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all 奇面館の殺人、読了(やっぱりちょいネタバレ有) - 武垣鳴茂 - 2012/02/05(Sun) 22:01:26 [No.225]
Re: 奇面館の殺人、読了(やっぱりちょいネタバレ有) - mihoro - 2012/02/07(Tue) 23:33:02 [No.228]


奇面館の殺人、読了(やっぱりちょいネタバレ有) - 武垣鳴茂

ごぶさたしております。武垣です。
やっとこ最新作を読み終わりました・・・

・・・・・・いやあ、ずるいよこれw!

まあ読み終わるまでホントにさっぱり分からなかったので
悔しさほとんどなのですけれども(微笑)

途中までは「ん、入れ替わりだよな、水車館と同じパターン?
(んなわけない)」とかいろいろ考えていたのですが、それらの
イメージが途中の検証でことごとく否定されていくのがもうあれ、
「術中にはまっている」っていう。

アヤツジストならこう読む、っていうのを完全に想定されて、
それを「違うよ〜」否定していく文章を書いていくのは
書き手にとって痛快な作業だったのではないか、とw


んでもここまで「館の仕掛け」が犯行に使われたこと、初めてじゃない?
あと、日向から依頼受けたとき、「そういう人の集まり」という説明は
“当然に”受けていたのに、それを地の文で完全に伏せているのは・・・
まあこれを読みとれるかどうかってのがこの作品のキモだから、
書いてしまっては何ともならんのだけど(^_^;)
まあその辺は414Pの鹿谷のセリフにすべて集約してますねw
フェアかアンフェアか言われたら、ぎりぎりアンフェアな感もw
「先代」ネタだけでも構成持って行けたんじゃないかなあ・・・
(→ ま、これも気づかなかったんだけどね!)


しかしこの作品は、本のカバー袖部分とあとがきに書いてある
「遊び」に綾辻さんが挑戦した作品なんですよね。
だから、ちゃんと袖部分を読むところからスタートしていれば、
アンフェアに振れている針が、ちゃんと逆に向く感じがするのです。
「ああ、『遊び』ってそういうこと!」って。
そして、読めば読むほど味がでる「スルメ系」な作品だと。
またいつか再読したときは、ニヤニヤしながら読んでやる!


・・・と言うわけで(?)、読了後一気の感想でした。
長文失礼しましたm(_ _)m

あ。
最後の館はきっとバランス的に、私の住む東北でしょうw


[No.225] 2012/02/05(Sun) 22:01:26

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