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タゲリはチドリ科の鳥なので、水辺の鳥ということになりますが、当地でのタゲリ飛来スポットは、隣町にある水田地帯です。
以前聞きました鳥の会のかたの説明では、水田でも、稲刈り後に水を完全に抜いてしまう乾田だとタゲリは敬遠し、そうではない湿田のほうにやって来るんだそうです。 こちら近辺では、ほとんどの水田が乾田化されているので、昨日はバイト休みでしたし、天気もまあまあだったので、思いきってその隣町のタゲリ・スポットまで徘徊に出かけたのです。
ところが、だだっ広い田んぼの中をあちこちウロウロしましたが、どこにもタゲリの姿も声もなくて、ガッカリしながら帰り道の運動公園にたどりつき、ここで野鳥をちまちま眺めていたところ、ミャーミャー・ミューミューとなつかしい聞き覚えのある鳴き声がして、アッと思って振り向くと、ヒラヒラと白い翼の裏を揺らめかせながら、タゲリの小集団(10羽前後)が現れたのです。
風が強かったので、あまりいい画像は撮れませんでしたが、でも久しぶりにタゲリをたっぷり眺めることができたので、大満足でした。 観察していた限りでは雑草地の表面(先週の雪で少し軟らかくぬかるみ気味)をつっついているようで、雑草の落ち穂を食べているようにも見えましたが、図鑑によると昆虫(サナギ・成虫)・ミミズが主食のようです。
えみさん地方にもタゲリの飛来記録があるのかどうかはわかりませんが、沼地・水田あるいは河川の湿地で、積雪がないか、あってもすぐとけだしているような場所があれば、見られる可能性はあるかもしれません。 万が一、飛来することがなくても、タゲリはツンドラ地帯からやって来ていますので、3月頃の好天の日に、沼地・水田・湿地を観察していれば、渡りの途中のタゲリ集団に出会える可能性もじゅうぶんにあると思います。 |
No.1469 2008/02/09(Sat) 10:24:44
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