勝利を祝う歌、俳句、伝記(SS)展示場 - ミサ@鍋 - 2006/12/14(Thu) 00:32:59 [No.107] |
└ お祭りss - 兄猫@劉輝藩技手 - 2006/12/16(Sat) 22:12:42 [No.184] |
└ お祭りの日のひとこま - 砂子@鍋の国 - 2006/12/14(Thu) 17:04:48 [No.181] |
└ 間に合わなかった・・・ - カラスマ@鍋の国 - 2006/12/14(Thu) 14:03:13 [No.179] |
└ お祭りSS - ルクス@羅幻藩国 - 2006/12/14(Thu) 12:03:32 [No.177] |
└ お祭りSS2 - ルクス@羅幻藩国 - 2006/12/14(Thu) 12:04:50 [No.178] |
└ 祭りらしく - 嘉納@よけ藩国 - 2006/12/14(Thu) 10:10:38 [No.164] |
└ 鍋の国にいこう!(技士篇) - ヴァンダナ@F.E.G - 2006/12/14(Thu) 07:36:50 [No.150] |
└ 遊び【目隠しにゃんこ】 - スピーカー@フィーブル藩国 - 2006/12/14(Thu) 07:23:25 [No.148] |
└ どこの国民でもなく、アイドレスも持たないが、ただ、... - りゅうへんげ/無所属 - 2006/12/14(Thu) 06:55:34 [No.144] |
└ 鍋の国戦記 回廊突破作戦 - まき@鍋 - 2006/12/14(Thu) 04:56:31 [No.137] |
└ 凱歌、みたいな - ながみゆきと@ながみ藩国 - 2006/12/14(Thu) 00:56:58 [No.111] |
えーと、SSはここですねー? 鍋の国にいこう!(技士篇) 「鍋の国はー、鍋がうまいー」 本国でもお祭りで士気高揚中のヴァンダナは歌いながら鍋の国へやってきた。 目的はまあ、自分の国でも祭りだったのだが、色々な都合であまり食を取ることが出来なかった。一人さびしくアイドレスの整備をしていたのだが、運良く、鍋の国で祭が開催されるというので走った。 自分の国のアイドレスは整備士に任せた。整備士は、「ヴァンダナさん、結構走りましたもんねー」と苦労をねぎらって送り出してくれたのだった。 ついでに他の国のアイドレスに興味がある整備士は、カメラとメモ帳、デッサンノートを持たせて一言。「鍋の国には超強固な装甲を誇る義勇号があるんですよね!? 見てきてくださいよぉー!」と目を爛々と輝かせていたのだから、断ることもいかず約束した。 して、現在。 街のいたるところから、「鍋の国、大勝!」「大勝祭!」「ビバ王猫さまぁー」とか書かれた旗がずらずらと昇っている。 見ているだけで楽しい。見ているだけで心躍る。それが祭り。一瞬の祭り。だから、楽しい。 どっこに義勇号はーあるのかなー。工場見学したいなー。外だけでもー。ビバメカー。 自分も技士であるが故に、他人の国のアイドレスが気になるのだろう。手持ちの袋をひっさげて歩き回った。 宿は整備士達が先に手配している。このまま留まって勉強じゃー、お祭じゃー、と叫ぶ。 土産は何がいいかなー。やっぱり鍋の元ー? 鍋の国だしー。いやいやあの可愛らしい王猫人形もいいねー。うちの王猫より可愛イー。 ――数分後。 「かっ・・・かっ・・・かーわーいーいー!」 会場のモニターに映し出される、義勇号の発進場面。祭典用義勇号の土鍋Ver、猫Ver。 なんだかすごい元気な露店で買った焼きそばをたべながら、悶絶した。もー、悶絶。メカには目がないこの人物、ついでに可愛い(猫もしく、しょくーん要素)が付加されると悶絶行動はデフォルトであった。 頭の中で、にゃー、と鳴く猫義勇号。 頭の中で、しょくーん、と語りかける土鍋義勇号。 頭の中で、出撃シーケンスが延々と繰り返される義勇号。 すぐさま近くの椅子やらなにやら探してきて、メモやらスケッチやら行動を開始する。 「・・・可愛さを出すためには、国のマスコット的存在をモチーフにしてもよい。鍋の国では鍋ー、だから、鍋底・・・」 なんだか周りのテンションからかけ離れて完全に没頭しているようである。まあ、頭の中では祭が展開されているのはいうまでもない。 「あの義勇号は鍋の技術を使って開発した・・・? 我が国も見習わねば!」 ついでに妄想も膨らんでいる。ここらへん、ちょっと欠点であった。 勢いよく立ち上がり、メモとデッサンをかかげて焼きそばを完食して、走りだした。 「まーってーろーぎーゆーうーごーうー!」 ひとまず公開されているかどうか判らないアイドレス工場へと叫びながら向かう。 その後の事は、まぁ大体検討がつくであろう。 [No.150] 2006/12/14(Thu) 07:36:50 |