不尽です。
当初、タイトルを「八」「末広がり」に引っ掛けた物にしようとしていました。
なので作中「八」という数字を多用しています。
おまけ零【一人の女が棲まう場所】(スクリプトの練習で作った物で【カイダン実ハ。】の雛形です)を除いて話が八つなのも引っ掛けています。

?D解剖組織学のようなものを小学校で学んでいる理由は何でしょうか?
いかに効率よく人体を解体する事が出来るか。
小学校では村で生活するのに必要な事だけを勉強しています。
村人は生涯村から出る事はありません。(村から出るという発想そのものがありません)

余計分かり辛くなってしまったら大変申し訳ありません!
勿体無いお言葉有難うございます!遊んで下さった方に少しでも楽しんで頂けるような作品を作り続けたいです!
No.171 - 2008/08/14(Thu) 02:52:29
Re: 丁寧なお返事有難うございます! / Taki [近畿]
未槻さま

結構、deepな設定が用意されていて驚きました。色々考えられてますね。
中には、答えにくい質問もあったかと思いますが、誠実に回答頂き有難うございます。
また本編以外の場所で作品について解説を要求してしまい申し訳ありません。
ですが、ご安心ください。
ここは十分に過疎っています。
ポータルサイトや他のレビューサイトに比べ影響力が少ないので、
多少、秘密を喋っても大丈夫ですよ、多分。(笑

それはさておき、友人の方がおっしゃっている通り
私も本編中やおまけで、謎を全てストレートに解説するのは興ざめな気がします。
多くの作品では、説明的にならないように、
ザッピングを使用して補足する事が多いようですが。
でもそれも良し悪しがあって、
「ぼくとかのじょ」とか「8月の雨」みたいに
素晴らしい本編なのに、一部の分岐やおまけが
蛇足になって読後感を失してしまう場合もあり、難しいですね。

でも(絵とかで)見せて分かる事は敢えて描写しなくても良い様な気がします。
その為の背景画像ですし。
ホラーに関して言えば、結構重要だと思うんですよね。
読者の想像力を引き出す表現とか。

「カイダン実ハ。」では、そういう手法を
背景写真だけじゃなくて、語り部の拙さをを用いて実現しているところが感心しました。
足りない部分を色々と想像しながら、
「こわっ。」
ってなってましたね。

でも、折角、未槻さんが考えられていた裏の設定を
画像の一部や、ガジェットとしてもう少し表現してあれば
想像が具体的かつ豊かになって、もっと楽しめたような気がします。


話は変わりますが、この作品ではもう一つ興味深かった事が有りました。
それが「カニバリズム」です。
教養学生の頃、人類学演習というゼミを取っており
そこで、マーヴィン・ハリスの「食と文化の謎」
という本を輪読してディスカッションしました。
非常に興味深かったんですが、非常事態や個人的な嗜好を除いて考えた場合、
特定のコミュニティーで社会的に認められる食人のケースは二つしか無く、
一つは、縁者故人を偲んで体の一部(大抵は灰)を食すケース。
もう一つは、戦争カニバリズム。
何故、人が人を食べないのか、或いは食べるのかを
コストとメリットから考察しており、
「タブー」の論理的根拠についても論じています。
それによると、国家レベルの社会では、
もっと効率の良い動物性食物が手に入り、
CENSOREDより生かしておいたほうがメリットがある
という理由だけで、犬を食べないのと同じように
人を食べないだけだという事です。

カニバリズムを容認する社会において
動物性蛋白獲得以外の大きなメリットが食人に有るとすれば
どういった形で、組織的にそれを行うか?を考えると、
成るほど、この村のシステムは効率的なのかもしれない
と思って、そら恐ろしくなった次第です。


・・・とまあ、読み手は色々と妄想したりするので
これからも、読者の想像力を駆り立てて
夏の暑さを吹き飛ばすくらいの
怖いホラーを宜しくお願いします。
No.172 - 2008/08/15(Fri) 10:21:13

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