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記事No.294に関するスレッドです

WINGBEAT COFFEE ROASTERS
係留された帆船 / 住職
徳山港に、日本を代表する世界最大級の帆船2隻、日本丸U・海王丸Uが来ていました。(中国地方で2隻がそろうのは初めてだそうです。)

ひょんなことから兄のひきいる大洗高校のマーチングバンドが歓迎セレモニーで演奏をすることになり、そのご縁で入港の様子は目にしたのですが。

当然のことながら、タグボートに牽かれての入港です。その時の印象は、帆を張っていない帆船は(百パーセントの意味で)帆船ではないなというものでした。あえて言えば骨格船(?)です。自然なこととして、帆を張った姿を見たいと思いました。

出航前の8日午後、港で帆をすべてひろげる展示(セイルドリル)があり、時間も取れるので、行ってみようという気になっていたのです。

前日の夜、予習のつもりで YouTube でセイルドリルの動画を見ました。写真では素朴に「美しいな」と受け止めていた帆をひろげた姿に、自分でも驚いたたことながら、動画では強烈な違和感を覚えました。

理由は明白です。帆をひろげた帆船は、「動こう」としている。それが動けないのです。その不自然さ!(後で知ったことですが、接岸状態でのセイルドリルでは、タグボートがスタンバイして動かないよう押さえつけています。突風でも吹くと大変ですから。)

それで理解できました。私が見たかったのは、帆に風を受けて走っている帆船だったのです。逆に言うと、止まっている(無理に動けなくされている)帆をひろげた帆船は、私には見てはならないものと感じられます。

同じ YouTube に、海王丸Uのハワイへの練習航海の様子があり(紺青とともに01〜11)、それを見てすごくほっとしたことが2つありました。

その一。外洋へ出ると、機関は完全に止め、帆走のみしているようです。何だかものすごく納得。

その二。上の当然の帰結として、風がないときには、ただ漂流しているとのこと。それを知って安心しました。と同時に、もし機会があれば乗ってみたいと本気で思います。基本的に風まかせ、正確な予定の立てようがないという「確か」さ。

何でも計画的に実行できるように錯覚している愚かさを、心地よく確かめることができました。
No.294 - 2010/08/09(Mon) 23:26:07

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