ごぶさたしております。武垣です。 やっとこ最新作を読み終わりました・・・
・・・・・・いやあ、ずるいよこれw!
まあ読み終わるまでホントにさっぱり分からなかったので 悔しさほとんどなのですけれども(微笑)
途中までは「ん、入れ替わりだよな、水車館と同じパターン? (んなわけない)」とかいろいろ考えていたのですが、それらの イメージが途中の検証でことごとく否定されていくのがもうあれ、 「術中にはまっている」っていう。
アヤツジストならこう読む、っていうのを完全に想定されて、 それを「違うよ〜」否定していく文章を書いていくのは 書き手にとって痛快な作業だったのではないか、とw
んでもここまで「館の仕掛け」が犯行に使われたこと、初めてじゃない? あと、日向から依頼受けたとき、「そういう人の集まり」という説明は “当然に”受けていたのに、それを地の文で完全に伏せているのは・・・ まあこれを読みとれるかどうかってのがこの作品のキモだから、 書いてしまっては何ともならんのだけど(^_^;) まあその辺は414Pの鹿谷のセリフにすべて集約してますねw フェアかアンフェアか言われたら、ぎりぎりアンフェアな感もw 「先代」ネタだけでも構成持って行けたんじゃないかなあ・・・ (→ ま、これも気づかなかったんだけどね!)
しかしこの作品は、本のカバー袖部分とあとがきに書いてある 「遊び」に綾辻さんが挑戦した作品なんですよね。 だから、ちゃんと袖部分を読むところからスタートしていれば、 アンフェアに振れている針が、ちゃんと逆に向く感じがするのです。 「ああ、『遊び』ってそういうこと!」って。 そして、読めば読むほど味がでる「スルメ系」な作品だと。 またいつか再読したときは、ニヤニヤしながら読んでやる!
・・・と言うわけで(?)、読了後一気の感想でした。 長文失礼しましたm(_ _)m
あ。 最後の館はきっとバランス的に、私の住む東北でしょうw
[No.225] 2012/02/05(Sun) 22:01:26 |