Re: 月館の殺人 (No.7 への返信) - monstre  |
> 犯人が、ナイフが胸に刺さった後、 > 何故そのまま部屋に戻ったのか、意味が分かりません。 単に雪の中で死ぬのが厭だったのかも知れませんね。ナイフは心臓には刺さっていないとは言え、緊急手術には間に合わないと覚悟して、死に場所をせめて暖かいところにした程度の意味だと思っています。それにしては窓ガラス締めないんですけど。
> それに、刺さったままとはいえそれなりの出血があるので > 雪の上で倒れた跡とか、血のあととか > すぐ気づいたと思うんですが これは科学捜査が現場にないので、仮に外の血痕が見つかっても、日置とは別の犯人の返り血が凶器からこぼれ落ちただけかも知れません。 更に、雪の跡も日置を殺したかも知れない犯人が雪に足を取られてこけただけかも知れないので、外を見てそれらの痕跡に気付いても日置=犯人には即座には繋がりません。
手抜かりと言えば、現場の人達は素人探偵ですらなかったので仕方ありませんが、せめて死体発見時に現場の遺留物チェックでもしておけば、凶器や返り血たっぷりの服などは見つかったでしょうが、実はこれも犯人が日置の部屋に遺棄しただけとも考えられるので、決定的手掛かりにはなりません。
結局、事件解決時の手掛かりは、空海が見た開いたドアから覗いた指の記憶と日置の手に残ったドアに挟まれた跡が一致する"ように見える"と言う一点でしかなかったりします。勿論後々には電車外の日置の血痕のDNA鑑定となぜ自らを日置と名乗ったかが致命的なキズになって犯人と特定されてしまいます。
[No.9] 2007/02/17(Sat) 19:12:50 |