今のフォークボールは、どちらかというと本来の目的からいえば実はまがいものなのです。本来のフォーク、杉下投手(フォークの開発者)の投げていたとされるフォークは『胡蝶のように舞いながらおちる』と言われるくらい揺れながら落ちる、いわば速いナックルなのです。
佐々木投手、全盛の野茂投手の投げていたフォークは落ちています。あれは横の緩い回転という中途半端な回転が空気抵抗+球速の空気抵抗により落ちるというもの。ただ、縫い目を挟むという特殊なにぎりから、他のフォークよりも回転させてストレートとの区別がつかないようにしているようです。回転がかかるので、状況が整えばまれにシンカーのように逃げながら落ちたりもするフォークのようです。ですが、これもやはり本当のフォークではないのですね。
最近の投手の投げるフォークはほとんどまがい物です。あれは、落ちているのではなく『届いていない』のです。ですから、決め球・というよりもカウントを整えるのに使われたりするのです。
サイド、アンダーの横回転の球がそれほど落ちないのは横回転が強すぎて曲がるほうに力がかかるからではないでしょうか。もしくは、回転が強すぎるかだとおもいます。
『本当のフォーク』を復活させられる投手がいれば僕は間違いなく最強の投手になれると思います。130KM/hの高速ナックルを打てる人はそうそういないでしょう。 |
No.6636 - 2007/06/07(Thu) 23:36:12 [p2053-ipbf404hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp]
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