まずハーモニクスが倍音と言うことは理解していると思います。 ただ、屈斜路さんはハーモニクス=オクターブ上の音を弦を押さえて弾く、と勘違いしているのかと思われます。(そうでなかったら申し訳ないです)
ハーモニクスには大きく分けてナチュラルハーモニクスとピッキングハーモニクスがあり、それぞれハーモニクスの出し方があるのです。 とりあえずフレットの真上に指を置いて(5フレットがわかりやすいです。あと弦に触れるだけで押さえるのではありません)、ピッキングをしてすぐに指を離すと高い音が鳴ります。 これはピッキングハーモニクスではなくナチュラルハーモニクスと呼ばれるものですが、これはハーモニクスが出るフレットが決まっています。 そのことをハーモニクスポイントと言うのですが、ハーモニクスポイントに関してはちょっと自分で調べておいてください。
で、なぜナチュラルハーモニクスを説明したかというと、ピッキングハーモニクスを説明する上でハーモニクスはこんな感じの音が出ると言うことを知っていただきたかったからです。 ピッキングハーモニクスは弦を普通に押さえて出すハーモニクスで、今度はピッキングの方にちょっとした工夫が必要になってくるのです。 言葉で書くと、左手で普通に弦を押さえてピッキングと同時に右手の親指の腹(側面)を弦に当てる・・・とこれだけで済むのですが、やってみると意外と難しいものなのです。 ピッキングハーモニクスの感覚を知るためにピックを深く持ってエフェクターやアンプ側の歪みを上げると簡単に出せます。オススメはしませんが・・・。 しかし、ピッキングハーモニクスにはハーモニクスポイントがないので全てのフレットで出せます。 と言うことは屈斜路さんの質問に帰ると3弦18フレットを弾くのではなく、3弦6フレットを上記で説明した方法でハーモニクスを出すとなるのです。 ピックングハーモニクスは自分なりのコツさえ掴めば簡単にできるようになりますが、そのコツを掴むまでに苦労すると思います。 ピックの持ち方やらピッキングハーモニクスを出すときに弾き方を少し変えるとか色々と研究しなければなりませんが、ロックをやる上でピッキングハーモニクスは大きな武器になるので頑張ってくださいね。
とても長くなりましたが、また分からないことがあったら質問してください。
[No.553] 2008/08/02(Sat) 11:29:30 |