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ドラえもん危機 第十四話 上 - ミサイル研究所 - 2008/11/25(Tue) 16:26:27 [No.424]


ドラえもん危機 第十二話 (No.407 への返信) - ミサイル研究所

「前線豚共、準備はいいか?」

「切り込み隊長殿、ご冗談を。殺すが抜けていますよ」

このような会話をしているのは、飛行船からのカタパルトによる降下部隊である。

既に彼等は足をカタパルトに固定し、今か今かと出撃を待ち望んでいる。

「一度はあのアーカードによって死んだ俺たちがまた戦えるなんてなあ……」

切り込み隊長と呼ばれた吸血鬼が感慨深そうな顔をしていた。

彼は本編でも一番最初に英国本土に降り立った吸血鬼であったりもする。

彼等の活躍(?)はヘルシング6・7巻に書いてあるので興味のある方はお買い求め下さい。

何、教えろだって?

私の表現力では無理です。ですので、本編を読むことをおすすめします、本当に。

『先遣降下吸血鬼部隊、出撃体制を整えよ。繰り返す、出撃体制を整えよ。

この放送終了の20秒後にカタパルト発射を行う。至急出撃体制を整えよ』

ビーッ ビーッ ビーッ

サイレンがけたましく鳴り響き、吸血鬼達は姿勢を前屈みへ整えた。

『出撃5秒前 Vier(4) Dreh(3) Zwel(2) Eins(1)

Null(0) 出撃!』

ドッ ドッ ドッ ドッ ドッ

飛行船から吸血鬼達が発射されてゆく。

しかし、そのことで彼等の顔が苦痛にもだえることや彼等が死んでしまうことはない。なぜなら彼等は吸血鬼だからだ。

吸血鬼達はその戦闘服をはためかせながらゆっくりと降りてゆく。

下に広がるB.O.Wの巣窟へ向かって。

オオオオオオオオオオオオオ

風の音のみが彼等の降下をただ伝える。

そして、東京要塞に設置された監視カメラも。

オオオオオオオオオオオオオオオオオ  スタッ

「こちらラインボードフォルトナー曹長、東京要塞内部に降り立ちました」

『了解。騎士十字勲章ものだ、今度一緒に飲もう』

緊張感のかけらも見られないが、その実吸血鬼達の目には飽くなきまでの闘争心が宿っている。

十人ほどが降り立ったところで、一体のタイラントが近づいてきた。

先ほどの監視カメラからの映像によって来たのであろうそれは雄叫びを上げていた。

その声はとても生物であるとは思えないほどの声ではあったが。

「おお、化け物だ!俺たちが打ち倒し、打ち倒される愛すべき宿敵だ!

さあみんな、奴らを殺したり殺されたりしよう!」

『オオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!』

吸血鬼達がタイラントに劣らないほどの雄叫びを上げた。

ズドドドドドドドドッ

それでもなおタイラントは近づいてくる。自らの手で彼等を抹消するために、殺しきるために。

ついにタイラントは彼等まであと10mと言うところまで来ていた。

そして、タイラントは己の勝利を確信した。なぜなら、この間合いまで人間が入られると、

どう反撃しようが後はタイラントの圧倒的な力の前にただただ殺されるしかないのだから。

だが、相手は百戦錬磨の吸血鬼である。そして、タイラントはその勝利の確信が自らの死の決定へと変わったことをすぐに知った。

「遅いんだよ、この死に損ないのデカ物」

一人の吸血鬼がそう言うと、タイラントのその巨体が一瞬で地面へと叩きつけられた。

ズドン

そして、タイラントが起きようとする瞬間に頭に手刀を叩き込んだ。

ズブブブブ

銃弾をはじくようなその頭に、まるで水面に手が吸い込まれるかのように手刀は沈んでいった。

そう、たったこれだけの攻撃で神羅選抜兵を壊滅に追いやったタイラントは殺された。

「弱すぎる、全くもって弱すぎる。これでは遊びにもならん」

一人の吸血鬼が酷く憤慨して言った。

「まあ、気にするな。報告ではもっと強い奴がいるそうだぞ」

「ならいいが…」

そしてこの二人は全く同時に死んでいるはずにタイラントに向けて焼却手榴弾を投げた。

そしてその爆発と共にタイラントが燃え始め、転がり始めた。

もはやその姿は身悶える哀れな動物にしか見えない。

吸血鬼達はその哀れな生き物に手持ちのアサルトライフルの弾を撃ち込んでいった。

タタタタタタタタタッ

まさに、百発百中である。撃つ弾は全て転がるタイラントへと吸収されていく。

そして、ついにタイラントは力尽き動かなくなってしまった。

「さあ、こんな雑魚にも人間共は手こずっている。さっさと助けようではないか、我らの兄弟を」

笑いを含ませながら吸血鬼達は壁から壁を蹴り消えていった。






「おお、凄い!あのタイラントがいとも簡単に殺されてしまうなんて!

欲しい!欲しいぞ、吸血鬼!」

総理大臣はと言うと、タイラントがやられたというのに無駄にハイテンションである。

「そ、総理、しかし、これでは我々は負けますよ」

オペレーターが心配そうに言った。

無理もない。圧倒的実力を見せつけていたタイラントが、いとも簡単に打ち破られてしまったのだから。

「君、まだ量産型のタイラントが一体消されただけじゃないかね。

まだ、テイロスもネメシスも龍も消されちゃあいない、ならばまだそのような心配をする必要はない。

それよりこの出し物を楽しみたまえ。滅多に見られないんだから」

総理大臣は依然として興奮したまま、オペレーターは青ざめてしまった。

(総理は何をお考えなのだ?一方的な勝利を望んでいると思いきや、

自分たちの惜敗を喜ぶ、一体何なんだ?)





To Be Continued


[No.412] 2008/11/06(Thu) 01:12:14

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