Re: TL3 3.0 Analogue の使いこなし方 (No.15916 への返信) - 逸品館 代表 清原 |
まぐさん、こんにちは。 お問い合わせ誠にありがとうございます。
> 2年前に CD3N ノーマルと Analogue を比較試聴し、その際は音の艶よりもメリハリ感を優先してノーマル機 (+STB-1, Switch Leg) を購入させていただいた次第です。
ありがとうございます。
> この2年、期待通りのパフォーマンスに非常に満足しておりましたが、その間に音楽の志向性が若干変わりつつあるのと、DAC を中心とした周辺機器のグレードアップも進んでいることから、相応の伸びしろが見込めるなら単体トランスポーター TL3 3.0, or プラス Analog Ver. の買い換えを考えております。
承知いたしました。
> そこで1つ悩ましいのが、TL3N → TL3 3.0 で追加されたアップサンプリング機能について、です。言い換えれば、この機能をフルに使う前提で、TL3 3.0 Analog へのバージョンアップを考えることは、果して目指す音作りの方向性、という意味で相容れるのか、ということです。
TL3NとTL3 3.0は、アップサンプリングのあるなしだけではなく 基本的な音調が変わっています。
TL3NとそれにDACを搭載した、CD3Nは、 いかにもベルトドライブらしい、柔らかく響きの多いふわりとした音質ですが TL3 3.0は、ややダイレクトドライブよりの高解像度でさっぱりした音質に変わって います。
そこにアップサンプリングを加えると、音は細かくなりますが さらにさっぱりした感じになります。
> 当方の使用イメージでは、アップサンプリング化した CD 出力を、更に手持ちの MC-3+USB にてリクロックなど噛ませたりすることは、言って見れば元々の彫刻を細かいヤスリで磨き倒した上で鏡面仕上げをかけるような感覚です。 > 一方で、他機も含めて Analog での音作りはそのように折角ピカピカに仕上げた鏡面に、上品ではあれベールか何かで包み込んでしまう感じに捉えており、ともすれば互いの良さを打ち消しあうことになりはしないか、と考えております。
可能性はあると思います。
直接音と間接音の比率とバランスで 音源までの距離感や、広がり感が変化します。
ベルトドライブは、間接音の比率が強くなるため ふわりとした独特なムードを醸し出します。
その状態で、輪郭(明瞭度)を強くすると 直接音の比率が強くなるため、音源に 近づいて聞いているような感覚になります。
> 当方、アナログ段でない部分に対する Analog 化、の具体的な認識が不足していることもあり、かような抽象的な表現に留まってしまいますが、何卒ベストな購入の後押しをいただきたくお願い申し上げます。
一つの方法としては、CD3NのAIRBOW化がありますが、 かなりの数の部品を交換するため20万円ほどかかります。
CD3Nをトランスポーターとして使い、 SOUL Note D2を買い足すのも良い方法だと思います。
ご検討のほどよろしくお願い申しあげます。
[No.15918] 2018/12/25(Tue) 13:31:36 |