昨日土曜日、 4年1ヶ月の勤務を終えて”寿退社”される前任の先輩ドクター、W先生の最後の診療日だった。 私が今の病院の後任分院長として丸一ヶ月間、マンツーマンでいろいろご指導と叱咤をいただいた先生だった。 ( もちろん彼のほうが年下。。。苦笑 ) その先生といつものように午前の診療を終えて分院から本院に戻る際、 「 私が仕事を始めたころは満開の桜だったですが、いつの間にかこの川に枝垂れるように咲いていた桜がすっかり" 葉桜 ”に変わっていますねぇ・・。 速いものです。 本当にいろいろご心配、気苦労、ご指導ありがとうございました。」 という私に、先生は最後の最後までアイロニックに静かに。。。 「 Jacaranda先生、これは、”葉桜”とはいえませんねぇ。 もう緑の季節ですから。」 と静かに鋭く返された。(汗汗) 内心、( えっ? そうだっけ??? だって、花が散って葉が出てきた状態の桜なんだから、”葉桜”でしょう??) なんて、今年30歳を迎える若造先生(!)に、言われてしまったことが引っかかって、家に戻って調べてみたら、 厳密に言うと、今の葉が茂っている状態の桜は、”葉桜”の季節を過ぎてしまっている状態なのだった。 U〜〜〜〜nn... 先生の私の臨床獣医師としての評価は、 「 つめの甘い疾病判断。 周りがよく見えていない。 どうでもいいところを気にしていて、 肝腎のところを見過ごしていたりと、前途多難な未来を抱えている先生だ。 」とのご指摘。 そういう先生とのマンツーマンの毎日は、 もしそれが「愛の鞭」であっても、キツいものだった。 院長のように、ガツンと強く言われるのも堪えるけれど、先輩先生のように静かに突っ込まれるのも同じようにキツイ。 胸にグサグサきて、立ち直れなくなる。 「 もうやっぱりこんな遅い時期のキャリアチェンジには無理があるのだ。 やっぱり子供を抱えてのワーキングマザーはこの臨床の世界、相当不利があり、その高く分厚い壁を越えることの困難さに、自分の心身が耐え切れるか心配になったりしてくる。。。」 一日終えると、いっぱいいっぱいで、 ふとしたことで、ド〜〜〜ッと涙が溢れ出したりして、道行く人がビックリしたりする私だった。( 今も現在進行中だけれどね。)
そういう中での 「 葉桜 」の季節の意味を知る。 ↓
from Jacaranda@管理人 --- --- --- 2008/04/27(Sun) 08:56:47 [2122] |