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No.1279 2018/07/12(Thu) 13:14:50
明日から北アルプスのため手短に^^。
ハイブリッド心理学からは、まずは一貫して「外面行動は建設的に、内面感情はただ流し理解のみ行う」という「感情と行動の分離」の実践ということで、 ・外面行動は具体的で現実的な材料ベースで決断する。 ・内面感情は成長成熟への広い視野の下で、精緻な自己分析理解を進める。 という2面になりますね。
仕事や住いをどうするかであれば、まず具体的現実的材料で選択肢の優先度が決まってくるでしょうし、そこで好きな都会が候補にできるのであればそうすればいいだろうが、具体的現実的材料ベースでもう選択肢にあがってこないなら、どうしようもない。
だからと言って優劣感情についてのわだかまりを切り捨てよという話ではなく、惑う感情があるのであれば、拡大鏡さらには顕微鏡のような目を向けて向き合いを続ける、というのがハイブリッド心理学流になります。 場合によっては一生それが続く覚悟でです。
で話は
>島野さんは,都会と地方との間の優越感・劣等感についてどう考えますか? 自分の中では,都会の人に,地元を下に見られているといった意識があります。私自身も都会にいたときは地元を下に見ていましたし,同じような発想の人は多くいると思います。
といった「優劣感情」への視野をどう持っておくか。
まずご参考まで今は群馬に住んでいる僕自身の感じ方を書いておきますと、都会にはもうぜんぜん興味なしです。自分一人であればあとは生きていけるという計算を立て、こうして執筆などしながら日々山登りトレーニングできる低山がすぐ近くにあり、そして北アルプスに東京からより近いここでの生活に満ち足りており。今も年2回は東京の歯医者に通ったりしていますが、都会の華やかな街並みより、近所山の山道の自然の方がずっと面白いです。
そうは言ってももちろん若い時は都会に染まるのを良しとして生きたわけで、学生時代の6年、社会人を20年、そして会社を辞めて3年して群馬に戻る、つごう30年ほどという、今57歳ですから人生の半分以上を都会で過ごしたわけですね。 それを踏まえて言うなら、「人」について言えば都会と田舎(多少は人口ある市であれば)で、差はないです。人が多いだけ^^; 特に「仕事」について言えば都会の人の方がデキルなんてことはてんでなく、同等の能力真面目さが求められます。 「場」の違いですね。都会の方が外観はきれい。あとは、先月の東京の歯医者の際は六本木のミッドタウンに寄りましたが、TVに出てくる女優のように綺麗な女性をよくみかけ、これはさすがに違うなあと思いました。そんな程度ですね。
まそんな話も参考に、ご自身の感情を自己分析されるのも良いかと思います。まずそれは中身のない先入観イメージ的なものではないか。でなけれは、具体的にどんな尺度で優劣を感じているという話か。学歴や財力? あっあと「人」についての僕の感覚では、都会というのは根無し草で気張った人の集団というイメージは感じています。田舎は落ち着いている分気張っておらず、それがどこか抜けているのを感じさせる可能性もありますね。
心理メカニズムとしては、人との優劣意識というのは、自尊心がまだ未完成な未熟ゆえに抱くものです。自尊心が完成してくると、もう人との比較意識など根底から薄れてくる。 まあ誰でも未熟から生きるのですからそれはいいとして、自分は「自尊心」をどのように築いていくものと考えているのかという、「価値観」を問うのも重要ですね。これについて具体的には『理論編上巻』などで扱っています。
さらに言えば、
>私は地元が嫌いです。
というのが、実際いじめに遭ったとか具体的トラウマなどの話であれば、これは優劣感情とはまた別テーマになってきますね。これについてのコメントはここではもう書きませんが一応念のため。
とりいそぎこんなとことで^^。細かい観点で質問などあればまたコメント追加しますので^^。 |
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