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WINGBEAT COFFEE ROASTERS

all 石版 幕間「つまらない講釈」 - 文矢 - 2007/12/08(Sat) 18:41:39 [No.212]
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Re: 石版 第四幕「踊り狂うか... - 文矢 - 2008/02/20(Wed) 20:41:06 [No.261]
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石版 第六幕「彼は満足したのだ... - 文矢 - 2008/07/28(Mon) 10:42:40 [No.344]
石版 第六幕「彼は満足したのだ... - 文矢 - 2008/08/04(Mon) 06:57:01 [No.346]
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石版 第六幕「彼は満足したのだ... - 文矢 - 2008/11/24(Mon) 07:07:31 [No.422]
石版 第六幕「彼は満足したのだ... - 文矢 - 2008/12/07(Sun) 06:27:52 [No.425]
Re: 石版 第六幕「彼は満足した... - ??? - 2008/06/03(Tue) 23:03:34 [No.318]


石版 第六幕「彼は満足したのだろうか」 其の七 (No.347 への返信) - 文矢

 集団を、統率する為のステップとして第一に必要なのはなんであろうか。それは、話を聞かせることである。話を聞かせなければ、集団はリーダーを尊敬もしない。小学校の頃、ギャーギャーうるさい中での校長先生の話をまともに聞けたであろうか。聞けるわけがない。だが、静かな中で校長先生の話を聞いたら違う。逆の例えとして、感動すると話題な演説会を行っている者がギャーギャー騒いでいる中で演説をしても、校長先生の話のようにまともに聞かないだろう。まともに聞かせる、それが大事なのだ。
 今、イカたこの話をまともに聞ける者はいなかった。軟体防衛軍は統率がとれていない。ミサイル研究所が怒鳴り散らして、怯えて少し静かになるだけであった。
 イカたこは冷静に考えた。冷たい目で集団を見回し、何をすべきなのか考えた。どうするべきなのか、今はどんな行動をとるべきなのか。何パターンか考えて結論を出した。台の上に乗り、マイクのスイッチを入れる。
「予定を変更しよう。皆が落ち着くまで時間をとる。そうだな、三時間ぐらいでいいだろう。今から各自の部屋へ戻るように。いつも通り、一番隊から部屋に戻ってくれ。以上」
 イカたこはそう言うとマイクのスイッチを切った。
 最初、軟体防衛軍の兵士はざわめいたが、イカたこの指示通り、建物の中へと戻っていった。イカたこは、このようにそれぞれが動揺している中では何かのトラブルが起きてしまうだろうと判断したのだ。
 全員が部屋に戻っていくと、イカたこは残っている者を確認した。ナグドラ、ミサイル研究所、すずらんと、幹部メンバーの三人だった。
「いいか、今から命令を出す。兵士達の意思は大分揺らいでる。だからこそ、これ以上揺らがないようにしなければならない。どうするべきか分かるか?」
「え〜? 何ですか〜?」
 すずらんがいつも通りの声でそう言う。冗談では無いんだろう、とイカたこは呆れながら思う。
「つまり、ドラえもんの奴らをぶっ潰せばいいと?」
「ミサイル研究所、その通りさ」
 ミサイル研究所は嬉しかった。そして、残っている人数が何人かをすぐさま計算した。アルタ、のび太を抜いて五人、メタルが何人か殺していると考えても二人以上は残るだろうと考えた。それだけの人数を殺せる。ミサイル研究所はそう思うと『どす黒い』笑顔を見せた。いや、イカたこやアルタの『どす黒い』笑顔よりもさらに黒かったかもしれない。心の中で自分が正しいと思う信念さえも感じられない、本当に黒い。どこまでも、どこまでも黒い笑顔だった。
「すずらん、ミサイル研究所は先に行ってくれ。今、ターゲットは空間移動室、もしくはその周りにいる筈だ」
「了解で〜す」
 すずらんは四次元ポケットから『熱戦銃』を取り出すと、スキップしながら基地の方へ向かった。そして、ミサイル研究所はゆっくりと、黒く黒く笑いながら基地へと歩き出す。
 イカたこは、ナグドラに話しかける。
「ナグドラ、お前は部隊で行動してくれ。ロボットが入れる広い道は何処にあるかは知っているよな。なるべく、空間移動室の近くに行けるようにしてくれ」
「了解しました」
 ナグドラはそう言うと、ポケットの中から無線を取り出し、自分の部隊へと連絡をとった。
「それでは行きます。ジャスや健一の仇を討つために」
 ナグドラは、ゼクロスの仇を討つ為とは言わなかった。その事に気づくとイカたこは複雑な表情を見せ、最後に小さく笑った。


 絶望が、襲ってきていた。
 メタルは魅惑の舞のステップを踏む。ドラえもん達は動けない。脱出する為のアルタの作った出入り口もメタルによって塞がれ、外へ出る事はできなくなっていた。そして、どらEMONの腹からドクドクと流れていく血。深い、深い傷。
 絶望が、襲ってきていた。
 どらEMONの息は荒くなっていた。メタルの目を盗んで止血をしようとしたが、それも出来なかった。血は、メタルに斬られた時から流れっぱなしだ。
 メタルは今さっき、イカたこから連絡を受けていた。のび太とアルタの情報だ。それを聞くと、メタルは安心し、冷静に動くようになった。
 スネ夫と静香は絶望して泣いていた。ジャイアンは必死に体を動かそうとするが、少ししか動いていない。ドラえもんは汗をだらだら流しながら、どうすればいいかどうすればいいかと思ってパニックになっていた。
「最後に、言う事は無いかしら」
 メタルは静かにそう言った。どらEMONはそれを聞くとフッと笑う。
「やはりな。メタル。お前は甘いよ、甘い」
 どらEMONは顎を上にあげ、舌を出した。その行動の最中、何故か息が荒れてなかった。そして、その目は自信に満ち溢れていた。
 コツンという、音とともにどらEMONの腹の下から一つの秘密道具が現れた。『お医者さんカバン』だ。
 どらEMONは「しまった」という顔をし、それを隠そうと腕を伸ばす。だが、メタルの目にははっきりと入っていた。
「まさか……」
 メタルの頭の中に、疑惑が生まれる。もしかしたら、もしかしたら、既にどらEMONはこの『お医者さんカバン』を使って傷を治しているんじゃあないか。そんな、疑惑だ。
 もちろん、大怪我を負って、更に魅惑の舞で動きを封じられているどらEMONにそんな事はできるわけがない。そう、どらEMONは別空間の時と同じ。ハッタリ勝負に出たのだ――


[No.355] 2008/08/11(Mon) 17:33:32

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