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裏板

危険区域。石凪の脳内と同じくちょうごった煮。避けて通るが吉。

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傍観が渦巻く10のお題 / 石凪
4.君が望むとおりにすればいい




「ねぇ、ナカジ。こっち見てよ」
 懇願にも似た声がして、そんな響きとは裏腹に髪を引っ掴んで顔を上げさせられる。
 抵抗なんてする気もなくて、されるがままの俺。ただ少し、傷の塞がりきっていない喉が痛い。
「ああ、口の中切れちゃったんだね。痛そう」
 俺を殴り飛ばした当人が、白々しく。タローは微かに眉を寄せて呟いて、唇の端に滲んだ紅を舐め取った。
「…っ」
 ぬるりと、当然のように口内に進入してくる温かな舌。いつもいつも慣れなくて、肩を震わせて、でも舌は逃げる前に吸われてしまう。
 頭の中に響くいやらしい音。わざと血の匂いの濃い所――傷口を擽られる感覚に、身震いせずにはいられない。
「ん、く…ぅっ……は…」
 隙間から零れる声は、コイツがナイフで奪ってしまったせいで全部みっともなく掠れている。
 散々注ぎ込まれた唾液と、口内の傷から溢れていた自らの血とを、ぐちゃぐちゃにして飲み込まされて。
 俺の喉が包帯越しにこくりと動くのを、タローは間近で眼を細めて嬉しそうに眺めていて。
 ああ、結構綺麗な造作をしているよな、なんて。どうでもいい事を頭の片隅で考えるんだ。
「ね、手首も痛い?」
 後ろ手に拘束された俺の両手首に触れてくる、無骨な指。それはそのまま、指が二本欠けた俺の左手に重ねられて、だいぶ癒えた切り口を優しく撫でた。
 声を出すのが億劫で、否定も肯定もしなかった。
「ごめんね。でもさ、こうでもしないとナカジ抵抗するじゃん?そしたら俺、ナカジにもっと酷い事しちゃうよ」
 謝るのはそこなのか、と思った。
 現状の拘束。
 手首に幾重にも残る切り傷を刻んだ時も、左手の指を落とした時も、喉を潰した時も、謝罪なんかしなかったくせに。
 これ以上に酷い事ってなんだ。
「ナカジ、口でして」
 命令されて、やっぱり拒否する気なんかない俺は。使えない手の代わりに歯と唇で、のろのろとジッパーと下着を下げる。
 恐怖でも愛情でもない。何故従っているのかなんて俺が知りたい。
「ふぅ…んく…!」
 まるで従順に下から舐めあげて、躊躇いもなく喉の奥まで咥え込んだ。
 何度も頭を上下させて、しつこく舌を絡ませて、裏筋を辿って、先端から溢れるものを零さないように飲み下して。
 タローの、微かに上がった息、優しげに髪を梳いていく指、時折耳の裏を引っ掻いていく爪。
 夢中になる。ああ、何でこんなに必死なんだ。訳が解らない。
 懸命に望まれた通りの奉仕をしながら、俺の感覚の全てはタローへ向けられる。
 そのうち、大きな手が俺の頭を押さえつけた。
「全部、飲んでね」
 ごぷりと注がれる熱。言われなくても全部全部飲み下して。
 濡れたままの俺の唇を、少しかさついた親指でなぞりながら。
「俺、ナカジが好きなんだ。ホントにさ、好きなんだ。お願いだから、どこにも行かないで。俺以外見ないで。俺はナカジの一番?ナカジは俺の事、一番嫌い?」
 繰り返される呪詛の言葉。
 好きなんだ好きなんだ一番なんだ特別なんだ。
 一番になりたい一番になりたい一番になりたい特別になりたい。
 その為に、たったそれだけの為に、俺の一番になるために、俺に一番嫌われるために。
 俺からギターを奪って唄を奪って全てを奪って殴って拘束して力づくで犯してフェラを仕込んで身体を仕込んで髪を摘んで視線を合わせてタローは懇願する。
 それなのに俺は一度も眼を逸らせなくて、俺は一度も離れられなかったんだ。
「いつかさ、ナカジの事好き過ぎて、殺しちゃったらごめんね?」
 その時は多分、離れられなかった俺の責任だ。
 だから。



「お前の望むとおりにすればいい」
No.16 - 2006/01/22(Sun) 20:24:15
修正 / 石凪
相方から許可を貰って修正しました。task裏絵板の殺伐タロナカの続きっぽく。
元々浮かんでたイメージはこんな感じ。
色々繋がらないように書いたせいでぐだぐだ感がましていた模様。
直してもぐだぐだだという突っ込みは不可。何故なら本人が一番わかっているからです。

でも素直にやりたい事、つまり、ナカジの指落として喉潰したらだいぶ満足しました。
変態です。

と言うか、今更ですがナカジもタローも病んでてごめんなさい(平謝り)
前回ギャグ調だったのにこの温度差はなんだ。

……つかさ、このお題って本来シリアス系で書くものなんじゃ。今後を考えると前回のだけ浮いてしまう事が心配されます。
でも世間的に求められているのはきっとこんなんより前回みたいなのだ。

僕が書くと何故かみんな痛い子になってしまう。よく懇願したりする。何故だ。
とtaskに聞いたら「お前が痛い子だからだよ」と返されました。
納得。
No.17 - 2006/01/22(Sun) 20:30:25
諦観が渦巻く10のお題 / 石凪
3.散漫になる注意力



「っぅ、ぁ…!」
 がしゃがしゃ。
「おい、CD崩すんじゃねぇ」
「ちょっ…ひぅっ!〜〜っ取り合えず手ぇ止めようよナカジ!」
 文句を言いながらも、俺に覆い被さるようにして中心を弄ぶナカジの手はちっとも休まない。
 このむっつり野郎。
 何故にまた、CDを借りるために訪れたナカジの部屋でこんな状況に陥っているのか、実の所よく分かっていない俺。
 でも、多分、アレだ。ナカジの言う所の「無意識に煽った」っていうヤツ。……一度、「単に溜まってんじゃないの?」って聞き返したら殴られた事がある。
 そんなわけでどんなわけで、注意力を失って彷徨った俺の右手は現在、自ら崩したナカジ所有のCDの山の下敷き。プラスチックケースのカドが当たって微妙に痛い。
「煩い黙れ。それ以上は崩すなよ」
「だっ…っく、ぁ…ふ…!」
 だったら止めろよ!と非難するより先に、勝手に下着の下に侵入しているナカジの指が、俺を的確に追い上げていく。そのせいで、慌てて口を閉じても零れてくる鼻にかかった俺の声。
 あああぁああ。そんなあんまし自分で聞きたいもんじゃない。
 ていうか、何でシャツの前ボタン全開になっててナカジの手が胸の辺りとか這ってるんだろう。いつの間に。
「っぅ〜…ね、ナカジ…っぁ、せめて、さ……っは…たいせー、かえたぃ…」
 誰かさんが絶対手を止めてくれないせいで、情けない声。
 ホントに結構辛いんだけど、この体勢。
 俺はどうしても逃げ腰で、後ろの方に重心が行ってるわけで、必然的に今俺の体重を支えているのは突っ張っている両腕なわけで。
 でも、右手の指先の方に、うっかり下敷きにしちゃったCDが一枚。まさかそこに体重かけるわけにはいかなくて、必然的に左腕の負担が大きくなってる。
「ね…おねが、ぃ…」
 見上げてみたり。
 あ。ねぇ、ちょっとまって。何でそこで意地悪い微笑を浮かべたりするのかなナカジマ君。
「―――中身は勿論、ケースも割ったりしたらどんな目に遭うか解ってんだろうな?」
 解るわけないじゃんそんなの!
 って、ちょっと!いやいやいやいや待ってよ!!何で、その、俺の、何故かあっさりと外気に晒されてしまった、さっきまでのナカジの愛撫に反応しちゃった大事なトコに顔を近づけてるんですかナカジマ君!!?
「特別サービスだ」
「ひゃっ…ぅあ、ぁ…っ!!」
 くちゃりと濡れた音と濡れた粘膜、生暖かな舌に包まれて―――早い話がナカジにしゃぶられて。
 散漫になりまくった注意力じゃ、右手の下のCDなんか気遣えるはずもなく。
 程なく、「ばきんっ」と嫌な音がして。

 その後俺がどんな目に遭ったかはできればオフレコでお願いしたい。
No.14 - 2006/01/20(Fri) 01:22:47
なんで / 石凪
このお題が裏にあるのかと言うとですね。
簡単に更新できるっていうのと、まるで全部完全に突発的に書いているが為に、いつ何時アレで裏行きなネタが浮かんできて殴り書くか不明なので用心のために裏においてあるんですよ。


…という事を書こうと思っていた矢先に振ってきたネタ。
ナカタロ。
でもこないだtaskと話した「自分が攻めだと信じて疑わない受タロと、それをおちょくる攻ナカジ」とはちと違うような。

…まぁいいや。
突発突発(と言っとけば大概の事は許されると思っている阿呆)
No.15 - 2006/01/21(Sat) 02:42:59
諦観が渦巻く10のお題 / 石凪
2.本当は何一つ欲しくなんてなかったんだ




 少し強引に抱き寄せられて、俺は嫌がって抵抗して実は心中期待してて、期待を裏切らない口付けがふってきて。それが深くなってくると突き放す事なんて不可能で縋るしかなくなる。
 罵声を口にする振りをして、舌にもっと舌で触れたい。
 押し倒されて手が服の中に入ってきて触れてきて、俺はいつも馬鹿みたいに身体跳ねさせて声上げてお前に抱かれるんだ。
 こんな時。その眼には俺だけが映っていて、俺の中はお前だけが占めていて、好きなように揺さ振られて突き上げられて、俺はお前だけを感じていられる。
 本当はきっと。
 お前が俺をこうやって組み敷きたいと思うより早く、俺はお前をここまで堕としたくて仕方なくて。
 焦がれて惹かれて魅せられて、だけど臆病でちっぽけでそのくせプライドばかり高い俺は伝えられるわけもなくて。

 だから今こうやって俺の身体に溺れているお前が、いとおしくていとおしくていとおしくて。
 だけど、いとおしくてだからこそ、俺のところまで堕ちてきたお前なんか、本当は何ひとつ欲しくなんてなかったんだ。


 だって俺は永遠にお前に魅せられたまんまなんだろうってのに、お前が俺に飽きたら全部全部終わるんだ。
 被害妄想だなんて笑わないでくれよ。


 ああ。
 本当に。
 何ひとつ欲しくなんてなかったんだ。
 失う未来に怯えるくらいなら。
No.9 - 2006/01/14(Sat) 00:58:46
(No Subject) / 石凪
軽く飲酒済み。
文章のわけが分からないのはいつもなので問題ないです。

早く寝たほうがいい。明日はお仕事。
No.10 - 2006/01/14(Sat) 01:00:10
(No Subject) / 石凪
いつも思うんだけど、ここの裏ってわざわざ見に来てくださった方々が求めてるようなものってほとんどないんじゃないかと…あ、言わないお約束ですね☆(殴)
No.13 - 2006/01/15(Sun) 01:41:36
お題お借りしてきました / 石凪
 ■諦観が渦巻く10のお題

 1.必死で抱きしめた関係性
 2.本当は何一つ欲しくなんてなかったんだ
 3.散漫になる注意力
 4.君が望むとおりにすればいい
 5.気休めの慰め
 6.使い古した頭脳はもう動かない
 7.苛立ってしまう
 8.目覚めるのはまだ先のようだね
 9.腐りきった林檎
 10.だって君の体はもう動かないじゃないか



「蜥 蜴 堂」様よりお借りしました。

たった10個といえどどこまで続くか怪しいものですが(殴)
あ、別に連載じゃないので、ひとつひとつの話に関連性はありません。全部突発。
No.7 - 2006/01/13(Fri) 22:39:48
■諦観が渦巻く10のお題 / 石凪
1.必死で抱きしめた関係性




 例えば。
 俺は夏と海とサーフィンが死ぬほど好きで、それだけあれば何もいらないくらい好きで、でも彼の事はもっと好きで、このままだと死んでしまうじゃないかってくらい好きで。
 彼は音楽が好きで、ギターが好きで、きっとそれだけで生きていけるって思ってて、俺の事をどう思っているのかはよく知らない。

 例えば。
 彼に夏は好きかと尋ねたら、音速で暑いから嫌いだって返ってるくるんだろう。
 海は好きかと尋ねたら、磯の匂いが好きじゃないって返ってくる気がする。
 サーフィンは、なんて、聞くまでもない。
 俺は彼の音楽とギターが、もっと言うなら彼の唄が大好きだけど、音楽やギターや歌自体に彼ほど価値を見出してるわけじゃない。

 例えば。
 俺はラフな格好が好きで、Tシャツにハーパンなんてざらだ。ウェットスーツに着替えるのにも楽でいい。いつも陽にさらした肌は、夏は真っ黒冬だって小麦色。
 彼はいつもきっちり着込んでいて、極端なくらい露出しない。ステージに上がる時でも上から下まで。冬なんか、本当に顔と手しか外気にさらさない。しかも顔はマフラーと眼鏡で半分以下。

 例えば。
 俺の口は喋るためによく動いて、彼の口は唄う以外にはあまり動かない。
 俺は俺の考え方を必死で口にして、想いを懸命に音にして、俺が彼の事を大好きで大好きで大好きで仕方がないのだと何度でも言葉にする。
 彼は滅多に自分の事なんか話さなくて、自分の感情なんかもっと話さなくて、俺の事をどう思ってるかなんて実の所一度も聞いた事がない気がするのだ。

 繋がり。
 共通点。
 関係性。

 そういうモノが見つからなくて見当たらなくて、俺はいつもいつも不安なんだよ。
 君の事が好きで、大好きで、もうどうしようもなくて、それでも何もないのが怖くて怖くて仕様がないんだ。


 頭の悪い俺は、無理矢理抱きしめて、無理矢理繋がって、そんな事でこじつけた関係性を馬鹿みたいに必死で抱きしめた。
No.8 - 2006/01/13(Fri) 22:46:38
(No Subject) / 石凪
……ところでコレを裏におく必要性はあるのか。
No.12 - 2006/01/15(Sun) 01:40:18
なかたろ / 石凪
 必要最低限のものしか入っていないペンケースを指先で探って、目的のものを取り出す。
 カッターナイフ。
 かちりかちりかちり。
 必要最低限の物しか入れていないペンケースに、大して必要そうでもないカッターナイフが入ってるのには理由がある。
 必要だからだ。
 かちり。
 刃が戻らないようにロックして、左手首にさり、と滑らせた。
 刃とは逆側を。
 傷はつかずに皮膚が微かに赤くなる。
 滑らせたのが刃の側ならば、薄汚い赤色が溢れ出すんだろが、今それをするのは勿体無い。

 どうせ皮膚を裂くのなら、その役割は綺麗な綺麗なあいつに。
 どうせ血を零すなら、ソレで汚せる位置にあいつを置いて。

 両の口端が持ち上がるのを堪えられない。
 実は何度か刃を滑らせてしまって、薄っすらと傷痕が残っているのだけど、あまり繰り返すと血の出が悪くなるので今は我慢。

 ああはやく。
 俺のところまで汚れて堕ちてきて。
No.5 - 2006/01/06(Fri) 00:32:19
だいにだん / 石凪
無断が。
ごめんコレも無断。
というか、ぶっちゃけ東京でtaskさんにあげたキレナカジの台詞の事忘れてたよ。

タロのサドっ気はきっちりナカジへ向かうのに、ナカジのサドっ気はナカジ本人にも及ぶという話。
こういう話は得意分野だから困る。

スウガクをわざわざかったtaskはばかだとおもう。
No.6 - 2006/01/06(Fri) 00:36:03
たろなか / 石凪
 ぱちん。
 ぱちん。
 仮にも刃物がたてる音としては聊か軽い音がして、手の中で何度でも翻るバタフライナイフ。
 ほんの一時期、ちょっと言えない様な理由で流行った、殺傷能力の乏しい、でも片手でぱちん、と刃を返す姿が少しだけカッコいい玩具のような代物。
 ああでも、こんなものカッコつけて持ってたらなんだか小者っぽいな。
 ホントに誰かを殺そうとか思ったら、かなり正確に喉でも狙わないと無理でしょう、コレ。
 ぱちん。
 もう一度刃を返して、教室に差し込む夕日にすかした。
 銀色の、薄い刃の上をすべるオレンジ色のひかり。
 綺麗なんだけど、まだ少し色が薄い。
 もっと、血みたいに濃い色がいい。
 
 ―――ナカジの紅い紅い血が、するりと伝えばいいのに。


 このちゃちなナイフの使い道は、ホントは決まってるんだよね。
 俺の大好きな、大好きな、ナカジの一番になるために。


 教室のドアが開いて意中の人が入ってきたら、それは始まりの合図。
No.3 - 2006/01/06(Fri) 00:10:04
いいわけ / 石凪
ごめん、無断。
taskさんに断ってないよこれ。えへ。

勝手にイカレタロ序章、みたいな(何)

ぐろでもえろでもないけどこれは裏でいいのかしら。
No.4 - 2006/01/06(Fri) 00:14:32
微妙に続き。 / 石凪垣田
「いいじゃん、シようよ」
 どうせ誰も来ないよ。
「しないって言ってんだろ。この馬…っふ、ぅ…!?」
 まったく、口が悪いんだから。とりあえず手っ取り早く塞ぐよ?
 びくんって肩が跳ねて、慌てて腕を突っ張らせるけど、わざと音がするように舌を滑り込ませれば、途端に力が抜けて縋りつく。
 かわいいなぁ。
「ぁ、ふ…んっ」
 ああ、もっと近くでいっぱい触りたいな。椅子と机、ギターも邪魔。
 逃げようとする舌を追っかけて絡ませれば、錯覚なのか愛の力かなんて甘い。
「っは…き、さま…!」
 そんな潤んだ眼と赤くなった顔と濡れた唇で凄まれても、ねぇ?
 あ、そうだ。今のうちにギター取り上げないと。
「はいギターはお預けー。今度は俺の相手して?」
 立ち上がって適当に近くの机に放置して、ついでに回り込んで机とナカジを挟み撃ち。
「!?ふ…ふざけるな!」
 だから、俺に覗き込まれてから自分の置かれた状況に気付いて立ち上がっても遅いんだよ。
「ふざけてないよー、本気だもん」
 言い終わる前にもっかい口付け。今度は最初から舌入れて、思いっきり口の中を掻き回してやる。
「ふぐっ…っは、ぅ…」
 いやらしい水音が繋がってる俺らの口から零れて、逃げ腰になってるナカジの下半身からは力が抜けてるみたいだ。だんだん、顔の位置が下がってる。
「腰、ぬけちゃった?」
 ようやく唇を離した時には、ナカジは机に座る嵌めに。だからさ、そんな赤い顔で見上げたら逆効果なんだけど。
「黙れ…っ!こんなとこで盛るんじゃねぇ万年発情期野郎っ」
 溢れた唾液を拭いながら言われてもなぁ。
「だって、ギター弾いてるナカジの指ってホントにエロいんだもん」
 ていうか、今のナカジもホントにエロいんですけど。
「知るか!俺は普通に弾いてるだけだ、邪な眼で見るんじゃねぇ、ギターが汚れる!」
「ひっでぇ!だって考えてもみてよ!ナカジの、普段何も知らないふりしてギター弾いてる指が、俺のに絡んで抜いてるとことか考えたらコーフンしちゃうに決まってるじゃん!」
 弦を押さえたり、弾いたりしてる繊細そうな指がだよ?こーゆー時にはえっちぃ音たてて俺の擦ったりしてるわけじゃん。
 興奮するなって方が無理な話。
「冗談じゃ…って、勝手にボタンを外すな!」
「え、上脱がないでする?でもそれって学ラン汚れちゃ…」
「しねぇって言ってんだろ!」
 だから、それは却下です。




…続くのか?これ。
No.2 - 2006/01/03(Tue) 01:04:58
てすと / 石凪
「好きだよ」
 まるで、呪いみたいだ。
 その言葉は俺の身体にずぶずぶと沈みこんでいって染み付いていって、払っても洗ってもまるで落ちなくなる。

 だからと言って認められるわけもない。
 まして、俺も好きだなんて返せるわけがない。

 繋がれて、揺さ振られて、突き上げられて、イかされる。
 これが実は「無理矢理」の上に成り立っている一方的な関係じゃないなんて、お前はきっと知らないんだろう。
 お前は今、一体どんな罪悪感で、一体どんな独占欲で、一体どんな充足感で、俺を犯しているんだろうな。

 背中に思い切りたてた爪痕が、一生消えなければいいのに。
 その身体にも、心にも、俺だけの疵を刻んで。

 お前の言葉に縛られた俺みたいに、お前も俺の疵に縛られればいい。
No.1 - 2006/01/02(Mon) 02:29:30
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