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No.394へ返信

all エンディング - 摂政。 - 2007/08/06(Mon) 01:12:28 [No.391]
Re: エンディング - レイライン - 2007/08/09(Thu) 18:59:40 [No.397]
戦い終わって日が暮れて - ていわい - 2007/08/09(Thu) 01:33:13 [No.396]
しみじみ…+ぶっちゃけ感想 - コダマゆみ - 2007/08/08(Wed) 01:31:19 [No.395]
恥かしいので、SS風に。 - 竹戸 初 - 2007/08/07(Tue) 22:51:57 [No.394]
SS追加、後日談。 - 竹戸 初 - 2007/08/12(Sun) 07:39:25 [No.398]
SS追加 : その頃、更正施設。 - 竹戸 初 - 2007/08/29(Wed) 18:30:04 [No.413]
感想文 - 砂神時雨 - 2007/08/07(Tue) 19:10:28 [No.393]
感想文とか苦手なんだけど…みんなありがとう - でいだらのっぽ - 2007/08/06(Mon) 19:20:03 [No.392]


恥かしいので、SS風に。 (No.391 への返信) - 竹戸 初

 たけきの藩国の総鎮守、たけきの神社の奥宮。

 胡桃油で磨きぬかれた板間に、白い小袖に半袴姿の竹戸 初が端坐していた。
 黒漆の櫃に、一つ一つ丁寧な手つきで何かを収めている。
 鉄(くろがね)の臑当、鎧の胴、籠手。拳法衣、黒地金龍摺箔の戦袍、黒塗り笠。
 戦塵は洗われ、疵は繕われているが、何度も修羅場を共に潜った物具。その一つ一つに感謝と労いを込めて、丁寧に鎧櫃に収めて行く。
 最後に、充分に丁子油をひいた虎の爪を緋羅紗の袋に納めて入れる。大小の佩刀(はかせ)も、充分に油をひいて白鞘の休め拵えに。
 これらは、鎧櫃に添える。

(今まで、本当に有難う)

 誰も見ていない奥宮で彼は、「龍の使い」としての装備に額づいていた。
 昨日までは、戦陣において着用していた。
 そして、今日からは身にする事はない。
 それが、永の暇となるか、暫しの休息になるかは、彼にも解らない。仮に、この物具が役割を終えても、藩国の平和が保たれているとは限らない。
 それでも。
 彼は、今まで自分を助けてくれた愛用品に、深々と頭を下げた。

 
 そして―――。
「では、参りましょうか。」
 足音もなく、鏡のような床に姿だけを映して、するすると彼は歩み去って行く。
 向かう先は、たけきの藩国・更正施設。
「何、寂しくないよ。」
 何しろ、今回は藩国の参戦者は過半が収監されたのだから。




     ――――――――――


 最後まで、駄文で済みません。
 途中参加で最後まで未熟者でしたが、皆様の助けで何とか本日まで辿りつけました。
 感謝を。そして、これからも宜しくお願い致します。


[No.394] 2007/08/07(Tue) 22:51:57

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