中島美嘉初めてのベストアルバム「BEST」を買いました。初回仕様版(三方背ボックス仕様)をなんとか購入。今までにリリースされた16枚のシングルと2枚のミニアルバムから14曲を収録しています。
中島美嘉は「Love Addict」(2003年、アルバム7曲目収録)を聴いて、これはすごい曲だということで一気に注目するようになりました。昨年のNHK紅白歌合戦で歌った「雪の華」(2003年、アルバム9曲目収録)もいい曲です(「雪」を「華」に例えるセンスがいい。ただし、中島美嘉の作詞ではありません)。それ以外の曲はほとんど聴いたことがありませんでしたが、アルバムを聴いてみるとどこかで聴いたことがある曲が多かったです。テレビCMで使われているためでしょう。
このアルバムに収録されている曲のなかで、中島美嘉が作曲した曲はありません(作詞のみ)。おそらく作曲は手がけていないのでしょう。その点は椎名林檎や矢井田瞳に劣りますが、作曲者によって性格が大きく異なる曲を中島は自作のように歌いこなしているのがすごい。歌姫の能力をじゅうぶん備えています。自作の作詞よりも歌声や編曲のほうが魅力的です。
アルバム収録曲のなかで気になった曲は、 1曲目「AMAZING GRACE」(2005年)は、このアルバムのための新録音。綾戸智絵のピアノと共演していますが、これがすごくいい。中島と綾戸の呼吸感や一体感が最高。綾戸のピアノは、伴奏のお手本のような演奏です。 2曲目「STARS」(2001年、new vocal:2005年)と4曲目「WILL」(2002年)は定番曲。落ち着いて聴けます。 11曲目「朧月夜〜祈り」(2004年)は、ヴァイオリニスト葉加瀬太郎と共演。文部省唱歌の「おぼろ月夜」と葉加瀬が作曲した「祈り」のコラボレーション。違和感なく聴けます。 12曲目「LEGEND」(2004年)は、サビが1拍アーフタクトからはじまるのが不思議な感覚。幻想的なアレンジもいい。 14曲目「GLAMOROUS SKY」(2004年)は最新シングル。「眠れないよ!」で珍しく絶叫しています。映画「NANA」に出演しましたが、いまのところ中島美嘉の音楽活動以外は興味がありません。 |
No.187 - 2006/01/07(Sat) 13:40:31
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