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No.135へ返信

all たけきのラリー(仮) - ひわみ - 2007/05/03(Thu) 22:06:07 [No.76]
たけきのラリー、結果SS - ひわみ - 2007/05/11(Fri) 23:22:07 [No.135]
ロールとか感想とか - ひわみ - 2007/05/09(Wed) 23:29:25 [No.118]
Re: ロールとか感想とか - ボロマール - 2007/05/11(Fri) 03:21:21 [No.129]
Re: ロールとか感想とか - レイライン - 2007/05/10(Thu) 21:42:26 [No.122]
Re: ロールとか感想とか - コダマゆみ - 2007/05/10(Thu) 15:23:33 [No.121]
Re: ロールとか感想とか - TAKA - 2007/05/10(Thu) 02:26:17 [No.119]
レース結果 - ひわみ - 2007/05/09(Wed) 00:47:46 [No.116]
おもしろい〜 - TAKA - 2007/05/09(Wed) 01:40:48 [No.117]
Re: たけきのラリー(仮) - こんこ - 2007/05/08(Tue) 04:13:14 [No.114]
Re: たけきのラリー(仮) - ひわみ - 2007/05/08(Tue) 00:59:06 [No.113]
エントリー - 月光ほろほろ - 2007/05/06(Sun) 22:04:35 [No.107]
Re: エントリー - 月光ほろほろ - 2007/05/07(Mon) 23:34:56 [No.112]
エントリー - レイライン - 2007/05/06(Sun) 21:01:26 [No.103]
エントリー - TAKA - 2007/05/05(Sat) 02:30:40 [No.84]
エントリー - コダマゆみ - 2007/05/04(Fri) 12:32:11 [No.80]
エントリー - ボロマール - 2007/05/04(Fri) 08:15:16 [No.78]


たけきのラリー、結果SS (No.76 への返信) - ひわみ

第0回、たけきのラリー

「何、この状況?」
私、ひわみは測量のためにたけきの岳付近を公用車で走っていたのだが……
『えー、では皆さん、スタートラインに並んでくださいー』
上から聞こえる、声とヘリコプターの音。
「峠最速はこの俺だ!!・・・・・・え?峠じゃない?違うんですかー!?」
左から聞こえる、ママチャリにまたがったボロマールの叫び声。
ちなみに、ニトロブースター装備らしいが自転車の何処にブースターが付いているかは謎である。
左側のすぐ隣には黒いスクーターの月光ほろほろが。その奥には、郵便屋のカブにまたがった忍潮井レイラインの姿も見える。
反対側には唯一まともな車に乗っているTAKAと、そもそも何にも乗っていないこんこの姿が見える。
まぁ、何よりもすごいのが……
「パオーン!」(象の泣き声)
象の上に居る一人の少女。
確か、あの子はコダマさんの所の、りこちゃん。
なんで、象に乗ってこんなところに居るか知らないが。
(まぁ、適当なところで抜け出せば良いか)
などと考えていると、左の窓から珍しく素面な(バイクに乗るんだから当たり前だが)月光が顔を覗かせる。
「あ、手を抜いて走ったらペナルティな」
「ペナルティですか?」
「あぁ、手抜きしたら、俺の知り合い全員にお前のこと、ひわみんと呼ばせる」
「そ、それだけは、やめてー!!」

『全車、一斉にスタートしました。
まず第1エリアは舗装されていない山道を通り抜けなくてはいけません。
TAKAさんとこんこさんが若干遅れていますが、他の車(?)は殆ど差が無い。
いえ、一台飛び出しました。
あの、赤い影は忍潮井レイラインさんの郵便屋スーパーカブ!
1.3倍くらいのスピードが3倍くらいに見えます!』
「今、疾風(かぜ)になる……っ」
『まさに赤い疾風です。
流石、法定速度を守らないことで有名なたけきの郵便局!
公共機関としてそれで良いのかという声もありますが、この際それは置いておきましょう。
さて、続いて第2エリアです。
ここからは、落石の多い地帯です。
おぉ、スタートで遅れたTAKAさんが猛追!
一気に前を抜き去り2位に上がってきました』
「何人たりとも私の前は走らせませんことよ」
『第二集団ではひわみさんが順位を落としているようです。
と、後を走っているこんこさんがそのひわみさんの公用車に近づいたー!』
「この二本の足で見事勝利してみせるため、ひわみさん利用させていただきますよ!」
すばやく、マジックハンドのようにひわみの車に手を伸ばす。
「……ヒット!」
そして、手に持った物を見る。
「……たけきの神社の交通安全お守り?」
『そろそろ、第3エリアが見えてきました。
長い直線の多い区間ですが道幅が狭い峡谷です。
ここでボロマールさんのブースター発動!
しかし、長い直線、自転車は不利か。
思ったほど伸びません。
ここで、上がってきたのはコダマりこちゃんと月光ほろほろさんです!』
「まったく、不幸(ハードラック)と踊(ダンス)っちまうのは御免だぜ…」
横を走る、象に踏まれないように巧みにハンドルをきる月光。
「なんぴとたりとも、おれのまえははしらせねぇ〜」
そのコダマりこの言葉通り、前を走るTAKAを蹴散らして行く象のハナ。
秘蔵の大熊猫障壁のおかげで損害は免れたが、2人に抜かれてしまうTAKA。
『ついに最終エリア。
ここからは深い森林地帯です!
ここまで並んで走っていた、月光さんとりこちゃんですが、りこちゃんが抜け出したー!
前を走る、レイラインさんに追いつくかー!?』
「なに、この状況?
パニック映画とかでこんなんありそうだなー」
後からは、木々をなぎ倒してせまる象。
必死に樹木を避けながら走る、赤いカブ。
「しかし、公的機関御用達バイクは伊達じゃない!!ですよー!」
その言葉どおり、レイラインが一度も首位を譲ることなくゴール。
「くそっ、ひじりのやろぅ〜」
 コダマりこは、だむだむと地面を踏みつけている。
 二位だったのが、悔しかったらしい。
「たもつ、つぎこそかつぞ!!」
 ばしっと、ハナさんの横っ腹を叩いた。
「……ぱおーん(よくわからないなりに返事をしているようだ)」
『そして、他の選手はほぼ横一線で走ってきます。
……ゴール!
えー、順位は……
最後に追い上げた、ひわみさんとこんこさんが3位、4位。
そして、月光さん、TAKAさん、ボロマールさんの順番になってます』
「Σくはっ!?ドベですか・・・・ば、罰ゲームとかないですよね」ガクガクブルブル
なぜか、震えているボロマール。
「ああぁ、このチューニングは間違いというのか・・・」
そして落ち込むTAKA。
『さて、第0回(テストコース)たけきのラリー、皆さん楽しんでいただけましたか?
それでは、次回の開催を楽しみにしていてくださいー』
そして、飛び去るヘリコプター。
「……で、ここは何処なんだ?」
森の中であたりを見回す、7人であった。


[No.135] 2007/05/11(Fri) 23:22:07

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