おはようございます。 自分の将来に目標を持っている人は、面白いかどうかとは別の価値観で本を読むものだと思います。 面白いか面白くないかはその人の感性の問題ですが、 私は○○になりたいと今の自分とは違う者になりたい、今の自分とは違う環境に行きたいと思ったら、 面白い面白くないという自分の内の感性は二の次でしょう。 日本が欧米に追いつき追い越せの時代には、 「大卒だったらこの三冊くらいは読んでるよな?聖書、資本論、精神分析入門」で、共通認識というか教養というかが常識でした。 その世代が今の社会を作ったのかよ、と教養の崩壊が起こりましたが。
あと筒井康隆は読書について、 最初の一冊があまりにも面白かったら、二冊目、三冊目にもその面白さを求めてしまい、それがダメだと読書そのものに意欲を失ってしまうものだ、これはまるで恋愛のようではないか、と書いています。 |
No.1105 2008/03/09(Sun) 07:52:46
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