Aさんの肺気腫と在宅酸素のいきさつ。
我家の直ぐ近く、国道とJR線路を越えて、向こうに見えているお家のことです。年齢77才より少し上かと思います。 昨年の今頃、久々に散歩の途中に寄りました。ここ何年か隣組が変わって行き来が疎遠になっていました。
酸素カートを引いて行きましたら、奥さんの目が何時もと違います。早速、部屋から呼び出されたご主人Aさん曰く「私も肺気腫になっとります」と。 「いえ、私は結核後遺症」ですと答ると、何故か気が緩るまれたようで、「まーだ、タバコは日に一箱ともう少しは吸うとります」と反省の模様は薄かったので、心配してある奥さんと共に禁煙を勧めて帰りました。
つい先日、酸素屋さんが来まして私に「貴方から喧しく言われたと云うてありましたAさんも、やっと在宅酸素することになられました」との話でした。 既に一年が経ってしまっています。 何を考えてあるか分かりませんが、行き着く処は酸素に頼るより他に方法はないと云うことでしょう。 「分かっちゃいるけど止められない」の言い訳は、月日ばかりが経ちます・・・。
ノウトミさん、酸素を吸う困難は、簡単には説明できません。 KTさん、私も結核の時にさんざん医者を恨みました。しかし、何の益もないです。日本タバコ産業も関係ない、と思って頑張って下さい。 禁煙の苦しみよりも、在宅酸素の生活は、次元の違う苦しさがあります。空に浮かんで消えて行く「煙草の煙の輪」のように、今在る生活パターンが消える、と云っても云い過ぎではないと思います。 |
No.1202 2006/12/23(Sat) 17:15:57
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