えっと、今回のエレガント解答には原作者のお二人の 希望する推理の順番と取捨選択が存在しています。 今後のこともありますのでまとめてみます。
1、卓也の足跡についたタイヤ痕から、犯人は遺体を移動している。 つまり、犯行現場は岬ではなく遺体はどこかに隠されていた。 (この際、足跡から犯人を絞り込んではいけない)
2、犯人が遺体を隠したのはシーツの高さの違いから物置の引き戸の中。
3、なぜそんな奥まで死体を運び込んだかというと、 「卓也がストーブを取りに来ると知っていた」から。 ストーブの件を知っていたのは卓也、真紀、正太郎、亜紗子の4人。 なお、泰江が知ったのは犯行後なので除外する。
4、卓也は聞き手である右手に包帯をしており汚さずに犯行できない。 また、巻きなおすことも難しいと考えられるため除外する。
5、正太郎はリウマチで2階に移動できずカードを置けないので除外。 ↑ 番組公式HPによるとこれは必要ないようです。
6、被害者の携帯電話の電源が切れているが、 時計代わりの携帯を被害者が切るわけがない。 電話が復旧して大音量の着メロにより遺体が発見されない ようにしたためだろうが、海馬地区の住民の多くがマナーモード。 つまり、被害者の着メロが大きいと知っていた人物が犯人。 よって、知らなかった真紀は除外される。
7、2008年説を地震や月齢などから看破する。 ↑ 番組公式HPによるとこれが必要らしいです。
これが今回の希望された解答だったわけですね。 僕の敗因は、最初に「携帯電話の音」から始めたこと。
この番組は「実際に起こった事件を解く」のではなく 「審査員が希望する解答を送る」という大会ですから、 この順番の推理が美しい解答なわけで、僕には無理でした。
次こそ、コミュニケーションをしっかり量りたいものです。
[No.139] 2008/10/12(Sun) 16:50:16 |