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TMC掲示板

筑波大ミス研への質問など、常識の範囲内でご自由にお書き下さい。

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新刊 / オムロ
ポール・ドハティー『赤き死の訪れ』
中世のイギリス帝国を舞台とした謎解きミステリ。まあ謎解きのほうは貧弱ですが、中世の雰囲気は非常に良い感じです。

アン・クリーヴス『大鴉の啼く冬』
小さな島の村で起こる殺人事件を描いた作品。正直よくある作品かと気を抜いて読んでいたら、驚かされました。うまい書き方だと思いました。

グラディス・ミッチェル『ウォンドルズ・パーヴァの謎』
事件はそれなりに派手なのですが曖昧で尻すぼみな感じ。かと言ってコージーというわけでもなくいまいち楽しみどころが分かりませんでした。最後の落ちはブラックで好きですが。

リチャード・ホーク『デビルを探せ』
アクション・ハードボイルドといった感じの痛快作。どうしても主人公の顔が脳内でセガールになってしまうのですが、結構楽しめました。しかしタイトルはどうにかしたほうが良いかと。

クリス・クノップ『私が終わる場所』
コミュニケーション能力をやや欠いているやさぐれオヤジ(無職)が隣人の死の真相を探るハードボイルド。かなり良かったです。事件部分が長すぎますが、読む価値はあると思います。

石持浅海『人柱はミイラと出会う』
さくさく読めて楽しかったです。ランキング云々は忘れて読みましょう。
No.162 - 2007/09/27(Thu) 15:55:51
Re: 新刊 / sad
加納朋子「ぐるぐる猿と歌う鳥」
上品な印象を受けました。バランスがいいとも言えます。大人の残酷さと子供のわくわく感、ミステリ(これは弱かったけど)どれも悪くないです。

米澤穂信「インシテミル」
感想はmikiさんとだいたい同じです。ラストはすっきりさっぱり。ヒロイン役はもったいなかったかも。もっと活躍しがいがあった気が……萌絵を連想したのは自分だけですか?

あと編集長に迷惑かけたので後でワインでもおごります。
No.163 - 2007/09/28(Fri) 21:55:19
Re: 新刊 / I原
女王国の城が発売日なのに売ってないことに絶望した!
むしゃくしゃして違う新刊を買った、今は後悔している…わけではないですが。

石持浅海『心臓と左手〜座間味くんの推理〜』
それで、この作品が上記の新刊です。『月の扉』の続編です、別に前作読んでなくても読めますけど読んどいたほうが絶対面白く読めるはず。あと短編集です。

さて内容ですが基本的に名探偵座間味くんと大迫警視が食べ物屋でビールを飲みながら

こういう事件の話があったんだよ
へーそれってこうなんじゃないの?
あ、そうか。

…こんな感じです。さくさく読めます。あとものすごく飯がうまそうです、ハタハタ食べたいです。
No.164 - 2007/09/29(Sat) 00:16:42
Re: 新刊 / miki
有栖川有栖『女王国の城』
すばらしい。やっぱりな、という感じです。ミステリ部分、その他の部分ともにおもしろかったです。僕の中での一位は確定しました。
『双頭の悪魔』の影響、多い登場人物、長い物語という欠点はあってもそれを超える力があるように思います。
No.165 - 2007/09/30(Sun) 17:51:46
Re: 新刊 / きむら
アリス出ましたねぇ。3人ぐらい褒めてたら読もうかなぁ。

森博嗣『キラレ×キラレ』
大好評Xシリーズ第2弾。アメリカミステリの懐古がテーマだとか。古いものをうまく現代にあてはめているなぁと思いました。

桜庭一樹『青年のための読書クラブ』
結構読んだのが前なので細かいことは覚えていませんが、読書が好きな人なら楽しめるのではないかと思いました。
No.166 - 2007/09/30(Sun) 20:18:49
Re: 新刊 / sad
有栖川有栖『女王国の城』
mikiさんに続き褒めておきます。
犯人当ては三つ目の条件で躓きました、残念。密室がだいぶ雑なのでそこが大きなマイナスですが、江神シリーズのクオリティは保ってるかなと思います。本ミスはたぶん確実かと。

近藤史恵「サクリファイス」
 読んだ後に題名の意味に気付きます。読みどころは主人公のマイナス思考ぶりでしょうか。このミス下位には食い込みそうです。
No.167 - 2007/10/02(Tue) 03:23:54
Re: 新刊 / I原
もう文化祭も間近ですね…なんか緊張してきました。
北村薫『玻璃の天』
北村さんはこの作品で3作目なんですがすごくきれいな文章をお書きになりますね。ミステリとしては弱いんですがエンターテイメントとして非常に良かったです。
ベッキーさんと主人公の関係がいい感じですね。
No.168 - 2007/10/03(Wed) 23:20:54
Re: 新刊 / sad
霧舎巧『新本格もどき』

白い長い家って。キットピストルって。バカミスですよね?
元ネタを読んでいるか、少なくともどんな話か知っていれば笑って読めること請け合いです。+霧舎の本も読んでいれば言う事なし。

石持浅海「心臓と左手」
 「月の扉」の探偵役だった座間味くんが警察の方と唐揚げやハタハタを食べていっぱいビールを飲む話です。
 美味しそうですね。
No.169 - 2007/10/12(Fri) 08:41:31
それでもこりずに / miki
米澤穂信『インシテミル』
読んでいて、これがでてきたあれはまだか? と楽しめる。ラストのマトメ方と、ある道具の登場のさせ方をのぞけば素晴らしい作品。あ、あと表紙もいらないか。

密室なんか必要ない!
No.158 - 2007/09/20(Thu) 22:54:38
Re: それでもこりずに / I原
蘇部健一 『六とん3』
そういや感想書いてなかったと。
え…ノーコメントで。

道尾秀介 『ソロモンの犬』
初道尾。それなりに楽しめたが突出してるわけではない。良くも悪くも普通。

三津田信三 『首無の如き祟るもの』
個人的に超大本命。戦後の少し経ったぐらいの時代なのが大好きなんですよ。(横溝しかり、京極しかり)
トリックも良かったし民俗学をうまく使えていると思った。有栖さんがダメなら本ミスはこの人で決まり。

宮部みゆき 『楽園』
宮部にしたら評価低いんだろうけど決しておもしろくないわけではない 。強いメッセージ性は相変わらずうまく書けており、やっぱり崩れない人だなぁと思ってみたり。信者的には厳しくすべきなんでしょうか?
あ、このミスには入るかと。
No.159 - 2007/09/21(Fri) 00:21:40
Re: それでもこりずに / オムロ
パソコンふっかーっ

コニス・リトル『記憶をなくして汽車の旅』
タイトルの通り記憶をなくした女性の珍道中。この浮遊感は好きですが、後はまあ普通。

ウィリアム・ブリテン『ジョン・ディクスン・カーを読んだ男』
カーを愛読する少年が密室殺人を企てる表題作他、『〜を読んだ男』シリーズのパロディ短編集。小粒ですが『エラリー・クイーンを読んだ男』の謎解きは初期クイーンの香りがして痺れました。海外古典ファンにはたまりません。

森博嗣『ゾラ・一撃・さようなら』
結末に意外性はありませんがすっきりとお洒落な良作。ハードというよりソフトボイルドでしょうか。

森博嗣『キラレ×キラレ』
結構おもしろかった、という印象はあるものの内容は思いだけない。でもそういう風に楽しむ作品かと。あっさりすっきり。

三津田信三『首無の如き祟るもの』
気合の入ったなかなかの力作です。大風呂敷を広げた割には回収率が・・・とかツッコミどころもあるでしょうが本格ミステリを内包するホラーだと考えれば楽しめます。

北村薫『玻璃の天』
女学生ものというぞわぞわきてしまうジャンルを、拒絶感なく読めたのは筆の上手さでしょうか。しかし私の干からびた感性と貧弱な古典知識では本作の魅力を半分も受け止められていないかもしれません。

大村友貴美『首挽村の殺人』
タイトルからおどろおどろなやつを期待してしまうと肩透かしを喰らいます。かなり真面目な作風でハッタリも少なめ。拙いところもありますが逆にそれが好印象だったり。嫌いじゃありません。
しかし東北弁が脳内で完璧に再生できてびっくり。茨城は東北なのかな。
No.160 - 2007/09/22(Sat) 13:53:10
Re: それでもこりずに / miki
霧舎巧『新本格もどき』
色々ともどいてくれました。好きです。この試みと、その勇気が。評価すべき作品だと思います。
No.161 - 2007/09/27(Thu) 14:43:34
(No Subject) / I原
早めに感想を書いてないと忘れてしまうので・・・
東山彰良「魔神探偵 脳噛ネウロ 小説版」
 メインがネウロたちじゃないせいかひどく地味。
トリックも地味。
キャラ小説として割り切って読まないとダメですね。

高野和明 「6時間後に君は死ぬ 」
 意外とおもしろかったような。ミステリ部分はあんまりなく宮部っぽい雰囲気をかもし出してるので個人的に好きかも。

辻村深月 「スロウハイツの神様 」
 エンターテイメントとして非常におもしろかった。
ミステリではないけど。

永井するみ 「カカオ80%の夏 」
 女の子の友情はいいよねってお話。中学生あたりに受けそうな感じが。このミスはきびしいかな?

福田栄一 「エンド・クレジットに最適の夏 」
 一気に読めるのと内容が合わさってその疾走感が心地いい。ただ、時間が経ってから冷静に考えると・・・
しかし個人的には評価したい。
No.152 - 2007/09/05(Wed) 15:08:00
Re: / miki
石持浅海『Rのつく月には気をつけよう』
酒と恋に彩られた日常の謎の短編集。石持、うまいなと思いました。でも小粒だし、好みではないので推しません。「酒と恋に」って書こうとしたら『鮭と鯉に』ってでてきました。なぜだろう?
No.153 - 2007/09/08(Sat) 20:14:53
Re: / 財務大臣
T氏から借り受けた二冊です。

加納朋子「ぐるぐる猿と歌う鳥」
 良くも悪くもミステリーランドっぽさが出ています。ランキングに入ることはないでしょう。

道尾秀介「ソロモンの犬」
 読みやすいです。片眼とは趣味の問題でしょう。個人的には片眼に軍配を上げたいです。
No.154 - 2007/09/11(Tue) 01:03:42
Re: / 財務大臣
霧舎巧「新本格もどき」

有名作品をもどいているこの作品。私は1作だけ読んでいないものがありましたが十分楽しめました。ベクトル的には歌野の密室ゲームと張る感じでしょうか。個人的には好きです。
No.155 - 2007/09/13(Thu) 23:40:09
Re: / タカツカ
石持浅海『人柱はミイラと出会う』
古来の風習が現代まで残っていたら、こんな感じなのかも。サクサク読めて、それなりに楽しめますが、印象には残らないと思われます。

石持浅海『Rのつく月には気をつけよう』
短編集ということもあり、話に重さはありません。が、自分好みの作品でした。装丁も素敵。
あと話の中で登場するお酒と料理(おつまみ?)がすっっっごく美味しそうです。お酒の美味しさを知っていると、より楽しめるのかもしれません。
R〜と人柱なら、断然こちらが好きです。

近藤史恵『サクリファイス』
素直に面白かった。ミステリとしては勿論、スポーツ小説としても完成度が高いと思います。
読み終わった後、ロードレースが見たくなること必須。
No.156 - 2007/09/18(Tue) 02:15:52
Re: / I原
米澤穂信『インシテミル』
おもしろい、本ミス上位に食い込むこと間違いなし。
ロジカルだけどひねくれていて、古典ミステリへのオマージュがあふれている。古典マニアは読んでてニヤニヤするでしょう。読んで損はない。

近藤史恵『サクリファイス』
良作、主人公に感情移入を少し、してしまった。
ロードレースに興味がなくてもスラスラ読ませる。

入間人間 『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』
おもしろかった、けどちょっとデジャブ。
西尾維新に似ているという話をよく聞くけどデスノート小説版ぐらいしか読んだことないんだけどなぁ…

No.157 - 2007/09/19(Wed) 21:15:25
(No Subject) / 財務大臣
石持浅海「Rのつく月には気をつけよう」
 短編集です。「人柱〜」と似たような印象で、内容は石持っぽい。つまらなくはないですが、インパクトに欠けるためランキングには入らないかと。

あと福井晴敏の新刊を読みましたが、ミステリではありませんでした。
No.151 - 2007/09/02(Sun) 13:45:38
(No Subject) / オムロ
ウィリアム・ランディ『ボストン・シャドウ』

 60年代のボストンを舞台に警官、検事、空き巣の三兄弟に降りかかる影を描くクライム・サスペンス。同系列の作品ではかなり突出した良作だと思います。おそらくこのミス本命かと。

ミネット・ウォルターズ『病める狐』

 ミステリの新女王(そう勝手に呼ばれてる人はたくさんいるけど)ウォルターズの新作と聞いて期待したのですけれど、ちょいと期待しすぎだったかも。上下巻一気に読ませますが、痛快なサスペンスではないけれどかといってサイコものとしてはちょっとまっとうすぎる感じですか。面白いのですけれども中途半端の感が。

P・G・ウッドハウス『ジーヴスと朝の喜び』

 執事もの! でもミステリではなくてどたばたコメディでした。でもこういう構造はミステリにもありますね。非常に面白かったです。
No.142 - 2007/08/13(Mon) 16:32:16
Re: (No Subject) / sad
古野まほろ「天帝のはしたなき果実」

たしか対象作だったので感想をば。
ジャンル文章ルビフォント、全てスクランブル状態のため読みづらくかつ批評しづらい作品です。虚無への供物からの影響が強いです。予想の斜め上とか変格とか、その辺の語句でお茶を濁しておきます。

それとこの前トランプでマーダーゲームというのを教えてもらったので、機会があったらやりましょう。4人からでできます。
No.143 - 2007/08/13(Mon) 22:59:10
Re: (No Subject) / miki
三津田信三『首無の如き祟るもの』
本格ですね。本ミスに推せます。そこまで好きじゃないですが。だって首切り比較で『エジプト』と比べたらって、クイーンと比べたら負けて当たり前ですか。
No.144 - 2007/08/16(Thu) 15:58:28
Re: (No Subject) / タカツカ
近藤史恵『ふたつめの月』
日常の謎系の連作短編集。表題作は素敵でした。
近藤さんの初期作にあった読み難さがなくなって、それゆえインパクトに欠けるというか、ミステリ色も限りなく薄いというか、とにかく6位までには入らないかと思われます。
『賢者はベンチで思索する』の続編ですが、未読でも大丈夫です。
No.146 - 2007/08/18(Sat) 20:25:12
Re: (No Subject) / オムロ
ジャン・バーク『私刑連鎖犯』
FBIの指名手配犯が次々と惨殺されていくというお話。ちょいとダークな感じのハリウッド映画みたいですね。本当に映画化を狙ってそうな作りもありますが、中々ひねりもあって楽しめました。ランキングに入るかと言えば・・・。

ジョン・ダニング『災いの古書』
元刑事の古書店主クリフ・ジェーンウェイシリーズ第4弾。まあ古本蘊蓄を除けば普通のミステリです(ばっさり過ぎか)。気楽に読むべきもので評価云々を考えてると楽しめません。

パトリシア・コーンウェル『捜査官ガラーノ』
知名度の割にはミス研内でさっぱり人気のないコーンウェルの新シリーズ。250ページ弱とやたらと薄いのですけど、事件は混み合っているのでちょっと内容が把握しずらかったです。連載ものだからでしょうか。でもそれなりに楽しめました。
No.147 - 2007/08/20(Mon) 03:21:38
(No Subject) / sad
三津田 信三「首無の如き祟るもの」

 首無し死体をホラーと本格という二方向の観点から書いた良作です。非難のありそうなラストも個人的にまぁ良し。このミス・本ミス共にかなり上位を狙えるかと思います。
 読みづらいとの声もありますが、これくらいならまだ読みやすい部類かと。
No.129 - 2007/07/31(Tue) 15:05:26
Re: (No Subject) / 財務大臣
 同じく「首無し」読み終わりました。

 読みにくいとは思いませんでしたが、良作とは言いがたい気がします。
 個人的な感想としては、謎ばかり大きくて解決に納得できず、特にラスト数ページは読んでてテンションだだ下がりでした。
 ミステリー部を評価して本ミスには入れてもいいと思いますが、このミスに入れるエンターテイメント性は感じられないというのが個人的な意見です。
No.137 - 2007/08/07(Tue) 02:27:09
Re: (No Subject) / miki
クリストファー・プリースト『双生児』
ミステリーなのでしょうか。オムロ君の判断に任せるけど、僕は苦手です。第二次大戦中の英独当たりの知識がある人にはすすめられるかもしれません。どうだい、編集長? ナチスも出るよ。
No.138 - 2007/08/08(Wed) 18:43:03
Re: (No Subject) / 偏執長
失礼なッ! 僕はナチヲタじゃありません!! むしろどちらかと言うとソ連の方が(以下略)。でもその本は貸してください。

それはそうと、ジョゼフ・キャノン『さらば、ベルリン』(ハヤカワ文庫)を読了しましたよ。終戦前後の廃墟と化したベルリンの描写がリアル。ただ、主人公と恋人の不倫ロマンス(?)が物語展開の主軸で、ミステリとしてはかなり薄味。個人的にはソープオペラ的な恋愛描写が物語をつまらなくしているような気がしたなあ。ともあれ、このミス投票とは無関係に思われます。

ポツダム会談に思い入れがある人はぜひ。V2ロケットも出るよ!!
No.139 - 2007/08/09(Thu) 20:57:15
Re: (No Subject) / miki
永井するみ『カカオ80%の夏』
ガーリッシュでした。入れなくていいのではないかと思われます。軽いのを読みたい人はどうぞ。
No.140 - 2007/08/10(Fri) 12:45:48
Re: (No Subject) / 財務大臣
共同購入の二冊です。実家でひまだったもんで。

山沢晴雄『離れた家』
 完成度は高いですが、面白いかといわれるとお茶を濁したくなります。良くも悪くも「古めかしい」作風だと。ただ、言われているほど読みにくいとは感じませんでした。

今野敏『果断』
 ミステリとしては小粒で、警察小説としては安っぽい気がします。しかし物語としては面白いですし、サクサク読めるので警察小説が苦手な方もいけるかと。このミスには入りそうですね。
No.141 - 2007/08/11(Sat) 09:37:36
初カキコ / イシハラ
すいません、あまりに暇すぎて地元から書き込みます。
ここでの目的はとりあえずこのミスのために感想を報告しあうんですよね?よくわかりませんが読んだ新刊の感想を述べていきたいと思います。

大村友貴美 『首挽村の殺人』

自分で買いました、筑波にいる誰かが持ってるはずなので興味あったら借りてやってください。
横溝正史ミステリ大賞受賞作品なだけに横溝作品っぽく田舎の雪深い村が舞台です。現代の田舎の問題点を指摘している社会的な一面を持ったミステリですね、あと熊に詳しくなります。推理小説的にはもう一歩って感じですかね。

歌野晶午 『密室殺人ゲーム王手飛車取り』

おもしろかったです、金田一の電脳山荘をもっと酷くしたら起こりそうな感じ。こんな事件今にも起きそうなあたりが怖いですねぇ。後味はあんまりよくなかったですかね。

あと五作品ほど一応読んでますがとりあえずこの二作品を。なんか本命っぽい作品はまだ読んでないのでこれからも読んでみたいです。

ていうかネウロの小説はミステリーに入るんですかね?
一応どうやって殺したかのトリックもありますしミステリー的に成立はしてると思うんですが・・・

No.130 - 2007/08/01(Wed) 21:40:27
Re: 初カキコ / miki
柄刀一『密室キングダム』
がっちりした密室ものです。読んでいて、なんか犯人なんて誰でも良いなと思い始めてきます。密室が好きな人はどうぞ。長いですが、楽しめると思います。

今野敏『果断』
捜査小説ということもあって、サスペンスとしては良かったです。真相は天から降ってきたようなイメージを感じました。おもしろいのでこのミスなら可ですが、強烈にプッシュする必要は感じません。
No.131 - 2007/08/02(Thu) 16:33:19
Re: 初カキコ / 電波
 夏休みが半分終わったorz
 残りはがんばります…! がんばります…!

『スラッシャー 廃園の殺人』三津田信三
 嫌い。他の人の判断に任せます。

『パーフェクト・ワールド One Ace』清涼院流水
 講談社BOXの大河ノベル。一応これも対象作品だけど、単品で評価しても意味ないかな? 決してつまらなくはないですが、お値段には見合いません。

『青年のための読書クラブ』桜庭一樹
 ミッション系女子高の読書クラブのお話。字面から思い浮かべたおおむねその通りの内容でした。個人的には赤朽葉より推します。ちょっとひねくれた読書好きたちが薄暗い部屋で本をひもといている、そんな情景に惹かれる人は是非。ついでにぼくっ娘好きも。

『エンド・クレジットに最適な夏』福田栄一
 何かに似ていると思ったら、カカオ80%の夏に似ていた。雰囲気がね。事件はエンド〜のほうが魅力的なので、それが読ませる力につながっている気がする。しかしラストはカカオ〜のほうが好き。これは完全な趣味の問題なので、どちらかを読んだ人は、もう一方も読んで比べてみるのも面白いかもしれない。
No.132 - 2007/08/03(Fri) 05:15:44
Re: 初カキコ / 電波
 というか、レスがレスになってませんね。

>このミスのために感想を報告しあう

 さういう流れみたいですよ。じゃんじゃん読んで、どしどし書き込んでください。

>ネウロの小説はミステリーに入るんですかね?

 たぶん入ります。たとえ帯や煽り文にミステリの文字がなかろうとも、ミステリのガジェットや雰囲気や意匠が1mgでも含まれればそれはきっとミステリです。最悪、どんな小説も(心の)ミステリと言い張れます。まあそれは冗談としても、このミスは「それっぽければ」なんでも含まれるんじゃないでしょうか。
No.133 - 2007/08/03(Fri) 05:35:59
Re: 初カキコ / sad
桜庭一樹「赤朽葉家の伝説」

 初桜庭。特殊設定モノだと見る人もいるでしょうが、ミステリには当たらないと思います。ストーリーは所々がコミカルで楽しめました。後半一人称になっていくつか首をひねる文章もありましたが、たぶん好き嫌いの問題でしょう。このミスは厳しいですが入れたいです。

辻村深月「スロウハイツの神様」

 初辻村。女性作家は文章のうまい人が多いですね。たまにはこういうものを読むのも悪くないです。好きなキャラクタが加々美莉々亜だったりします。あと千代田さんがちょっとコワいです。

 この借りた二冊はU先輩にまわしておきます。

 今月新しい銀箱が出たり来月には江神新作が出たりとあわただしいですが、みんながんばって読みましょう。
No.135 - 2007/08/04(Sat) 19:13:23
Re: 初カキコ / タカツカ
同じく地元から。

『楽園』宮部みゆき
買ってしまいました。
模倣犯の事件から9年後を舞台にした社会派サスペンス+特殊能力モノ。
期待通り上手ですし、サクサク読めるので厚さも苦になりません。が、正直火車や理由、模倣犯ほどのインパクトはないかな…。
あと続編的な作品なので、模倣犯の真相に直接触れています。未読の方は注意してくださいー。

『ラベルのない缶詰をめぐる冒険』アレックス・シアラー
“ラベルのない缶詰”の設定とラストの黒さがいいです。
大人への不信感とか友達との出会いとか、物語を彩る要素もかなり好みでした。ジュナイブル大好き。おススメです。
No.136 - 2007/08/06(Mon) 21:59:47
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