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神武会 ・ 逗子道場 BBS

※ 宣伝、勧誘を目的とした書き込みはご遠慮下さい。

流星 / 濱中 引用  

今夜(14日)から15日未明にかけて、ふたご座流星群が観測できるピークだそうです。
今夜は月明かりの影響も少なく1時間に30個くらいの出現が予想されると、毎日新聞に載っていたと知人が教えてくれたので、9時過ぎから30分ほど夜空を見上げてきました。
はっきりと見えたのは4つほどでしたが、あれもそうかなぁというかすかなものもたくさん見ました。
夕方のにわか雨に洗われて空気が澄んでいたのか、今夜は星が本当に美しく、寒空に流星を待っている時間も楽しめました(^^)

No.767  2007/12/14(Fri) 22:02:06

 
Re: 流星 / 木内 引用

ご覧になりましたか。私は余裕がなく、ニュースを聞いて 「へぇー」 と言っただけでした。(^^)

ネットで検索したところ、ふたご座で最も明るい天体はM35散開星団という星団だそうで、地球からは2,800光年ほど離れているそうです。ロマンティックですね。

No.768  2007/12/19(Wed) 21:07:46


諸々3 / 木内 引用  

横須賀で母が琴の演奏会に参加すると言うので、父が送って行きました。
母を会場に送り届けた後、父はデパートの中のスポーツ用品店に立ち寄ったそうで、そこでゲルマニウム製ブレスレットの実演販売に出合ったそうです。
実演の内容は、数kgのバーベルを持った後、ブレスレットを着けて同じ重りを持ち、さらにブレスレットを外してもう一度持つと言うものだったそうですが、ブレスレットを着けると重りを軽く感じた、と父は言っていました。
販売員のお兄さんの言によると、ブレスレットを着けると血行が良くなって力が出易くなるのだそうです。プロゴルファーの片山晋呉さんもネックレスなどで使っていると勧められ、ゴルフが趣味の父は、商品のラインナップの中から安いものを一つ購入して来、私に自慢しておりました。リラックスすると力が出る。高齢なので血行が良くなって良い事です。はっはっは。(^^)

今日は自宅を掃除しました。空気が乾燥して来たせいか、先週に比べてすごい埃でした。手洗い、うがいをよくして頂いて、風邪などひかれませんようご注意ください。

No.766  2007/11/26(Mon) 00:02:54


休日 / 木内 引用  

土曜日、体育館へ向う途中、車の中から、草野球に参加するためにグラウンドへ向う古い友人を見かけました。ユニフォームを着、スポーツに心を馳せる彼の姿は、遠目に見ると中学生の頃と変わらない佇まいで、何やら嬉しい気持ちになりました。

土曜日は、稽古を終えて帰宅した後にもう一度出かけました。用事を済ませて戻ると家は無人で、玄関にも窓にもしっかりと鍵がかかっており、私は鍵を持っていませんでした。
街に戻ってどこかで過ごすか、車でのんびりしていれば、いずれ家人が帰ってくるのですが、やる事もありました。洗濯した道着を干してある、ニ階のベランダに面した部屋の窓を開けておいた事を思い出した私は、雨どいを伝ってベランダへ登る事にしました。
雨どいはもろいので、水平方向や、一箇所に負荷が集中しないように登り、まずはベランダの庇に左手をかけました。そして、白いシャツを着ていましたので、シャツがベランダの庇に着かないように(真っ黒になるので)庇との距離を保ちつつ、右手も庇にかけて一気に体を持ち上げてみると、体は軽々と持ち上がり(体重も軽いのですが)、ものの数秒でベランダに登ることができました。
服はきれいなままでしたが、手のひらは案の定、真っ黒になりました。
ここ数年、体調は絶不調で、忙しくて筋トレはまったくしていないのですが、若い頃より何やら身軽になっている感じがします。稽古のお陰です。

それにしても、過労・睡眠不足とは恐ろしいものです。日曜日は、コンビニに車を置き忘れました。
稽古を終え、道着や木刀を降ろし、そのまま車で最寄のコンビニに行き買い物をしたのですが、そこは徒歩で行く事もよくあるお店で、なんとなくそのまま歩いて帰って来てしまいました。
帰ってから袴、帯などを干し、しばらく経ってから車の鍵がない事に気づき、駐車場の車に差したままかとも思いましたが、コンビニに置き忘れた事に気がつきました。鍵も差しっ放しでしたが、車はちゃんと(?)ありました。飲んで昼寝しなくて良かった。(^^)

No.761  2007/10/22(Mon) 21:42:52


武道大会 / 木内 引用  

本日は武道大会でした。出場選手の皆さん、ご観覧に見えた皆様、お手伝いいただいた皆様、どうも有り難うございました。
本大会は、今年で8回目だという事です。私たちは、ご縁がありまして初回から参加させて頂いておりますが、今回からは空手の皆さんが加わり、充実して参りました。
私たちは、部活動や試合、運動会、文化祭等で皆が稽古に揃う機会がほとんどありませんでしたが、本日は皆さん立派に演武してくれました。たいへん良かったと思います。
皆さんの気合い、途中で一度 「あれ、小さくなったな」 と思ったのですが、格技室の反対側を向いて発声していたためでした。次の号令で攻守が変わると、とても素晴らしい気合いでした。
今年は小島さんがビデオ撮影をしてくださいまして、ただいま編集しております。ビデオでは、先ほど実際の気合いを聞いたばかりなので少し物足りなく感じましたが、実際にはそんな事はございません。なるべく早く、お渡ししようと思います。
演武や審査は良い経験になります。普段の稽古も、演武も、もちろん自分の練習なのですが、演武は普段の稽古よりも一つ外側の社会的な行為ですので、普段の稽古とは異なる配慮が必要になり、何度も経験するうちに、自分自身の事と社会的な事のそれぞれが自然に身について参ります。若い人には、とても良い経験になると思います。
私事ですが、ここ数年過労と寝不足が続いておりまして、今年は部活動等で稽古のタイミングを合わせられないお子さんでも演武に参加できる形に、稽古内容を工夫する事が出来ませんでした。来年は疲労を回復させて、その点を工夫したいと思います。
本日は雨でしたが、演武、食事の終了後、間近の低空を流れる灰色の雲の一部が開き、上空の青空と、遠方で真っ白に輝く雲が顔を見せました。遠近感と色彩のコントラストがたいへん綺麗で、演武も終えて、充実感を感じる事ができました。
ありがとうございました。

No.758  2007/10/08(Mon) 20:27:27


諸々 / 木内 引用  

今年も武道大会が近づいて参りました。特別な事をするわけではありませんが、今年もがんばりたいと思います。
さて、先日、審査で昇級したお子さんに帯を渡しました。その日は競技場での稽古で、皆、袴もばっちり着込んでいたため、私は次回の稽古からこの帯で、と言って手渡したのですが、その子は休憩時間に早速、帯を取り替えていました。
審査ではそれほど難しい事はしていませんが、目標を定め、課題をはっきりさせて、出来なければ修正するよう要求して稽古をしてもらっており、叱ったりもしますので、合格するという事は努力して認められるという事ですから、嬉しかったようです。
そう言えば、自分自身が10代の頃は、段位等の形よりも自分の身につけたものの内容を問題にして稽古しておりましたが、それでも初段を取得した時は嬉しかったような気がします。
大人になって、社会の中で何かするには資格、立場が必要条件になって来ますが、そうした将来をみつめつつ、若い人には自分の内面を大きく育んでもらいたいと思います。
いろいろな道がありますが、道場では、技をかける側、受けをとる側にそれぞれ役割りと課題があり、また、年齢に非常に幅があります。そして、審査にしろ稽古にしろ、若い人の進歩の仕方、そうでない人の進歩の仕方、運動の得意な人の進歩の仕方、そうでない人の進歩の仕方、それぞれが様々ですが、長年稽古をするうちにそれぞれが進歩し結果が出ます。
様々なタイプの人が、どのような条件で、どうような歳月をかけ、どのように進歩するのか。若いうちに多くの人のそうした姿に触れる事は、その人の判断力や、基本的な人間観の幅をずいぶん広げると思います。
現実的な個々の道場の個性はそれぞれですが、武道が日本の社会の中で存在意義を持つのは、武道の精神の基本が自立、共生、そして心身を育むという、個人と社会の発展に直接つながるものだからだと思います。

武道大会ですが、他の参加団体の皆様に対する私たちの役割り、つまり私たちが大会に参加する社会的な意義は、合気道以外の武道を稽古している少年たちに、合気道はこんな感じで、私たちはこう稽古しています、と、合気道と私たちの基本的な姿をご紹介する事です。
ですから、俺たちはこんなにスゴいんだ、と自慢するような気持ちでいたり(お子さんなのでこれはありませんが)、自分の事だけを考えていたり、手を抜いたりしますと失格です。
目標は、皆が気を抜かず、キビキビ動いて、衆目の中でも丁寧に相手と技に臨み、自分の実力を出す事です。

日曜日、アゲハ蝶の幼虫が、道路を横断しようとしていました。轢かれる寸前でした。車の中にあったA4版のOA用紙を幼虫の進路に置いてみると、幼虫がそれに乗ったので、付近の木立に移す事ができました。通りかかったベンツを止めてしまいました。(^^)

No.757  2007/09/26(Wed) 01:22:08


海・航路 / 木内 引用  

現在、海上自衛隊がインド洋で他国の艦船に対する給油活動をしています。
ここで、洋上の治安の話に少し触れたいと思いますが、日本から南シナ海、ベンガル湾、アラビア海へと続く航路は、石油ばかりでなく、生産財・消費財を問わず様々な物資が商船によって運搬されておりまして(空輸に比べ海上輸送は安く大量に運べるため商品の価格を低減できます)、日本の貿易・商業活動にとってたいへん大切な航路です。
が、洋上には、陸上のような法律と、それに基づいた治安維持機構がありません。日本に住んでおりますと、法律があり、交番があり、110番をすれば警察が駆けつけます。そして、一定の治安が守られています。
ところが、陸地から遥かに離れた洋上・公海はどこかの国の主権の範囲ではなく、また、ただ海が広がっているだけですので、陸上のように警察もありません。現実的には、航路近くでは現在でも重武装した海賊が出現するそうです。
洋上の治安を維持するには、沿岸の諸国が国土と沿岸の治安を守る事と、国家間の関係の安定を図る事が王道です。が、それには各国の国内の政治情勢と経済の安定が必要で、現実的には政治情勢の不安定な国はたいへん多く、国家間の関係も、紛争に発展するかしないか、ぎりぎりのところで綱引きしているような地域がいくつも存在します。
平和と治安の安定は、貿易や物資の安定的な供給のための大前提です。もし、どこかの国の軍に漁船が圧迫されたりすれば、漁業は成り立たず大きな損失になりますし、航路の沿岸の諸国で何かあって、該当する国の軍に商船が狙われたり、混乱に乗じて海賊に商船が狙われたりすれば、商船はひとたまりもありません。海の上では、制海権の状況によって、そうした事態が容易く発生します。
ですから、現実として、陸上に一般市民よりも武力で勝る警察が存在するのと同様に、洋上にも重武装した海賊や治安を守らない集団の艦船に勝る武力を持った治安維持機能が必要で、それは制海権を持つ国の国力と、軍隊以外にはありません。

No.754  2007/09/12(Wed) 18:30:54

 
海・航路 続き / 木内 引用

昔、ヨーロッパとアジアを行き来して商売をした旅の商人たちは、各地の権力者と懇意になり、自分達も武装をし、盗賊に注意して命がけで貿易をした事でしょうが、現在では、それは分業体制になり、各分野に専門化され、仕組みが変わり、情報化されて一部は高度化されたものの、同じ営みが連綿と継続されていると思います。
さて。それでは現在、貿易のための航路の治安の維持は誰が担当しているのかと言うと、それはアメリカ軍です。アメリカ軍は、アメリカ西海岸からハワイ、グアム、アジア、アラビア、またオーストラリアへと続く航路の治安の維持を担当しています。
航路の治安の安定は日本の商業にとって欠かせないものです。が、それはもちろん、アメリカにとっても同じ事です。が、アメリカはイスラムとの戦争で青息吐息、追い詰められています。
ですから、各国の軍隊がインド洋に展開し、コストのかかる給油活動を日本が担当してくれる事は、アメリカにとっては肩の荷を一つ降ろせると言うくらい助かっている筈です(ただし、これは個人的な話ではなく、現実に存在する生きるための課題を担当者を決めて割り振っているだけですので、善意や貸し借りの問題ではなく、誰かが誰かに感謝すると言うような事はない筈です。念の為)。
インド洋での活動は、あくまでも航路の治安の維持が目的で、アフガン戦は、航路の治安の維持に日本が参加するキッカケにはなりましたが、アフガン戦の是非と、洋上を無法地帯にしない事を目的とした現在の治安維持活動そのものとは、関係がないと思います。これまで街角に立っていたお巡りさんが病気になれば、誰か代わりのお巡りさんが来ると思いますが、そういった類の話だと思います。

No.755  2007/09/12(Wed) 18:37:14

 
海・航路 続き / 木内 引用

さて。安倍総理は給油活動にこだわっておられました(本日、辞任のニュースを聞きました)。それは、仮に日本の商船が航路で何者かにだ捕されるような治安状況になったとすると、例えば日本のメーカーが海外に商品を輸出する際には、盗難や破損に備えて一定の保険をかけるのですが、その保険料も高騰しますし、輸入して得る原材料の価格や、その他のコストが大幅に高まって、メーカーは大きな損失を蒙り、小さな会社なら経営を継続できなくなる場合も出てくるでしょう。
遠く離れた航路の治安が、日本の経済、ひいては身近な人たちの人生にも影響するという事を(私は安倍総理のファンではありませんが)、よくご存知なのだと思います。治安の維持は、そうした事を避けるために必要になる政治・経済における基盤の一つですので、各国が協力しているわけです。
安倍総理は、洋上給油の問題については、テロとの戦いとは言わず、そう説明するべきでしたが、渦中におりますと、自分の知っている事は皆も知っている、という麻痺も出てくるのかも知れません。自衛隊のインド洋への派遣の問題は、誰が総理になっても、誰かの個人的な理想とは関係の無い、現実に応じた結果に収束すると思います。その過程で、法律を取り巻く様々な現実が私たちの目にもっと触れるような、良い仕組みが少しでも出来れば進歩かと思います。
ちなみに、私たちは日々の暮らし、自分の事、家族の事に一生懸命で、何しろ時間がありません。ですから、立場の違う人の事や、遠くの事については、現実を深く知る事が出来ません。が、私たちはそれで良いのだと思います。

No.756  2007/09/12(Wed) 18:38:01


審査 / 木内 引用  

審査の映像を見ていて、一つ不思議に思いました。映像で見た何人かの人の抜刀の感覚が私と違っていまして、それが何故だろうと、ふと思ったのです。
審査を受ける人と私では経験が全く違いますので、同じ技であっても感覚が違っていて当たり前なのですが、大切なのは、それが合理的であるかどうかという事です。
相手との距離やタイミングから、そのように動く事に問題が無いという事を前提に、その人の経験からそう動く事は一つの進歩であって、稽古を続ける事で次の段階に自然に進む事が出来るのであれば、それは進歩の過程の一段階ですから、合理的です。
これは大人の視点としては基本的な事ですが、武道の技の場合には、進歩の過程なのか間違いなのか、その判断が少し難しい場合があります。
ビデオ、何度も繰り返し見てしまいました。私と違う感覚で動いていた人の動きも、何度か見ると、その人の知覚や動作のスピードに則って、相手をよく見て主体的に判断し、正しく動いているという事がわかりました。ああ、こういう判断なのか、と・・・。
自分の感覚とは違う感覚で、しかしながら合理的で真っ直ぐな感性。新鮮でした。(^^)

技、そして稽古には、客観性と合理性が必要です。合理的な動作や技は、長い時間をかけて自分を変えていかなければ身につかず、出来るようにはなりません。
客観的とか合理的というのは、好き嫌いなどの主観や、自己中心的な欲求から離れる事です。それが出来なければ、客観的な判断に基づいて自分を変える事は出来ません。これはたいへん難しい事ですので、できれば若いうちに、絶対的な強者である大人の人に、しっかり鍛えてもらうのが良いような気がします。
が、その一方で、進歩や成長、日々の暮らしには本人の主観がたいへん大切ですので、自己中心的な判断や間違いは別にして、相手の感性は尊重する事が大切です。
当たり前の事ですが、審査の映像を見つつ、そんな事を思いました。(^^)

No.746  2007/07/23(Mon) 00:59:34


諸々2 / 木内 引用  

5月、6月と、小学校では順繰りに運動会が行われている模様です。
昨日もそうだったそうですが、当初の予報では15時頃から雨という事で、朝には空模様が心配されたものの、結果的には晴れ間も見え、雨は夕方まで待ってくれました。運動会が出来てよかったです。

昨日は、稽古の前に注文した袴を取りに行きました。駅に向う途中、山の麓の紫陽花の綺麗な公園で一服しました。
6月の日差しはもう夏そのもので、日傘を差した女性も多く見かけます。晴れた日の日差しは痛いくらいですが、昨日は、上空の薄い曇から漏れた朝の陽の光が山の緑を透過して眼に届き、6月の若葉の柔らかな質感と零れんばかりの瑞々しさに眼を奪われました。

雨が本格的に降り出したのは、私も帰宅してすっかり落ち着いた、20時過ぎでした。すごい雨でした。
昨夜に続き今朝も雨でしたが、今朝、雨は私が車に乗った頃から降り始めました。今朝は荷物が多かったので、たいへん助かりました。すごい雨でしたが、稽古を終えて駐車場に停まった頃には日が出て来まして、袴を干す事が出来ました。お天道様に感謝です。(^^)

5月の山は、樹木の芳香が素晴らしいです。5月の後半から6月に入ると、香りに誘われてという事ではないと思いますが、昆虫の活動が活発になるようで、ここ数日は蝶が増えているように感じます。
先日、山道を歩いていると、鳥の巣が落ちていました。鳥の巣は茎や小枝でつくられていましたが、部分的に、私たちが雑誌をリサイクルに出す時に使う荷造り紐を細く裂いたような紐が使われていました。新鮮でした。

さて。最近袴を着けた皆さん、たいへん似合っております。お子さん達も凛々しいです。まずは自分で着られるようにして、動いてもズレないように、早く慣れてください。(^^)

No.732  2007/06/10(Sun) 21:06:06


諸々 / 木内 引用  

先日、車を運転していると、稽古に向う柔道少年を見かけました。また他の日には、駅の近くでお母さんに叱られている少年を見かけました。塾か習い事か分かりませんが、開始時間を過ぎているのに外にいたのを見つかって叱られているようでした。
そう言えば道場を始めたばかりの頃、2人くらいの小学生の女の子が更衣室でずっとおしゃべりをしていて、中々道場に姿を見せなかった事がありました。放っておいても少し遅れてそのうち来るので、当時、私は叱ったり連れに行ったりしませんでした。
まあどちらでも良いのですが、私の場合は叱った方が良かったと思います。何故なら、その時、私がそうしたのは、結果としては、私が見た小田健二先生のやり方を、表面的にコピーしただけだったからです。それは私自身が自分の年齢や実力、個性などに基づいて行動した結果ではなく、経験を通して確信して採った対応でもありませんでした。

こうした事への対処にしろ、合気道の技にしろ、誰かの行為や動作を目にしますと、技の場合は少し時間がかかるものの、私たちはそれを真似る事が出来ます。
私たちは、何でも最初は真似から入ります。が、自分自身が様々な経験を通して苦労をしなければ、自分に本当に身についているものは何で、自分の場合はどうするべきなのか、と言う事は分かりません。
自分がいつか見た誰かの行為というものはその人のものです。かつて自分が感心した誰かの行為、その人がその状況で行った事は、その人がそこに至るまでに様々な修練や経験を重ねてきた結果、実を結んだものであったり、その人の個性がそうさせるものです。それを形だけ真似して相手と接するという事は、相手と心から人間関係を築こうとしているのではなく、仮の自分を提示しているのに過ぎません。ですから、誰かの真似をしている間は、相手に何かが伝わる事はなく、人様に指導をするというレベルには到底至りません。
私には私の個性がありますので、閑散としていて人気が少なく、しかしながら涼しく明るい体育館で稽古していた当時、更衣室には彼女達しかいない事は分かっていましたので、コラッと入って行ってひっぱり出した方が良かったと思います。(^^)
そのように、自分自身の言葉や自分自身の価値観を通して皆さんと接して、不足を補い、誤りを正しながら稽古する事でしか、自分自身も、自分の見知っている武術の技も、本物にはならないと思います。

さて。木曜日、道場に着くのが30分ほど遅れました。木曜日の稽古では、倉庫で重い荷物や大きな道具を片付けながら畳を出して敷かねばならず、お子さん達は、いつもはロビーで会館の本を読みながら大人の到着を待っているのですが、その日、私が到着した時には、すでに準備が整っていました。
土曜日は器具庫まで大掃除しましたが、皆、手順を賢く理解して適切に手伝ってくれました。素晴らしかったです。いつも掃除や準備を手伝ってくれる大人の方もありがとうございます。(^^)

No.731  2007/05/21(Mon) 22:54:12


栓抜きが / A 引用  

稽古で四教をH君に、「栓抜きのように」薬指・小指と親指で挟み固定させ人差し指の付け根の甲に力が加わるようにすると効くよと、教えた(違っていたらフォローを)のですが、栓抜きが分からなかったようでした。そうです、現代の飲み物の多くが、ペットボトル等の「ねじ」タイプで、我々の頃の瓶の王冠を栓抜きで開ける容器が少なくなっていたのです。念の為、栓抜きを子どもに聞いたら、知っているけど自信なさそうでした。いつの間にか文化が変わっている。

No.729  2007/05/20(Sun) 22:14:29

 
Re: 栓抜きが / 木内 引用

ビールは瓶で買って来て、栓を抜かせないといけませんな。(^^)

No.730  2007/05/20(Sun) 22:58:24


諸々 / 木内 引用  

暖冬の影響か、山にはすでに蚊がいます。そう言えば、3月22日(木曜日)の稽古で蚊にさされました。
まだ蚊取り線香を焚いてはいませんが、木曜日の会場は山の中にあるので、夏場は蚊取り線香が欠かせません。
昨年は6月15日の稽古から蚊取り線香を焚き始めましたが、今年は少し早まりそうです。

ところで、山に行きますと、犬の散歩をしている人によく出会います。山の中では、ほとんどの人がリードを外し、ワンちゃんは一足先にいつもの散歩コースを走って、飼い主の人は後から追いついて来ます。
いつもの山では、ワンちゃんとも飼い主さんともお馴染みなので、ワンちゃんは私を見つけると近くに寄ってきて、落ち着いて鼻をフンフンしています。
ところが、後からご主人さまが現われると、ワンちゃんは突然、私に向って激しく吼え始め、ご主人さまに 「コラッ」 と叱られますと、吼えるのをやめ、満足気に山道を下ってゆきます。
ワンちゃんも声を掛けてほしいようです。(^^)

No.723  2007/04/12(Thu) 23:53:20


木刀 / 木内 引用  

木刀を拭きました。
私たちが稽古で使っている木刀は、本格的な古流の剣術用のもので、木曜日の稽古に来られている水留さんにご紹介頂いたものです。お陰様で、良い稽古ができるようになりました。(^^)

木刀は大人の方には購入して頂いていますが、お子さん達には、会の備品という形で共用して使ってもらっています。

何故かと言いますと、私たちの使っている木刀は、仕様がかなり本格的なものなので、子ども用のものは市販されていないからです。

お子さん達に使ってもらっている木刀の半分ほどは、長年使い込んで古くなった木刀を削って短くし、それに合わせて鞘を整形したもので、水留さんのお手製です。(^^)

残りの半分ほどは、普及型の子ども用木刀に、最近になって流通しはじめた、大人用の安価な鞘を切断して子どもサイズにしたものを合わせて、私が体裁を整えたものです。

ところで、お子さんとは言え、毎週欠かさず使っていると、木刀の柄(つか)に手の脂が移って、職場で使い込んだパソコンのキーボードやマウスのように、木刀も少しずつ滑りやすくなって来ます。

杖などは、新品よりも長年使って少し滑りやすくなったものの方が手に馴染んで使いやすいのですが、木刀は脂っぽいと気持ち良くないので、日曜日の稽古が終わると、道具の状態のチェックもかねて、ゆっくりお酒を飲みながら乾拭きするのが習慣です。

木刀は表面が塗装されていますが、材質は木ですから、基本的には湿気はNGなのですが、先日は柄がずいぶん滑りやすくなって来ていたため、新調したスプレー容器を使って、竹酢液の希釈液をほんの少し噴霧して拭きました。

すると、たいへん楽に、キレイになりました。進歩です。希釈しても竹酢液は酸性なので、これはイレギュラーな方法ですが、たまには大掃除という事で・・・。(^^)

No.719  2007/04/08(Sun) 22:05:02


不思議 / 木内 引用  

山の中の神社に気分転換に行きました。神社のある森や参道には、何箇所か立ち止まりやすい場所がありまして、私はそこに立ち止まって、ゆっくり景色を眺めたり、ストレッチをしたりしながら、時間をかけて登り降りするのが習慣です。

森や参道は、けっこうキレイなのですが、時々、落ち葉や枯れ枝ではない人工的なものが落ちていることもあるので、それが目についた時には、次回訪れた時にバーベキュー挟みとコンビニ袋を持参して、回収して帰る事にしています。

回収して帰るようになったのは、一つにはよく行くからですが、昨年か一昨年ごろから、そこでは不思議な事が起こるようになりました。

何が不思議なのかと言うと、ゴミが、私が立ち止まってよく一服する場所に、ピタッと集まるようになったのです。不思議なことに、私の立つ場所にピンポイントで置いてあるので、いつも持って帰ってしまいます。

先日、参道をゆっくり登っていると、横手でガサッと音がしました。森には、チドリやキツツキ、ウグイスなどをはじめとした、多様な種類の野鳥や栗鼠(リス)が生息していて、栗鼠はいつも、頭上で樹の枝から樹の枝へ、猿飛びサスケのように飛び移って遊んでいます(そう見えます)。ですから、森ではいつも、ザザッ、ガサッ と、生き物の立てる物音がします。

昼間は何でもありませんが、夕刻を過ぎ、暗くなると、街から届いてくる物音が小さくなるので、自然の物音は、森の中にかなり大きく響きます。そのため、少しドキッとする事もありますが、この辺りの山の中で出会う生き物は、自分よりも力を持たない事がはっきりしていますので、慌てない事にしています。(^^)

さて。参道の途中、横手でガサッと音がしたのでそちらを見ると、一匹の栗鼠が、森の下生えの斜面を、風雨で劣化した風合いのビニール袋のようなものをくわえて、森の上の方へ登っていくのが見えました。ビニールを、巣で何かに使うのでしょうか。

翌日、稽古を終えて道具類を片づけた後、私は再び、一服するために参道を登っていました。すると、いつも私が休憩する場所には、前日、栗鼠のサスケが運んでいたビニールが・・・。

ナゾが、解けました。私の立つ場所に、まるで 「持って帰りなさい」 というように、ゴミが自然に集められていたナゾが。

新しい菓子パンの袋といった、分かりやすいものばかりでなく、誰かが捨てたにしては随分と時間が経って劣化した感じのポリ袋や、アサリの貝殻、コンビニでおでんを買うとついて来るカラシの袋など、微妙なものが境内でみつかるので、それも不思議でしたが、これも解決です。
サスケの仕業に、違いありません。(^^)

No.715  2007/03/27(Tue) 16:38:22


受け身 / 木内 引用  

月曜日はとても体が軽く、たいへん快調でした。
日曜日、二人捕りでお子さんの受け身をたくさんとったからだと思います。受け身は適度な全身運動ですし、畳が背中をマッサージしてくれるような気もします。合気道は体に良いです。(^^)

そういえば、若い頃は体力が続かなくなるまで当時教わっていた先生に投げられ続けるような稽古をしていまして、他の人よりも何倍も多く受け身をとりました。
お陰で受け身は多少上手くなったように思いますが、私の場合は、逗子で人に教える立場になってからの方が、体力はなくなったものの、なにやら以前より受け身が上手くなったと思います。

さて。レシーブとアタック、ディフェンスとオフェンスというように、多くのものに攻守がありますが、基本的には合気道も、受け身ができませんと稽古で相手につきあえません。レシーブもデイフェンスもそうですが、合気道の受け身についても、基本的なスタンスは相手につきあうという事で、こちらの都合は二の次にして、相手のペースが優先されます。

稽古の相手は、敵ではなくて仲間ですから、相手の時間は相手に譲って、それを侵害しないようにします。これは、自己中心的な立場の反対側ですので、若い人の人格形成にはとても良いと思います。

ただし、合気道を稽古するのは若い人ばかりではありませんので、技術的な側面については、高度な受け身や機敏な受け身は、運動神経の良い若い人に任せれば良いと思います。が、若くてもそうでなくても、互いに交代しながら上達するための稽古をするというのが稽古のルールだと思いますので、そうした価値観に基づいて、意志の疎通と互いの合意の上で、適切な受け身を行う事が必要だと思います。

ちなみに、上記のような気持ちで受けをとる事が出来ませんと、受けは相手の技に合わせて動く事ができませんので、投げる側は相手を信頼して伸び伸びと稽古する事ができません。
具体的には、上級者は心中に不安がよぎり、相手に無心で技をかける事ができませんし、初心者は萎縮した動作が身について、技が本物になりません。

さて。3月に入り、新入会の方が2名入られましたので、しばらくはかなり基本的なところから丁寧に受け身の稽古を致しますが、皆さまおつき合いよろしくお願い致します。
本日も、お陰様で受け身をとる事ができましたので、明日は今日より調子が良いと思います。(^^)

No.714  2007/03/23(Fri) 00:12:36


さらに車 / 木内 引用  

今日、車で葉桜団地へ上る坂道を通りました。坂の途中には病院がありますが、その病院の車が、私の前を走っていました。

病院には、道路に面して入りやすい駐車場がありますが、私の前を走っていた病院の車は、駐車場に入らずに、駐車場に面した歩道に寄せて停車しました。
道路は幅員が狭く、上り車線の残りは 1メートルもありません。

その道路は、上り下り、各々一車線で、センターラインは黄色。右手が山の急な斜面で、病院付近では道路が右に大きくカーブしています。
ちなみに、その道は交通量の多くない道で、今日は病院に差し掛かるまで、坂道を下る車とすれ違う事はありませんでした。

普段、近所で運転していると、例えば目の前でバスが停車した時には、ほとんどの車が対向車線を走行してバスを追い越しますし、駐車車両があった時にも、皆さんやはり躊躇なくはみ出して、対向車線を走行します。
近所の道路は見晴らしが良いですから、悩むような状況はあまりなく、ごく自然に、安全に追い越すことができます。

今日、私は、何も考えずに運転していました。そして、前を走行する車が、駐車場に入らず狭い道路を塞いで停車したのを見て、「何をするのかな」 と漠然と思いつつ、ブレーキを踏んで速度を落とし、対向車線が空いているのも目に入りましたが、今日は無心で停車しました。

すると、停車してから 2、3秒後に、目の前の坂の上、右にカーブした道路を覆った崖の陰から車が出現。追い越さなくて良かった。

追い越さずに停車したのは、ルールやリスクを具体的に考えたからではありませんが、定期的に運動して体を解したり、素直な気持ちでいたりしますと、勘も冴えるようです(交通ルールは危険回避のためにありますので、ルールはもちろん大事です)。(^^)

No.709  2007/03/07(Wed) 19:34:47


諸々3 / 木内 引用  

昨日、本日と、逗子・葉山には警察官やお巡りさんの姿が目立っています。昨日は、SPの方か皇宮警察の方の護衛する高級車とすれ違いました。
街の噂では、昨日は秋篠宮さまが、本日は天皇皇后両陛下が、葉山の御用邸にお入りになったと言う事です。
ちなみに、今日は御用邸近くのコンビニで缶コーヒーを買いましたが、駐車場に警備の方が何名かいらっしゃるためか、普段と違い、立ち読みをする人の姿が見られませんでした。

警備と言えば、20代の半ばの頃の話ですが、日曜日に合気道の稽古を終え、車に摸擬刀を積んだまま、休日出勤のために皇居の近くの駐車場に車をとめ、付近のビルのコンピュータールームで仕事をした事がありました。
ひとしきり仕事をし、帰宅するため車に乗り込むと、若いお兄さんが現われ、窓をノックします。
道でも聞かれるのかと思い窓を開けると、お兄さんは警察手帳を取り出しながら 「アレ、何ですか!」 と刀を指差し、その背後から機動隊のバスが2台。中からヘルメットをかぶった大勢の機動隊の人たちが、ぞくぞくと現われました。お騒がせ致しました、と始末書を書きました。(^^)

始末書くらい取らないと、出動した理由や適切に解決したのかどうかという事を、関係者に報告できません。思わぬ迷惑になりますので、刀は袋に入れて目立たないように運びましょう(短刀もバッグに入れて)。
ちなみに、隊長さんは、私が合気道四段(当時)だと聞くと、「強いのか?」 と尋ねるなど、何やら稽古をしたそうでした。

No.702  2007/02/07(Wed) 17:10:19


新年のご挨拶 / 木内 引用  

年末年始、冬らしい寒い日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。本年が皆さまにとって実りある一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

私の本年の目標は、まずは早寝・早起き。そして正道に則り、誠実に、見返りを求めず努力することです。例年と変わりませんが、本年も皆さまとご一緒に一歩一歩、向上して行きたいと思います。(^^)

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

No.688  2007/01/01(Mon) 23:39:59


海外 / 木内 引用  

今朝、海外の友人に贈り物を発送して来ました。EMS国際スピード郵便と言うサービスで、送料は3,200円。非常に安いです。
国際宅急便と言うサービスでは、同じサイズで(けっこう大物なため)12,600円になります。これではちょっと使えません。(T.T)

さて、同じ国際宅急便でも、海外のサイトからネット通販で買った荷物は、もっと大きなサイズのものが2,000円の送料で届きます。
大量に発送するお店だからディスカウントされているのだと思いますが、郵便と、そもそも私企業である宅急便という事で(利益を上げてコストを減らす必要性から、現実的には重複する部分があっても)、法律・条約が異なり、棲み分けが異なる結果です。

それにしても、郵便にせよ宅急便にせよ、数千円のコストで数日のうちに、太平洋の向こうに書類や荷物が届きます。なんとも豊かで、便利です。(^^)

No.680  2006/12/19(Tue) 12:09:14


習慣 他 / 木内 引用  

先日、九段下に立ち寄りました。
JR東京駅で地下鉄東西線に乗り換え、大手町から二つ目が九段下です。
大手町から、九段下のいつも利用する改札の前で停まる車両に乗るには、日本工業新聞の壁広告より少し先で乗車するのがぴったりです。
日本工業新聞の壁広告は、白地の右上方に日の丸という背景に重ねて、「未来をつくる日本力」 というキャッチフレーズが印刷された、シンプルかつ実に堂々としたものです。
この素晴らしい広告、私はこれを毎回、「日本刀」 と読んでしまいます。分かってはいるんですが・・・。(^^)

さて、本日久しぶりに、かつて使っていた少し長めの居合刀に触ってみました。
武道は基本が大切で、典型的な動作を繰り返し稽古することで、武道特有の身体操作と、武道に必要な筋力のバランス、そして武道に適した性質の筋肉を身につけることができます。
私たちは、初心者から始めてお手本を真似する事で上達して行きますから、そのための指針として、形が必要です。
一方、技には、基本技の数を圧倒的に越えた、実に多彩な、いろいろなバリエーションがあります。それは、基本を踏まえて現実の状況に最も適した動作を選択した時、その結果として生まれて来ます。


ですから、武道は形を真似できたら良し、という事ではありません。稽古を通して、武道に必要な身体操作と筋力のバランス、そして武道に適した筋肉の性質を身につける事で、結果としてその様になる、という事が大切です。
ですから、形は大切ですし、鍛錬になるような稽古のメニューも必要で、さらに、そうした稽古を通して上達してゆくと、武道は形ではなく質だ、という事になります。
本日、刀を触っていまして、基本を養成するための稽古をもう一つ思いつきましたので、また少しずつ取り入れてゆきたいと思います。メニューが増えてばかりですみませんが、どうぞよろしくお願い致します。(^^)

No.672  2006/12/03(Sun) 22:56:19


相撲 他 / 木内 引用  

最近、お子さんたちにお相撲をしてもらっていますが、皆さんどのようにお感じでしょうか。

個人的な事で恐縮ですが、私は男兄弟で、従兄弟達を含め男4人でもみ合いながら育ったのに加え、若い頃から武道に親しんで来ましたので、私自身の個性として、体を鍛える事がたいへん好きです。

ですから、合気道は形稽古がメインですが、私の個人的な経験に由来する好みとしまして、形を憶えるのと同時に、若い人は身体的な強さを培う事が大切だと思っております。

基本技や受け身、素振り等の基本稽古は、目的を理解してルールを守って行う事で、形を憶えるのと同時に筋力をバランス良く鍛え、柔軟性を創り、同時に筋力を強化して身体的な強さを得る事ができます。

合気道は試合に出て勝つ必要がありませんので、上記のような目的に沿って、各々が一歩一歩、現在よりも進歩する事、そして心身を調整する事を目的に、長期的な視点で稽古を組み立てることが出来ます。

これは、合気道の大きなメリットです。が、スポーツにおいても他の武道においても、目的とルールを理解して共有する事が大切なのは言うまでもありません。それが出来れば、武道、スポーツに関わらず、お互いに協力し合いながらお互いを高め合うための条件を、稽古や練習を通して体得する事が出来ます。

実社会では、強い人も弱い人も、元気な人も疲れている人も一緒になって課題に向き合う必要がありますので、若い頃に上記のような感性を体得しておけば、それは大人になってからの社会生活に活きて来ます。

さて、相撲ですが─。まず、合気道の稽古は勝負ではありません。また、合気道と相撲では、各々が成り立つ前提条件が異なります。が、相撲にも呼吸やテクニックがありまして、それはルールを限定する事で成り立ちます。

若い人の場合、そうした理解を少しずつ深めながら、一瞬、全力で勝負をし、勝敗に関わらず相手を認める事で、いろいろな呼吸を身につける事ができます。今日はK君が最強でしたが、H君もR君も中々どうして、先週よりも進歩していました。若いって良いです。(^^)

大人の方の場合、個人差はありますが30歳を越えた人が相撲などで「勝負」をしますと、靭帯や腱などを怪我する場合がありますので、上記のような活きの良い事は若い人にお任せ頂いて、目で見てお楽しみ頂きたいと思います。

形稽古の良いところは、若い人も大人の方も、また体調の優れない人や疲労気味の人でも、ルールを理解し、互いを尊重する事で、自分のペースで参加できる事です。

話は変わりまして、合気道や柔道の稽古における一般的な知識を少し。
合気道や柔道では畳を敷きます。環境に恵まれた道場は良いのですが、板の間の一角に畳を敷いてストッパーで止めるような環境や、畳が古く、大きさが不ぞろいであったり、角が潰れているような場合には、気をつけるべき事が幾つかあります。

一つ目は、畳と畳の間に隙間や凹みがある場合。この場合、隙間や凹みに踵を落とすとアキレス腱を切ることがあります。また、足の指を骨折することもありますので、畳は隙間の出来ないように敷き、角の潰れた畳は使わないようにしてください。稽古中に畳が滑ってずれた時にはすぐに直します。

もう一つは、畳が滑りやすい場合。この場合、個人差はありますが、30歳を越えた人が自由技などの最中に後方に足を着いたとします。この瞬間に畳が滑ってズレますと、膝の靭帯が急激に伸ばされ、痛める事があります。
自由技などは、行う範囲をあらかじめ決め、境界付近に人を配置するなどして、コンディションの良い場所で行うようにしてください。

受け身や体捌きも、いつもの畳や緩衝材を前提にしたり、自分のペースで受けをとる事だけを前提に技術を構築するのではなく、転んだ場合、投げられた場合、床が固い場合、足場が土の地面の場合などにも問題のない受け身と体捌きを身につけてください。
我流や井の中の蛙にならないように。武道の嗜みです。(^^)

No.667  2006/11/27(Mon) 00:03:51

 
Re: 相撲 他 / 濱中 引用

お相撲をやらせてもらったのは男の子ばかりでしたが、うちの娘達もやりたかったと口をそろえて申しております。中1のKちゃんや小6のMちゃんとも「やってみたいから先生に頼んでみようか」と話していたそうです(^^;)

> 大人の方の場合、個人差はありますが30歳を越えた人が相撲などで「勝負」をしますと、靭帯や腱などを怪我する場合がありますので、上記のような活きの良い事は若い人にお任せ頂いて、目で見てお楽しみ頂きたいと思います。
>


実は私も、娘達を相手にやってみようかと思っていました。まだ負けないぞと自分では思っていても、やはり危険ですねぇ(^^;)釘を刺して下さってありがとうございました。

中1のK君、本当に逞しくなりましたよね。
私が入門したての頃、K君に胸持ちの技を教わったことがありましたが、受けをとるにもまだ動きがぎこちない私に、「プロレスじゃないんだから、そんなに力まなくても...」と、ご指導下さいました(^^;)
いま思えば彼は当時まだ小3で、既に合気道歴4年位でしたでしょうか、すごい先輩です。
今のうちの次女が、ちょうど年も合気道歴もその頃の彼と同じ位なのですが...頑張ってほしいです(^^;)

K君は当時からきっちり技をかけてくる人でしたが、今年の春に久し振りに組んで稽古した時には、身体も私よりずっと大きくなり、力もうんと強くなっていて驚きました。大人の男性と稽古させて頂いている時のように真剣にお相手させて頂きました。

No.669  2006/11/29(Wed) 20:59:30

 
Re: 相撲 他 / 木内 引用

プロレスごっこと言えば、中学生の頃はアントニオ猪木さんがたいへんな人気で、私も学校でよくやりました。勝負ではなく、互いに交互に技を掛け合い楽しむというじゃれ合いで、これはロングランでした。ちなみに、当時のプロレス中継の裏番組が金八先生で、私は金八先生を見ることはできませんでした。

プロレスごっこはロングランでしたが、短命だった遊びは、クラスメイトを机の上に寝かせ、次々と友人たちが上に重なっていくという遊びです。
やはり一番小さいとか、一番腕力の無い人が最初に寝かされるのですが、皆、認め合ってやっていましたので、いつも最初に寝かされる友人も、楽しそうに笑っていました。
それは良かったのですが、ある日、6人か7人くらい重なった時、机の足がグニャリと曲がって机が潰れてしまいまして、以来、その遊びは封印されました。私も人間タワーの中ほどにいまして、皆と一緒にバランスを崩して落下しましたが、皆、怪我一つせず、人間って頑丈だなあ、と感心した事を憶えています。机は放課後に直させられました。(^^)

> 実は私も、娘達を相手にやってみようかと思っていました。

お子さんが相手でしたら安全だと思います。大人の場合で危険があるのは、互いにある程度のパワーがあり、余裕のない勝負になってしまうような場合です。どうぞ遊んであげてください。(^^)

K君たちもだいぶ大きくなりましたので、鍛えてあげなくてはと思います。
健康・体力はもちろんですが、勉強を良くする人は身体感覚を刺激し、体育系の人は少しは勉強もするように刺激して、将来、専門性を高めながらも社会性を欠く事のないように、また社会人として、立場と経験を活かしながらいつまでも成長してゆける人になってもらえるように。目的の一つをはっきりとそこに置いて運営すれば、武道はお役に立てると思います。がんばってほしいです。(^^)

No.670  2006/11/30(Thu) 02:27:30


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