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   綾辻さんはマジックがお好き?(奇面館のネタばらしア... - Mystery ファン - 2012/02/05(Sun) 00:35:30 [No.223]
Re: 綾辻さんはマジックがお好き?(奇面館のネタばら... - mihoro - 2012/02/05(Sun) 12:44:41 [No.224]
Re: 綾辻さんはマジックがお好き?(奇面館のネタばら... - Mystery ファン - 2012/02/05(Sun) 23:31:53 [No.226]
Re: 綾辻さんはマジックがお好き?(奇面館のネタばら... - mihoro - 2012/02/07(Tue) 22:21:33 [No.227]



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綾辻さんはマジックがお好き?(奇面館のネタばらしアリ) (親記事) - Mystery ファン

私は数年前、ある女性マジシャンのブログに「暗黒館の殺人」の感想記事と「週間ブックレビュー」に綾辻行人さんが出演した時の番組に対するコメントが書いてあるのを読んだのがきっかけで、綾辻作品に興味を持ち始めました。その女性マジシャンからメールで伺った話ですが、綾辻さんもマジックがお好きだとのことです。「奇面館の殺人」にもマジシャンが登場しますね。推理小説とマジックは通じるものがあると私は思います。どちらも謎があり、仕掛けがあり、意外性があるからです。特に密室トリックはマジックそのものです。だから、ミステリ好きの人ならマジックに興味が沸くだろうし、マジックファンならミステリの謎解きに興味を覚えるでしょう。「十角館の殺人」の中で登場人物の一人が「ミステリのファンで、マジックに興味のない人も珍しいねえ」というセリフを言っていましたが、そのとおりだと思います。
「奇面館の殺人」の最大の見せ場は、招待客全員が同姓同名であったということでしょう。ある雑誌で綾辻さんが「この作品のメイントリックが、どこまで読者の皆さんに通用するかドキドキしています」と言っていましたが、そのメイントリックとは‘同姓同名’のことを指しているのは間違いないでしょう。(仮面のトリックも、密室トリックも、犯人自体もそれほど意外ではないからです)。タイトルに「仮面」という言葉が使われているし、登場人物が全員仮面を被るので、てっきり仮面がメイントリックだと思わせますが、実はこれはダミーでした。読者に、仮面に注意を向けさせておいて、本当の意外さは全く別のところに仕掛けられていたというわけです。このように、人が注意を向けている場所とは違う場所にトリックを仕掛けるというのはマジックの常套手段であって、綾辻さんはこのマジシャンのやり方を応用したのです。この真相が分かった時、完全にヤラレタと思いました。他の館シリーズと違い、招待客全員が男だったので、オヤッ?と思いましたが、こういうことだったんですね。

余談ですが、綾辻行人さんてプライベートでも、どこかの館で、作家仲間たちを招いてパーティーを開いているんでしょうかね。それも、招待客をアッと言わせるような趣向を凝らして・・・。そんなイメージがあります。


[No.223] 2012/02/05(Sun) 00:35:30
Re: 綾辻さんはマジックがお好き?(奇面館のネタばらしアリ) (No.223への返信 / 1階層) - mihoro

感想、ありがとうございます(^^)。

奇面館、どこで一番驚くか。Mysteryファン さんは「同姓同名」だったんですね。わたしはその前の「入れ替わりはない」「仮面が鍵」「実は三代目」あたりでさんざん驚いてしまって、終盤はもうへとへと、なにが出てきても「なるほどそうだったか〜」という感じでした。

綾辻さんがマジックを実演されるところを、三回ほど見たことがあります。お上手ですよ〜。ひとつは、2000年の京都大学での講演会。泡坂妻夫さん(マジック界では厚川昌男さん)考案のマジックを披露されました。
http://www.geocities.jp/y_ayatsuji/step2/rep/kouen2-a.html
「安楽椅子探偵、再び」DVDでは、原作者対談の最後に綾辻さんの「スナップチェンジ」という技を見ることが出来ます。
もうひとつは、本格ミステリ大賞の公開開票式で。もっともこのときは、カードを広げてさあ始めましょうというときに受賞者の東野圭吾さんが到着して、最後まで見られなかったのですが。

エッセイにもマジックの話は時おり登場します。『北村薫のミステリびっくり箱』の中でも、綾辻さん登場の回のテーマは「手品」でした。学生の頃からマジックはお好きで、たくさん持っていらっしゃるようです。もっとも、使わないでいるとタネを忘れてしまい、ガラクタと化してしまったものもあるようですが。

マジックとミステリ、たしかに共通するところも多いですが、マジックはタネ明かしをしないで終わるのに対して、ミステリは最後にはタネを読者に明かす。そこは大きな違いだと綾辻さんはおっしゃっていました。

綾辻館(ご自宅、すごく大きなお屋敷らしい)でのパーティー、行ってみたいなあ。バイトのメイドさんとしてでいいから(笑)。


[No.224] 2012/02/05(Sun) 12:44:41
Re: 綾辻さんはマジックがお好き?(奇面館のネタばらしアリ) (No.224への返信 / 2階層) - Mystery ファン

私のコメントを読んでくださってありがとうございます。綾辻さんの実演マジックを御覧になったことがあるのですね!それはステキです。私も見たかったなあ。紹介してくださったDVDや本はチェックしたいと思います。どうやら綾辻さんて本格的なマジック愛好家のようですね。記事も読みました。泡坂妻夫さんが作家でありマジックの名手であることは存じております。やはり綾辻さんとも接点があったのですね。そういえばクレイドン・ロースンも、ミステリ作家でありながら、マジシャンとしても活躍しました。彼の、電話ボックスの中で人間が消えてしまう小説にはびっくりしました。私もマジック教室に通ったことがありますが、全然うまくなれず、挫折してしまいました(笑)。でも鑑賞するのは大好きで、マジックバーなんかでカードマジックを見せてもらったことがあります。


綾辻行人さんや東野圭吾さんをナマで見たことがあるなんて、うらやましいです。本格ミステリ大賞授賞式って一般の人でも見られるんですか。なんか凄い人達が集まっているようですが。

> 綾辻館(ご自宅、すごく大きなお屋敷らしい)でのパーティー、行ってみたいなあ。バイトのメイドさんとしてでいいから(笑)

えっ!mihoroさんて女性の方だったんですか?


[No.226] 2012/02/05(Sun) 23:31:53
Re: 綾辻さんはマジックがお好き?(奇面館のネタばらしアリ) (No.226への返信 / 3階層) - mihoro

マジック教室に通われたことがあるとは。お好きなんですね。

本格ミステリ大賞、一般人が参加できるのは授賞式ではなく、公開開票式です。
会員の投票で大賞が決まるのですが、その開票の場に抽選で10名、同席できるのです。
発売中のアンソロジー『見えない殺人カード』の帯に、応募券が付いています。
開票式、今年は5月12日(土)です。作家さんもたくさんいらっしゃいます。
本を持参すれば、サインもらい放題。興味がおありなら、ぜひぜひ。

そうか、男だと思われていたのか(^^;;)。たしかに、外見も性格も男っぽいです。


[No.227] 2012/02/07(Tue) 22:21:33
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