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No.1866に関するツリー

   新アイドレス作業スレ - たけきのこ@藩王 - 2007/06/26(Tue) 00:49:34 [No.1866]
新アイドレス全部完成ー - たけきのこ@藩王 - 2007/07/28(Sat) 01:55:45 [No.2363]
聖騎士の日常(独り者の夕餉)3 - でいだらのっぽ - 2007/07/06(Fri) 22:55:46 [No.1985]
聖騎士の日常(独り者の夕餉)2 - でいだらのっぽ - 2007/07/06(Fri) 22:46:32 [No.1984]
聖騎士の日常(独り者の夕餉) - でいだらのっぽ - 2007/07/06(Fri) 22:26:38 [No.1983]
作業開始・ガイドライン - たけきのこ@藩王 - 2007/07/05(Thu) 04:32:49 [No.1958]
【ヤガミ(2258)】 - たけきのこ@藩王 - 2007/06/28(Thu) 03:03:38 [No.1894]
【金大正】 - たけきのこ@藩王 - 2007/06/26(Tue) 00:54:22 [No.1873]
Re: 【金大正】 - 梅本 - 2007/07/07(Sat) 22:10:45 [No.2013]
設定ー。 - 梅本 - 2007/07/14(Sat) 23:05:05 [No.2180]
イラスト - モモ@合同参謀本部 - 2007/07/05(Thu) 23:26:59 [No.1966]
Re: 【金大正】 - 砂神時雨 - 2007/07/05(Thu) 22:13:15 [No.1963]
【茨城雷蔵】 - たけきのこ@藩王 - 2007/06/26(Tue) 00:53:58 [No.1872]
イラスト完成しました - 月光ほろほろ - 2007/07/10(Tue) 00:40:59 [No.2071]
Re: イラスト完成しました - 月光ほろほろ - 2007/07/10(Tue) 01:10:00 [No.2072]
雷蔵ssとりあえず完成 - TAKA - 2007/07/06(Fri) 02:55:25 [No.1971]
念のためって感じで - ひわみ@職場 - 2007/07/11(Wed) 19:03:20 [No.2092]
Re: 念のためって感じで - TAKA - 2007/07/12(Thu) 00:03:07 [No.2098]
イラスト描きます - 月光ほろほろ - 2007/07/05(Thu) 22:36:27 [No.1964]
Re: イラスト描きます - 月光ほろほろ - 2007/07/06(Fri) 00:39:50 [No.1968]
【ヘイハチロー・ノギ】 - たけきのこ@藩王 - 2007/06/26(Tue) 00:53:37 [No.1871]
Re: 【ヘイハチロー・ノギ】 文章やります - ていわい - 2007/07/15(Sun) 00:51:00 [No.2182]
【ノギ】後半部 ラフスケ? - ていわい - 2007/07/25(Wed) 08:44:09 [No.2331]
Re: 【ノギ】後半部 最終稿 - ていわい - 2007/07/27(Fri) 04:35:25 [No.2359]
【ノギ】前半部 最終稿 - ていわい - 2007/07/25(Wed) 08:35:13 [No.2330]
【ノギ】とりあえず、エントリ可能(かも)版 - ていわい - 2007/07/20(Fri) 04:23:11 [No.2297]
【ノギ】 SS前半と後半予告?(汗) - ていわい - 2007/07/19(Thu) 03:27:49 [No.2281]
拙者の台詞 - 砂神時雨 - 2007/07/19(Thu) 07:49:13 [No.2283]
Re: 【ヘイハチロー・ノギ】 - 砂神時雨 - 2007/07/05(Thu) 22:11:53 [No.1962]
イラストかきますた - モモ - 2007/07/05(Thu) 12:04:22 [No.1961]
【たけきのこ】 - たけきのこ@藩王 - 2007/06/26(Tue) 00:53:06 [No.1870]
【たけきのこ】設定 とりあえず完成 - TAKA - 2007/07/11(Wed) 02:06:31 [No.2088]
【たけきのこ】設定にツッコミを入れてみる。 - コダマゆみ - 2007/07/11(Wed) 02:15:38 [No.2089]
やっぱりそうかw - TAKA - 2007/07/12(Thu) 00:09:53 [No.2100]
イラスト担当します。 - たけきのこ - 2007/07/05(Thu) 04:50:47 [No.1959]
【龍の使い】 - たけきのこ@藩王 - 2007/06/26(Tue) 00:52:05 [No.1869]
イラストー。 - 寿々乃 - 2007/07/07(Sat) 23:45:22 [No.2025]
SS - TAKA - 2007/07/07(Sat) 01:38:42 [No.1988]
イラストがんばりますヨ - コダマゆみ - 2007/07/06(Fri) 11:58:08 [No.1974]
かいたー - コダマゆみ - 2007/07/07(Sat) 15:34:37 [No.1995]
【聖騎士】 - たけきのこ@藩王 - 2007/06/26(Tue) 00:51:41 [No.1868]
Re: 【聖騎士】 - 月光ほろほろ - 2007/07/07(Sat) 00:52:16 [No.1987]
【聖騎士】イラストです - レイライン - 2007/07/06(Fri) 23:22:20 [No.1986]
聖騎士へのみち(脱サイボーグ) - 二郎真君 - 2007/07/06(Fri) 22:02:50 [No.1981]
聖騎士SS(聖騎士の日常・改訂版) - 砂神時雨 - 2007/07/06(Fri) 21:58:42 [No.1980]
一応イラスト描きますー - ひわみ - 2007/07/05(Thu) 22:42:30 [No.1965]
聖騎士イラスト - ひわみ - 2007/07/06(Fri) 20:11:55 [No.1979]
【世界貴族】 - たけきのこ@藩王 - 2007/06/26(Tue) 00:51:19 [No.1867]
【世界貴族】摂政絵 - 砂神時雨 - 2007/07/13(Fri) 20:23:59 [No.2114]
【世界貴族】SS - 砂神時雨 - 2007/07/12(Thu) 22:28:38 [No.2109]
Re: 【世界貴族】 - 月光ほろほろ - 2007/07/11(Wed) 23:24:32 [No.2097]
【世界貴族・和】(ネタ) - コダマゆみ - 2007/07/10(Tue) 03:59:57 [No.2075]
【世界貴族】 - レイライン - 2007/07/07(Sat) 17:35:24 [No.2007]
【世界貴族】SS - ひわみ - 2007/07/07(Sat) 15:14:53 [No.1994]
Re: 【世界貴族】 - 摂政。 - 2007/07/07(Sat) 14:48:26 [No.1992]
ねたーねたー - 志水高末 - 2007/07/07(Sat) 23:29:03 [No.2021]
イラスト - モモ@合同参謀本部 - 2007/07/06(Fri) 19:56:18 [No.1978]
またやりすぎたか?( - モモ - 2007/07/07(Sat) 04:51:56 [No.1991]
gifアップ 差し替えあり - モモ - 2007/07/07(Sat) 20:02:01 [No.2012]
Re: gifアップ 差し替えあり - モモ - 2007/07/09(Mon) 01:11:14 [No.2063]
Re: gifアップ 差し替えあり - 月光ほろほろ - 2007/07/09(Mon) 01:14:51 [No.2065]
月光さんバージョン - モモ - 2007/07/12(Thu) 01:44:41 [No.2102]
【世界貴族】案として1枚絵をUP - 砂神時雨 - 2007/07/06(Fri) 19:25:11 [No.1977]



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新アイドレス作業スレ (親記事) - たけきのこ@藩王

先に立てておきます。
要点が開示されたら作業開始です。

【HQアイデアスレ】
http://www4.rocketbbs.com/741/bbs.cgi?id=takenoko&mode=res&no=332


[No.1866] 2007/06/26(Tue) 00:49:34
【世界貴族】 (No.1866への返信 / 1階層) - たけきのこ@藩王

作業担当の表明はこちらにー

名称:・世界貴族(職業)
要点:・赤いマフラー・貴族服
周辺環境:・西洋城


名称:・世界忍者(職業)
要点:・世界の国をモチーフにした忍者装束(例:イギリス忍者)・尻尾・悪そうな目
周辺環境:・城の屋根

名称:・忍者(職業)
要点:・手裏剣
周辺環境:・隠れ里

名称:・東国人(人)
要点:・東洋風の服装・東洋風の人材・黒い髪
周辺環境:・四季・入り組んだ地形・稲作・紙と木で出来た家・火山


[No.1867] 2007/06/26(Tue) 00:51:19
【聖騎士】 (No.1866への返信 / 1階層) - たけきのこ@藩王

作業担当の表明はこちらにー

名称:・聖騎士(職業)
要点:・白い服・鎧・白いエプロン・剣・盾・馬
周辺環境:・泉


名称:・騎士(職業)
要点:・剣・鎧・盾・馬
周辺環境:・訓練場

名称:・剣士(職業)
要点:・剣・鎧
周辺環境:・訓練場

名称:・東国人(人)
要点:・東洋風の服装・東洋風の人材・黒い髪
周辺環境:・四季・入り組んだ地形・稲作・紙と木で出来た家・火山


[No.1868] 2007/06/26(Tue) 00:51:41
【龍の使い】 (No.1866への返信 / 1階層) - たけきのこ@藩王

作業担当の表明はこちらにー

名称:・龍の使い(職業)
要点:・龍の描かれた服・顔の隠れる帽子(傘)
周辺環境:・宮廷


名称:・拳法家(職業)
要点:・虎の爪・拳法服
周辺環境:・訓練場

名称:・剣士(職業)
要点:・剣・鎧
周辺環境:・訓練場

名称:・東国人(人)
要点:・東洋風の服装・東洋風の人材・黒い髪
周辺環境:・四季・入り組んだ地形・稲作・紙と木で出来た家・火山


[No.1869] 2007/06/26(Tue) 00:52:05
【たけきのこ】 (No.1866への返信 / 1階層) - たけきのこ@藩王

作業担当の表明はこちらにー

名称:・たけきのこ(ACE)
要点:・和装・眼鏡・拳
周辺環境:・たけきの藩


[No.1870] 2007/06/26(Tue) 00:53:06
【ヘイハチロー・ノギ】 (No.1866への返信 / 1階層) - たけきのこ@藩王

作業担当の表明はこちらにー

名称:・ヘイハチロー・ノギ(ACE)
要点:・良く動きそうな眉毛・中年・垢抜けない・目が笑ってる・太陽系総軍軍服
周辺環境:・夜明けの船


[No.1871] 2007/06/26(Tue) 00:53:37
【茨城雷蔵】 (No.1866への返信 / 1階層) - たけきのこ@藩王

作業担当の表明はこちらにー

名称:・茨城雷蔵(ACE)
要点:・三つ編み・長い手足・子供っぽい・薄い色
周辺環境:・沃野


[No.1872] 2007/06/26(Tue) 00:53:58
【金大正】 (No.1866への返信 / 1階層) - たけきのこ@藩王

作業担当の表明はこちらにー

名称:・金大正(ACE)
要点:・仁王剣・導師服・糸目・ギターケース
周辺環境:・高層ビル群


[No.1873] 2007/06/26(Tue) 00:54:22
【ヤガミ(2258)】 (No.1866への返信 / 1階層) - たけきのこ@藩王


名称:・ヤガミ(2258)(ACE)
要点:・眼鏡の違うヤガミ、青い目
周辺環境:・たけきの藩
評価:全能力18
特殊:
*ヤガミ(2258)は名パイロット、テストパイロット、整備の神様として見なし,これらの持つ全ての特殊が使える。
*ヤガミ(2258)はたけきのこの傍にいる間、全能力が+2される。
→次のアイドレス:たけきのこ(ACE)、ヘイハチロー・ノギ(ACE)

作業開始はもう少々お待ちください(既存アイドレス手直しを優先させてください。


[No.1894] 2007/06/28(Thu) 03:03:38
作業開始・ガイドライン (No.1866への返信 / 1階層) - たけきのこ@藩王

要点が開示されましたので、作業を開始します。
今回は以下のように進めたいと思います。

・技族・文族は作業担当したいアイドレスの枝にレスをつける。レスには作業の進行予定と入れる予定の要点・周辺環境を書いておいてください。イメージとかも書いておくと担当者がお互いやりやすいと思います。
レス次第作業を始めてしまって構いません。ただし、HQを狙いたい場合などは技族・文族で話し合ってください。アイデアスレのネタも拾ってみるといいと思います。
・基本的にアイドレス1につき、文族・技族1名ずつ。複数人で書きたい場合は担当者が改めて意思表示をしてください。
・一人が複数アイドレスの主作業を同時に担当することは原則ダメとします。終わらせてから次にかかってください。また、まだどれも担当できてない人にも配慮してあげてください。
・話し合いたいけど(絵or文章)片方の担当がついてないよーという場合、基本的に先に作業していた人に従います。目安として、金曜午前まで担当がつかなかったら、無視して進めてしまっていいです。
・無矛盾規定にはくれぐれも注意。
・ヤガミ2258は他のアイドレスが終わるまではスルーです。

とりあえず、このように。
問題がありましたら、随時変えていきます…


[No.1958] 2007/07/05(Thu) 04:32:49
イラスト担当します。 (No.1870への返信 / 2階層) - たけきのこ


金曜を完成目標に作業します。
要点・周辺環境は全て入れますが、拳とたけきの藩が若干不安なので文章でサポートをお願いしたく思います。
全体としてどういくかというのは、文章担当と話し合いたいと思います。

以下、こーんなかんじという本体のらふ。
http://www13.oekakibbs.com/bbs/take_kino/data/233.jpg
あくまでいめーじ。いめーじです…


[No.1959] 2007/07/05(Thu) 04:50:47
イラストかきますた (No.1871への返信 / 2階層) - モモ

砂神さんを差し置いてすみませぬ。
ACEはイラスト1枚だけじゃなくてもみんなで描けばいいよね?

イラスト
http://www13.oekakibbs.com/bbs/take_kino/data/231.jpg
GIF動画
http://www27.atwiki.jp/takekino?cmd=upload&act=open&pageid=14&file=nogi.gif

要点は「目が笑っている」が微妙。
一応GIF動画の最後は笑顔だけれど念のため文章でサポートを〜。


[No.1961] 2007/07/05(Thu) 12:04:22
Re: 【ヘイハチロー・ノギ】 (No.1871への返信 / 2階層) - 砂神時雨

モモ殿が素敵絵用意してくれたので拙者はひっそりと金さんとのコラボ絵描きました

http://atpaint.jp/takekino/src/1183640973505.jpg


[No.1962] 2007/07/05(Thu) 22:11:53
Re: 【金大正】 (No.1873への返信 / 2階層) - 砂神時雨

コラボ絵用の画像なので要点殆ど満たしてないorz
 糸目・ギターケース・導師服のみ(2の衣装にしてます)

http://atpaint.jp/takekino/src/1183641001463.jpg


[No.1963] 2007/07/05(Thu) 22:13:15
イラスト描きます (No.1872への返信 / 2階層) - 月光ほろほろ

> 名称:・茨城雷蔵(ACE)
> 要点:・三つ編み・長い手足・子供っぽい・薄い色


描かせてくださいな!


[No.1964] 2007/07/05(Thu) 22:36:27
一応イラスト描きますー (No.1868への返信 / 2階層) - ひわみ

東国人の周辺環境はあまり入れられないかもですー

[No.1965] 2007/07/05(Thu) 22:42:30
イラスト (No.1873への返信 / 2階層) - モモ@合同参謀本部

まだ描きかけ。
たぶんきっとgifで動かす予定。
仁王剣がシャキーンって飛んでくる感じ。
http://www13.oekakibbs.com/bbs/take_kino/data/234.jpg


[No.1966] 2007/07/05(Thu) 23:26:59
Re: イラスト描きます (No.1964への返信 / 3階層) - 月光ほろほろ

http://www13.oekakibbs.com/bbs/take_kino/data/235.jpg

イメージとしては、たけきの藩国らしく、
東洋の服(女物の着物)
を着せられる⇒雷蔵「あれ?悪くないぞ」

TAKAさん対抗意識、
寿々乃さん、喜ぶ。

みたいな…そんな…


[No.1968] 2007/07/06(Fri) 00:39:50
雷蔵ssとりあえず完成 (No.1872への返信 / 2階層) - TAKA

突然の出会い編

茨城雷蔵は観光がてらたけきのに逗留することにした。
何故たけきのを選んだかという理由はまったくの気まぐれである。
一人でなんとなくうろついてみたくなり、市街地を離れて郊外の農村を散策してみることにした。
「観光に来ても見るものといえばヒマワリばかり、まぁ緑と黄色のコントラストが綺麗なのは素敵よね。良狼もいっしょに来ればよかったのになぁ。」
先ほど目にしたたけきのガイドブックに農業大国ってあったように、色んな農作物が夏を向けて旺盛に繁殖しているのを見てつぶやく。
「酸素一杯って感じでなんかいいよね」
たけきの郊外はいまや農作物の最盛期を迎えて、その大地が緑に包まれた様は緑の沃野を彷彿とさせるものであった。

農業のお手伝いに借り出されたのか、数人の子供たちが大人に混じって農作業に参加している。
その子供たちと遊びながら一人の女性が作業に加わっているのをみて、雷蔵は気まぐれにその一段に近づいていった。
「こんにちは〜」
挨拶をする雷蔵を見て吃驚したのか、女性に影に隠れる子供たちをあやしながらその場の女性は雷蔵に挨拶を返す。
「こんにちは、外国の方はこの国では珍しいんです。うちに国ではそんなに薄い色をした色素の肌の人はいないから。ようこそたけきの藩国へいらっしゃってくださいました」
「そうなんだ、みんな怖がらせてごめんね」
雷蔵は子供たちに向かってあやまった。
「お客様というのは嬉しいものですわ。あ、自己紹介もまだでしたね、私はたけきので働かせていただいているTAKAともうしますの」
「こっちこそよろしく、こんどたけきの遊びに来ちゃいました、茨城雷蔵です」
「雷蔵さんってその三つ編みがすごく似合っててすごく素敵です」
雷蔵は長い手足と整った顔立ち、そして、子供っぽい雰囲気を持っていた。
「あは、ありがと。TAKAさんこの国の人よね、良かったら色々教えてくれないかしら」
「私なんかでいいのかしら」
「TAKAさん私と趣味合いそうだもの、たけきので流行の服装をおしえてほしいな」
TAKAはその言葉を聴きハイテンションになった。
こうして二人は少女のようにはしゃぎながら町の中心部へと向かったのであった。

狂乱のショッピング編につづく・・・といいな。


[No.1971] 2007/07/06(Fri) 02:55:25
イラストがんばりますヨ (No.1869への返信 / 2階層) - コダマゆみ

そーいえば、宣言してませんでしたね。

http://atpaint.jp/takekino/thumb/1183615185017s.jpg
一応、ラフ。

【龍の使い】自体のイラストは頑張れるけど…周辺環境とか背景は期待シナイデ Orz
つーか、宮廷?なんで宮廷?


[No.1974] 2007/07/06(Fri) 11:58:08
【世界貴族】案として1枚絵をUP (No.1867への返信 / 2階層) - 砂神時雨

誰も作業してないみたいなので一応描いてみました。
他に作業してる方いたらそっち優先で(金さんやノギさんの作業やらせて貰ってますし、貴族の格好人間の方が良いと思うのでorz)

http://www13.oekakibbs.com/bbs/take_kino/data/237.jpg

OK要点*マフラー・貴族服・西洋城・忍者装束・尻尾・手裏剣・東洋風の服装・人材・黒髪

悪そうな目が微妙

NG要点*城の屋根・隠れ里・四季・入り組んだ地形・稲作・紙と木で出来た家・火山

半分くらいNGです。申し訳ないorz


[No.1977] 2007/07/06(Fri) 19:25:11
イラスト (No.1867への返信 / 2階層) - モモ@合同参謀本部

ごそごそ描いてます。
例によって例のごとく、一部の人以外着用不可能になりそう・・・
全身タイツのおフランス貴族になる予定。
砂神さんも描いてくれているようですし、せっかく「世界」貴族なんで一個に絞らずに、各国バージョンみたいな感じで並べたらどうでしょうか。
ただしあんましバラバラになるのもあれなんで、何か一個アイテムを決めてそれをかならず入れるとか。
要点も満たしやすくなるしね〜。


[No.1978] 2007/07/06(Fri) 19:56:18
聖騎士イラスト (No.1965への返信 / 3階層) - ひわみ

とりあえずー

http://atpaint.jp/takekino/src/1183720108721.jpg

馬は、時間心配なので消しましたw

見ての通り東国人の周辺環境は火山くらいしか入ってませんー


[No.1979] 2007/07/06(Fri) 20:11:55
聖騎士SS(聖騎士の日常・改訂版) (No.1868への返信 / 2階層) - 砂神時雨

 たけきの藩国の片隅に建てられた訓練場は以前からエリートと名高い騎士が使用していたものであったが、現在聖騎士にランクアップした人々が継続して使用している。流石に年季が入っているし、以前大規模な戦闘が藩国で行われていた事もあり何度か改築をしているその外観は、東洋風の木と紙を使用した家を一般的に建てている藩国に合わせた同素材の物である。そしてその加工しやすい素材故に気軽な改良が日々行われている。
 その一つに訓練場の横に建てられた馬小屋があった。以前は自然豊かな国土に放し飼いにしていたのだが、流石に数も増え管理をする事になり増築されたのだ。
「今日も沢山食べるんだよー」
 馬当番の聖騎士は大量の餌を運び込むと、それを食む馬の頭を撫でる。いつもは白い鎧に身を包んでいるが、馬の世話の作業時には普段藩国で着慣れている東洋風の衣装を身に纏い、腕まくりをして作業をする。戦場で共に戦う戦友とも呼べる相棒と心を通わせる…馬の世話はそんな大事な作業なのだ。
「お、今日はお前が当番か」
 そう声をかけられた馬当番は声の主を見る。聖騎士独特の白い鎧に身を包んだ同僚であった。これから訓練所に出かける所なのだろう、フル装備で剣や盾等も持ち、ゆっくりと此方に歩いてきた。
「今から訓練?俺ももう少ししたら行くから」
「焦らんでも良いって、ゆっくり作業して馬との友情を深めろよ」
 そう言うと同僚は手を振りながら訓練場に入ってゆく。
「まぁ、折角の当番だしなぁ」
 そう言うと再度馬の頭を撫でる。すると馬は嬉しそうに目を細め気持ち良さそうにする。その様子を見た馬当番は備品の純白エプロンを着用すると、馬用ブラシを片手に張りきって声を上げる。
「よっしゃ!綺麗に洗ってやるからな!晩飯までには終わらせるぞ!!」
 それは馬当番にとって一番過酷で大変な作業であるのだが、彼は今日はなんだか少し楽しく出来そうな気がしていた。


[No.1980] 2007/07/06(Fri) 21:58:42
聖騎士へのみち(脱サイボーグ) (No.1868への返信 / 2階層) - 二郎真君

入り組んだ地形 四季

「おらおら、しっかり走らんかい!」
今日も始まった武道派集団のしごき。

たけきの藩はずばり「白兵」国家を目指していた。これまではサイボーグ+剣士を軸に白兵アイドレスを取得していたせいだ。
だがつい最近、たけきの藩の方針が変わったのだ。

「脱・サイボーグ!」

たけきのこ藩王は燃費の悪いサイボーグを廃して騎士特化アイドレスを発注。サイボーグ廃止案を議会にて可決。
白兵が存分に実力を発揮できるレムーリアで戦える軍を整えようとしだしたのだ。
だがこのために主力白兵ユニットが「生身」になる問題が発生したのだ。

「おらおら、おまえらはもうサイボーグじゃないんだ。ほっとくと贅肉ついちまうぞ!」

そう。生身であるがゆえにトレーニングが欠かせないうえに、サイボーグにはなかった肉体的疲労を感じるのだ。

「おらおら、今日はたけきの岳ふもとの森を抜けるマラソンだ!あの森は入り組んでいて迷ったら最後、出てこれんぞ。気合入れやがれ。」

さらに今年のたけきの藩の夏は暑かった。四季折々の表情をみせてくれる自然も、生身になりたての彼らには厳しいものだった。

「・・・サイボーグに戻りたいよ〜(涙)」


このシゴキに耐えたものが晴れて聖騎士のアイドレスを着装することになるのであった。


[No.1981] 2007/07/06(Fri) 22:02:50
聖騎士の日常(独り者の夕餉) (No.1866への返信 / 1階層) - でいだらのっぽ

「はあ、今日もしんどかったなあ。」
今日の訓練は足場の悪い場所で行われたから、白かった鎧もエプロンもところどころに泥がはねている。
「はあ、綺麗にしとかないと。」
「いや、先に米を炊いておくか。早く嫁さん欲しいよなあ。そしたらきっと…。」
ぶつぶつ言いながらも、手は休めない。この国では稲作が行われているので、米に困ることはないのが幸いだった。この人物は白い米がないと食事をした気になれんのである。
この国の住民はたいてい、黒い髪に濃い肌色、黒い瞳という特徴があるがこの人物もそうだった。いまは部屋着だろうか


[No.1983] 2007/07/06(Fri) 22:26:38
聖騎士の日常(独り者の夕餉)2 (No.1866への返信 / 1階層) - でいだらのっぽ

ゆったりとした着物を着ている。
「ああ、やっぱりこれだよなあ。」
茶碗に一杯に盛ったご飯に、じゃがいもの漬け物、そしてみそ汁。いつも変わらない食事をしていて、よくもまあ感動できるものだ。…まあ幸せそうなら何もいうまい。
「さーて、洗濯するかー。」
白いエプロンの汚れはなかなか落ちにくい。
「手洗いの方が綺麗に仕上がるとかいったの誰だよ。」
…実はこれは単なる先輩の悪戯である、当の先輩は全自動だ。
「あー、やっぱ嫁さん欲しいー。」
聖騎士といえばエリートなのだから、見る目も違うと思うんだが、まあモテない人は


[No.1984] 2007/07/06(Fri) 22:46:32
聖騎士の日常(独り者の夕餉)3 (No.1866への返信 / 1階層) - でいだらのっぽ

どこにでもいる。
「ふう、さてそろそろ寝るか。」
といって、取り出してきたのは一升瓶、米も芋も酒の原料なのだから、当然酒もあった。
「それじゃあお注ぎしますよ。」
「おっとっと、それぐらいで。」
べつにだれかが来たわけではない、一人でやっているのだ。
あ、寝た。早く嫁さんもらって幸せになってほしいものだ。


[No.1985] 2007/07/06(Fri) 22:55:46
【聖騎士】イラストです (No.1868への返信 / 2階層) - レイライン

http://www13.oekakibbs.com/bbs/take_kino/data/238.jpg

何かの足しにでもなれば幸いです。


[No.1986] 2007/07/06(Fri) 23:22:20
Re: 【聖騎士】 (No.1868への返信 / 2階層) - 月光ほろほろ

http://www13.oekakibbs.com/bbs/take_kino/data/239.jpg

「ひわみたんて呼ぶな!」

聖騎士は今日もご立腹w


[No.1987] 2007/07/07(Sat) 00:52:16
SS (No.1869への返信 / 2階層) - TAKA

たけきの藩国の政庁として使われている建物は、木造建築の白眉とされているもので、その宮廷風の作りは襖や障子、欄間の精密なつくりともあいまってたけきの国宝指定されている。南面の借景として取り入れている白煙たなびく火山のたけきの岳、その裾野に広がる稲作地帯、北面の借景として取り入れていたたけきの湾の入り組んでいた地形は時の流れと共に建物にふさがれ今は見る影もない。
これらの借景は四季折々の風情を代々のたけきの城主の目を楽しませてきた。
現城主はたけきのこ、和装を粋に着こなした黒髪眼鏡の麗人である。

さてそんなたけきの政庁の一画に白兵戦の訓練のために作られた訓練場がある。
ここではたけきの藩の剣士や拳法家が日々の訓練を行っている。
訓練場には彼らの使う武器である剣や虎の爪が壁に整然と並べられており、控え室でそれぞれ鎧や拳法服に着替えて、日々己の技を精進していった。

たけきの藩国に名にしおう拳法家がふたりいる、名をコダマゆみと砂神時雨。
彼らは二人で一人の拳法を極めようと、幾多の戦いに赴いた。
戦場は過酷で数多くの死線を潜り抜ける中、いまのままではいずれ力及ばすに倒れることをひしひしと実感させられた二人は、更なる力を求めて人跡未踏の地へと足を伸ばしていった。
修行に掛けられる時間などほとんどなかった二人は、ドラゴンの伝説が残る場所へ奇跡を求めて旅立ったのであった。
数日後二人は戻ってきた。
容貌は凄みを増し彼らの辿ってきた道筋がいかに凄惨だったかを象徴していた。
服装も以前とは異なり、金糸を施した高そうな拳法服に、以前はなかった帽子という出で立ちであった。
心配していた仲間に向け、二人は語りかける。
「たけきの拳法はもっと強くなれることがわかったの、私たちはみんなにそれを伝えることが出来るわ」
帽子に隠されて表情はうかがえないものの、二人は淡々と話し続ける。
「龍の使い、私たちの師匠はこう名付けてくれた。いまのままの拳法ではいずれ誰かが被害を受けるわ、だからお願い、みんな生き残る為に今以上の訓練を課させてもらいます。許してなんていわない、その代わり生き残ってたあとで私たちを罵ってくれることが私たちの望みだわ」

静寂に包まれる訓練場・・・
時は容赦なく進んでいく。


[No.1988] 2007/07/07(Sat) 01:38:42
またやりすぎたか?( (No.1978への返信 / 3階層) - モモ

おなじみの3人セットで。

http://www35.atwiki.jp/teishutsu?cmd=upload&act=open&pageid=18&file=kiokus.gif

おフランス→怪盗→キャッツ!(全身タイツ)な連想です。
むかーし思いついた奴の焼き直しだったり。
ちょっと貴族分が足りてないかなあ。


[No.1991] 2007/07/07(Sat) 04:51:56
Re: 【世界貴族】 (No.1867への返信 / 2階層) - 摂政。

いちおう文章ちゃれんじー

夜帰ってきたら作業しまふ。


[No.1992] 2007/07/07(Sat) 14:48:26
【世界貴族】SS (No.1867への返信 / 2階層) - ひわみ

仕事の休み時間に書いてみたー。
多分、大丈夫だと思うけど聖騎士の絵出してるので、問題あったらとりあえずお蔵入りでー
要点などは、出てる絵とあわせれば大丈夫だと思うです。

/*/

「砂神さんも、いきなり忍者の隠れ里に来てくれとは……」
入り組んだ渓谷や、うっそうと茂った森を抜けやっとたどり着いた、忍者の隠れ里。
隠れ里とは言え、人が生活している以上食料も必要になる。
そのため、巧妙にカモフラージュされた稲作をしている田んぼや四季折々の果物が育つ果樹園なども近くにあるらしいのだが、忍者でないひわみには何処にあるのかさっぱり分からない。
「……そう、分からないのが普通なんだが……アレは、なんだ?」
目の前にあるのは、小さめながらお城。
それも、西洋の城である。
奥に控えめな感じで、紙と木で出来た家がある中、アレは異様だった。
「ひわみ殿、よく来たでござる」
城の屋根の上から、聞こえる声。
その、声の人物はそのまま屋根の上から飛び降り、ひわみの前に降り立つ。
「砂神さん、この城は何ですか?」
「おぉ、これは世界貴族のためのお城でござるよ」
なるほど、貴族だから西洋のお城……
「って、納得できるか!」
虚空に突っ込むひわみ。
「で、今日は何の用があって呼び出したのですか?」
「そうでござった。
ひわみ殿に世界貴族になった拙者を見ていただこうと思ったのでござるよ」
「なるほど、では世界貴族を見せてもらえますか?」
そういう、ひわみの言葉にきょとんとした顔の砂神。
「何を言ってるでござる。
すでに世界貴族になってるでござるよ」
「え?」
そう、言われて改めて砂神をみるひわみ。
(……まったく同じとは言い切れないが、ほとんど変わっていないように思えるが。
でも、何か違和感が……)
「って、パンダが貴族!?」
そう、本人は相変わらずの世界忍者の姿なのだが、同じような忍者の姿だったパンダがまるで貴族のような服装なのだ。
「な、なんでパンダが貴族に…」
「うむ、それは、拙者としても世界貴族には興味があったのでござるが。
しかし、この忍者口調を活かすにはやはり忍者しかないであろうと思ったのでござるよ。
その時、父上の言葉が拙者の頭に響いた!
『逆に考えるんだ
パンダに貴族を着せてしまえばいいさ、と考えるんだ』
……父上、感謝でござるよ!」
「……そうですか」
非常にびみょーな表情をするひわみ。
「甘い、甘いぞしぐりん!」
突然、上から響く声。
先ほど、砂神がいた城の屋根に3人の影。
「貴族と忍者のイメージを掛け合わせて、進化させたこのフォルムを見よ!」
そこには、白タイツに身を包んだ3人の男が。
「この、エレガントでセクシーな怪盗チックなフォルム。
んー、すばらしいー」
何か、自分に酔ってる3人組。
「なんと言うか怪人といったほうが良さそうな。
特に仮面の男」
一応義務だから仕方ねーや、といった雰囲気で突っ込みを入れるひわみ。
「うむ、流石はモモ殿デザインでござるなー」
そう、感心しながらも本人着る気0の砂神。
「しかし、東国人の要素がほとんど無くなってるでござるな」
「そう見えるか……
未熟者め!」
なぜか叱られる、下の2人。
「よく目を凝らせ」
そう言い、自分の足を指差す怪人A。
「ただの白タイツに見えるかも知れないが、実は……
ステテコとソックスの組み合わせなのだ!」
「って、フンドシに続いて、また下着丸出しか貴様ら!」
今度は、全力の突込みを入れるひわみ。

騒ぐ人間どもを尻目に肩をすくめる貴族パンダ。
その目は、「やれやれ、まったくエレガントさに欠けた奴らだぜ」と語っていた。


[No.1994] 2007/07/07(Sat) 15:14:53
かいたー (No.1974への返信 / 3階層) - コダマゆみ

http://atpaint.jp/takekino/thumb/1183789872081s.jpg

背景やら、描き忘れた剣やらは、深夜にでも仕上げる予定。
あくまで、予定。

E97関係で急ぐなら、ダレか付けたししてクダサイ Orz


[No.1995] 2007/07/07(Sat) 15:34:37
【世界貴族】 (No.1867への返信 / 2階層) - レイライン

一応描きあがったですよ。

http://www13.oekakibbs.com/bbs/take_kino/data/243.jpg

入らなかった要点:隠れ里・尻尾・悪そうな目・西洋城

あと「入り組んだ地形」がわかりずらいことになってる予感。


[No.2007] 2007/07/07(Sat) 17:35:24
gifアップ 差し替えあり (No.1991への返信 / 4階層) - モモ

ちょこっとなおして差し替えました
http://www35.atwiki.jp/teishutsu?cmd=upload&act=open&pageid=18&file=kiokus.gif

満たせなかった要点
周辺環境:・隠れ里
要点:・東洋風の服装(風呂敷マントは微妙)
周辺環境:・四季・入り組んだ地形・稲作・紙と木で出来た家(多分駄目?)


[No.2012] 2007/07/07(Sat) 20:02:01
Re: 【金大正】 (No.1873への返信 / 2階層) - 梅本

設定書きまーす。

[No.2013] 2007/07/07(Sat) 22:10:45
ねたーねたー (No.1992への返信 / 3階層) - 志水高末

たけきの藩国の中には忍者たちの隠れ里がある。
以前は神社の近くに存在したのだが、以前に白オーマとチルにぼっこぼこにされてからというもの、支部として藩国各所に潜伏地点が存在する形となった。【※@】

さて、たけきの藩国には名にしおう世界忍者が【※A】いる。名を月光ほろほろ、モモ、志水高末。
彼らは「いつ出撃だろーね?」「出番ないんじゃね?」と、いつも近所の居酒屋で話し合っていた。

そんな中、修行に出ていた拳法家、コダマゆみと砂神時雨が帰ってきた。
帰ってきたとき、二人はボロボロで「だ、大丈夫か!?」と思わず駆け寄りそうな格好をしていた。
だが、そんな二人は言う。私達は成長し、【龍の使い】として帰ってきた。と・・・

その夜、いつもの居酒屋で会議が開かれた。
「俺たちも成長しよう・・・」
彼らはついに決意したのだ。戦場を待つのではなく、自分達から行ってやろうと。
そのためには修行だ。俺たちも旅へ出るぞ!【注B】

彼らは旅した。紆余曲折あって、某国の遊園地へとたどり着いた。
そこで彼らが目にした物は【コスプレ出来ます。】の看板。
「まぁ、記念だし」「土産話になるし?」「ネタになるし!」
といった具合でコスプレする事となった。

「ふむ、この国には西洋城があるのか・・・」
「なら貴族とかは? 白タイツはいて」
「フリル付きのシャツ着て?」
という流れで取った写真が以下のものである。

さて、修行も済み、俺たちは成長したな。【注C】という事で藩国に帰る事になった。
が、ただ帰るだけじゃつまらない。そうだ、遊園地でやったコスプレしようぜ!

そして彼らはふりふりシャツやタイツ、マントをまとって藩国へ入国した。
だが、あくまでも周りの目は冷ややかであった・・・

しかし、彼らはめげない。
自ら【世界貴族】と名乗り、貴族っぽい服を着、みんなに認められる【注D】ため日々たけきの藩国を闊歩するのであった・・・

※注釈
@:出勤が面倒という事もあり、みな自宅を支部として申請した。
A:ようするにソックスハンター、褌愛好家の面々。変態。
B:どっか旅行行きたいね。という裏事情がある。
C:十分息抜きになったから、そろそろ帰るかと考えている。
D:無理やり日常に紛れ込む。とも言う。


[No.2021] 2007/07/07(Sat) 23:29:03
イラストー。 (No.1869への返信 / 2階層) - 寿々乃

急いで描いてみましたが要点は周辺環境とかさっぱりです。ごめんなさい・・・
http://www13.oekakibbs.com/bbs/take_kino/data/244.jpg


[No.2025] 2007/07/07(Sat) 23:45:22
Re: gifアップ 差し替えあり (No.2012への返信 / 5階層) - モモ

GIFにいれる世界忍者の口上を募集。
びしっとかっこいいのを頼みます。


[No.2063] 2007/07/09(Mon) 01:11:14
Re: gifアップ 差し替えあり (No.2063への返信 / 6階層) - 月光ほろほろ

「一つ、人より誇り高く!」

「二つ、普段は温和な俺達!」

「三つ、みんなでつまらぬ世界を、変えて見せよう世界貴族!!」


…実は文族に憧れがあるのです。


[No.2065] 2007/07/09(Mon) 01:14:51
イラスト完成しました (No.1872への返信 / 2階層) - 月光ほろほろ

http://www13.oekakibbs.com/bbs/take_kino/data/246.jpg

着物の柄、描いていて最高に楽しかったのは、
俺達だけの秘密だw


[No.2071] 2007/07/10(Tue) 00:40:59
Re: イラスト完成しました (No.2071への返信 / 3階層) - 月光ほろほろ

http://www13.oekakibbs.com/bbs/take_kino/data/247.jpg

少し直しましたー


[No.2072] 2007/07/10(Tue) 01:10:00
【世界貴族・和】(ネタ) (No.1867への返信 / 2階層) - コダマゆみ

【世界貴族・男】
http://atpaint.jp/takekino/src/1184006800718.jpg

【世界貴族・女】
http://atpaint.jp/takekino/src/1184006870196.jpg

麻呂〜。
必殺技は「蹴鞠あたっく」。
ちなみに、貴族パンダはちょんまげね。


しかし、ナゼだろう?
世界貴族の枝だけ、カオスの香りが・・・。


[No.2075] 2007/07/10(Tue) 03:59:57
【たけきのこ】設定 とりあえず完成 (No.1870への返信 / 2階層) - TAKA

たけきのこ、それはたけきの藩国の現当主である。
わんわん帝国侯爵にして、会戦以来の幾多の国難を持ち前の知恵と勇気で克服してきた。
当人は少々?・・・背が低いのがコンプレックスに思っているが、そのあえかな物腰と常に身をまとう和装、そしてたけきの藩国の象徴たる眼鏡を掛けたその姿は藩国の尊崇を一身に受ける存在である。
たけきの藩国は農業立国として帝国内に確固たる立場を築いている。
また帝国の各国とは例外的に共和国内にも友好関係を結んでおり、帝国内で先駆けて共和国との聯合を結ぶという快挙をあげている。
戦争という困難な状況を覗けば、たけきのこの藩国での治世は何も問題のないように思える。

わんわん帝国藩国ガイド「たけきの藩国編」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「むきー好き勝手言ってくれて、外交的にはその通り、でもね私が捕まっていた間にはびこった褌とかはどーしてくれるのよ」
「藩王、そのようなことは対外的に出せることではありませんよ」
藩王執務室にて暴れまわるたけきのこに向かって、冷静にひわみが突っ込みをいれる。
この部屋にはいまや少数派となった良識を持つひわみと寿々乃、りあらりんが集められていた。
「藩王さまのご希望通り褌等の変態勢力を根こそぎ排除してしまうと、藩国の運営に致命的な一撃を与えてますよ」
「王様の拳の一撃は確かに有効ですが、それでは根本的な問題の処理にはならないと思います」
寿々乃、りあらりんが口々に反論を述べると、たけきのこはいらだったように言葉を発する。
「ならどうしたらいいのよ国内に蔓延るソックス褌、このままでは他国にまで蔓延して、うちが発生源みたいに有らぬぬれぎぬを着せられることなるじゃない」
「濡れ衣も何も、真実かと・・・」
とひわみは口中でつぶやく。
たけきのこは聴かないフリをして言葉を続ける。
「あなたたちは仲間よね?」
「はい」
「確かに」
「当たり前です」
この返事にわが意を得たりと、頷くとたけきのこは重々しく宣言した。
「明日以降、この3人で政庁前の門前で風紀検査をします。これにあたり3者にたけきの特別風紀委員として特例の褌チェックを行うことを藩王命令として了承します」
特例にどよめく面々。
「これに指摘されてもなお褌を着用したる者、褌以外の着衣以外を一切除き、たけきの港に隣接している漁協の冷凍庫での強制労働を課すことにします。あそこは零下−40度、暑がりな褌を着た彼らにとっては最適な仕事場所よね〜」
たけきの藩国はこうして一部の民に関して過酷な法を課すことになった。


[No.2088] 2007/07/11(Wed) 02:06:31
【たけきのこ】設定にツッコミを入れてみる。 (No.2088への返信 / 3階層) - コダマゆみ

>政庁前の門前で(中略)褌チェックを行うことを藩王命令として了承します。
>褌は容赦なく脱がして普通の下着に着替えさせなさい。


藩王さま……それってどんな羞恥プレイ……(遠い目)
想像すると、特別風紀委員の方が変態ちっくだと思うのですよ……。


[No.2089] 2007/07/11(Wed) 02:15:38
念のためって感じで (No.1971への返信 / 3階層) - ひわみ@職場

多分、問題ないと思いますけど、念のため。

> 雷蔵は手足の長さもあってか一見すると子供のように見えた。
ここの所ですけど、これだと、手足が長いかはっきり判断できないかも知れないので、

雷蔵は長い手足と整った顔立ち、そして、子供っぽい雰囲気を持っていた。

みたいな感じにしたらどうかなーと、思います。


[No.2092] 2007/07/11(Wed) 19:03:20
Re: 【世界貴族】 (No.1867への返信 / 2階層) - 月光ほろほろ


> 名称:・世界貴族(職業)
> 要点:・赤いマフラー・貴族服
> 周辺環境:・西洋城
> 悪そうな目
> 東洋風の人材・黒い髪


http://atpaint.jp/takekino/src/1184163602561.jpg

悪そうな目は任してー


[No.2097] 2007/07/11(Wed) 23:24:32
Re: 念のためって感じで (No.2092への返信 / 4階層) - TAKA

ありがとうございます〜
せっかくなのでそのまま使わせていただきますです。


[No.2098] 2007/07/12(Thu) 00:03:07
やっぱりそうかw (No.2089への返信 / 4階層) - TAKA

> >政庁前の門前で(中略)褌チェックを行うことを藩王命令として了承します。
> >褌は容赦なく脱がして普通の下着に着替えさせなさい。
> 藩王さま……それってどんな羞恥プレイ……(遠い目)
> 想像すると、特別風紀委員の方が変態ちっくだと思うのですよ……。


あっやっぱし、そうなるよね(笑
うみゅみゅ・・・ネタが思いつかない〜
更正施設ネタは飽きたし、残虐表現を使わない方向でも少し考えてみるですよ。
とりあえずそのへんは消しておきますね。
ご意見誠にありがとうです〜


[No.2100] 2007/07/12(Thu) 00:09:53
月光さんバージョン (No.2065への返信 / 7階層) - モモ

やたら重くなっちゃった。
http://www35.atwiki.jp/teishutsu/pub/kizoku3.gif


[No.2102] 2007/07/12(Thu) 01:44:41
【世界貴族】SS (No.1867への返信 / 2階層) - 砂神時雨

折角なので女性衣装についてのSS

**
 ――――世界貴族。
 それはたけきの藩国においても高貴で孤高な存在である…筈であった。

 元々灰汁の強い世界忍者軍団が獲得した『世界貴族』はそれぞれの個性を存分に発揮した所為もあり、統一された衣装が準備されてない。獲得の際に会議が隠れ里で開催されたが、結局それぞれで衣装を製作するという落ち着いてしまったのだ。ある者は忍パンダに着せる衣装を作り、ある者は場違いな西洋風の城を作り、ある者は西洋貴族の衣装作った。
 その途中経過の報告を受けた藩王が頭を抱えるほどの個性的な方向性は結局修正される事なく通過してしまった。
 しかしながら、藩王の指示により最近増えた女性藩員への配慮も考え、世界忍者以外のデザイン人材を投入し女性向けの東洋風の衣装の作成をすると言う梃入れも行った。和風・インド風とコレもまた個性を発揮したがこちらの方は概ね好評のようである。

「しかしまぁ、凄い事になってますね世界貴族」
 感心したように忍潮井は苦笑し、作成中の印度風の衣装をチクチク縫いながら隣で作業する砂神に声をかけた。砂神は砂神で忍パンダの寸法を測りながらそうでござるねー、と返事をする。
「まぁ、予算は摂政がかなり確保してるみたいでござるよ。忍潮井殿やユミちゃん殿作ってる女性用の衣装は特別予算枠でござるが」
 藩王からの勅命で女性用の衣装作成を任されているが、中々コレはコレで楽しい。かなり予算もあったので盛大に布を購入し全体的に派出目に仕上げている。アクセサリーなどにも凝れたのは嬉しい事である。
「…忍潮井殿や拙者を女性衣装とパンダ衣装に回すなんて藩王様思い切ったでござるな」
「まぁ私と砂神様が組んだらほぼ100%貴族風の褌が出来上がったでしょうしねー」
 藩国で悩みの種である褌愛好家のメンバーである2人の技族を摂政から切り離したのはその心配もあったのだろうが、如何せん摂政のお抱え技族にはまだまだ破壊力を持つ面子が残っている。その面子を思い出し、砂神は悪そうな目を一層細めて笑う。
「拙者たちがいない分無駄に頑張るとみたでござる」
「そうでしょうね」
 そう言いながら忍潮井はコダマが先に仕上げた和風の衣装を眺めて笑う。本来は木と紙で出来た家に住む東国人であるのでその手の衣装の方がしっくり来るのであるが、今の所西洋風の衣装が人気のようである。
「砂神様はどうするんですか?」
「拙者はこの中華風の忍者衣装のままで、パンダに貴族衣装着せるでござる」
 そう言うと砂神に黙って寸法を測られていた忍パンダがピシッと手を上げる。恐らくこの忍パンダが貴族風になるのであろう。良く見れば貴族風の高貴な蒔き髭をつけている。恐らくそれも砂神が作ったのであろう。
「出来上がりが楽しみですね」
「壮絶な光景でござるよきっと」

 その後完成した世界貴族の衣装お披露目会の時に藩王が絶望の余りお披露目台となった城の屋根に乗る一部の世界貴族達を屋根ごとその輝く拳で粉砕したのは又別のお話である。


[No.2109] 2007/07/12(Thu) 22:28:38
【世界貴族】摂政絵 (No.1867への返信 / 2階層) - 砂神時雨

http://atpaint.jp/takekino/src/1184325688691.jpg

月光殿のリクエストに応えて完成させてみました。
使用できそうなら使ってください。でも褌orz


[No.2114] 2007/07/13(Fri) 20:23:59
設定ー。 (No.2013への返信 / 3階層) - 梅本


金大正  設定
式神の城、式神の城2、式神の城 七夜月幻想曲の登場人物。
仁王剣の使い手でありとても真面目で細い目と長身が特徴。
式神の城(1)では弟子を殺されたために参戦し光太郎達と共に戦った。
アララ・クランにからかわれて慌てるかわいい人。


SS

一人の男がたけきの証券会社の屋上に立っている。左手に重そうなギターケースを持ち細い目を更に細めた。
眼前にはたけきの藩国商業街が誇る高層ビル群。
(規模は劣りますがどことなく東京市に似ていますね)とその男、金大正は思う。
ほんの少しボーっとしてしまった。疲労が溜まっているのだ。ついでに腹も減っている。
この犬や猫がたくさんいる世界に来てお金もなく野宿ばかりで飯もまともに食べて無かった。
(こんな所でボーっとしてもしかたないですね)
屋上からジャンプしてコンクリートの地面に着地する。普通の人間なら即死だがこの人には平気なようだ。
「ふぅ」すこし溜め息を吐き顔を上げる。3mと程前に2人の女性がいた。一人は少女、美少女だった。
そしてもう一人は美女だった。一瞬、ふみこさんに少しに似ていると思い顔を赤らめた。
その美女は、、当たり前だ。びっくりした顔している。美少女のほうは驚いた後、すぐに警戒の態勢をとった。
「あ、すみません。驚かしてしまいましたね。」
金大正は素直に謝った。
美女の顔から驚きの色が消え、笑顔が浮かんだ。
「いえいえ、それよりお怪我はありませんか?」
「私は大丈夫です。お2人に怪我なくよかったです。。」
「ふふふ、これからは飛び降りるのは控えほうがいいですよ」
「TAKAは結構鋭いから怪我しないもんね」と少女が言った。この男が敵で無いと分かったのか警戒をすでにといている。
よく見ると2人共は大量の荷物を持ってる。どうやらショッピングしていたらしい。それにしても凄い量だ。
「それでは失礼します。お気をつけて。」
「ちょっと待って。美人を2人も脅かしてもうさようなら?」
TAKAと呼ばれた美女がいたずらそうな笑顔を浮かべながら言う。
金大正はそれから何時間も大量の荷物を持ち歩きまわされた。




勝手にTAKAさんの雷蔵SSの続きの設定で書いてしまいました。すみませんー。


[No.2180] 2007/07/14(Sat) 23:05:05
Re: 【ヘイハチロー・ノギ】 文章やります (No.1871への返信 / 2階層) - ていわい

遅ればせながら、文章やりますー。

[No.2182] 2007/07/15(Sun) 00:51:00
【ノギ】 SS前半と後半予告?(汗) (No.2182への返信 / 3階層) - ていわい

遅れまくってます。ホント申し訳ありません。

明日中っていうか、20日の夜明けまでには完成させます。完成させる予定です。・・・のはずです。

ところで、ACEが藩国に来る理由って決めちゃっていいんでしょうか?

(砂神さん、もしお時間あれば、砂神さんのセリフなど監修していただけると嬉しいです。)

============================

「いっぽんだ〜って、ふんどし〜♪ にほんだけ〜ど、ふんどし〜♪」
すれ違う人が、聞き過ごして2、3歩行ってから、はたと振り返る鼻歌を歌いながら、砂神時雨は通りを歩いていた。
褌の歌が17本目にさしかかる頃、向こうを歩いている人物に目が止まった。
青い洋装の男性だ。
たけきの藩民の基本は和装であるが、他の藩国から来た人もいるし、洋装自体がそれほど珍しいというわけではない。
特に目立つ体格というわけでもなく、むしろ垢抜けない感じの中年である。
なにが目をひいたのか・・・。
「ん〜、あの服には見覚えある気がするでござるな・・・」
たしかに、服には見憶えがあった。そうだ、あれは太陽系総軍の軍服だ。
いや?ちょっと待て!あの顔は!あの、よく動きそうな眉は!!
「ひょ、ひょっとして、ノギさんでござるか!?」

ヘイハチロー・ノギ。
太陽系総軍の将軍として、または夜明けの船の乗員として音に聞こえた人物である。
軍略に長け公正無私、人望も厚い。
太陽系総軍時代には、部下の大部分に慕われ、上層部の大部分に煙たがられたという話である。
砂神はノギの事を敬愛していた。有り体に言えば、ファンである。
『ノギさんに会いたいでござるなぁ。もしノギさんに出会えたら、絶対、拙者の作った褌を渡すでござるよ。履くかどうかはノギさんにまかせるでござる。拙者、心が広いでござるなー。』
夢見がちにそう語る砂神の表情は、男ではなく恋する乙女のそれであった。
・・・突っ込むとこ多すぎ。

閑話休題

砂神は尻尾をふる犬の勢いで、ノギに近づいていった。
(褌を差し上げねば!いや、是非自分が歓待せねば、そう、ここで会ったのは歓待せよというお告げ!いや、自分が歓待する運命なのだ!でござる!)

「ノギ少将でござるか?」
もはやノギの後ろに花でも見えていそうな、いや、間違いなく見えている表情である。
「ん、確かに私はノギだが?なに・・・」
か?と言いかけてノギは腕をひっぱられた。
「ようこそたけきの藩へでござる。ぜひこちらへいらしてくださいでござる。」
「ちょ、ちょっと君待ちたまえ、いったいどこへ・・・」
行くのかという、至極まっとうな質問は砂神には届かなかった。
「ゆみちゃんとりあらりんさんのおいしい料理に、拙者からは記念品をお渡しするでござるよ。もちろん褌もお渡しするでござる。楽しみにするでござる。」

結局ノギは、たけきの藩政庁の砂神の仕事部屋まで引っ張りこまれてしまった。

「まずは、たけきのに来た記念の品でござる。
これが褌煎餅、こっちが褌饅頭、それから褌茶、あとは、褌八橋、褌ふりかけ、褌餅、褌クッキー
褌カレー、褌ストラップ、褌人形、褌漬け・・・」
砂神が嬉しそうに記念品と称して渡した、「たけきの藩国名産!褌土産シリーズ」(たけきの藩褌組合(非合法)謹製)は、実に43品目に及んだ。そして、さらにこれ以上はないというくらい嬉しそうな顔で続ける。
「それからこれ、ノギさんのために拙者が心を込めて作ったでござる。是非履いてほしいでござるが、履くかどうかはノギさんにまかせるでござる。拙者、心が広いでござるなー。」
この男、思ったことがそのまま口や表情に出る。ポーカーには向かない。
差し出したのは、赤地に金の縁取り、真ん中には夜明けの船の刺繍が入った褌である。
ノギの眉毛が怪訝そう動く。この人物は、言葉が出るより前に眉毛が動く。この人物もまた、ポーカーには向かなかった。
「君。」
「えーと、渡し忘れはないでござるな。」
「ちょっと、君。いいかね?」
「次は食事でござる。準備してくるので、ちょっと待ってるでござる。」
そういうと、砂神は部屋を出て行った。たけきの藩の厨房を預かる二人、コダマゆみとりあらりんを探しに行ったのである。

ノギは一人部屋に取り残された。
なんとなく母を思いだして、ひとつ溜息をつく。ノギの母も、人の話を聞かない人だった。

******
【その後の展開(メモ)】

【たけきの藩国に来た理由の説明】
パターン1
母をさがしてたまたま
パターン2
藩王さまから軍事顧問として呼ばれた。
パターン3
たまたま。
パターン4
その他

【その後】
たまたま通りかかったひわみさんに見つかり、藩王のもとへ。
藩王との会話の中に、目が笑ってる。を入れる予定
「褌土産は後で没収な。」
砂神さん更生施設行き?
褌土産を提出しようとしてまとめる時に夜明けの船褌が無いのに気づく。
「ノギさん・・・」

藩王とひわみさんの会話でノギさん逗留時には、砂神が面倒を見るように。

摂政が夜明けの船褌を履いているのを見てがっかり・・・。
砂神、部屋にこもる。

ノギさんから、
「君がいてくれないと困るのだが。」
の一声で復活。


[No.2281] 2007/07/19(Thu) 03:27:49
拙者の台詞 (No.2281への返信 / 4階層) - 砂神時雨

 出場感謝(笑)暴走特急の名を欲しいままにしておりますなw

 台詞概ねOK(スゲー似せてて笑いましたw)拙者は人の名前を階級ナシ(ノギ少将はOK)で呼ぶときは『〜殿』でござる。例外は『藩王様』と『ゆみちゃん殿』(今考えたらおかしいなこの呼び方w)『摂政殿』位かな…。

 そして摂政殿に褌巻き上げられてて吹きました。夜明けの船褌はこの藩にきた時から少将に会うのを夢見て(当時からノギ少将参戦という途方もない夢を皆から生温かく見守られてたw)夜なべしてチクチク縫ってました(笑)

 後半楽しみですw


[No.2283] 2007/07/19(Thu) 07:49:13
【ノギ】とりあえず、エントリ可能(かも)版 (No.2182への返信 / 3階層) - ていわい

今日はもうタイムアップなんで、上げます

とりあえず、最低限エントリーは可能だとおもいますが・・・

プロット分全部かけてません。
見直しできてません。
ってなわけで、エントリーまで時間あればがしがし修正版を上げていくつもりです。

藩王さま、ひわみさん、セリフまわり等見てもらえると嬉しいです。

砂神さん、ゴメンなさい。とりあえずエントリーできる形を優先したんで、褌等の顛末入れられませんでした。エントリまでに時間があれば入れますし、間に合わなければ別SSとして書きます。
っていうかわしが書きたいんじゃー。ぜひ書かせてください。
あ、あと時間あればノギさんのセリフとか行動でイメージと違うところがあれば教えてもらえると幸せです。

===================================================
「いっぽんだ〜って、ふんどし〜♪ にほんだけ〜ど、ふんどし〜♪」
すれ違う人が、聞き過ごして2、3歩行ってから、はたと振り返る鼻歌を歌いながら、砂神時雨は通りを歩いていた。
褌の歌が17本目にさしかかる頃、向こうを歩いている人物に目が止まった。
青い洋装の男性だ。
たけきの藩民の基本は和装であるが、他の藩国から来た人もいるし、洋装自体がそれほど珍しいというわけではない。
特に目立つ体格というわけでもなく、むしろ垢抜けない感じの中年である。
なにが目をひいたのか・・・。
「ん〜、あの服には見覚えある気がするでござるな・・・」
たしかに、服には見憶えがあった。そうだ、あれは太陽系総軍の軍服だ。
いや?ちょっと待て!あの顔は!あの、よく動きそうな眉は!!
「ひょ、ひょっとして、ノギ殿でござるか!?」

ヘイハチロー・ノギ。
太陽系総軍の将軍として、または夜明けの船の乗員として音に聞こえた人物である。
軍略に長け公正無私、人望も厚い。
太陽系総軍時代には、部下の大部分に慕われ、上層部の大部分に煙たがられたという話である。
砂神はノギの事を敬愛していた。有り体に言えば、ファンである。
『ノギさんに会いたいでござるなぁ。もしノギさんに出会えたら、絶対、拙者の作った褌を渡すでござるよ。履くかどうかはノギさんにまかせるでござる。拙者、心が広いでござるなー。』
夢見がちにそう語る砂神の表情は、男ではなく恋する乙女のそれであった。
・・・突っ込むとこ多すぎ。

閑話休題

砂神は尻尾をふる犬の勢いで、ノギに近づいていった。
(褌を差し上げねば!いや、是非自分が歓待せねば、そう、ここで会ったのは歓待せよというお告げ!いや、自分が歓待する運命なのだ!でござる!)

「ノギ少将でござるか?」
もはやノギの後ろに花でも見えていそうな、いや、間違いなく見えている表情である。
「ん、確かに私はノギだが?なに・・・」
か?と言いかけてノギは腕をひっぱられた。
「ようこそたけきの藩へでござる。ぜひこちらへいらしてくださいでござる。」
「ちょ、ちょっと君待ちたまえ、いったいどこへ・・・」
行くのかという、至極まっとうな質問は砂神には届かなかった。
「ゆみちゃん殿とりあらりん殿のおいしい料理に、拙者からは記念品をお渡しするでござるよ。もちろん褌もお渡しするでござる。楽しみにするでござる。」

結局ノギは、たけきの藩政庁の砂神の仕事部屋まで引っ張りこまれてしまった。

「まずは、たけきのに来た記念の品でござる。これが褌煎餅、こっちが褌饅頭、それから褌茶、あとは、褌八橋、褌ふりかけ、褌餅、褌クッキー、褌カレー、褌ストラップ、褌人形、褌漬け・・・」
砂神が嬉しそうに記念品と称して渡した、「たけきの藩国名産!褌土産シリーズ」(たけきの藩国褌組合(非合法)謹製)は、実に43品目に及んだ。そして、さらにこれ以上はないというくらい嬉しそうな顔で続ける。
「それからこれ、ノギ殿のために拙者が心を込めて作ったでござる。是非履いてほしいでござるが、履くかどうかはノギ殿にまかせるでござる。拙者、心が広いでござるなー。」
この男、思ったことがそのまま口や表情に出る。ポーカーには向かない。
差し出したのは、赤地に金の縁取り、真ん中には夜明けの船の刺繍が入った褌である。
ノギの眉毛が怪訝そう動く。この人物は、言葉が出るより前に眉毛が動く。この人物もまた、ポーカーには向かなかった。
「君。」
「えーと、渡し忘れはないでござるな。」
「ちょっと、君。いいかね?」
「次は食事でござる。準備してくるので、ちょっと待ってるでござる。」
そういうと、砂神は部屋を出て行った。たけきの藩の厨房を預かる二人、コダマゆみとりあらりんを探しに行ったのである。

ノギは一人部屋に取り残された。
なんとなく母を思いだして、ひとつ溜息をつく。ノギの母も、他人の話を聞かない人だった。

*******************************************

たまたま部屋の前を通りかかっていたひわみは、すごい勢いで部屋から飛び出していった砂神とすれ違った。砂神はひわみには気づかなかったようだ。
砂神の嬉しそうな表情を思い出し、たけきのの良心と気苦労担当であるひわみは、溜息を一つついた
「また、なにをしでかす気でいるのやら・・・。」
砂神の部屋のドアは開けたままになっていた。よほど慌てていたのだろうか。とりあえず、そのまま部屋の中を覗きこむ。
机の上にうず高く積まれた土産ものの山をみて、ひわみは一人ごちた。
「あの怪しげな土産物の山は?まぁ、きっとろくでもないものでしょう。藩王さまに報告しないといけませんかね。」
確認のために中へ入ろうとすると、その土産の山を前に、途方にくれている人物が目に止まった。
見覚えのない人物だ。実直そうな雰囲気から、褌の仲間ではないだろうと思いつつも、警戒しつつ近づき声をかける。
「こんにちわ。私はひわみといいます。失礼ですが、あなたは?」
母のことを思い出し、回想にふけっていたノギは、ひわみの言葉で我に帰る。
「ああ、私はヘイハチロー・ノギといいます。」
「おや、あなたがあの高名な。ひょっとして道を歩いていたら砂神に見つかって、強引にここに連れ込まれた上、なんだかよくわからない土産やら、褌やらを差し出されたというとこですかな。」
あまりに的確な状況把握にノギは一瞬言葉を失った。
「・・・あ、ああ、大体そんなところですな。名前をお聞きしていないので、あの方が『サガミ』という方なのかはわかりませんが。」
「まぁ、間違いないでしょう。彼は以前から、あなたに会いたがってましたから。それはともかく、ようこそたけきの藩国へいらっしゃいました。砂神の失礼はお詫びします。当藩国へはなにか目的があってこられたのですかな?」
「いや、特に目的があったわけではありません。なんとなく、というやつですかな。」
ノギは少しほほ笑んだ。その表情を見てひわみは、なるほど、部下に人望があるというのも頷けますね、と思ったが、実際には別の事を口にした。
「そうですか。ではひょっとすると、砂神の思いが通じたのかもしれません。砂神はこの国に来た当時から、ノギ殿に会いたい会いたいと、ずっと言ってましたから。」
ノギは目を丸くした。
「ほう。そうなのですか。あの強引さには少々驚きましたが、後で礼をいわねばなりませんね。」
よく動く眉の下で、目が優しく笑っている。
この人は信頼できる人物だ。ひわみはそう確信した。
「よろしければ、藩王にお会い願えますか?藩国として正式に歓待させていただきます。」
「しかし、私は別に招かれた訳でもありませんが。」
ひわみは笑顔を浮かべながら返す。
「先ほど言ったように、きっと砂神が招いたのですよ。その砂神の失礼のお詫びもありますので、是非。」
少し考えた後、ノギは返答した。
「ふむ。わかりました。お言葉に甘えるとします。」
「では、応接の間へご案内しますので、そこでしばらくお待ちください。」

藩王の執務室の前まで来ると、ひわみはドアをノックした。
「どうぞー」
ドアを開けて中へ入る。
「藩王さま、少しいいですか?」
「おー、ひわみん、どうしたー。」
「我が藩国にヘイハチロー・ノギ殿がお越しになっています。砂神が政庁に引っ張りこんだそうで、砂神の部屋にいるところを私が見つけました。今は、応接の間でお待ちいただいております。それと、ひわみんていわないでー。」
「あのノギ殿が?そうかぁ、砂神はずーっと会いたいっていってたからな。今頃きっと大はしゃぎだろう。多少はめをはずすのは目をつぶることにしよう。」
「そうですね。来たときからずっと言ってましたから。まさかホントに来ることになるとは思いませんでしたが。あ、それといつのまにやら作った、褌土産なるものをノギ殿に渡そうとしていましたが、どうし」
「すべて没収。提出させた後の処理はひわみたんにまかせる。」
最後までいい終わる前にたけきのこの指示が飛ぶ。このあたりの判断の速さも藩王の器というものだろう。
「そう言われると思って書き置きをしておきました。じきに提出があるでしょう。それと、ひわみたんていわないでー。」
「ありがとう、さすがはひわみタソ。あと、ゆみちゃんとりあらりんさんに料理の準備をお願いしておいて。」
「ゆみさんとりあらりんさんは、今、お見合いの準備で忙しいかと。まぁ、料理は他のものに用意させます。それと、ひわみタソいわないでー、っていうか、もはやなんだかわかりませんよ。」

応接室で待つノギは、昔を思い出していた。
ひわみの応対に会って、母曰く、「まじめ一辺倒で面白みがない」、父のことを思い出したのである。
来て早々、母について、そして今父について思いを巡らせている自分を顧みて
(確かに、この藩に来たのはただの偶然ではないのかもしれんな)
と思った。
「こちらです。」
扉の外でひわみの声がして、扉が開く。
「はじめまして、私が当藩国の藩王、たけきのこです。砂神がご迷惑をおかけしてすみませんでした。」
「はじめまして、ヘイハチロー・ノギです。いえ、お気になさらず。」
握手して、たけきのこが着席を促す。
その後、簡単世間話をしたあと。たけきのこが切り出した。
「ところで、ノギ殿はいまでも太陽系総軍の所属ということになっているのですか?」
「いえ、今はどこにも所属している訳ではありません。この服は、まぁ、一番慣れ親しんだ服をつい来てしまう、とそんなところです。」
「そうですか、ノギ殿も御存じの通り、今ニューワールドでは多くの戦闘が発生しています。それはこのたけきの藩国も例外ではない。」
「ふむ、実際に参加したことはないが、そのようですな。」
「そこで、もしよろしければ、我が藩に逗留していただき、軍事顧問的な役割をお願いできないでしょうか。」
ノギはあごに手をやり、少し考えてから答えた。
「この国には、既にヤガミ殿がおられると聞いています。彼なら政戦両略に長けている。特に私が必要とも思えませんが。」
「はい、確かにヤガミはおりますがー、え〜と、そのー」
たけきのこが口ごもったところで、すかさずひわみが代わりに答える。
「ヤガミは、藩王と一緒にいないとヘタレになってしまうのです。」
「がー」
たけきのこは、赤くなって照れている。こういうところは普通の女性である。ちなみに可愛い。
ひわみはかまわず続ける。
「ヤガミと藩王さまが常に一緒にいる以上、ヤガミが戦場へ出るということは藩王さまも戦場へ出るということ。藩国の存続を考えれば常に前線へ出るという訳にはいきません。」
「そ、そーそー。それに、指揮とかはノギ殿の方が向いていると思います。うちのヤガミはどちらかというとI=Dで突っ込んでいくタイプですから。」
「うちのヤガミ・・・」
「がー、ちがーう、そういう意味じゃなーい」
ノギは再び、あごに手をあてて考えた。ちなみに、最後のひわみとたけきのこのやりとりは聞かなかったことにした。
たけきのこも、ひわみも黙って回答を待つ。
「うむ。わかりました。この藩に来たのも縁あってのことでしょう。私でよければできるだけのことはいたしましょう。」
「ありがとうございます。」
たけきのこは明るい声で答えた。


[No.2297] 2007/07/20(Fri) 04:23:11
【ノギ】前半部 最終稿 (No.2182への返信 / 3階層) - ていわい

エントリ可能版に見直しかけました。

問題なければ、この部分はこれで完成です。

======================================================

「いっぽんだ〜って、ふんどし〜♪ にほんだけ〜ど、ふんどし〜♪」
すれ違う人が、聞き過ごして2、3歩行ってから、はたと振り返る鼻歌を歌いながら、砂神時雨は通りを歩いていた。
褌の歌が17本目にさしかかる頃、向こうを歩いている人物に目が止まった。
青い洋装の男性だ。
たけきの藩民の基本は和装であるが、他の藩国から来た人もいるし洋装自体がそれほど珍しいというわけではない。
特に目立つ体格というわけでもなく、むしろ垢抜けない感じの中年である。
なにが目をひいたのか・・・。
「ん〜、あの服には見覚えある気がするでござるな・・・」
たしかに服には見憶えがあった。そうだ、あれは太陽系総軍の軍服だ。
いや?ちょっと待て!あの顔は!あの、よく動きそうな眉は!!
「ひょ、ひょっとして、ノギ殿でござるか!?」

ヘイハチロー・ノギ。
太陽系総軍の将軍として、または夜明けの船の乗員として音に聞こえた人物である。
軍略に長け公正無私、人望も厚い。
太陽系総軍時代には、部下の大部分に慕われ、上層部の大部分に煙たがられたという噂である。
砂神はノギの事を敬愛していた。有り体に言えば、ファンである。
『ノギさんに会いたいでござるなぁ。もしノギさんに出会えたら、絶対、拙者の作った褌を渡すでござるよ。履くかどうかはノギさんにまかせるでござる。拙者、心が広いでござるなー。』
夢見がちにそう語る砂神の表情は、男ではなく恋する乙女のそれであった。
・・・突っ込むとこ多すぎ。

閑話休題

砂神は尻尾をふる犬の勢いで、ノギに近づいていった。
(褌を差し上げねば!いや、是非自分が歓待せねば、そう、ここで会ったのは歓待せよというお告げ!いや、自分が歓待する運命なのだ!でござる!)

「ノギ少将でござるか?」
もはやノギの後ろに花でも見えていそうな、いや、間違いなく見えている表情である。
「ん、確かに私はノギだが?なに・・・」
か?と言いかけてノギは腕をひっぱられた。
「ようこそたけきの藩へでござる。ぜひこちらへいらしてくださいでござる。」
「ちょ、ちょっと君待ちたまえ、いったいどこへ・・・」
行くのかという、至極まっとうな質問は砂神には届かなかった。
「ゆみちゃん殿とりあらりん殿のおいしい料理に、拙者からは記念品をお渡しするでござるよ。もちろん褌もお渡しするでござる。楽しみにするでござる。」

結局ノギは、たけきの藩政庁の砂神の仕事部屋まで引っ張りこまれてしまった。

「まずは、たけきのに来た記念の品でござる。これが褌煎餅、こっちが褌饅頭、それから褌茶、あとは、褌八橋、褌ふりかけ、褌餅、褌クッキー、褌カレー、褌ストラップ、褌人形、褌漬け・・・」
砂神が嬉しそうに記念品と称して渡した、「たけきの藩国名産!褌土産シリーズ」(たけきの藩国褌組合(非合法)謹製)は、実に43品目に及んだ。そして、さらにこれ以上はないというくらい嬉しそうな顔で続ける。
「それからこれ、ノギ殿のために拙者が心を込めて作ったでござる。是非履いてほしいでござるが、履くかどうかはノギ殿にまかせるでござる。拙者、心が広いでござるなー。」
この男、思ったことがそのまま口や表情に出る。ポーカーには向かない。
差し出したのは、赤地に金の縁取り、真ん中には夜明けの船の刺繍が入った褌である。
ノギの眉毛が怪訝そう動く。この人物は、言葉が出るより前に眉毛が動く。この人物もまた、ポーカーには向かなかった。
「君。」
「えーと、渡し忘れはないでござるな。」
「ちょっと、君。いいかね?」
「次は食事でござる。準備してくるので、ちょっと待ってるでござる。」
そういうと、砂神は部屋を出て行った。たけきの藩の厨房を預かる二人、コダマゆみとりあらりんを探しに行ったのである。

ノギは一人部屋に取り残された。
なんとなく母を思いだして、ひとつ溜息をつく。ノギの母も、他人の話を聞かない人だった。

* * * * *

たまたま砂神の部屋の前を通りかかっていたひわみは、すごい勢いで部屋から飛び出していった砂神とすれ違った。砂神はひわみには気づかなかったようだ。
砂神の嬉しそうな表情を思い出し、たけきのの良心と気苦労担当であるひわみは、溜息を一つついた。
「今度はなにをしでかす気でいるのか・・・。」
砂神の部屋のドアは開いたままになっていた。よほど慌てていたのだろうか。とりあえず、そのまま部屋の中を覗きこむ。
机の上にうず高く積まれた土産ものの山をみて、ひわみは一人ごちた。
「あの怪しげな土産物の山は?まぁ、きっとろくでもないものでしょう。藩王さまに報告しないといけませんね。」
確認のために中へ入ろうとすると、その土産の山を前になにか物思いにふけっている人物がいるのに気がついた。
見覚えのない人物だ。実直そうな雰囲気から褌の仲間ではないだろうと思いつつも、警戒しつつ近づき声をかける。
「こんにちわ。私はひわみといいます。失礼ですが、あなたは?」
母のことを思い出し回想にふけっていたノギは、ひわみの言葉で我に帰る。
「ああ、私はヘイハチロー・ノギといいます。」
「おや、あなたがあの高名な。ひょっとして道を歩いていたら砂神に見つかって強引にここに連れ込まれた上、なんだかよくわからない土産やら褌やらを差し出されたというところですかな。」
あまりに的確な状況把握にノギは一瞬言葉を失った。
「・・・あ、ああ、大体そんなところですな。名前をお聞きしていないので、あの方が『サガミ』という方なのかはわかりませんが。」
「まぁ、間違いないでしょう。彼は以前からあなたに会いたがってましたからね。それはともかく、ようこそたけきの藩国へいらっしゃいました。砂神の失礼はお詫びします。当藩国へはなにか目的があってこられたのですかな?」
「いや、特に目的があったわけではありません。なんとなく、というやつですかな。」
ノギは少しほほ笑んだ。その表情を見てひわみは、なるほど、部下に人望があるというのも頷けますね、と思った。実際に口にしたのは別の事だったが。
「そうですか。ではひょっとすると砂神の思いが通じたのかもしれません。彼はこの国に来た当時から、ノギ殿に会いたい会いたいと、ずっと言ってましたから。まさか現実になる日が来るとは、私は思っていませんでしたけどね。」
ひわみはそういうと、ほんの少し暖かい表情を浮かべた。
ノギは自分に会いたがっている人がいたと知り、目を丸くした。そしてひわみの表情を見て、- その表情の真意はよくわからなかったが -、砂神という人物が悪い人物ではないこと、それと、この国が悪い国ではないことを漠然と感じていた。
「ほう。そうなのですか。あの強引さには少々驚きましたが、後で礼をいわねばなりませかな。」
よく動く眉の下で、目が優しく笑っている。
その表情を見ながら、この人は信頼できる人物だな、と、そうひわみは確信していた。
「よろしければ、藩王にお会い願えますか?たけきの藩国として正式に歓待させていただきます。」
「しかし、私は別に招かれた訳でもありませんが。」
ひわみは笑顔を浮かべながら返す。
「先ほど言ったように、きっと砂神が招いたのですよ。その砂神の失礼のお詫びもあります。是非。」
少し考えた後、ノギは返答した。
「ふむ。わかりました。お言葉に甘えるとしましょう。」
「では、応接の間へご案内しますので、そこでしばらくお待ちください。」

* * * * *

藩王の執務室の前まで来ると、ひわみはドアをノックした。
「どうぞー」
ドアを開けて中へ入る。
「藩王さま、少しいいですか?」
「おー。ひわみん、どうしたー。」
「我が藩国にヘイハチロー・ノギ殿がお越しになっています。砂神が政庁に引っ張りこんだそうで、砂神の部屋にいるところを私が見つけました。今は、応接の間でお待ちいただいております。それと、ひわみんていわないでー。」
「あのノギ殿が?そうかぁ、砂神はずーっと会いたいっていってたからな。今頃きっと大はしゃぎだろう。多少はめをはずすのは目をつぶることにしようか。」
「そうですね。来たときからずっと言ってましたから。まさかホントに来ることになるとは思いませんでしたが。あ、それといつのまにやら作った、褌土産なるものをノギ殿に渡そうとしていましたが、どうしま」
「すべて没収。提出させた後の処理はひわみたんにまかせる。」
最後までいい終わる前にたけきのこの指示が飛ぶ。このあたりの判断の速さも藩王の器というものだろう。
「そう言われると思って書き置きをしておきました。じきに提出があるでしょう。それと、ひわみたんていわないでー。」
「ありがとう、さすがはひわみタソ。あと、ゆみちゃんとりあらりんさんに料理の準備をお願いしておいて。」
「ゆみさんとりあらりんさんは、今、お見合いの準備で忙しいかと。まぁ、料理は他のものに用意させます。それと、ひわみタソいわないでー、っていうか、もはやなんだかわかりませんよ。」

* * * * *

一方その頃
黒オーマとの見合い(というか、見合い参加のためのコンテスト)の準備でコダマゆみとりあらりんが早退したのを知った砂神は、自分の部屋に戻ってきていた。
「あれ?ノギ殿?どこにいったでござる?」
「おーい、ノギどのー」
ちょっと泣きそうな顔でおろおろしながら、ノギを探しはじめる。机の下にはじまり、引き出しの中、戸棚の裏、果てはティッシュの箱の中。おいおい、そこにはいないだろう。というベタな突っ込みはこの際しないことにしておく。
「おかしいでござるな。ノギ殿どこへ行ったのでござろう・・・」
少し涙目になりながら、机の上の褌土産の山の上にある書き置きにようやく気付く。
『ノギ殿は、藩王さまに会っていただきます。褌土産は今日中に私、もしくは藩王へ提出のこと。遅れたら更生施設行き。 ひわみ』「そうか、ひわみんが来たのでござるか。」
下の方にもう一文。
『それから、ひわみんていうなー』
「ひわみんに見つかったのでは、しかたないでござるなー。」
がっかりしながら、褌土産を提出のためまとめる。
ここで一部を隠したり、しらばっくれたりできないのが砂神という人物である。良くも悪くも素直であり、常に暴走気味に見えるが悪気はない。
もちろんひわみもそれをわかった上で書き置きを残している。
「あれ?夜明けの船褌がないでござる。」
褌土産をまとめながら、夜明けの船褌がないのに気づく。
「褌ー、どこいったでござるー」
少しおろおろしてから、ノギを探した時とまったく同じ所を、まったく同じ順序で探す。褌は見つからなかった。
困った顔で考えた後、ひらめいたように言った。
「そうか、ノギ殿が持って行ってくれたのでござるな。さすがノギ殿、やさしいでござるなー。」
砂神は納得し、そして、ほっとした。
あの褌はこの藩にきた時からノギが来藩するというなんのあてもない夢をたよりに、- 藩国の皆に生温かく見守られながら -、夜なべしてチクチク縫っていたものだった。あれが没収されていてはあまりにも悲しい。いや、実は没収されてる可能性もあるのだが、基本的にいい方にとらえるのも、砂神の性質だった。
「ありがとう、ノギ殿・・・」
砂神は、窓の外を見上げながらそう呟いた。

* * * * *

応接室で待つノギは、昔を思い出していた。
ひわみの応対に会って、母曰く「まじめ一辺倒で面白みがない」、父のことを思い出したのである。
来て早々、母について、そして今父について思いを巡らせている自分を顧みて
(確かに、この藩に来たのはただの偶然ではないのかもしれんな)
と思っていた。
「こちらです。」
扉の外でひわみの声がして、扉が開く。
「はじめまして、私が当藩国の藩王、たけきのこです。砂神がご迷惑をおかけしてすみませんでした。」
「はじめまして、ヘイハチロー・ノギです。いえ、別に悪気があってのことではないとのこと。お気になさらず。」
握手をし、たけきのこが着席を促す。
その後、少し世間話をしたあとでたけきのこが切り出した。
「ところで、ノギ殿はいまでも太陽系総軍の所属ということになっているのですか?」
「いえ、今はどこにも所属している訳ではありません。この服は、まぁ、一番慣れ親しんだ服をつい来てしまう、とそんなところです。」
「なるほど。ノギ殿も御存じかと思いますが、今ニューワールドでは多くの戦闘が発生しています。」
「ふむ、戦闘に参加したことはないが、そのようですな。」
「各藩国も日々戦火に巻き込まれており、それはこのたけきの藩国においても例外ではありません。そこでもしよろしければ、我が藩に逗留していただき、軍事顧問的な役割をお願いできないでしょうか。」
ノギはあごに手をやり、しばらく考えた後口を開いた。
「この国には、既にヤガミ殿がおられると聞いています。彼なら政戦両略に長けている。特に私が必要とも思えませんが。」
「はい、確かにヤガミはおりますがー、え〜と、そのー」
たけきのこが口ごもったところで、すかさずひわみが代わりに答える。
「ヤガミは、藩王と一緒にいないとヘタレになってしまうのです。」
「がー」
たけきのこは、赤くなって照れている。こういうところは普通の女性である。ちなみに可愛い。
ひわみはかまわず続ける。
「ヤガミと藩王さまが常に一緒にいる以上、ヤガミが戦場へ出るということは藩王さまも戦場へ出るということ。藩国の存続を考えれば常に前線へ出るという訳にはいきません。」
「そ、そーそー。それに、指揮とかはノギ殿の方が向いていると思うのです。うちのヤガミはどちらかというとI=Dで突っ込んでいくタイプですから。」
「うちのヤガミ・・・」
ひわみがぼそっとつぶやく。日頃くすぐったいあだ名で呼ばれる事に対する、ささやかな仕返しかもしれない。
「がー、ちがーう、そういう意味じゃなーい」
ノギは再び、あごに手をあてて考えた。ちなみに、最後のひわみとたけきのこのやりとりは聞かなかったことにした。
赤い顔のままのたけきのこと、いつも通り冷静な表情のひわみは、黙ってノギの回答を待った。
「うむ。わかりました。この藩に来たのも縁あってのことでしょう。私でよければできるだけのことはしましょう。」
「ありがとうございます。」
たけきのこが明るい声で答えた。

* * * * *


[No.2330] 2007/07/25(Wed) 08:35:13
【ノギ】後半部 ラフスケ? (No.2182への返信 / 3階層) - ていわい

ざっくり書いた感じです。

最後の方、砂神さんのキャラの動きがちょっとまずい(キャラに合ってない)かもしれません。

他にもまずいところある気がしますが、(ほぼ)徹夜明けで頭が回ってません。なにかあれば、ご指摘いただければ幸いです。

=====================================================

たけきのことひわみの会話
「砂神をノギ殿に付いてもらおうと思うんだけど」
「いいんじゃないですか?適任でしょう。」
「ノギ殿に失礼があったら処分お願いね。わみたん。」
「心得てます。っていうかさすがにもう慣れました。それから、もはや誰だかわかりませんよ。」

数日後、砂神はノギの付き人をよくやっていた。
時々褌の素晴らしさについて熱く語る以外は。
摂政が褌で逃げ回っている。その光景を見た砂神は目に、摂政の褌がクローズアップされる。
赤地に金の縁取り。
「ま、まさか」
語尾の”でござる”も忘れている。
翻った褌には、まぎれもなく夜明けの船の刺繍があった。

--たけきの藩国摂政 志水高末の述懐--
「いやー、ぐれっちに新しくできた褌石鹸を見せようと思って行ったら新しい褌があったからさぁ。
てっきり俺のために作ってくれたものだと思ってよ。今までにない出来だったから一目で気にいって、その場で着替えたんだよな。」-- --

その日から、砂神は自分の部屋から出てこなくなった。

ひわみから事の顛末を聞いたたけきのこは頭をかかえた。
もはや、どっから突っ込んでよいやら。
とりあえず、摂政の更生施設行きは(いつもどおり)決定だが。
「ひわみん、ノギさんを呼んでちょうだい」
「わかりました。それから(以下略)」

* * * * *

「わかりました。私も世話になってますし、力になれるのならばやりますが・・・。しかし、これで本当に効果があるのですかな。」「はい。確実ではありませんが。いずれにせよ、今のところこれでダメならお手上げです。」
たけきのこが応える。
「ふむぅ」
ノギの眉はちょっと表現しがたい動きで、内心を表した。少なくとも楽しそうだったり、嬉しそうだったりしていないのは確かだったが。

* * * * *

ノギ、たけきのこ、そしてひわみが砂神の部屋の前に行くと、扉の前には既に先客がいた。
志水だ。
「おーい、ぐれっちー(砂神時雨の愛称のひとつ)。元気出せよー。夜明けの船褌もちゃんと洗ったし、ほら、俺の褌コレクション半分やるからよー。夜明けの船褌はなんと『ソフトさんS』で洗ったんだぞー。ふかふかだぞー。おーい。」
他に、月光ほろほろ、モモもいる。3人とも藩国内では(ともすると藩国外でも)有名な、褌ガイズである。
「おう、ぐれっちー。お前の作った褌でファッションショーやろうぜー。庁舎の庭に特設の舞台も作ってあるぞー。」
無精鬚のおっさん、月光だ。
「そうですよー。私も珍しい舶来ものの褌で参戦しますぞー。」
捲き鬚の怪しげな紳士(?)、モモ。

この3人、ここ数日毎日こうして声をかけていた。
いや、この3人だけではなくたけきのこを含めた全員が、毎日1度は砂神の部屋の前で声を掛けていた。
ただ、たけきのこやひわみを含めて大部分の人間は仕事の時間が終わってから来ていたので、この3人と顔を合わせることがなかったのだ。
3人はまだたけきのこ達に気付いていない。

「みたん、舞台撤去。」
「はい、手配します。それから、略しすぎです、もはや誰の事かわかりませんよ。」
「おまえらー、仕事しろー!」
「うげ、藩王。いや、ほら、ぐれっちが元気ないっていうからさ、仲間のメンタルケアもりっぱな仕事のうちだぜ、うん。」
志水高末、だてに摂政はやっていない。咄嗟の切り返し(出まかせともいう)には定評がある。
「そ、そーだぜ。やっぱり仲間が落ち込んでるのはほうっておけねぇ。」
一見正論、やること暴挙、これが月光ほろほろクオリティー。
「そうですとも。仲間を思う心をなくしては人ではない。紐のない褌がもはや褌ではないように。」
いい言葉を褌や靴下に例えて言いなおすのはモモの癖である。
ちなみに3人ともハンターである。なんのかって?それは内緒だ。
「い、い、か、ら、し、ご、と、に、も、ど、れ、!」
たけきのこの右手の先の空間に穴があき、そこからバットの柄が顔を出しはじめている。
「お、おう、さーて仕事だ仕事だ楽しいなーっと」
「あ、こら、志水俺も行くぜ。」
「では、ワタクシも仕事に戻りましょうかね。」
二人は走って、モモだけなぜかスキップでこの場を去っていった。
「うー。まったくあいつらわー。」
3人の去って行った方を見て、たけきのこが呻く。空間の穴はいつの間にか消えている。
「では、お願いします。」
ひわみがノギを促した。

* * * * *

部屋の中で砂神は体操座りのままうずくまっていた。
扉の向こうから声をかけてもらえるのは嬉しかったし、特に摂政を恨んでいるわけでもなかった。
いや、「いくら摂政とはいえひどいでござるよ」。最初のころは何度も思った。
しかし、摂政に悪気がないのは良くわかっていたし、一番多く声を掛けてくれているのもまた摂政だった。
今は、ただただ悲しかった。悲しいというよりさびしかったのかもしれない。
ノギに会えることを夢見て夜中に褌に刺繍していた時の事を思い出す。寝ぼけて雑巾のかわりにしそうになったり、コーヒーをかけそうになったこともあった。
「ノギ殿に履いてもらいたかったでござる・・・」
志水も既に洗って返すといっているのだが、あの褌は砂神の中ではノギの持ち物であり、ノギ専用であった。持つのも履くのもノギ以外ではありえなかったし、他の人が履いてしまった時点でお古であって、それをノギに渡す気にはなれなかった。
「砂神さん、ちょっといいかね。」
はっとして扉の方を見る。ノギの声だ。
「な、なんでござるか?」
閉じこもってから初めての回答だった。
扉の外で、たけきのことひわみが小さくガッツポーズをとる。
廊下の角からは、褌3人組が隠れながら様子をうかがっていたが、たけきのこのガッツポーズを見て顔を見合わせた。
「なにやってんだ?」
「さぁ、でもあの様子だとうまくいってそうじゃないか?」
「もう少し様子を見ましょう。」

ノギが続ける。
「夜明けの船の褌、見ましたよ。立派だ、よくできている。」
用意された文章を読んでいるので多少の不自然さがある。とはいえ、この人物にしては上々の出来だ。
部屋の中の砂神はじっと聴いている。
「是非、私にも欲しいのだが、作ってもらえないだろうか。・・・できれば服に合わせて青地がいいのだが。」
最後の一文を聞いてたけきのことひわみは顔を見合わせた。ノギのアドリブだった。
「作ったら・・・」
扉の向こうから砂神の声。
「作ったら、履いてくれるでござるか?」
しばしの沈黙。
ノギは妙なプレッシャーを感じた。
背後でたけきのこがここで断るんじゃないぞーという無言のプレッシャーを与えている。
ひわみも真剣な表情でノギの背中を見つめる。
ノギは少しほほ笑んで、肩をすくめた。砂神さんはよほど愛されているようだ。それに、一人のためにここまで真剣になれる藩王。
やはり、ここはいい国だな。
「もちろん。よろこんで履かせてもらうよ。」
しっかりした声で答えた。
「ホントでござるか。よし、じゃあ頑張って作るでござる。」
たけきのことひわみが今度こそ大きくガッツポーズを取る。
褌3人組も顔を見合わせた。
「おい、なんだかうまくいったみただぞ。」
「あ、ドアが開いたぞ。」
「おーい、ぐれっちー」
3人は角から飛び出した。

が、出てきた砂神は、
「では、早速採寸するでござる。さあこっちへ」
そういうと、ノギの腕を掴んで部屋へ引きづり込む。扉がパタンと音をたてて閉まった。

「あ、あれ?」
一瞬の出来事にあっけにとられる5人。

「ち、ちょっと何を。」
「何って、採寸するのにズボンは邪魔でござるよ。大丈夫、男同士、何も問題ないでござるよ。拙者、頑張ってノギ殿に完璧じゃすとふぃっとの褌を作るでござる。」

砂神はわかっていた、ノギがたけきのこの依頼で来たことも、そしてノギの優しさも。
だから、はやくいつもの自分に戻りたかった。目がうるんでる自分を人には見せたくなかった。

「あ、こ、こらやめなさい。やめなさーい」
ノギは、褌を履くと言ってしまったことを少し後悔していた。

「おまえら、仕事しろー!」
扉の向こうでは、たけきのこが褌3人組をおいかけまわす。
「あー、するするー。するからバットしまえー」
「」
「」

あちこちの喧噪をききながら、ひわみが呟いた。
「すべて世はこともなし、と。ようやく、いつものたけきの藩国が戻ってきましたねぇ。」


[No.2331] 2007/07/25(Wed) 08:44:09
Re: 【ノギ】後半部 最終稿 (No.2331への返信 / 4階層) - ていわい

ようやくできましたー。

・・・えーと、かなり遅くなってしまいました。調子に乗りすぎました。長くなりすぎました。ノギさんと関係ない部分多すぎです。本当にすいませんでした。反省してます。
次からはTPOに合わせた文量で書けるように留意します。

砂神さん、藩王さま、ひわみさん、せっしょー、月光さん、モモさん。登場していただきありがとうございました。書いててとても楽しかったです。(特に砂神さんw)
一部の方は許可をとらずに登場させてしまいました。すみません。

問題とかセリフや行動がキャラにあってないとかあれば、すぐさま訂正しますので教えてください。

(ここのコメントが、ミッドナイトテンションで乱文になってましたんで、ちょっと修正しました。7/27 20:00)

===========================================
数日後、砂神はノギの付き人をやっていた。
褌土産を提出に行った際、その話を聞いた時の砂神の喜びようといったら、たけきの藩国の逸話の一つとして永く語られることになるほどのものだった。
もともと砂神のノギスキー度は藩民全員がよく知るところであり、ノギの逗留が決まった時点でこの役目は確定だった。ただ、砂神が暴走してノギに迷惑をかけないかという懸念がたけきのこにはあったのだが、それを聞いてひわみはこう答えた。
「目に余るようなら、『ノギ殿と会うの禁止するわよ』っていえばいいんですよ。効果あると思いますが。」
そうか、それもそうねと言ってたけきのこは笑った。たけきのことしても、できれば砂神の思いをかなえてあげたいというのが本音だったのだ。
長年の思いをかなえた砂神は、時々褌の素晴らしさについて熱く語る以外は、ノギの付き人としてよくやっていた。
そんなある朝、ノギの部屋へ急ぐ砂神は、摂政が褌と靴下という出で立ち(本人曰く正装)で風紀委員から逃げ回っているという、たけきの藩政庁ではさして珍しくもない場面に出くわした。
「摂政は今日も元気でござるな〜」
満面の笑みでその様子を見ている砂神。ふと、摂政の褌に目が止まる。砂神の目に褌がクローズアップされる。赤い褌だ。まわりには金の縁取りがある。
「ま、まさか・・・!」
語尾の”ござる”も忘れて呟いた。
翻った褌に大きく刺繍されていたのは、まぎれもなく夜明けの船であった。

--たけきの藩国摂政 志水高末の述懐--
「いやー、ぐれっちに新しくできた褌石鹸を見せようと思って部屋に行ったんだよ。そしたら褌があったからさぁ、てっきり俺のために作ってくれたものだと思ってよ。今までにない出来だったから一目で気にいって、その場で着替えたんだよな。」
「それからあの日まで、ずっと履いてたよ。ん?風呂?褌は万能衣類だ、風呂ぐらいで脱ぐ必要はない。」
-- --

砂神はその場で半時ほど氷ついた後、うなだれたまま自分の部屋に戻りカギをかけた。

* * * * *

数日後、ノギから砂神が現れない事を聞いたひわみは、独自の調査の後たけきのこに報告した。
ひわみから事の顛末を聞いたたけきのこは頭をかかえた。
「まったく、最近静かだと思ってたら、あいつらはどうしてこう・・・。まぁ、いいわ。ひわみん、ノギさんを呼んで頂戴、それと摂政は更生施設行きで」
「わかりました。それからひわ(以下略)」

* * * * *

藩王の執務室で、ノギとたけきのこが話をしている。
「わかりました。私としても、彼には世話になっている。力になれるのならばやりますが・・・。しかし、これで本当に効果があるのですかな。」
「はい。絶対とは言えませんが、まず大丈夫です。いずれにせよ今のところ、これでダメならお手上げです。」
「ふむぅ」
ノギの眉はちょっと表現しがたい動きで、内心を表した。少なくとも楽しそうだったり、嬉しそうだったりしていないのは確かだったが。

* * * * *

ノギ、たけきのこ、そしてひわみが砂神の部屋の前に行くと、扉の前には既に先客がいた。志水だ。
「おーい、ぐれっちー(砂神時雨の愛称のひとつ)。元気出せよー。夜明けの船褌もちゃんと洗ったし、ほら、俺の褌コレクション半分やるからー。夜明けの船褌はなんと『着るものなんでもやわらかさん』の『ソフトさんS』で洗ったんだぞー。ふかふかだぞー。おーい。」
他に、月光ほろほろ、モモもいる。3人とも藩国内では(ともすると藩国外でも)有名な褌ガイズである。
「おう、ぐれっちー。お前の作った褌でファッションショーやろうぜー。庁舎の庭に特設の舞台も作ってあるぞー。」
無精鬚のおっさんは月光だ。
「そうですよー。私も珍しい舶来ものの褌で参戦しますぞー。」
こちらの捲き鬚の怪しげな紳士(?)がモモ。

この3人、砂神が部屋にこもってから毎日こうして声をかけていた。

いや、この3人だけではなく、藩王会議やその他の職務で忙殺されていた数人を除いた全員が、毎日1度は砂神の部屋の前で声を掛けていた。ただ、大部分の人間は仕事の時間が終わってから来ていたので、この3人と顔を合わせることがなかったのだ。
3人はまだたけきのこ達に気付いていない。

「みたん、庭の舞台撤去。」
「はい、手配します。それから、略しすぎです、もはや誰の事だかわかりませんよ。」
たけきのこはフンドシーズに向かって叫んだ。
「おまえらー、仕事しろー!」
「うげ、藩王。いや、ほら、ぐれっちが元気ないっていうからさ、仲間のメンタルケアもりっぱな仕事のうちだぜ、うん。」
志水高末、だてに摂政はやっていない。咄嗟の切り返し(出まかせともいう)には定評がある。
「そ、そーだぜ。やっぱり仲間が落ち込んでるのはほうっておけねぇ。」
一見正論、やること暴挙、これが月光ほろほろクオリティー。
「そうですとも。仲間を思う心をなくしては人ではない。紐のない褌がもはや褌ではないように。」
いい言葉を褌や靴下に例えて言いなおすのはモモの癖である。
ちなみに3人ともハンターである。なんのかって?それは内緒だ。
「い、い、か、ら、し、ご、と、に、も、ど、れ、!」
たけきのこの右手の先の空間に穴があき、そこからバットの柄が顔を出しはじめている。
「お、おう、さーて、仕事仕事〜。仕事だ仕事だ楽しいなーっと」
「あ、こら、志水俺も行くぜ。」
「では、ワタクシも仕事に戻りましょうかね。」
二人は走って、モモだけなぜかスキップで廊下の先の角に消えていった。
「うー。まったくあいつらわー。」
3人の去って行った方を見て、たけきのこが呻く。空間の穴はいつの間にか消えている。
「では、お願いします。」
ひわみがノギを促した。

* * * * *

部屋の中で砂神は体操座りのままうずくまっていた。
扉の向こうから声をかけてもらえるのは嬉しかったし、特に摂政を恨んでいるわけでもなかった。いや、「いくら摂政とはいえひどいでござるよ」と、最初のころは何度も思った。しかし、摂政に悪気がないのは良くわかっていたし、一番多く声を掛けてくれているのもまた摂政だった。今はただ、悲しかった。悲しいというよりさびしかったのかもしれない。
ノギに会えることを夢見て夜中に褌に刺繍していた時の事を思い出す。寝ぼけて雑巾のかわりにしそうになったり、コーヒーをかけそうになったこともあった。
「やっぱり、ノギ殿に履いてもらいたかったでござる・・・」
志水も既に洗って返すといっているのだが、あの褌は砂神の中ではノギの持ち物でありノギ専用であった。持つのも履くのもノギ以外ではありえなかったし、他の人が履いてしまった時点でお古であって、それをノギに渡す気にはなれなかった。
「砂神さん、ちょっといいかね。」
はっとして扉の方を見る。ノギの声だ。
「な、なんでござるか?」
扉の外では、たけきのことひわみがノギの様子をみつめていた。そして、廊下の角からは、褌3人組が隠れながら様子をうかがっていた。
「あれはなにやってんだ?」
「さぁ、しかし藩王さまのことだからなにか秘策があるんじゃないか?」
「もうしばらく、様子を見てみましょう。靴下とて時がなければ熟成しません。」

砂神は次の声を待った。扉の向こうのノギが続ける。
「夜明けの船の褌、見ましたよ。立派だ、よくできている。」
これは嘘だ。褌は見ていない。まぁ、用意された文を読んでいるだけなのだから無理もない。声の調子も、ところどころ不自然になったりしたが、概ねこの人物にしては上出来といってよかった。
「是非、私にも欲しいのだが、作ってもらえないだろうか。・・・できれば服に合わせて青地がいいのだが。」
最後の一言を聞いて、たけきのことひわみは顔を見合わせた。渡した台本にはない、ノギのアドリブだった。
「作ったら・・・」
扉の向こうから砂神の声。
「作ったら、履いてくれるでござるか?」
しばしの沈黙。
ノギは妙なプレッシャーを感じた。
背後でたけきのこがここで断るんじゃないぞーという無言のプレッシャーを与えている。ひわみも真剣な表情でノギの背中を見つている。
ノギは少しほほ笑んで肩をすくめた。砂神さんはよほど愛されているようだ。それに、一人の藩民のためにここまで真剣になれる藩王。やはり、ここはいい国のようだ。
「もちろん。よろこんで履かせてもらうよ。」
しっかりした声で答えた。
「ホントでござるか。よし、じゃあ頑張って作るでござる。」
たけきのことひわみが大きくガッツポーズを取る。
褌3人組も顔を見合わせた。
「おい、なんかうまくいったみただぞ。」
「あ、ドアが開いた。」
「おーい、ぐれっち殿ー。」
3人は廊下の角から、文字通り踊り出た。

が、出てきた砂神は、
「では、早速採寸するでござる。さあこっちへ」
そういうと、ノギの腕を掴んで部屋へ引っ張りこむ。そして、扉がバタンと音をたてて閉まった。

「あ、あれ?」
一瞬の出来事にあっけにとられる2人と3人。

「ち、ちょっと何を。」
扉の中からノギの狼狽した声。
「何って、採寸するのにズボンは邪魔でござるよ。大丈夫、男同士、何も問題ないでござるよ。拙者、頑張ってノギ殿に完璧みらくるじゃすとふぃっとの褌を作るでござる。」
砂神にはわかっていた、ノギがたけきのこの依頼で来たことも、そしてノギの優しさも。だから、はやくいつもの自分に戻りたかった。涙目の自分を、人には見せたくなかった。

「あ、こ、こらやめなさい。やめなさーい」
ノギは、褌を履くと言ってしまったことを激しく後悔しはじめていた。

「おまえらー、仕事しろー!」
扉の外側では、たけきのこが褌3人組を追いかけまわしていた。
「こんな目出たい日に仕事なんかしてられるかー」
「そうとも志水、今日は飲むぞ!たけきのの友情に乾杯だ!」
「まったく、今日は1年物の靴下のように素晴らしい日ですな。」

扉の向こうと扉のこちらで流れる喧噪をききながら、ひわみが呟いた。
「世はすべてこともなし。たけきのは今日も平和でした、と。」


[No.2359] 2007/07/27(Fri) 04:35:25
新アイドレス全部完成ー (No.1866への返信 / 1階層) - たけきのこ@藩王

全部完成しましたー。
藩王チェック済みで問題ありませんでしたので、このまま提出してきますー

東国人+剣士+騎士+聖騎士:ttp://www009.upp.so-net.ne.jp/take_kinoko/yggdrasill/seikisi/seikisi.html
東国人+剣士+拳法家+龍の使い:ttp://www009.upp.so-net.ne.jp/take_kinoko/yggdrasill/ryuunotukai/ryuunotukai.html
東国人+忍者+世界忍者+世界貴族:ttp://www009.upp.so-net.ne.jp/take_kinoko/yggdrasill/sekaikizoku/sekaikizoku.html
たけきのこ:ttp://www009.upp.so-net.ne.jp/take_kinoko/yggdrasill/takekinoko/takekinoko.html
ヘイハチロー・ノギ:ttp://www009.upp.so-net.ne.jp/take_kinoko/yggdrasill/nogi/nogi.html
金大正:ttp://www009.upp.so-net.ne.jp/take_kinoko/yggdrasill/kim_dejon/kim_dejon.html
茨城雷蔵:ttp://www009.upp.so-net.ne.jp/take_kinoko/yggdrasill/ibaraki/ibaraki.html

みなさんお疲れ様でしたー


[No.2363] 2007/07/28(Sat) 01:55:45
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