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ＲＰ (No.2137 への返信) - 睦月


「またここが襲われるとは・・・」

レムーリアでの戦いを終えた瞬間に言い渡された転戦命令。
ＮＷにとって返したレムーリア侵攻軍を待っていたものはまたもやレムーリアからの敵であった。
「くそっ、緑オーマめ　いちいちいやらしい戦いを・・」
地獄のような光景を見ながら、少し前の戦いを、迎撃作戦を思い出す。
結局自分のミスでたくさんの人々が死んだ、あの時の悔しい思いが胸を締め付ける、体の動きが鈍る。
駄目だ、駄目だ。

その時、大きな音がした。友軍が勝ち鬨の声を上げながら敵に攻撃を仕掛けて行ったのだ。
「そうだ　あの時とは違うんだったな」
体の鈍りが取れる。変な事を考えていた自分に苦笑しつつ顔をはたいて頭を切り替える。
「こんな事を考えている場合ではないな、やれる事をやるんだ。僕は僕の」
そして自分の戦場へ、傷ついた仲間達の下へ向かう。

そこにいるのは暁の円卓の戦士たち、既にレムーリアからこっち人間の限界をとっくの昔に突破した数の戦闘を行っている。
皆一様に体は傷つき、疲れが見えているが、その瞳だけは決して死んでいない。
彼らを見ていると先ほどの自分が恥ずかしくなると同時に今出来る事をやらねばと言う思いが強くなるのを感じた。
「皆さん、今から治療を始めますね、終わったらすぐにでも再出撃お願いします」

やるんだ今度こそ、今度こそ自分の出来る事で誰かを救ってみせる。

[No.2148] 2009/01/07(Wed) 22:21:42

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