春風社より、海老原暁子『なぜ男は笙野頼子を畏れるのか』が7月27日に発売されます。 http://www.amazon.co.jp/dp/4861103185/ アマゾンで予約できます。 目次は近刊検索βにありました。 http://www.hanmoto.com/jpokinkan/card/card.php?isbn=9784861103186 『水晶内制度』と『母の発達』を読み、男によってつくりあげられた言語、宗教、性別観をくつがえす作家の叫びをとらえる。 『水晶内制度』は古事記の過激な翻案であり、『母の発達』は母に負わされた過剰なイメージを破壊する。男によってつくりあげられた言語、宗教、性別観をくつがえす孤高の作家の叫びをとらえる文学評論。 1 なぜ男は笙野頼子を畏れるのか 女の見る夢――『水晶内制度』における極私的神話世界 言語・宗教・性別規範――『水晶内制度』試論 おかあさんのその後――『母の発達』の破壊力 2 私をおまえと呼ばないで――マンガにみるジェンダー 「おまえ」という呼称がはらむもの やまだ紫『しんきらり』をテキストとして 「単性生殖」をキーワードに萩尾望都『マージナル』を読む――男女共同参画は種レベルの命題か? 3 「ものがたり」の試み 樽の中 おそらく海老原暁子さんのプロフィールで紹介されている論文を書籍化したものではないかと。 http://jglobal.jst.go.jp/public/20090422/200901040318087113 『母の発達』以外はネットで読めます。 「言語・宗教・性別規範 : 笙野頼子『水晶内制度』試論」2008 http://ci.nii.ac.jp/naid/110007088073 「女の見る夢 : 笙野頼子『水晶内制度』における極私的神話世界」 2006 (その1) http://ci.nii.ac.jp/naid/40007265700 (その2) http://ci.nii.ac.jp/naid/110006278524 WANで月一連載中:「フェミニストの明るい闘病記」 http://wan.or.jp/reading/?p=6625 [No.470] 2012/06/16(Sat) 14:15:11 |