9月30日(火)朝日新聞夕刊にも著書インタビュー記事が掲載されました。 「言葉は自分自身を救う 笙野頼子、膠原病との「未闘病記」刊行」 http://book.asahi.com/booknews/interview/2014100200010.html 「小説の中の『私』は、私自身から切り離されたフィクションの存在。今回、難病だけど軽症という中ぶらりんなりに、世界を眺める道具としての新しい『私』を書こうと思った」 なるほど。金毘羅とも違う新しい「私」ですね。 「軽症で働ける人も、しばしば病名を隠して就職する。若くまだ低収入の人は、サポートなしでは定期検査なども受けず、手遅れになるかもと心配です。日本の制度にはすべてを失わないと助けないという、歪んだモラルがある。すぐ自己責任とかいうが、余裕をもって大事になる前に防いでこそ個人を救い、国を救うことになるはずです」 20代という若さで膠原病が悪化して亡くなる方もおられるそうです。病気を隠さずとも働ける社会になってほしいですね。
[No.508] 2014/09/30(Tue) 23:15:07 |