今日お教室を受講してくださっている方から、伺ったお話。
昨年、その方は妹さんのお宅の もう高齢のチワワちゃんを描いていました。
ご本人はボタニカルを習っていらっしゃって 絵を描くことはお好きだったものの 実は動物が苦手で「触ったことも、よく見たこともないの」 「かわいい・・・って思ったことない(^-^;)」とのこと。
大抵動物が好き→だから描きたい という流れの方が多いので(わたしもそうだし) 「へぇーーー」と思ってました。
それでも絵を描くことはお好きだし上手だし わたしなんかの言うことでも熱心に聞き入れてくださって 時間をかけてじっくりと資料と向き合って仕上げていかれたので、 とても素敵に出来上がりました。
「こうやって描いてると可愛い気がしてくるものね! こんな風に出来上がると思わなかった♪」と 年賀状用にプリントしたものを見せてくださったり。 わたしも「あぁ〜!よかったぁ♪」と思っていたのです。
と、ここまでが年末のおはなし。
そして今日、今年初めてのお教室でのお話によると
お宅に妹さんご夫婦がいらっしゃって、 飾ってあったその絵を見て「ミルクちゃん!」と口にされるなり、 ご夫婦お二人とも泣きだされたのだそうです。
モデルになっていたチワワちゃんは去年の10月に亡くなってしまったそうで、あまりのお二人の様子に「もしよかったら…」とプレゼントすると 「本当にいいの?!!」と大喜びされて 額を胸に抱いてお帰りになったとのことでした。
そんな風に誰かに喜んでもらえるなんてすてきなこと!
ご本人は「もうびっくりしちゃって」と はにかんでいらっしゃいましたが、 単に「ちょっと似てる」というだけじゃなくて 思いを込めて描いたものってやっぱり見る人に何かを伝えてくれるんだと思いました。
それと同時に 好きじゃないものでも真摯に向き合うってことも 大事だし、大いに意味のあることなんだなと 反省込みでしみじみと感じました。
ちょびっともらい泣きをした 本日のお話でした✨ |
No.714 - 2018/01/26(Fri) 20:05:54
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