最近会員が掲示板を使った形跡が、全くありませんね。角川(文庫)様から未発売図書の原稿を頂いたので紹介します。あと二週間弱で発売してしまいますが…。
『粘膜戦士』飴村行 角川ホラー文庫から2012年2月25日発売
「鉄血」「肉弾」「石榴」「極光」からなる短編集です。 粗筋や世界観はここでは語りませんが、読んだ感想を言わせて頂くなら…。 嫌悪感を誘う登場人物の台詞と、抑え目ながらじわじわとくる不気味さ…。 (失礼にも)同作家の作品を未読の私は「凄い」としか言えまえんが、読んでいる人なら「流石」と言うところでしょうか? 本の題と短編の題の対応もなかなか見事です。「固いもの」と「柔らかいもの」の癒着。表面を金属の塊で覆った軍国主義の中に、詰まった生臭い人間の本性…(なんて見方でいいのだろうか)。
以上、感想にもなってない挙句乱文で失礼しました。 『粘膜戦士』、十分にお勧めできる作品だと思います。 角川様、原稿を送っていただきありがとうございました。 |
No.267 - 2012/02/15(Wed) 17:57:45
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