| はじめまして、おてもやんさん。
実際まだまだ解明されていない部分が多いこの非外傷性肩関節不安定症ですが、だからこそインターネットではもう少しクローズアップさせて扱わなきゃいけないというものをひしひしと感じています。 一般の方には脱臼というと大きな怪我によって起こる完全脱臼というものしか理解が出来ず、常に抜けていたりずれていたりするそういう状況すら認識できないのが本当のようですね。 周りからそういう症状を持っていることを理解されず大変苦しんでおられる方もいらっしゃるようですし。
だからこそ、一般の方にもそういう状況を理解してもらいたいという願いもこのHPにはあります。
非外傷性の方々にも、もっと有益で、また少しでも癒しの場になればと思っています。
さてこの非外傷性の場合、 手術以外ですと保存療法や装具療法などがあります。 (手術方法は別ページ『脱臼の種類と反復性肩関節前方脱臼』で簡単ではありますが、紹介してあります。)
保存療法では一般的にまず肩のどの部分に機能障害をもっているかを探ることからはじめます。腕の上げ下げをして肩周辺の動きでおかしい部分がないかとか、あと肩の周辺の触感が無い部分を探ったりするとか、鏡を見て肩の位置を自分で調整したりするとか、いろいろな方法を取られると思います。 そうした機能障害にあわせて細かいリハビリプログラムが組まれると思います。 大まかにはインナーマッスルトレーニングを中心に行われます。 あと、肩関節安定のために体幹部の強化(腹筋・背筋や骨盤の安定性を保つ運動など)も行われます。
装具療法については保存療法の1種でもありますが、肩甲帯バンドをつけて常に胸を強制的に張るようにして肩関節の負担を少なくしたりする方法もあります。
と、まぁここら辺は一般的なことなので、実際受けられた方のお話も私自身は聞いてみたいですね。 非外傷性の方で治療を受けられている方は是非引き続きお話をいただきたいと思います。
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No.487 - 2005/09/28(Wed) 11:50:30 |