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No.50に関するツリー

   日誌スレッド - たけきのこ@藩王 - 2007/04/26(Thu) 00:16:50 [No.50]
日誌87 冬来たりなば - ていわい - 2007/08/03(Fri) 01:47:33 [No.386]
日誌86 おまつりのあと - こんこ - 2007/07/04(Wed) 20:29:14 [No.361]
日誌85 最良の選択 - モモ - 2007/06/21(Thu) 23:40:14 [No.328]
日誌84:置物は静かに笑う - レイライン - 2007/05/31(Thu) 20:48:59 [No.240]
[削除] - - 2007/05/31(Thu) 20:48:04 [No.239]
Re: 日誌スレッド - 砂神時雨 - 2007/05/30(Wed) 18:07:48 [No.232]
日誌82:ジンジャー去る - ジンジャー - 2007/05/29(Tue) 18:08:01 [No.223]
Re: 日誌スレッド - 梅本 - 2007/05/27(Sun) 21:30:16 [No.207]
日記80 ワレ ユクエフメイ - 大須 風太郎 - 2007/05/21(Mon) 22:07:54 [No.188]
日記79 長期不在の後… - コダマゆみ - 2007/05/18(Fri) 15:56:34 [No.171]
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日誌77たけきのプロジェクト] - TAKA - 2007/05/06(Sun) 00:03:52 [No.95]
日誌76「みんな違ってみんないい」 - 月光ほろほろ - 2007/05/05(Sat) 00:26:30 [No.82]
日誌75 我、身にまといしモノは…… - ひわみ - 2007/05/02(Wed) 00:26:31 [No.70]
日誌74 たけきの藩民たち - 二郎真君 - 2007/05/01(Tue) 11:54:53 [No.69]
日誌73 夢のひと時 - 摂政。 - 2007/04/30(Mon) 10:54:57 [No.67]
よんた藩国事情 - 槙@国民番号XXX - 2007/04/28(Sat) 02:26:20 [No.63]
Re: よんた藩国事情 - たけきのこ@藩王 - 2007/04/28(Sat) 18:44:00 [No.65]



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日誌スレッド (親記事) - たけきのこ@藩王

すみません、ようやっと書きました。

というわけで、また回しますので国民番号順によろしくー


[No.50] 2007/04/26(Thu) 00:16:50
よんた藩国事情 (No.50への返信 / 1階層) - 槙@国民番号XXX

一度書いたら全部消えた。

でも負けない。ビキニだもん!

こんばんわ。たけきの不名誉国民の槙です。

TAKAさんが日誌かけゆーたから書きます。

何かあったら彼のせいです。折檻していいです。

さて、責任転嫁終了。

えー たけきのさんの事書こうと思うたんですが、折角なのでよんた藩国の宣伝でも。

たけきので褌が大ブーム(男子高校生、団塊の世代を中心に)なように、よんた藩国ではメード(♂)が一大むーぶめんと となっております。

そもそもの発端は、かくたさんのメード設定。

あの壮年紳士が、、、メード?!

戦慄が走った僕は、思わず筆を走らせ、気がつけば、そう。

国民総メード(♂)になってました。後悔はない。

そんなかくたさんに、せめてものお詫びをと思い、国民の坂下真砂さん(通称姐さん)とラブラブSSを書きました。

以外に好評だったのでホワイトデー企画でもラブ展開。

今や、はいはいバカップルバカップル状態です(ぇ

そんなバカップルSSはこちらで読めます。

バレンタインSS「アマレット」
http://www27.atwiki.jp/yonta/pages/46.html

ホワイトデーSS「春はその始まりに身震いし、私は君に心震わす」
ttp://rimorobo.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/cbbs4/cbbs.cgi?mode=one&namber=889&type=421&space=15&no=0

・・・つか宣伝じゃん。

うん。でもいいの。責任はTAKAさんが被るから。

あ、キーは1234です(消したいなら消してね


[No.63] 2007/04/28(Sat) 02:26:20
Re: よんた藩国事情 (No.63への返信 / 2階層) - たけきのこ@藩王

せっかくなので日誌(ブログの方)にものっけました。
ときどき国外の方が乱入するのもいいと思います。

ところで改装したら日誌の場所がわかりづらくなってしまったなぁ・・・


[No.65] 2007/04/28(Sat) 18:44:00
日誌73 夢のひと時 (No.50への返信 / 1階層) - 摂政。

藩国日誌
担当:志水高末

 /*/

・・・見事な二日酔いだ。いや、もう三日目くらいになるのだろうか?
時雨が発案したらしい誕生会は、本当に嬉しかった。
最初のほうは本気で泣いてたくらいだからな。

だが・・・たけきの藩国の連中はほとんど酒飲みなんだ・・・
ちくしょう。瓶からいっきさせられたときは本気で死ぬかと思ったぞ。
最後のほうは本気で泣いてたからな。
藩王もひわみも途中で寝ちゃうし。マジ役に立たn(銃声

 /*/

・・・まぁ、そんな二日酔いの頭で参謀本部の前を歩いてたわけだ。
そしたら



  さ  ら  わ  れ  ま  し  た  。



あぁ、毎回の如くいなくなる藩王の気持ちって、こんな感じなんだろうなぁ・・・
ってそんな場合じゃねぇべ(汗

 /*/

そして、気が付いた時には小笠原。
目の前には青と舞。
あ、月代さんお久しぶりです。先日はどうも・・・

え? 何? 昼休み? 食事会? 舞ちゃんの誕生会!?
そしてずらりと並ぶフルコース。全部青が作ったそうな。

あぁ、もちろん俺は正装だったぜ?
主役の舞姫に遠慮して、第二種だったけどな(ふりふりエプロン着用)

 /*/

さて、青と舞に会えた興奮冷めやらぬ中、たけきののみんなへ電話をかけた。

「おい聞いてくれ! 今、舞ちゃんの誕生会に出席して・・・」
「脱いでないだろうな」
「や、それより真っ赤な顔した舞ちゃんが・・・」
「脱いだのか?」
「や、脱いじゃいないけど・・・」
「いないけど?」
「エプロンはつけた」
「帰ってくんな」
がちゃっ・・・ツーッツーッツー・・・

俺、たけきの藩国小笠原組ですか?

 /*/

な、なんか久しぶりに書いた気がする・・・
次は二郎さん


[No.67] 2007/04/30(Mon) 10:54:57
日誌74 たけきの藩民たち (No.50への返信 / 1階層) - 二郎真君

/*/

おかしい。
何故だ。
ほわーい(WHY)。

/*/

後ほねっこ領から敵が撤退した。それと未確認ではあるがどうもアラダの白の氏族はこの世界から撤退したらしい。
これらを踏まえて予想できるのは

【祝・たけきの藩領土への帰還】だ!!!(だといいな)

廃墟と化したであろう国土を復活させるべく一同は努力せねばなるまい。
「国民の休日」イベントや公共事業などで稼ぐべく頭を使い、資金、資源を手に入れるなどで。
藩民の特性などを踏まえ、何ができるかなどの調査をしようと名簿を見たときに一瞬頭が真っ白になった・・・。

/*/

頭の中でリピートする「なぜだ」の声。
それは藩民名簿を見た我輩の理性の叫びであった。

なぜに藩民が増えてるんだ?20人超えって信じられん。亡命中でしかも最近、褌とか筋肉とかパンダとか靴下とか酔っ払いとかなんかよーわからん物体Xが出没しまくってる藩ってのを知ってるのか・・・?

しばらく藩民増加についての原因を模索するがわからない。
ちょうどそばを歩いていた大須さん(サイボーグ)を発見。
ネット検索で情報収集をしよう!
笑顔で大須さんを捕獲。
びびる大須さんを無視してナショナルネット機能セットアップ。ネット接続開始。

・・・ ・・・ データリンク OK
・・・ ・・・ データ検索ワード「たけきの藩」
・・・ ・・・ 検索終了
マイコンにデータを落として早速調べる。

「・・・藩王様の人気も時間がたったせいで下火だな。アイドルの寿命は短いな。」
「二郎さん、私用事があるんですが・・・。」
「むぅ、最近はパンダが藩のイラストに良く出ている部分なんかが目立つな。コレか?」 
「もー。私は備品じゃないんですからねー」
「おう、大須さん、助かったよ。」
礼を言ったのだが、ぷんぷんしながら大須さんは去っていった。
ありがとう、たけきの藩「サイボーグ」部隊。君らのおかげで接続料無料だ(セコイ)。

なるほど。下火とはいえ一時期は絶頂人気だった記憶が残っている事+ラブリーパンダが今のたけきの藩のシンボルのようだな。これなら一般人も参加したくなっても不思議ではない・・・か。

道端で転がる酒瓶とエプロンと物体Xども(複数)をみて思う。

これ以上のXの増加は危険だ。施設増設が間に合わない。アメリカの刑務所はどこも収監者で一杯だと言うけどウチもか・・・。

そうならんようにパンダと元アイドルの藩王様をもっと前面に押し出さねばならんな。
この二点を使用してお金を稼げば一石二鳥か。

「あぁ、そこでこれを読んでいる貴方。頑張ってください。明日のたけきの藩は貴方の腕にかかっているのですから。
ウチは自主性を重んじるので恥ずかしがらず自分でやれることをバシっと宣言してやっちゃってください。
藩王様に報告は忘れずに。
小笠原へ行くにもお金稼がないと厳しいのですよー。パンダーランド建設アイデアとか何か面白いのがあったらよろしく!」

(天に独り言をつぶやく二郎であった。)

/*/

外付け良心こと善意のひわみさんへパス。


[No.69] 2007/05/01(Tue) 11:54:53
日誌75 我、身にまといしモノは…… (No.50への返信 / 1階層) - ひわみ

新規アイドレス(暫定)登録記念ということでー

/*/

ついに、我が藩国にも新たなアイドレスの登録が暫定的にではあるが認められた。

……なんだか、作業を始めてから3ヶ月くらいたってるような気もするが、まぁそれは置いておこう。

農業機械や食料倉庫、そして神殿もあるがやはり一番気になるのは職業のアイドレス。
今回から実質新たな4つから選べることになった。
潜入と詠唱戦闘が得意の世界忍者。
コパイ可能で最高レベルの感覚を持ったドラッグマジシャン。
強力な白兵戦と装甲を兼ね備えた騎士。
それぞれ良いが、私としてはやはり一番は拳法家!
ついに、私のたけきの流拳法を使う時が来たか……

「あ、ひわみはドラッグマジシャンね」
「な、何故ですか、藩王様!?」
「だって、ひわみ、薬物中毒でしょう?」
と、私の机の上に置かれた胃薬を指差す藩王様。
「これは、中毒だから飲んでるわけじゃないですー!」

結局、私の着用アイドレスはドラッグマジシャンに決まりましたとさ。

/*/

えー、こんなこと書いてますが、ドラッグマジシャン着用に不満はありませんよーw
ただ、もし拳法家の派生で感覚使用で戦闘可能とかあったら、そちらに着替えたいですけどねー


[No.70] 2007/05/02(Wed) 00:26:31
日誌76「みんな違ってみんないい」 (No.50への返信 / 1階層) - 月光ほろほろ

人にはたくさんの可能性がある。しかし、それがいつどのように現れるかは、誰にも分からない。
人の可能性ですらそうなのだから、犬の可能性は更に分からないだろう。

/*/

いつも不精ヒゲの男、月光ほろほろは歩いていた。
時刻は夕刻、どこからか夕飯の匂いがする。
ここは、わんわん帝國のFVB。
勝手知ったる他国で、ゆっくりと歩いていた。
と、土手を歩くと見知った顔を見つける。
「おぉ、ボロマじゃねぇか」
「あ、月光さんだ」
土手に座って川辺を眺めていたのはボロマールである。
真紅の服を着ている。
「珍しいな、オメェとこんなとこで会うなんて」
「お酒入ってない月光さんの方が珍しいと思いますけど…」
ボロマールの言葉に月光は「違いねぇ」と言ってからからと笑った。
「一服すっか」
月光はそう言うとボロマールの隣に座って懐から緑と白色の箱を取り出すと、そこから煙草を出してくわえた。
「ここ、吸っても良いんですか?」
「ここは解放区だ。灰さえ落とさなきゃ大丈夫」
ボロマールは笑って携帯灰皿と赤い箱を出す。喫煙者の鑑である。
3杯目にはそっと出す居候の身。気は使って悪いものではない。
野郎二人が並んで煙草を吸う姿には、一種の威圧感があった。子供が見たら、避けて歩くだろう。
「不良を発見しましたー通報しますよー」
と、後ろから声。
「ぶはっ!」
驚いてむせた月光が振り向くと、そこには忍湖井レイラインが笑っていた。
「何をやっているんですか?ボロマ様、月光様ー」
端正な童顔をほころばせて、笑うレイライン。
敬称をつけるのは、彼なりの流儀らしい。
「一服ですよ、レイラインさんもどうですか?」
「遠慮します」
にっこり笑顔のレイライン。
「あ、でも川の流れを見るのは付き合いますよー!」
と言ってレイラインは二人の隣に座りこんだ。
…静寂。
風はさやさやと吹き、太陽は地平に沈んでいく。
「そういえば、資格は何か取りましたか?」
おもむろに尋ねるボロマール。
「取ってないですねー」
「取ってねぇな」
秒で返されるボロマール。
「って俺もなんですけど。みんなすごいですね」
「だなぁ。TAKAなんてたくさん取ってるだろ?スゲーよな。レイラインは何か取らないのか?」
「僕は置物ですから…」
少し寂しそうに言うレイライン。
「そんな事はねぇ。」
「そうですよ、レイラインさん!」
「いえ、本当の事ですから…」
レイラインの顔は笑っているが、どこか悲しそうに見える。
心配するボロマール。
良い人は心配事が多い。
難しい顔をした月光が口を開く。
「一つ、こんなおとぎ話がある」
「うは、似合わないですよ月光さん!」
「いいから黙って聞け、ボロマ!
昔々、鳥に憧れた少年がいたんだ。その子は空をはばたきたかった。でも、悲しいことに飛べなかった。落ち込んでいたその子に、母親は言った。『みんな違って、みんな良いのよ』ってさ」
「?」
不思議そうな顔をするボロマールとレイライン。
月光は話を続ける。
「つまり…男の子は空を飛ぶことはできないが、鳥は地面を早くは走れない。男の子は鈴のような綺麗な音はだせないが、鈴よりもたくさんの歌を知っている。みんな違って、みんな良いってさ」
ボロマールとレイラインは神妙な顔で聞いている。
「俺は、人はそういうものだと思う。資格をとって頑張るやつもいれば、資格以外の部分で頑張るやつもいる。感謝こそすれ、比べる必要は無いさ。根源力が人間の価値は決めない。決めちゃいけない。おいしい料理を作るのも、立派な才能だ。一人で何でも出来ないが、たけきの藩国はそうじゃぁない。新国民は、俺達の新しい仲間たちは、きっと今の俺達では出来ないことをするために、火の国の宝剣が遣わしてくれたんだろうさ」
レイラインは笑顔で言う。
「月光様、今その男の子はどうしていると思いますか?」
「さぁな。酒が好きな大人にでもなったんじゃないか?」
ボロマール、笑って煙草に火をつけた。
気付けば日は沈み、月が照らしている。
「月光さん、レイラインさん、呑みに行きませんか?」
顔を見合わせる3人。無言でうなづいて、歩き出す。
美味い酒が、飲めそうだった。

/*/

そしてどうなったかというと…
飲みすぎた月光が歌いだし、脱ぎだし(ボロマールもつられて脱ぎかけた)、レイラインは頭を抱えたという。
可能性は幾方向にも開かれているが、調子に乗るな、という。
今日は、そんな日誌―。


[No.82] 2007/05/05(Sat) 00:26:30
日誌77たけきのプロジェクト] (No.50への返信 / 1階層) - TAKA

小笠原旅行に備えて、資金獲得に奔走を始めた、たけきの藩国。
この物語は小笠原旅行に人生をささげた人々の物語である。
「たけきのプロジェクト]」

「司会のTAKAです。」
「アシスタントのりあらりんです、本日スタジオには深く関わったお二方をお呼びしてます。ていわいさん、こんこさん、こちらにお越しください。」
スタジオで拍手が起こる。
「ていわいさん、こんこさん、ようこそお越しくださいました、まずはこちらのVTRをご覧ください」

録画VTRが流れ始める、場面はFVB国内にあるたけきの亡命政庁から始まる。

「こんこさん、藩王がとうとう決めたようですね」
「え、なんのこと?」
「ほら、小笠原旅行社に参加するって、お金ないのに。」
「ていわいさんそれは言わない約束だよ」
二人に向かってくる足音二つが近づいてきて声をかけられる。
「先輩、小笠原にいけるって本当ですか?」
「せんぱい、小笠原行って泳ぎたいです〜」
被る声、見ると最近藩国で働き出した、竹戸 初と寿々乃である。
二人はまだ小笠原に行ったことがない。
実は小笠原旅行社設立前に、帝国宰相の招待による小笠原旅行が宣伝も兼ねておこなわれており、たけきの藩国でも何人かが小笠原に行った。
帰ってきた彼らの口から、小笠原が素晴らしいところでありまた行きたいってよく話していた。
そんな話を聞いた二人はまだ見ぬ小笠原に大きな憧れを持ったようだ。
二人の輝く瞳を見て、ていわい、こんこともお金がないからとはなかなか言い出せないのである。
たけきの藩国に多額の資金があったのは遥か昔、相次ぐ戦費負担は金庫の中身をあっという間に空っぽにしていった。
「もうすぐ、藩王が小笠原旅行社に申請してくるようだからもうすぐいけるよ、ね、ていわいさん」
「うんうん、小笠原旅行の準備しておいたほうがいいよ、竹戸さん、寿々乃さん」
その言葉を聴いて、喜ぶ二人。
急いで礼をいい、自室に帰って旅行の準備をしにいった。

「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・どうする・・・」
「・・・いまさら、いけなくなるかもなんていえないよ・・・」
「・・・お金稼げないかな・・・」
「・・・あれ売る?とあるマーケットで高値で買い取ってくれるって噂が・・・」
「・・・あれって、摂政たちのコレクション?」
「・・・そう・・・」
「・・・あんなもの売った金だと知ったら、あの二人にわるいよ、それになんか穢れるって言うか、なんかね・・・」
「・・・それもそうか」
「ああ思い出した、帝国に買ってもらおう」
「ん、何のこと」
「今帝国で持ち込み品を受け付けているんだって」
「それだ!」
「二人で藩国で売れそうなものを根こそぎ持っていって、お金を作れば万事オッケー」
「膳は急げだ」
ナレーション「こうして二人の熱い日々が始まりました」


日誌分は以上
以下持込用に続きます。




プロット
いったんスタジオに
後半戦
いろいろ買い取ってもらう為に藩国内を奔走
砂神さん関連商品
藩王お絵かき


[No.95] 2007/05/06(Sun) 00:03:52
Re: 日誌スレッド (No.50への返信 / 1階層) - 化野‘IMAP’忌々

「数日出掛けます緊急連絡はナショナルネットにて
 後宜しく」

亡命中のある日化野の部屋の戸にこんな張り紙が張られてあった
当の本人は前日の夜に既に出掛けたらしい。
見張りのものもどうやら気付かなかったらしい。
が実は数日前に許可を取っており、特に用のある者も居なかったので放置された。

そして数日帰ってきた化野は不思議なことに気付く。
誰も居ないのである、それどころか荷物も丸ごと消えていた。
「???」
烏が鳴いている・・・途方にくれても仕方ないので見かけたおじさんに聞いてみる。
「んぁ?そりゃあお前さんたけきの藩国は自分の領土に帰ったんの違うか?」
「Σぇ・・・」

「のぅわぁぁぁぁぁぁ!!」
島根→福岡
金銭尽きた化野の自力旅行が(ry

ちなみにたけきの藩に戻ったのは更に3日後
走り続けてあちこちがたがたになって半壊してたそうな

ぅーん、長々と伸ばした上にこんなので済みません。
次はゆみちゃん、御願いします。


[No.161] 2007/05/16(Wed) 23:55:58
日記79 長期不在の後… (No.50への返信 / 1階層) - コダマゆみ

「帰ってきたねー」
「かえってきたねー」
「ジャガイモ料理が懐かしいねー」
「じゃがいも、なつかしーねー」
「たけきの神社、改装されるらしいよ」
「ほえー、ぱんだーらんど?」
「そーそー。今度、パンダ様を磨きにいこうねー」
「ぱんだー!ハナにニトロブースーターつけてって、おねがいするー」
「……ぱお(困っているらしい)」
「りこ、それはちょっとハナさんに悪いから」

 仮設ではないたけきの藩国政庁前で、二人と一頭はのーんびりと散歩をしながら、そんな会話をしていた。
 散歩と言っても、心和む風景ではないけれど。

「あちこち、壊れちゃってるねー」
「ちらかってるねー」
「あーあー、あの木、倒れちゃってる」
「だいじょーぶだよー。ハナ〜」
「ぱおーん(気合を入れているらしい)」

 ハナが長い鼻で倒木を起こし、二人でその根元に土をかける。

「よーし、これで大丈夫」
「だいじょーぶー」
「サイボーグに着替えてみたけど、コレってかなり便利ねー」
「ゆみおばちゃん、ちからもちー」
「ぱおん(自己主張しているらしい)」
「ハナも、ちからもちー」

 ふと、周りを見回してみる。
 倒れた柵や塀、枝の折れた木や、地面のあちこちに空いた穴。
 目に入る屋根が壊れていたりするところを見ると、建物の中も、かなりひどい状態になっていたりするんじゃなかろうか?

「りこ、お散歩中止〜」
「えー、まだまちにあそびにいってないよー」
「お散歩の前に、お片づけしよっか?」
「ほえー?」
「藩王さまのお客様もおみえだし、お家は綺麗にしておかないといけないでしょ」
「ぱんだーらんどは?」
「お片づけしたら、ご褒美にパンダ様のお守り(千歳あめ付)を買ってあげるから」
「ハナのぶんはー?」
「ハナさんの分も」
「わーい。ハナ、おかたづけてつだうよー」
「ぱおーん」
「それじゃりこ、お掃除用の服にお着替えだー」
「へんしーん」

 二人と一頭は、猛烈な勢いで後片付けを始めた。
 作業中に出会ったヒマそうなヒトは、問答無用で作業に引き込む。
 散らかった瓦礫を片付け、あちこちに溜まったホコリや泥をこそぎ落とし、壊れた箇所を見つけたらチェックしてひわみさんに報告し……。
 ついでに、目立たない場所に溜まっていた洗濯物(主にくつした)も一気に片付ける。

 留守の間、散らかりっぱなしだったたけきの藩国内を綺麗に片付けて、二人と一頭は再び散歩を再開した。
 もちろん、おやつの千歳あめ付で。


***

 なんか、長くなった。
 次は、大須さんですよぅ。


[No.171] 2007/05/18(Fri) 15:56:34
日記80 ワレ ユクエフメイ (No.50への返信 / 1階層) - 大須 風太郎

化野‘IMAP’忌々は浜辺を歩いていた
灰のせいで天気は最悪だったが、久しぶりに帰ってきた藩国を散歩したかったのだった

ふと、波打ち際にガラス瓶が一本打ち上げられてるのを見つけた
大きめの口にコルク栓がしてあり、中にはなにか紙が入ってるようだった

まさか遭難者のSOSとかベタなモノじゃないだろうな、と思いつつ栓を開け紙を取り出してみた
セオリー通り、紙には文字が印刷されていた


「ニッキ
       ヒロシマフウ オコノミヤキ ヲ タベタ
       オイシカッタ!!!!!!
                            オオス フウタロウ」


・・・コレ誰も見つけなかったらどうするんだ
それ以前に瓶に入れて流すな
いや待てあの人まだ広島にいるんじゃないのかどうして届く
しかもなんで電報風
!多すぎだし
そもそもこれは日記に当てはまるのか?
てか普通に通信よこせよ
あと、当番遅れてます


色々つっこみどころはあった気がしたが、総シカトして
化野は紙を瓶の中に戻し、栓をしなおすと


思いっきりあらん限りの力とテクニックで水平線の彼方へと投げ飛ばした
すんごい勢いでぶっ飛んでいく瓶


キラリと光りながら空へ消えていくモノを満足そうに見た後、化野は帰路へついた


/*/
広島偵察組ってどうなってるのか分かんないので、ごまかしごまかし!あ、石投げないで!
出演OKしてくれた化野さんサンクス!

次は梅本さん


[No.188] 2007/05/21(Mon) 22:07:54
Re: 日誌スレッド (No.50への返信 / 1階層) - 梅本

木陰でいちゃいちゃしているたけきの藩王とヤガミ(2258)をいつかみたいに梅本は窓辺から見ている。
核のせいで毎日嫌な暗い空なのになぜか藩王とヤガミにだけは暖かな日光が降り注ぐという愛の不思議パワーが発せられていた。
「明らかにおかしくね?」と梅本は隣にいた二郎殿に言ったが自分は何も見ていないという顔して無視された。
確かに容姿は良いがへたれの匂いがプンプンする、パンダ達も変なモノを見るような目で見ている。
「・・まあいいや姫も幸せそうだし。」そう思いながら天井裏にいる忍パンダからヤガミ(2258)の身元調査の結果を聞き、口から調査継続と冷めた口調で言った。


[No.207] 2007/05/27(Sun) 21:30:16
日誌82:ジンジャー去る (No.50への返信 / 1階層) - ジンジャー

/※/

「これでよしっと」
最後に愛用のメモ帳を鞄に入れ、きれいに片付いた自分の部屋を見回す。思っていたよりも私物が少なかった。
外ではこれまたきれいな向日葵がこれでもかと咲き誇っている。
一部謎生物が飛び交っているのは、まあ気にしないことにした。
「たけきの藩での最後の仕事だもんな。ちゃんと咲いて良かった」
これで大地は浄化され、他の作物も育つだろう。
これでこの藩にはなにも心配事はない…と思う。

来たばかりの頃はまあ大変だった。
藩王様は共和国へ和平交渉に向かい不在…てか捕まっていたし、和平の一行が帰ってこない間に他藩の救出作戦に残りほとんどの国民が出撃したりした。
「あのときは半ば自棄になっていたのかもしれないなぁ」
自然と笑みがこぼれた。まあ苦笑だが。
その後共和国の皆さんの誇り高き行動により和平団は無事帰国し、藩王様がACEへの道を上り始めたんだろうな。

あの頃から怒ってばかりだった藩王様が、最近ではよく笑うようになった。それも心の底から。
あのヤガミって人のおかげだろう。
個人的には苦手だけれども、感謝しておく。おかげでこの藩での最大の目標が果たせた。

“たけきのこ様の心からの笑顔、しかと心に焼き付けました”

「さてと、都築藩国へはちょっと長旅になるなあ」

その笑顔
  心に刻み
     巣穴去る
 振り返らずに 
   未来を見据え
   
/※/

はい、最後の日誌です。格好付けすぎなのは重々承知(笑)
次はぐれっちこと砂神時雨さんです〜


[No.223] 2007/05/29(Tue) 18:08:01
Re: 日誌スレッド (No.50への返信 / 1階層) - 砂神時雨

『ジンジャー殿へ
随分長い間一緒にこの藩国で居た様な気がするでござる。ほぼ一緒に入藩した時は藩王様も不在で、藩国自体滅亡の危機でござったな。
誰一人欠ける事無く今までこれたのが嬉しいでござる。ジンジャー殿は他藩に行かれると言う事で寂しいでござるが、同じ世界。イベントで、戦争でまた会えるでござるね。だから新しい藩国でも元気で頑張って欲しいでござる。新しい藩国で落ち着いたら近状報告でもしに来てくだされ。皆きっと喜ぶでござるよ。
それではお体に気を付けて無理しない様に頑張って下され。遠いこの藩国からジンジャー殿の活躍をお祈りしてるでござる。
砂神時雨』

そう締めくくると手紙をていねいに折り畳み拙者は封筒へ詰め込んだ。
手紙を書きながら色々な事を思い出してちょっぴりセンチな気分になったのでござる。
常に貧乏で廃藩判定待ちだったわが藩国。長い冬、暖を取る為に褌を燃やすか靴下を燃やすかと風紀委員に迫られ公平に殴り合いで決める事にしたが結局決まらなくて皆で肩を寄せあい暖を取ったり、少ない食料を分けあったりと色々な思い出が走馬灯のように過ぎる(後にこの記述は藩王様のチェックにより『がー!ホラ吹くな!そこまで酷い貧乏じゃない!』と削除対象となる)
そういえば拙者藩に入る時摂政殿に『マジで潰れるかもしれないけど入る?』と言われたでござるな。この藩以外行こうと思って無いと言った時の奇妙な反応が忘れられないでござる。しかしながらどうにかこうにか今まで皆で生き延びて、中堅国位の位置にいつの間にかなっていた。ヤガミも来た。拙者はまだノギさんに会えないorz
残りターン僅かのこの死の舞踏遊戯。願わくば最期迄この藩で戦いたいでござる。

***
次はようこそ!世界忍者の世界へ!の素敵★絵師忍潮井殿。HOWTO実に参考になったでござるw


[No.232] 2007/05/30(Wed) 18:07:48
[削除] (No.50への返信 / 1階層) -

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[No.239] 2007/05/31(Thu) 20:48:04
日誌84:置物は静かに笑う (No.50への返信 / 1階層) - レイライン


季節はずれの西風が風が吹いていた。


西風は空気を洗い、半月の宵に澄み切った空を広げていた。その下には湾が空に負けじと広がり水面に月明かりを受けしずやかに輝いている。
ほの明るい墨色の世界の気圏の底で、忍潮井レイラインはほぼ定位置となっていた堤防に腰を下ろしひとり杯を傾けていた。

ぼんやりと見上げた先では、羊雲がくるくると形を変えながら月にかかる様が面白く、詩才のひとつでもあればその面白みを即興で詠んだことだろうが、生憎そういった方面の才能は持ち合わせていなかった。

まあ、いい。とレイラインは静かに笑う。

ひまわりのおかげで放射能の脅威は去った。
目覚しい復興を見せる国土。
表現などしなくても、人の手と力により復活したうつくしい景色はここにある。

それを享受できればそれでいいのだと。
穏やかな満足感とともにレイラインはく、と杯を返す。

そこに声をかけたのは、旅支度をすっかり終えたジンジャーだった。

「レイさん、こんばんは」
「こんばんは、ジンジャー様。お散歩ですかー?」
「はい。今日は月がきれいですから」

レイラインはそうですかー。といつもどおりへなちょこに笑いながらジンジャーに杯を差し出した。

「『この杯を受けてくれ』」
「『どうぞなみなみつがしておくれ』ですか」

ジンジャーはいきなりのことに面食らいながらも、杯を受け取り少し笑った。
一遍の詩の続きを言葉にしないまでも伝わったことに笑みを深めるレイラインは、ジンジャーの手の中にある杯を酒で満たし、また静かに笑った。


季節はずれの西風が風が吹いていた。



------------------------------------------------------------------------
柄にも無くちょっとシリアスですよ。
次はトゥデイもトゥモローもナイスウェザー、ダンディズム全開のモモ様、お願いします。


[No.240] 2007/05/31(Thu) 20:48:59
日誌85 最良の選択 (No.50への返信 / 1階層) - モモ

「あの決断は本当に正しかったんだろうか?」

+++++
FEGの砂漠に埋もれた遺跡、その最深部において、たけきのキノウツン聯合探検隊は地下に眠る古代遺跡を発見した。
神々しいオーラを放つ謎の女性像の祀られたその場所は古代の墓所であった。
そこには、おそらくは人知を超えた貴重な宝が隠されていたであろう。

しかしながら、我々は、古代の偉人に敬意を示し敢えて何も持ち帰る事無く遺跡をあとにした。
それは崇高な精神に基づいた英断だったといえる。

しかし、しかしである。
その判断は本当に最良だったと言えるのだろうか?
なにか大切な事を忘れていないだろうか?

もちろん墓所を荒らすのは良くない。

しかし、だ。
我々の世界はいま未曾有の危機にさらされている。
平和を取り戻すために、我々は世界の謎に近づくことが必要だ。
そしてあの古代都市には世界の謎を解く重大な鍵が存在したに違いないのである。

だから、この世界の全ての人類のために最低限の資料を持ち帰る必要があったのではないか。

そう、例えば頭に「く」のつく何かを。
あるいは「ふ」で始まるあれを。

あくまでも、世界の平和と発展のために。

+++++

次は名リーダー、こんこさん。


[No.328] 2007/06/21(Thu) 23:40:14
日誌86 おまつりのあと (No.50への返信 / 1階層) - こんこ

「あ〜ん〜む〜、どんなやったかなぁ〜・・・・・・」


たけきの藩国所属(最近文族変更)のこんこは、先日の遺跡探検の内容をまとめているところだった。

近頃、各国の戦力増強や訓練を兼ねて遺跡の探検が行なわれている。
最初はおまつりノリだった遺跡探検も、フタを開けてみれば死傷者続出のデスゲームとなっていた。

たけきの藩国は二班送り出し、第1班の指揮官を務めたこんこがまとめることになったのである。

%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

始まりは信号弾だった。
それまでピクニック気分だった面々はすぐさま現場に向かうことになった。
そこにはヲチ藩国の整備士が一人、キノウツン国の探検隊の人たちがいて、事情を聞いた結果、キノウツンの探検隊の人たちと合同で救助に向かうことになった。

アメショーを先頭に奥へと進んで行く救助隊。偵察と前進を繰り返し、その奥に骸骨兵の群れを発見する。
ここぞとばかりにアメショーが群れを蹴散らし、無事に救助(というか死体回収)を成功させた。

とりあえず第一目標は完遂したということでさらに奥を探ることに。
偵察の結果、戦うという選択肢を選ぶことすらできないようなドラゴンを確認する。マジ怖かった。
その他に道を見つけたってことなので、そっちを進むことに。
その際、アメショーに乗せてもらいみんなで一度に移動することに。正直、たのしk・・・・・便利だった。I=Dってのもいいもんだねぇ。

・・・・・まぁそんなこんなで遺跡の最奥と思われる場所まで到着。そこは悠久の時を経てなお存在する古代都市だった。
そしてそこで、(美人の)女性の像を見つける。
静謐なる古代都市と女性の像を前にして、満場一致でこのままそっとして帰ることに。
ついでに最後ありったけのお願いごとを、どこからともなく飛んできたものも込みでしてから、帰ることに。

帰りは特に問題なかった。ってか、出てみると朝日は昇ってるわ、砂漠が緑地化してるわとそっちのがびっくりしたわ。
しかも急にヲチ藩国の人たち生き返るし、知らん間にいろいろともらってるし。

ま、そんな感じで最後キノウツン国の人たちと別れを告げて帰ることになりました。・・・・・徒歩で。

%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

書き上がったところで筆を置き一言、

「・・・・・結局俺らなんもしとらんなぁ」

と言い、伸びを一つして一度書き上がったものを読み返す。
読み返したところで、だんだんと書き方が雑というか適当になってることに気付くが、
めんどくさいからいいや〜ってことで、その場に寝転がり天井を見上げる。
見上げた天井は白くとてもシンプル、要は何もなかった。ついでに右も左もさらには地面も似たような感じでひどく退屈な風景だった。

実はここはかの悪名高いたけきの藩国名物 更生施設のなかだった。
ここ最近の探検なり戦闘なりがそこそこうまくいってるもんだから(というか無理矢理そ〜ゆ〜理由をつけて)派手に酒盛りをしたところ、
藩王さまに見つかって参加してた人間があらかたぶち込まれたわけである。

(酒くらいええやんけ・・・・・ はぁ、退屈だ。

とかなんとか思いつつ、差し当たってやれることもないので睡眠に落ちて行くのであった。

ーーーーーーーーーーーーーー

えぇ、はい もっそい遅くなりましたが、ようやっと書き上げましたよ。

次は、Ev90じゃシンデレラボックスで一緒だった、 ていわいさん です。


[No.361] 2007/07/04(Wed) 20:29:14
日誌87 冬来たりなば (No.50への返信 / 1階層) - ていわい

ごめんなさい。いまさらですが・・・。

次は霞月さんですー。

===============================

この国にきてからほんとにいろんなことがあった。

最近のことだけに絞っても、

りっかとボロマールの転藩。
個人の信念に従ったもので、笑って別れはできるものの、やはり寂しさにはなれない。

りっかの妹であるツヅミの入国。
姉と入れ違いにたけきのにやってきた妹。どことなくりっかの面影があった。

洞窟探索。
キノウツンの部隊との臨時共同作戦。洞窟の奥で見つけた神秘的な女性の像と、
探索後に取得した、強力アイドレス、シオネ・アラダの守り手。

レムーリアにおける緑オーマとの会戦。
たけきのレスキューの活躍
その間に起こる第2次スーパーたけきの大戦。
毒、敵の内紛。動く石造。
ACEの逗留。
黒とのお見合い。
etc...

以前の事も含めれば、それこそ本が一冊かけるのではないだろうか。
しかし最近、ここでの生活に終わりが近づいていることをなんとはなしに感じる。
いずれ、この土地も忘れ去られ、いや、この土地そのものがなくなってしまうのかもしれない。
それでもこの国で藩王さまの元、仲間達と過ごした日々は永遠に消えることはない。
この国の一員であれたことを誇らしく思うし、この国に居られたことをこの国にかかわった
みんなに感謝したいと思う。

***

なんだか、死にフラグの立ちそうな文になっちまったなぁ。
ペンを置いて、ていわいはそうつぶやいた。
まぁ、誰に見せる文でなしいいか。
引き出しから写真をとりだすと、にやにや笑いながら眺める。両手で上へ持ち上げて椅子をくるくるまわす。
ちなみに、ていわいは無精鬚のおっさんだ。
その時、バタン、とドアが開いた
瞬間的にドアと反対の机の方に向い、写真を胸に押さえつける。(以前のようなへまはしない)

ひと呼吸置くと、振り返って褌靴下すがたの志水に文句を言おうとした。
「こーらーぁ、せっし」
「おう、ていわいあぶねーぞ」
振り返ったていわいの目にとびこんできたのは、足の裏だった。たぶん志水の。
「ぐほぉ!」
志水はていわいの顔を踏み台にして机の向こうの窓から出て行った。
「お、俺を踏み台にしやが、って待、ぶふっ」
すかさず、追いかけようとしたところを、後頭部を踏まれ机につっぷす。
「おう、ていわい、わりぃ」
月光ほろほろだ。
「げ、げっこ、げふっ」
「失礼しますですよー」
殿はモモ。
机につっぷしたまま、怒りと屈辱にしばし身を震わせたあと、
「こらー!まちゃぁがれー!」
窓から後を追って出ようとするのと、
「ていわい!逃がすなー!」
たけきのこが部屋に入ってくるのが同時だった。

たけきのこは、机のそばに何か落ちているのに気付いた。写真だ。
拾い上げて、目を細める。

先日、以前転藩したジンジャー、ボロマール、りっかの3人が、たまたま同時にたけきのに
訪れた時に撮った集合写真だった。
ACE、転藩した3人、藩国のみんなが並んでいる。
そして、その前には逃げ回る褌靴下姿の3人と、バットを持って追いかけるたけきのこが
写っていた。
なんとなく裏返すと、サインペンの下手な字で。
『サイコーの時を、サイコーの中間と』
と書いてあった。
たけきのこは少し首をひねって考えたあと、こうつぶやいた。
「ていわい、ニンベンが抜けてる」
たけきのこは写真を机の上に戻し、窓を閉めると部屋を出ていった。

部屋の外からたけきのこの声が聞こえる。
「よーっし、やるわよー」
どこかいつもよりうれしそうな声だ。
「風紀委員全員集合。今日こそ藩内の風紀を正すわよ。褌連中の捕縛は生死不問。繰り返す褌連中の捕縛は生死不問。
ぜったい逃がすなー!」

窓の外の青空には、はるか遠くに黒い雲があった。この国に、ではない。この世界に、最後の大きな嵐が来ようとしていた。


[No.386] 2007/08/03(Fri) 01:47:33
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