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裏板

危険区域。石凪の脳内と同じくちょうごった煮。避けて通るが吉。

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【恋を嘲うのかね】 / 石凪
「ねぇ、なかこちゃん」
「気安くあだ名で呼ばないで」
「じゃあ、加奈子ちゃん」

 呼び直されたその名は確かに自分の名前であったので、少女は仕方なく少年に呼ばれているという事実を許してやった。
 もっとも、視線すら向けてやる事はなかったが。

「どうして髪切っちゃったの」

 少女は今朝から不機嫌だった。
 普段からどこか独特で近寄りがたい雰囲気を持っている人物ではあったが、今日のそれは明らかに不機嫌と分かるそれ。
 だから、少女の髪型が昨日までの三つ編みからショートボブになっている事には誰もが気付いていたが、昼休みまで誰一人として理由など尋ねられなかった。
 オーラが出ていたのだ。
 触れるな危険、と。
 しかし、隣のクラスに所属するチャラ男と名高い砂色の髪をした少年には、そんなオーラを感じ取る力などなかったらしい。
 あっさりと、周囲が青ざめるほどあっさりと尋ねてしまった。
 ―――いいや、おかしなところで肝が据わっていたり、読んだ空気を敢えてスルーするような少年の事だ。きっと少女の機嫌など、半日耐え続けたクラスメイト達よりよく分かっていながら、それでもわざと無視して尋ねているのだろう。

 そして、加奈子と呼ばれた少女の視線で空気が焦げた。

 ぎり、と向けられた視線は、決して熱いものではない。むしろ正反対の、凍てつくような冷たさを孕んでいた。
 冷たさは、度を越せば痛さに変わる。

「貴様に話す謂れはない」

 冷たく切り捨てる、その声には気持ちがいいほど躊躇いも雑念もない。
 とてもただの少女の口調ではない。
 が、少女が相対しているのもただの少年ではなかった。

「あるよ。だって俺ナカコちゃんが好きなんだから」

 肝を冷やしたのは周囲で聞いていた少女のクラスメイト達だけで、少年はまるきりケロリとそんな台詞を吐いてみせる。
 少年の態度にギョッとしたのも周囲だけで、少女は鼻で笑う事すらしなかった。

「失恋しただけ」

 その代わりというように、さらりと落とされた爆弾発言に教室内の空気が止まる。
 あまりにも、加奈子という少女には恋愛も失恋も、それによる散髪も似合わなかった。
 だから、意味のある反応をしたのは一人だけだった。

「失恋を『だけ』とか言わないでよ。俺はナカコちゃんを好きな『だけ』じゃない」

 平坦な声には、不思議と哀しみも愛しさも痛切さも情欲も、およそ恋愛という言葉が連想させる感情の全てがこもっていた。

「―――あだ名で呼ぶなと言った筈だ、ジロー」

 ほんの微か穏やかになった少女の声に、ジローと呼ばれた少年は薄く微笑んだ。
No.82 - 2009/01/23(Fri) 00:45:53
毎度お馴染み / 石凪
保守のお時間です。

ジロナカ子。

最近頭の中で、ジローとナカ子がぐるぐるしてます。

某恋愛ドラマのあり得ない展開に「ねぇよ」と思って、その原作がまたしても携帯小説だと知って、駄菓子菓子、自分に普通の恋愛小説などというものが書けるのだろうか?
―――という脳内遊びから発展した、普通の恋愛小説じみたジロナカ子が。

……相変わらず謎の思考回路です。
っていうか、普通の恋愛小説書こうとして結局ナカジに頼らないと書けないって。

これ、女体化やん?


あ、考えてたのはこんな殺伐とした話じゃないですよ。
偶然一緒に図書委員になっちゃったちょっと浮いてる女の子と普通の男の子の話ですよ(←
No.83 - 2009/01/23(Fri) 00:54:10
「責任転嫁」 / 石凪
綺麗なだけの日々を君は良しとしなかった

健気だね 不様だね
そんな顔をしたってもう遅い
指先は触れてしまって
想いはいよいよ形になって
君も僕もいたい いたい

見ているだけでは駄目だったの
想いだけでは駄目だったの
言葉にはなりきるはずもないから
心は永遠の不足に泣くんだよ

ほんの微かでも
届くと知ったばかりに

感情があって熱があって痛みがあって
ちぎれそうな身体の節々
それが全てなんて愚かに過ぎる
君はまだちっとも理解なんてしていない


僕がどれ程君を好きでいるかなんて
No.80 - 2008/12/13(Sat) 05:01:25
(No Subject) / 石凪
保守。


今日こそは溜まりに溜まったメモを消化するために何か書こうと思っていたのに、スケート見た後意識が落ちました←


やっぱこたつって冬の最強キャラ…
No.81 - 2008/12/13(Sat) 05:03:23
不安の応え / 石凪
「どうせなら全部全部全部俺のものになってしまえばいいのに」


 俺に本当にギリギリで聞こえるか聞こえないか、そんな小さな声でナカジが呟いた。
 その呟きは今まで俺が生きてきた中で聞いた事がないくらい切実で、真剣で、あまりに切なそうだったから。
 ぎりぎりで聞こえるように言ったのか、本当は聞こえて欲しくなんてなかったのか、俺にはよく分からなかった。


「――――ごめんね」

 聞こえたんだから返事をするべきか、聞こえなかったふりをするべきか。
 いつもナカジに頭が軽いといわれる俺にしては結構考えて考えて、結局やっぱり俺の性格では無視なんてできなくて、謝った。
 するとナカジは一回びくんって肩を揺らして、少し傷ついた顔で俺を見たから。
「ごめんね」
 俺は最初と同じように、嘘なんてどこにも混じらないように、謝った。
 きっとナカジにも、俺の言葉が真剣で嘘がなくて本心だって伝わってて、だからこそまた少し傷ついた顔をした。
 きゅっと眉間に力がこもって眉が寄っている。耐えるみたいに閉じられた唇。
 やっぱり、聞こえないふりをした方がよかったかと思ってしまう。
 でも嘘も誤魔化しも俺は酷く下手くそで、ふりがばれた時は多分今以上にナカジを傷つけてた。
「だいすきだよ。誰よりだいすき」
 言いながら眉間に唇をくっつける。
「卑怯だ」
「うん」
 誤魔化してるつもりではないけど、こういう事をするとどうしてかナカジは不機嫌になる。だから頷いておく。
「でもナカジも卑怯だよ」
 ナカジは何も言い返してこなかった。
 多分、ナカジだって分かってるからだ。
 きっと頭が単純構造な俺なんかよりも、もっともっといろいろな事が分かっててだから迷ってて、苦しくて、不安なんだろう。
 でもごめんね。

 俺は、全部全部全部ナカジだけのものになってあげる事はできない。

 ナカジだって、全部全部全部俺だけのものになってくれる事はない。

 好き合って好き合って、何度もキスをして何度もCENSOREDをして、それ以外なくなって、俺が全部ナカジのものになってナカジが全部俺のものになって。
 そうすれば多分悩みも不安も痛みもないよ。
 
 でも。

 サーフィン、ギター、夢、音楽、友達、家族、学校、そのほかにも数えきれないたくさんたくさんたくさんのモノ。
 色んなものが俺を構成していて、ナカジを構成している。
 それを取っ払ってしまったらもう、俺でもナカジでもないから。

「だいすき」
 せめて少しでもナカジの不安を軽くしたくて、めいっぱいの心をこめて。
 俺は何度でも言うけれど。

 ナカジはいつも、少し悲しそうに目を逸らす。
No.78 - 2008/10/23(Thu) 00:51:00
そんなわけで / 垣田
保守です。(開き直り)



……すみません、薄暗い話は浮かびますが、裏って言うかエロが浮かびませんでした。

あと本文わけわかめですみません。

生まれてきてすみません。
No.79 - 2008/10/23(Thu) 00:53:28
お馬鹿さん / 石凪
 こんな事の何を恐れると聞かれて、こんな事を恐れず他の何を恐れるのかと考える。
 俺が俺ではなくなっていく。

 大切なものは、そんなに沢山は要らない。
 好きなものも、そんなに沢山は要らない。
 守るべきものなんて、なくたっていい。
 己の身一つあれば大概事は足りるのだし、それで駄目なら所詮はそれまでという話だろうに。
 それ以上を望むのは強欲に過ぎるし、どうせ重さに耐えられやしない。

 わかっている。
 わかっているとも。
 わかっているんだったら。

「ナカジ、」

 あぁ、呼ぶな、見るな、近づくな、触れるな。
 怖い、怖い、気持ち悪い、恐ろしい、痛い、逃げたい、CENSORED、怖い、吐きそうだ。

「ナカジ、」

 呼ぶな、呼ぶな。
 俺は醜いから、呼ぶな。
 肯定されている気分になる。最悪だ。

「ナカジってば」

 呼ぶなと言っている。
 覗き込んだなら嘲笑えよ。期待なんてしたくない。
 触るな。暖かいから嫌なんだ。
 熱が伝わると生きている気がするじゃないか。

「―――タロ、」

 こんな声は、もはや俺のものであるはずがない。
 だって、呼ぶはずがない。
 俺が俺ではなくなっていく。

 それが怖くて仕方がないと言ったら、彼は実に不思議そうな顔をした。

「なんで、それもどれもナカジであることには変わりがないのに」


 所詮馬鹿にはかなわない。













内容はちっとも裏でも何でもない支離滅裂思い付きですが、お分かりのように、保守です。
わたしがしねばいいとおもうよwwww
No.77 - 2008/09/03(Wed) 02:47:39
識者で愚者 / 石凪
堪え方を知っている
耐える方が楽だと知っている
欲しがらなければいいと知っている

そうすれば失う事すらないと
僕は知っているんだ

痛みを知っている
消えない傷を知っている
癒えることなどないと知っている

あまりに大きな想いの代償
僕には耐えられやしなかった

零れていく心を
褪せていく感情を
忘れてしまう感傷を

諦めてしまう事を―――


いいや、やっぱり
許されない事は知っている。












…サーセン。
No.76 - 2008/07/25(Fri) 00:18:36
裏切り / 石凪
空の欠ける匂い 君の沈む匂い
掻き集めて笑うように泣いた

けれど本当は泣くように笑っていたくて

届かないと知っていたから
それでも欲しかったから

抱き締める事がかなわなくても
指先でも 爪先でも
せめて触れられた事を

死んでも腐ってもそれだけを心に抱いて

抱いて

だけどやっぱり止まらないんだ
止まらないんだ
惨めに泣くように笑っていたいのに
笑うように泣いている

泣いている


君が腐る匂いがした










すいません、あいも変わらず保守です…
まだ原稿が終わりません…死んでしまえ…!
No.75 - 2008/06/24(Tue) 00:03:09
(No Subject) / 石凪
保守。


…すみません。
もう何も言う事がありません。
言い訳できません。
ちょっとっていうか、待ってくださいともいえないというか、うーん。
No.74 - 2008/05/09(Fri) 01:45:46
(No Subject) / 石凪
ご…ごめんなさい…ほんと…保守ばっかり…げふっ。


まだしばらく更新できるめどがないのですが(CENSORED)、一応保守っときます―…
No.73 - 2008/03/24(Mon) 23:58:00
「リアル」 / 石凪
生きる限りの呼吸を集めて
僕らとても一人じゃいられない
全て失くす前に全部壊して
崩れかけのロマンチシズム
なるべくなら大事にしておくから
色や匂いや覚えていられる限りのものを
君が今更何を許してくれても
神サマに乞う事はひとつもないよ
やり直しのきかない極限のリアルに
ねぇ 笑いこそすれどうして嘆くの
背中が溶け出す音がしたよ
指先が焼けて千切れる味がしたよ
もっともらしい言い訳は得意科目
終わっちゃう終わっちゃう終わらない

終わらないんだよ







相変わらず保守用ですすみませ…!
No.72 - 2008/02/11(Mon) 00:10:44
耽美とは、なんぞや。 / 石凪
↑まだ言ってる。

…自分に書けない事は、わかっている。
しかし、その、雰囲気というか、定義というか、そういうものを理解したいのですよ。

しかし今それよりも急務なのは、エロの表現を広げる事かな!(ぇー
エロに限らず、心情描写、情景描写等々しかり。
でもやっぱエロを(ry

むらっとくるようなものが書けたら、すごいよね。


…保守用の呟きでした。
誠に申し訳ございません。
No.71 - 2008/01/12(Sat) 05:02:16
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