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WINGBEAT COFFEE ROASTERS

all 石版 幕間「つまらない講釈」 - 文矢 - 2007/12/08(Sat) 18:41:39 [No.212]
石版 第二幕「これがあの男に... - 文矢 - 2007/12/15(Sat) 07:12:24 [No.216]
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石版 幕間「つまらない講釈」 - 文矢 - 2008/02/09(Sat) 14:26:59 [No.256]
石版 第四幕「踊り狂うかの様... - 文矢 - 2008/02/11(Mon) 08:25:03 [No.258]
Re: 石版 第四幕「踊り狂うか... - 文矢 - 2008/02/20(Wed) 20:41:06 [No.261]
石版 第四幕「踊り狂うかの様... - 文矢 - 2008/02/24(Sun) 08:03:45 [No.263]
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石版 第六幕「彼は満足したのだ... - 文矢 - 2008/12/07(Sun) 06:27:52 [No.425]
Re: 石版 第六幕「彼は満足した... - ??? - 2008/06/03(Tue) 23:03:34 [No.318]


石版 第四幕「踊り狂うかの様に」 其の八 (No.270 への返信) - 文矢

 ドラえもんは最初、ナグドラが何をやっているか分からなかった。ナグドラは、腕からの剣を地面に向けたのだ。普通なら、切っ先をドラえもんの方に向けるだろう。下に向けて上へ上げてドラえもんを真っ二つにするつもりだろうか? 違う。それなら上から振り落とした方が威力もつく。
 真っ白な大理石。壁は近くに無く、ドラえもんは位置を把握する事もできない。ナグドラと戦い始めた時、それでドラえもんは逃げることを諦めた。
 ドラえもんは『竜巻ストロー』をくわえる。ナグドラの行動を見ながら、ゆっくりと。ナグドラは前へ行ったり横に行ったりしていた。下手糞なワルツを踊っているようなその姿は滑稽でもあり、不気味にも思えた。
 そして、ある位置で下手糞なワルツは終わった。ナグドラは下に向けた剣を、地面へと突き刺した。
 次の瞬間―― ドラえもんの右腕は吹っ飛んだ。ゼクロスにやられたのと、同じ位置。カランカランという金属の腕が大理石にぶつかる音が響いた。ドラえもんの右肩からはバチバチという音も聞こえる。
 ドラえもんは何が何だか分からなかった。ただ、必死に対応しただけであった。
 ナグドラが行った攻撃はこうであった。剣を地面に突き刺した。それにつっかかるようにしてナグドラのロボットの体勢は低くなる。それを利用して体勢が低いまま地面を蹴り、回転するように足でドラえもんに攻撃したのだ。ドラえもんは当る瞬間、『竜巻ストロー』を吹くことによって足の軌道を変えた。それによって何とか当るのを腕に変えられたのであった。
 安心はできない。ドラえもんは今まで何度も乗り越えて来た経験からか、ロボットのシステムからかは分からないが、体を動かした。そしてナグドラの手から銃弾が発射された。紙一重でドラえもんは交わせた。
 ナグドラは体勢を元に戻そうと素早くロボットを動かす。ドラえもんは息を大きく吸い込み、『竜巻ストロー』を思いっきり吹いた。竜巻はナグドラのロボットにヒットし、ロボットは無様に倒れた。
「おおおおおお! 食らえ、ロボットォ!」
 ドラえもんはすぐ様『瞬間接着銃』を取り出した。この銃から発射される物に当ると、ベタベタに地面に接着され動けなくなるものだ。ナグドラとの戦いにおいて何回も使ったが、全てかわされていた。だがドラえもんには今なら当てられるという奇妙な確信があった。
 引き金を押すとナグドラの体は見事に接着された。ナグドラは、動けなくなった。ドラえもんは喜んだ。自分の、勝利だと。
 ナグドラは思う。これは、我慢しなければならない事だと。この地面に伏すというのは我慢しなければならないと。
「ロボット。イカたこは何処に言った? 言ってくれ」
 ドラえもんはナグドラに近づく。その時、ドラえもんはプチッという音を聞いた。音のした方向を向くと接着部分が腕の剣で切られているというのが分かった。
 逃げようとしても無駄だった。ナグドラは転がった。ドラえもんの方向へと。ドラえもんには接着剤が付き、体勢を崩して地面にくっ付く。ナグドラは立ち上がった。接着剤はもうナグドラにはくっ付いていなかった。
「二十二世紀の兵器が二十二世紀のお手伝いロボットの道具に対応できなくてどうなるんだ?」
 ナグドラは剣を構えた。ドラえもんは、死という冷たい言葉を感じた……


 どらEMONは緊張していた。なぜなら、この策が『ハッタリ』だからだ。無害のガスを出す発煙筒じゃ酸性なんて発生できない。それを分かりきっていて賭けにでたのである。そして、今のところその賭けは成功している。どらEMONは水によって落ちかけた眼鏡を静かに直した。
 メタルは焦っていた。辺りはもう暗い。もう、『タイムリミット』が迫っているのだ。『タイムリミット』まで後十分だった。後ろに回ろうとも考えたが、その間に攻撃されてしまうであろう。
 そうやって二人が考えている内に時間はどんどん経っていく。
 『タイムリミット』それは、イカたこの持っている道具――じおすを吹き飛ばした道具――を応用したもので、設定した時間に人物とその人物が持っているもの、触れているものを自分のところへ来させるというものである。
 メタルは舌打ちを打った。残り五分。仲間の五人の状況をメタルは確認したが、生き残っているのは三人だけであった。仕方が無い……
「聞こえるか? 生きているものは全員戦いをやめろ! どんな状況でもだ! 今すぐ戻って貴重なものを持て! 『タイムリミット』が迫っている」
 メタルの言葉は、ロボットの無線機能から流れ出した。戦いは今、終わろうとしていた。


[No.276] 2008/03/31(Mon) 07:32:07

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