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記事No.267に関するスレッドです

『粘膜戦士』 / NN
 最近会員が掲示板を使った形跡が、全くありませんね。角川(文庫)様から未発売図書の原稿を頂いたので紹介します。あと二週間弱で発売してしまいますが…。

『粘膜戦士』飴村行 角川ホラー文庫から2012年2月25日発売

 「鉄血」「肉弾」「石榴」「極光」からなる短編集です。
 粗筋や世界観はここでは語りませんが、読んだ感想を言わせて頂くなら…。
 嫌悪感を誘う登場人物の台詞と、抑え目ながらじわじわとくる不気味さ…。
(失礼にも)同作家の作品を未読の私は「凄い」としか言えまえんが、読んでいる人なら「流石」と言うところでしょうか?
 本の題と短編の題の対応もなかなか見事です。「固いもの」と「柔らかいもの」の癒着。表面を金属の塊で覆った軍国主義の中に、詰まった生臭い人間の本性…(なんて見方でいいのだろうか)。

以上、感想にもなってない挙句乱文で失礼しました。
『粘膜戦士』、十分にお勧めできる作品だと思います。
角川様、原稿を送っていただきありがとうございました。
No.267 - 2012/02/15(Wed) 17:57:45
Re: 『粘膜戦士』 / matsu
 ある会員です。発売まで僅かとなってしまいましたが『粘膜戦士』を読みました(ご恵贈くださった角川書店様、ありがとうございます)。
 下卑た言葉に不快感が煽られたりグロテスクなあれこれがやたら面白かったりで歪められた軍国主義的な作品世界の異常性が楽しい一方で、ところどころ我に返ったように作品世界の激しさとは少し違ったはっきりしないような日常性、抒情性があり、不思議な感覚を味わいました。また人物の来歴や経緯の説明など、言葉の連なりを小気味よく感じます。
 『粘膜』シリーズ、気になりつつも未読のままでおりましたが「もしかするととても好きになれるのかもしれない」と思うことができ、嬉しいです。乱文失礼致しました。ご恵贈ありがとうございます。
No.268 - 2012/02/22(Wed) 03:27:10

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