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WINGBEAT COFFEE ROASTERS

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まさかこんな物を作る事になるとは・・・(汗 - 癖毛爆男 - 2008/04/19(Sat) 23:45:49 [No.226]
Wiki用の構文にしてみました。 - ちょっとおてつだい - 2008/05/03(Sat) 22:43:42 [No.244]
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納品完了 - 癖毛爆男@アウトウェイ - 2007/12/29(Sat) 21:14:20 [No.174]
完成品 - 癖毛爆男@アウトウェイ - 2007/12/29(Sat) 21:10:50 [No.173]
依頼受注・代理投下 - 癖毛爆男@アウトウェイ - 2007/11/30(Fri) 23:48:16 [No.158]
希望場所とログ場所 - 空 - 2007/11/28(Wed) 20:38:55 [No.157]
発注・依頼NO.193 納品 - 癖毛爆男@アウトウェイ - 2008/02/03(Sun) 01:16:11 [No.206]


回想録用 (No.184 への返信) - 癖毛爆男@アウトウェイ

・前書き

アイドレスについて回想録を書くとき、何を焦点とするべきか?

当然、不特定多数の方を相手にするならばアイドレスという舞台そのものについての回想録が相応しいだろう。

だがしかし、私は残念な事にアイドレスを楽しんではいるが、本筋に興味は無かった。

だから、その様なアイドレスゲーム内の回想録を書こうとしてもその場の興奮も、臨場感もわからない。

なので、そういった捻くれた奴の視点から見たアイドレスというゲームについて思い出していこうと思う。

これはアイドレスというゲームを楽しみつつも、規定外の楽しみをする捻くれた人間のお話である。

記憶がおぼろげな部分もあるので、そこについては当時と違う脚色めいた物になるかと思われるが、御了承いただきたい。

それでは振り返ってみよう。それはおおよそ一年前。ある人間の思い付きから始まる物語である。



・第一章 勧誘のお誘い

「壁ω・) 国を作ろうと思うんだが」

突然の申し出にクセ毛はうろたえた。というか、いきなり何の話ですか、真面目な話。

当時、クセ毛ボンバーという男はただのAマホ好きであった。それ以上でもそれ以下でもなく、またAマホというゲームを通して、色んなものを再現しようとしていた時期でもある。

もうすぐ春の訪れ、というか春も近くなってきましたなぁ。いやはや、というような時期である。

そんな中でクセ毛はAマホを通じて知り合ったさちひこという男に冒頭の様な言葉を唐突に投げかけられた。

「壁ω・) 国を作ろうと思うんだが」

「ははぁ、そりゃまた何のお話ですか?」

「壁ω・) アイドレスだよ、知らない?」

「ん、んー? あぁ、なんかやってますねぇ」

当時のクセ毛のアイドレスに対する認知度はこの程度の物である。
もっとも、現在でもそれほど変わってるわけではない。別段ルール等を知らなくても楽しもうと思えば楽しめるがアイドレスのいいところだ。

「壁ω・) それで、国を作る際にだな、ボンちゃんもやらないか?」

「? え、えーと……あっはっはっはっ、何を言ってるんですか、もうっ。さちさんたら御冗談がお上手なんですからー」

本人としては京都弁あたりを意識した言葉遣いだったと思うが、チャットは文字のやり取りのみだったのでイントネーションは伝わらない。ちょっと残念。

「というか、ぶっちゃけアイドレスって何? 美味しいの? って状態ですから」

「壁ω・) 俺もよくわからんっ」

おい、まてコラ、と心の中で思ったのは秘密である。

「とりあえず、やる気はないっすねー。Aマホのほうが楽しいんで今は」

「壁ω・) 残念なり」

とまぁ、とりあえずはその会話で終了した。

そう、したと思われていた。

ここでクセ毛ボンバーという人間について少し話そう。

クセ毛ボンバー。Aマホプレイヤーの一人であり、自称ゲーマー。
リアルにおいてもゲームとファンタジー(ぶっちゃけ有り得ない)をこよなく愛する……まぁ、オタクという人物だろう。

また、物を書くのを趣味としていたが、趣味以上のことはしたことが無い。

つまり、何らかの利益が発生するような形で文章をどうこう、という事は皆無であった。

ゲームとファンタジーを愛し、文章をちょこちょこ趣味で書いているだけの、まぁ言ってしまえば割と社会不適合者なダメ人間である。

さて、そんな人間が何故建国に誘われたのかといえばさちひことはAマホにおいては非常に回数を重ねていた事が原因であると思われる。

当時はロールセッションと言ういわば小笠原やうふふきゃっきゃっ、なセッションを行っており、それのテストプレイをさちひこに頼んでいたりした事もあった。

また、大絢爛舞踏祭においては見学者であり、外から眺めては面白そうだなぁ、というだけのプレイヤーでもあった。

公式ゲームへの参加回数は 0回。
Aマホ以外のTRPG及びその他のネットゲームへの参加回数 0回。

つまり、クセ毛ボンバーなる男はまるっきりのド素人もいいとこの、ただの凡人である。

当時としては建国にあたり、人員が必要であった事、多少なりとも文章戦力としてカウントできる事。これ以上の働きはおおよそ期待されていなかったとされる。

さて、そんな人物であるクセ毛ボンバーはキッパリさっぱりスッキリと勧誘を断ったつもりであった。

何しろアイドレスというのは最初期の頃だけは見ていたがにゃんにゃんの大統領云々あたりから、完全に理解が出来なくなっていた。
また、ルール面も覚えきれるほど賢い人物でもなかったし、ゲームプレイヤーとしても特に目立つようなプレイもない凡庸なものであった。

つまり、凡人は凡人なりに外から見るを良しとしていたのだ。

元からACEと呼ばれる人間の生死にもそれほど興味がなく、むしろ膨大な情報を処理しきれなくてその情報がたどり着いた頃にはイベント自体は終了している事も多かった。

そんな人間がどうしてアイドレスを楽しめるというのか?

誰よりも自分自身がそれを痛感していたとも言える。

初心者に優しく無いゲーム。
一見さんお断りのような雰囲気。
パっと見で判る戦力のアンバランスさ。
技術評価を行う事でゲームプレイヤーとしての資質では無いものを問われるシステム。

これら全てが当時のクセ毛ボンバーから見ればただの悪質なネットゲームの様に見せる要因ともなった。

だが……

「壁ω・) なぁ、やらんか?」
「壁ω・) ボンちゃんならきっとステキな文章が書けるっ」
「壁ω・) 他に人が入ったらそんなに忙しくないはずだっ」

まさかの連続勧誘。というか、何ゆえそれほど俺ですか!? と思わず叫びたくなるほどの勧誘の雨嵐である。

その勧誘は実に二週間もの長さで続き、流石のクセ毛ボンバーも思ったのである。

「……やるか、うん」

なんというか、非常に微妙な考え方である。

当時クセ毛ボンバーは自分の文章という物に対して疑念を抱き続けていた。

物書きを目指したい、物を書く職業になりたい、という個人的な夢があった。
それは正に夢である。夢物語、胡蝶の夢と何ら変わらない物である。

何故なら、本人が努力をしていなかったのだ。それは夢物語になるはずである。

実はここでさちひことクセ毛ボンバーの利害は一致した。

さちひこは建国にあたり、文族や技族など、大勢の国民が欲しかった。

クセ毛ボンバーは文章を大勢の人に見てもらい、評価してもらえるチャンスだと考えを改めた。

「うぃす、んじゃやります。だけど俺、ルール面とか判らないし、多分見ません。それでもいいですか?」

クセ毛ボンバーが勧誘を受けて答えたのはこのような言葉だった。

正直、どうかしてる。何をする為にやってるのだと言われてもおかしくない、最低な言い分である。

それでもさちひこは鷹揚に。

「壁ω・)b おk。君もうちの藩国の一員だ」

と、迎え入れた。

こうしてさちひこが立国を決意し、クセ毛はそれに追従するような形で建国に協力する事になる。

だが、今だから言おう。

正直、俺は後から少し後悔していた。



・第二章 建国日記

さて、アイドレスプレイヤーの多くの人に共感をいただきたい一言がある。

建国って滅茶苦茶タイヘンじゃね?

最初期の建国から後期の建国まで含め、建国作業に携わった人間なら共感していただきたいところである。

さてはて、そんな言葉を冒頭に置いておくには当然、意味がある。

そのまんまの意味で建国作業が凄くタイヘンだったのだ。

ここで最初期の頃の話をしよう。

国民三名。
実働二名。

藩王・さちひこ
計算関連・さちひこ
HP管理・さちひこ
技族代表・さちひこ
文族代表・クセ毛ボンバー

割り振りはこのような感じだ。どう考えても頭がおかしい。

事実、国としての動きは極めて遅かった。

何しろまず、ルールをある程度理解していたのが当時『玄霧藩国に所属する』空を見る人(以降は長いので、空さんと表記)だけ、という明らかに間違ってるにも程がある状況である。

ちなみに空さん、通称空さんはさちひこの個人的な知り合いらしい。
少なくともクセ毛はそう聞いていた。顔の広い男である。

それはともかく、このような異常状況であるならば、建国など夢のまた夢、それこそファンタジーそのものであった。

「空さーん、ここどうするの?」
「空さーん、ルール的にはこれってオッケーなの?」
「空さーん……」
「空さーん……」

建国作業中にアウトウェイの国民チャットで一番発されたかもしれない言葉である。

断言しよう。建国に対してもっとも功績がある人物。

それは間違いなく『玄霧藩所属の空さん』であった。

……判ってる、皆まで言わないでほしい。
明らかに間違ってる事はわかっているのだ。

だが、こうして他国の人でも助けてくれるのもアイドレスのいい所ではないだろうか?

困った時に助けてくれる人が居るというのは非常にありがたいことである。
これを痛感したのも久しぶりであった。
閑話休題。

さてはて、こうして建国が進んでいく。

設定回りなどは確認を取りながらクセ毛ボンバーが書いていき、それに対して絵や図を書き込んでいくのがさちひこ。
ルール的に大丈夫か、チェックを入れるのが空さん、という役目だった。

だが、作成は二人しか動いていないというのが実情である。

当然、作業自体は遅れる。仕事や学校もあるのだから、当然その間は作業が出来ない。

この時点から、アイドレスは確実にPLのリアルを侵食し始める。

さちひこは藩国の運営や文章のチェックでAマホをやる時間がなくなり始め、寝落ちが多くなった。
クセ毛は必要な設定全てを書くために、寝る時間を削り始めた。

実働二人で建国というのが、どれだけ常軌を逸していたのか。
今考えても恐ろしいものがある。

とうとう、頭を抱えてひねり出された一言が。

「……人が必要だ。もっと国民が居ないと……話にならない」

である。

当然、当時から方々には手を打って回っている……つもりであった。

ここで状況を整理しよう。

アウトウェイという国は後発国であった。

アプローの涙から継続でやっている国ではなく、また、アイドレス開始時期に追加された国でもない。

この状況から導き出されるのは。

活動的な人ほど、既に別の藩国に入っている、という現実である。

アイドレスが現実を侵食し、現実が我々を苦しめる。これは中々に笑えるではないか。

何度かの討論が行われた。建国自体を諦める、という話すら出るほどだった。

だが、ここで諦められないのが負けず嫌いの藩王、さちひこである。
また、その様な人間と付き合いを持つクセ毛ボンバーも何を言うか、である。

建国は諦めない。だが、人は必要。それも、動いてくれる人が。

状況は既に人が居ない。また、居てもやる気が元から無い人、状況的に忙しくて出来ない人。

そんな人ばかりである。どうするべきか?

二重藩国をお願いしてみる?
建国した暁に取るACEを約束してみる?

様々な奇策、駄策、正攻法などが考えられ、実行に移された。

結論から言おう。このような持って回った策など、必要なかった。

我々は一番の正攻法を取ればよかったのである。
「一緒にやろう」と言ってくれる仲間が来るのを。



・第三章 女神の光臨

ここで少し未来の話をしよう。

アウトウェイが建国され、藩国として様々な物と戦っていた時。

アウトウェイは藩国であって、藩国ではなかった。

今では既に脱藩されて、他国にて活躍中のある一人のPLのファンクラブだったといっても過言では無い。

今でも俺は覚えてる。それは一つの奇跡だったのではないか、と思うほどの衝撃と衝動を。

ここで時間は戻る。

さてはて、人が居ないというこの状況に対して、誰も彼もが手を打っていた。

まず、クセ毛ボンバーはよく知るAマホプレイヤーに声を掛けまくった。

時期が悪く、参加は微妙という答えが多いのが当然である。
それでも、数人はクセ毛の声を聞き、駆けつけてくれたり、ある程度の暇を見つけたら、と約束してくれた。

さちひこはアイドレス、Aマホとは関係の無い方向で攻める事になった。

Mixiである。

ロボット絵をこよなく愛するコミュニティや、そちらの方面から攻める事にしたのだ。

別にAマホ、アイドレス、無名世界観など知らなくてもアイドレスを楽しめそうな人間を探し回る事となる。

だが、当然のように感触は両者とも良くない。

当時既にクセ毛がよく行ってた森村氏の運営するサイトにいるAマホプレイヤーは当然の様に藩国に所属するものが多かった。

また、さちひこの方も当然、そんな事を急に言われて乗り気になる人間など滅多には居ないわけで、難航していた。

結果、荒ポンというクセ毛とさちひこにとって良く知るAマホPL一人が二重登録という形で登録するだけとなる。

実にこの間おおよそ一週間。

性急過ぎるが、それでも我々としては時間が無い、という強迫観念の様な物があった。

それにも理由がある。当時アウトウェイには技族が存在しなかったのだ。

文族の確保は比較的楽である。何故なら日本語さえ書ければいいのと、趣味で小説を書いている人間など、それほど五万と居るだろう。

特に無名世界観系ゲームのファンならば、一度は好きなゲームを舞台とした二次小説を作った事はあるのでは無いだろうか?

だが、技族はそうもいかなかった。

何しろ無名世界観好きで有名どころの技族の多くは既に藩王となったり、藩国に所属していた。

付け加え、技族というのは文族に対して絶対的に数が少なかった。
また、作業時間と作業量も違う。つまり、圧倒的に技族の負担が大きかったのだ。

これ自体はアイドレスの問題として何度か取沙汰される事ではあるので、そちらはそういう方にお任せるする。

まぁ、ともあれ。つまりは絶対的な技族不足であった。

こうして頭を悩ませている時に、まるでタイミングを見計らったかのようにやってきたのがアウトウェイを1ファンクラブにまでした三つ実という人である。

この三つ実さん。誰も見かけたことがなかったと思われる。たまたま見かけて、たまたまアウトウェイにやってきたという、偶然に偶然が重なって来たプレイヤーである。

当時、本格的に国民不足で、とにかく国民獲得に躍起になっていた我々が拒絶するわけもなく、三つ実は我等が藩国の一員となる。

技族という事は聞いていた。当時、誰もが注目していたのはそのクオリティ。

入国して二日後。今考えれば異常な早さで三つ実が絵を上げてきた。

それはクセ毛ボンバーが書いた商店街設定に関する絵であった。

「…………すっげ」

これが俺の呟けた一言である。

クオリティの高さが想像を軽く超えていた。
楽観的に考えていたクオリティの高さのその上まで飛んでいかれた。

この瞬間、確かにその人は我が藩国のシンボルとなった。

さひちこも、クセ毛も、そして空さんも、みんなが三つ実の絵に惚れ込んだ。

今思えば、アウトウェイの本当の幕開けは、ここからだったのかもしれない。



・第四章 アウトウェイ立国

さてはて、こうして人間が大分増えてきた。

まず、これに次いで現在でも藩国で活躍中の人を上げていこう。

まずは現在はアウトウェイ藩国摂政まで上りつめた空さんだろう。
この人はまず、二重登録としてアウトウェイにやってくる。
その後、技族でありながら、出席率の高さや事務手続きなどを率先して行ってくれる事から摂政まで任されるようになる。

次に西田蜂朗である。この西田、後ほど紹介する相葉はAマホ繋がりとして、藩国に招待されて、そのまま拉致された。
こちらはもう一人の山口一同様、根源力、及び財政計算・Wiki管理などを担当している。

現在は多忙らしく、活動できていないが相葉という文族もいる。

これらの現在でも重用されている主要人材はおおよそ三つ実が入国してから二週間の間で揃う事になる。

三つ実の入国がアウトウェイの幕開けというのはこのような意味もある。

さてはて、それはそれとして立国作業である。

技族がきっちり動き始める事により、文族の先行作業が生きてくる事になる。

もとより国設定は文族任せという部分が強く、当時のメイン文族であるところのクセ毛・荒ポンによって藩国の設定は大半が決定されている。

そこに藩王を筆頭とした他族の意見も取り入れ、調整されていく。

さてはて、こうしてアウトウェイは着々と建国に向けて驀進することになる。

動き出せば止まらない、止まれないのもアウトウェイの特徴の一つかもしれない。
もっとも、これは良し悪しで着いてこれる人、これない人もいるので要注意である。

それはともかく、アウトウェイが怒涛の勢いで建国を進め、ついに来る。

その時、私がアウトウェイに入国して、おおよそ三ヶ月もの時が流れようとしていた。

来るべき6月2日

アウトウェイ …ALLOK 全通過。よくがんばりました。

この一言を持って、建国は終了となる。

その中では誰もが精一杯のことをしていた。

技族、文族、吏族、そんな物も関係無しにアウトウェイの藩国民は大喜びし、建国を祝う、が……。

アイドレス全体としては既にかなりの劣勢であり、全体的に苦しい状況下であったのも、忘れてはならないだろう。

そうして、アウトウェイの次の戦いが始まった。



・第五章 お気楽文族ボーっとする

さて、前章の締めくくりを全く無視するようだが、この当時から既にクセ毛はアイドレスの本筋には一切の興味がなくなっていた。

理由は単純明快である。

「無理ス。訳判らんス」

この一言に尽きた。

アイドレスと言うゲームは取り扱う情報が多く、またイベントも同時多発的に様々な場所で起こっている。

その中には本筋のイベント、藩国主催のイベントなど様々であり、この時点でクセ毛はボーっとしていた。

各国や藩王であるさちひこなどは忙しそうに動き回り、慌しい空気も感じながら、クセ毛はまるでスルー。まるで幽霊国民の様な自由さであった。

これは結局の所、クセ毛の傲慢でもある。

些少の文才を誉められ、いい気になっていた時期でもあり、また大仕事を終えた後独特のだらけた雰囲気に呑まれた、としか言いようがないだろう。

他の文族・技族が率先して動く中、クセ毛はまるで居ないかのごとく、自発的に動く事はなかった。

これに関しては実はリアルがガチであわあわし始めたとか、そういう理由もあったのだがそこら辺は割愛させていただく。

祭は準備が楽しい。

少なくても端から見ればそれを地で行っているだけにしか見えなかった。

それでも、頼まれれば文章は書いた。

文族としての誇りやそういったものではなく、ただただ自分の為、という名目で頼まれればクセ毛は文章を書いていた。

この時期はアウトウェイ国内も充実しており、文族・技族もそれなりの人数が居た。

別にクセ毛でなくても文章は書ける、という安心感から往時の速さはなくなり、ただまごまごと文章を書く日々。

正直に言おう。当時はアイドレスよりもやることがあったのだ。


それでも、時間が経てば状況も変わってくる。


リアルのごたごたに一段落が着いて、ようやくやる気を取り戻したお気楽文族・クセ毛はようやっと往時の勢いで文章を書き始める。

遅すぎた再スタート、とも言えるかもしれないがこの時点でようやく、アイドレスの楽しみを少しずつ理解してきた、とも言える

この頃の癖毛の主な仕事は新アイドレス取得時の文章、及びRPなどである。

やる気を取り戻した、とはいえ元がAマホから始まっていたので平然とAマホもやっていた。

プレイ中に藩王に呼び出され、RPをしながらAマホというのも何度も行った。
このとき、内申で誤爆しないかとヒヤヒヤしていたのもいい思い出である。

また、戦闘用SSなども着手し始めた。

古い話になるが、ノワールの戦いというのを覚えているだろうか?

アウトウェイはこの戦いに参戦し、結果。
惨敗した。それはもう、ゲームとしてではない、ゲーマーとしての惨敗だ。

まず、初めての戦闘という事があった。
だが、これは言い訳に過ぎない。いや、言い訳にすらなってない。

提出した戦闘用ページがハッキリ言おう、提出形式に則っていない、ごちゃごちゃしただけのページであった。

これがゲーマーとしての敗北でなくてなんのか?

敵が強いから、こちらが弱いから、そんな次元の話にすら到達していない。
辛辣だが、これは藩国全員のミスだ。舐めすぎていたのだ、全てを。

これによる死亡者は奇跡的に居なかったが、それは単に蘇生措置が行われただけである。
Aマホでいうなら、死亡は死亡。事実は覆らない。そう、参加者たちは死んだのだ。

少なくても一度は。

さて、これによってまず、色々な対策が練られた。

まず、戦闘時に提出ページの形式を調べる事。
これを怠った時点で戦闘は勝てるわけが無かったのだ。

有名な言葉である「敵を知り、己を知れば百選危うからず」という物がある。

これには続きがある。

片方だけしか知らないなら、勝率半分。
どっちも知らないなら、必然的に負ける。

この後者に当たってしまったアウトウェイである。ならば、少なくても己を知ることが急務だった。

もっとも、当時は己を知るといっても、所有アイドレスがそれほど多かったわけでは無い。

そこで提案され、藩国方針として認めさせた「準備RP・SS・イラスト」である。

戦闘告知があってから準備をしても、間に合わないと言う事実。自分たちのスピード不足をまず認めた。

いや、正確に言えば絶対に不可能とは言わない。だが、それは明らかに文族・技族に多大なる労働を押し付ける形となる。

これは当時のアイドレスの欠点である、常時時間がある程度空いている人間でないと、リアルを削って参加するしかないという物に対する対抗策であった。

この対抗策の欠点としては、限定状況(特定アイドレスのみ)に弱いというのと、汎用性は高いが、状況対応力が弱い、という事だった。

ここで提案されたのが「基礎SS・RP」という概念である。

つまり、わざと周辺状況などを空白・未定のようにして一定分量の戦闘用SSを用意し、状況に応じて加筆修正する、というごくごく平凡な凡作である。

だが、この策は頓挫した。理由は不明である。

ともあれ、このような形で事前にSS・RP・イラストを用意する事で局所的な過労を防ごうとしたのは、あながち間違いでもなかった。

四半日で戦闘用SSを16個用意したのも、今となってはいい思い出である。

さてはて、そんな事前策に一番反応したのは誰だったか?

そう、答えは限られている。藩王のさちひこである。



・第六章 目指せ四桁! 事前に用意すれば恐くないっ!

「壁ω・) RPを用意しよう」

事前策が始まり数日。藩王から飛び出したのはこのような言葉であた。

当時は事前策が普通に作業として組み込まれており、これにおおっぴらに反対するものは居なかった。
そう、居なかったのがある意味、全ての元凶である。

うだうだと説明する前に、以下のサイトを見て欲しい。
(http://www33.atwiki.jp/outway/pages/81.html

さて、この内容全てをここで表せば、ある意味これ一つで壮絶な回想録になると思うが、順を追って説明しよう。

「壁ω・) とりあえず、俺は悟った」

突然の藩王の申し出にみんないぶかる。ははぁ、何を悟ったんですか?

「壁ω・) 相手との戦力差がひどすぎる。カバーするには半端じゃないクオリティのSSやイラスト、或いは数を持ったRPが必要だって」

そら、まぁ……みんなそう思ってるでしょうね。

でも、それはそれとして、それからどうするんです?

「壁ω・) だから、RPを滅茶苦茶やろう」

……また、単純無欠に簡単解決っぽい事を言ってますが……(汗

「壁ω・) だいじょーぶだいじょーぶ。1000もあれば足りるって」

ははは、コヤツめ。

…………周囲の反応も理解していただきたい。

RPとはいえ、その数1000を目標とする、というのがどれだけ異常な事か。

これまた断言しよう。ぶっちゃけ有り得ない。

だが、そのぶっちゃけ有り得ないを可能な限りやろうとするのがさちひこである。
それはAマホを通して関わっていたので、よく判る。判りすぎるくらいに判ってた。
そして、国のトップが無茶を通そうと言うのだ。しかも、率先して。

この時点でなくても、もうお気づきだろう。

アウトウェイはバカな国である。無駄に熱く、無駄に体育会系。

そう、この言葉は別に冗談でもなんでもなく、事実として執り行われる事になる。

「壁ω・) さ、とりあえず一人一日5RPを目標に頑張ろうっ」

こうして数を少なくして言われると、実現可能と思うから人間というのは単純だ。

事実、wikiコメントを利用したRPはドンドン数を溜めていく。

ただし、白兵が三個、射撃と防御が二個ずつで、移動が加わり全部で8箇所。
これに散り散りに書いていくので当然数は一つあたりのRPは貯まらない。

なんというか、焼け石に水とまで言わないが、いい感じで徒労感は貯まる。
数日もすれば、誰しもRPをやれる気力はなくなってくる。

まず、先に準備する物なので、状況が想定できないというのもある。
次にそれに伴い、言葉が被る事がどんどん多くなってくる。
そして、やはり面倒になってくる。

この図式は当たり前の事である。何も特別な事ではなかったと今でも思う。

だが、さちひこはここで必殺技を使う。

御存知の方は御存知通り、そう、悪あがきだ。

まず、率先して藩国民に声をかける。
そして、自らRPをドンドン書き込んでいく。

さて、普通はここでウザがられる。
というか、実際にウザイと思ってる人も多かっただろう。
これは事実として言うが、決してこれは上策とは言えない。何故なら所詮はゲーム、という中で強制や義務と言うのも得てして、その趣を大いに殺ぐからだ。

だが、さちひこはこの行為をやめなかった。

まず、Wikiに直接書き込むという行為をやめた。

これは手間がかかり、更にいえば、より良い方法を見つけたからである。

それは応援チャットに書き込み、切り取り、Wikiのコメント部分に直接書き込むという、ある意味正攻法である。

これによって、まず変わった点を挙げよう。

一つ目は名前をいちいち書かなくてすむようになった。
二つ目は他の人とやるようになった。

この二点以外にも小さい部分では様々な変更があったと思われるが、この二つが特に大きかった。

まず、一つ目・名前を書かなくてすむようになった点。

これに関しては単純な作業量の軽減である。
クッキーで名前を登録していても、頭文字くらいは入れないと候補が出てこない。
また、自分などはAマホをやっているため候補が尋常では無い数なのだ。

これでは手打ちと変わらない、という点が大きく改善された。これは単純に労力という点で見るならば、やはり大きな軽減となった。

そして二つ目・ある意味これが重要だ。

他人と同時にロールをするというのは、アイドレスにおいて応援ロールをしていた人なら判ると思うが、ある種独特な空気が生まれる。

また、他人のロールを受け継ぐ、会話型ロールというロールの基礎も当然の様に応用できる。

この会話型ロールというのは確かにWikiコメントでも出来る。

だが、その場にその人が居るというWikiとは違う、そこに存在している人との会話、というのとではやはり効率が違う。

いわばチャットとメールor掲示板というくらいのレスポンスの違い、物量の違いが生まれた。

これによって、冒頭出したURLに記載されている大量のコメントは生まれていく。

藩王さちひこは暇を見てはチャットに居る人間に声をかけて、応援ロールの空き会場を使い、コメントを増やしていく。

一日に一度は最低限。多い時は一日に二度三度、と際限なく。

時間帯によってチャットにいる人間は当然の様に変わる。昼型の人間、夜型の人間、学生、社会人。

こういった立場の違いで、入室のタイミングが当然変わってくるのだが、これに対しては
「○日○時よりやります」
という形式をとらず、その場その場で声をかけ、移動して、やるという泥臭い方法を取った。

これは大正解である。

何故なら始めてしまえば一種の楽しさもあるが、やはり義務でロールをやるというのは苦痛でしかない。

始めるまでの一歩というのは、誰もが思うとおり、面倒くさいとか、用事があるとか、そういうありきたりな理由で重くなる。

だから、自主的に参加するのを待つのではなく、積極的に誘う。

これについての良し悪しは語らない。

何故なら、そのどちらもあり、どちらかに傾くだけの決定的な物が無いからだ。

これは藩王さちひこの為に注釈しておくが、決して彼は無理強いはしなかった。

やや強引とも言える誘いをかけることはあっても、やらなければ怒り出す人物ではなかった事を記述する。

さて、こうしてあつまったコメント総数……

訳・800

泥臭い努力の果てに見えたのは、こういう数字。そして、この数字をたたき出す為に我々は努力したのだが……

実は今、初めて調べたのだが、1000に到達していないとはいえ、ここまであるとは思っていなかった。

いやはやしかし、ここだけ見ると異常もここに極まり泥臭い努力というのも、続けると形になる証明だと思う、が。

オチをいおう。

このページ、使われてないのである。(涙)

まぁ、タイミングの問題などもあったが、勿体無いなぁ、と思い、こうしてたまに見返す。

そう、確かに自分たちが努力した、という形は残ってるのだ、それだけで……満足しよう。

少なくても、今は。



・最終章 長いお休みの過ごし方

その後も色んなイベントがあった。
ハッキリ言うが、全然覚えてない。

もはや途中から、完全に知ることを拒否するわけでは無いが、意欲的に知ろうという態度をとらなくなった癖毛である。

記憶に残っている印象的なイベントと言えば、お見合いイベントである。

黒のオーマとのお見合いに際し、様々な噂が立ち並ぶ中。

「男が行ったら笑えない?」

と、この程度の理由だけで立候補。
立候補当初は唯一の男だったのが、最後の方を見れば男結構居るじゃん、ネタ被ってるじゃん、ダメじゃん、全然ダメじゃん orz という現実である。

このイベントで癖毛が個人的に手に入れたものといえば、お見合いアピール用に描いてもらえた絵くらいの物で、自分の寒さに一人涙を流していたのは秘密である。

藩国として見れば、大きなインパクトを残した三つ実のW当選である。

当時三つ実はアウトウェイと神聖巫連盟で二重登録をしていて、そのどちらでも当選していたのだ。

これは結果、片方を辞退するという形で話は落ち着く。

そんな細々としたイベントがありながらも、そのどれもがそれほどの印象も残らず、過ぎ去り、気がつけばアイドレスという世界そのものが長いなつやすみに突入していた。

これを期に癖毛はおおよそ三ヶ月ほど、アイドレスから離れた。

完全に、では無い。ただ藩国チャットに顔を出すことは極めて稀になり、またアイドレスのプレイスタイルも変わった。

プレイスタイルはアウトウェイ専属の外注である。

必要に応じて物を書く。その際に必要なデータなどをもらうと言う、秘宝館に近い形式である。
違うのはアウトウェイ専属である事くらいか。

さて、外注プレイに切り替えてからはリアルのごたごたや、Aマホ。更にAマホ以外のTRPGでも遊んでいた。
また、アイドレスへの関心のなさが半端じゃなくなった。

まず、小笠原という物の説明を聞いて、個人的に「微妙……」と呟いた。

これについては個人的な感想なので、色々な突っ込みは勘弁して欲しいがそう思ったという事実だけは変えられない。
それについての論議もここではしない。それは回想録では無いので。

ここで重要なのは、アイドレスという物が魅力的に見えなくなってきたことだった。

あのみんなで何かをした! という達成感も、裏方としての楽しさも全て、本当に遠い昔の事の様に思い出すだけになる。

また、藩王さちひこの勧めにより、小笠原秘宝館に勤めるが、特に積極的に動く事はなく、個人的に依頼されたものや、アウトウェイが藩国で行ったログを細々とやるに過ぎなかった。

たまに依頼される仕事をして、それで終わり。その程度である。

だが、癖毛もこの後、すぐに思い知る。
マイルという物の魅力を。そして、その価値を。

それはマイルを初めて入手してすぐの思い付きだった。

「……これ、景品にしてイベントできないかな?」

事前の取り決めでは入手したマイルは全て国庫に収めるはずだった。

だが、金を見ると人間というのは欲が出る。
それはマイルも同じで癖毛もマイルを手にした途端、意見を翻したのだ。

さて、だが初めてもらったのはたかが4マイル。とてもイベント開催など出来る量では無い。

これに対して、藩王さちひこと摂政空さんに相談して、マイルを景品としたイベントの提案を行ってみた。

これが知る人もいるかと思うが、アウトウェイ杯の開始の経緯である。

それに関してはまた、細々としたものから大きな物まであったのだがそれは割愛する。
(アウトウェイ杯の裏事情なんて語っても、それほど大仰でもなんでもないものだから)

このアウトウェイ杯もつい先日終わり、今はまた外注体勢である。

今回の文族の春も他人から教えてもらったという体たらくぶりである。ダメPLと言えば、そうであろう。

だが、私はこれでもきちんとアイドレスを楽しんでいる。
それだけは断言できる。

全部を知る気はなく、積極的にイベントに参加しなくても楽しめるのは本当にアイドレスの良いところだ。

また、状況は常に変動するので判らないが、アウトウェイ杯というように多人数を相手にしたイベントを開催できた事も楽しさを拍車をかけている。

私が見るアイドレスと言うのは、冒頭にも書いたとおり捻くれ者が見ているせいか、他の人とは大分見方が違うが、それでも楽しんでいる。

また、あの熱狂の日々が送れるかは判らない。

だが、例えそうだったとしても、アイドレスは続けて行くだろう。

そこにはリアルとの折り合いで参加率が悪くなったりとかもあるが、それでもきっと。

私はアイドレスの片隅。小さな国の、その片隅で明日も明後日も文を書いている。

それこそが、私のアイドレスの楽しみ方だから。

その言葉を末尾に、この回想録を終える。

何、いいだろう? 間違ってても、終わったわけじゃないんだから。

まだ、ゲームは続くのだから。

(癖毛爆男の手記より抜粋)


[No.200] 2008/01/30(Wed) 22:02:41

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