サヌザと共に - ふね |
ご無沙汰してます、ふねです。 「サヌザと共に」拝読しました。どんと好みを突かれました。大変、楽しませていただきました!!
場面展開のテンポのようなものが、私にすごく合っていて読みやすかったです。というのも、私、細かい描写が大好きな割りには続きすぎると飽きる……という困ったちゃんでして。
一番、好きなのは、市場のシーンに移って、はっと、夢から覚めたようになるところ。おばちゃんたちの会話まで来て、何か化かされたような、「現実に帰って来てしまった……(ボー然)」という感じになる、その、霧が霧散するような感覚がとても好きです。
あと、「豪奢な衣の成れの果て」とわかる時や、鳥と本当に一緒に生きている感じ、さりげなく影が無いことに気づいて、さりげなく受け入れるところ……など。あと「オオスナドリ」という響きも、何か繰り返したくなりますね。
幻想的なお話というのは、冬木さんのホームグラウンドなのだろうなあ、と改めて思いました。 次のお話も楽しみにしています♪
あ、あと、先ごろ(というか、ついさっき)何年ぶりかにホームページを再始動させまして、またまたリンクさせていただいています。ご報告まで……。
[No.239] 2009/09/21(Mon) 00:45:50 |