9月24日(土)13時〜17時 片岡剛士 シノドス・レクチャー 経済政策のイロハから学ぶ、日本経済のゆくえ DMM本社(恵比寿ガーデンプレイスタワー21階) 筆者は2011年2月19日に開催したシノドス・レクチャー(現在、過去、未来の視点から考える日本経済)を基に、2012年末に発足した安倍政権の経済政策について論じた『アベノミクスのゆくえ−現在、過去、未来の視点から考える』(光文社新書)を2013年4月に上梓しました。 『アベノミクスのゆくえ−現在、過去、未来の視点から考える』の巻末では、アベノミクスがうまく進まないリスクはあるか、と題して「大胆な」金融政策、「機動的な」財政政策、「民間投資を喚起する」成長戦略について今後予想されているリスク要因を整理しています。 金融政策については筆者の懸念を良い意味で裏切る形で、これまでの日銀とは次元の異なる大胆な金融政策が打ち出されました。しかし、財政政策に関しては14年4月から景気判断条項を満たしていなかったにも関わらず消費税増税が行われ、それが2%の物価安定目標の障害となるという筆者の予想通りに物事が進んでしまっています。成長政策についてはTPP交渉が合意にこぎつけたものの、批准への道は未だ遠い状況です。 こうした中、利上げに踏み込んだ米国経済、英国のEU離脱や先送りされたままのギリシャ債務問題といったリスクを抱える欧州経済、中低成長過程に入っている中国経済、といったように世界経済は期待されたほどの成長を見せることができないでいます。 本レクチャーでは、こうした状況を踏まえて、財政政策・金融政策・成長政策のイロハと、それらがどのような影響を及ぼしてきたのかを改めて整理し、その上に立って、日本経済のゆくえや経済政策のあるべき姿について議論をしてきたいと思います。 ※本レクチャーは、90分レクチャー2コマと質疑応答となります。 http://synodos.jp/info/17760 [No.1705] 2016/08/24(Wed) 08:54:18 |
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