| はじめましてKeiさん。
どうも今回すすめられているのは私もやってもらったブリストウ法のようですね。 ブリストウ(私がやってもらったのは正確に言うとスッチャーアンカーを使ったバンカート修復術を併用したブリストウ法なんですが)についてはHPの方で詳しく解説しています。また鏡視下と直視下との選び方についてもHPの方で述べています。まだ、ご覧になっておられないのでしたら、ぜひ一度ご確認いただきたいと思います。
> レントゲンで見た限り骨には異常はみられなかったのですが・・・。
もちろん骨が異常がある場合、たとえばBornBankartlesionなどがある場合などにもこうしたブリストウを行う場合もあるようです。ただ、今回の場合、鏡視下手術の設備がなかったということもあるでしょうが、コンタクトスポーツと言うことでのブリストウと言うところが大きいのではないでしょうか。
> 鏡視下でも可能ならと思っているのですが、コンタクトスポーツへの復帰を考えると直視下のほうがいいでしょうか?
確かに現在も数パーセントの差でブリストウを含む直視下のほうが再脱臼率は低いです。 ただ、その数パーセントをどう捉えるかです。 おっしゃるように直視下では復帰にも時間がかかりますし、体のダメージも大きいです。 体験者である自分からすると筋肉にメスも入れますので、以後のメンテナンスも欠かせないような気がします。 ただ、keiさんがその数パーセントがとにかく大事、復帰の時間がかかってもいいからより強度をより高めたい、スポーツをするものなら当然のことでしょうがメンテナンスもちゃんと行えるということなら直視下の方がいいかもしれません。(でもここに問題がなくもないです。絶対脱臼しない肩ということはありえないと言うことです。例えば肩の脱臼の方がよくてもネジの破損と言うこともおきますし、今度は肩甲骨の損傷と言うこともありえるでしょう。完全な体と言うことはありえないわけです。)
では、鏡視下ではコンタクトスポーツができないかというと、そんなことはないです。 いろいろ技術的に進歩していますし、現実、柔道などに復帰なさった方もいらっしゃいました。 ではどの程度の強度が果たして必要かという問題になりますが、この辺は想定は実際問題非常に難しいと思います。つまり、これからKeiさんが肩にどれだけの負担がかかるのか、今後の不測の事態も含めて想定することと同じ程度難しいことだからということもあります。
> あと二頭筋の骨を移動させるということによって、その後の筋力への影響などはありますでしょうか?一時的には落ちても鍛えて直るものでしょうか?
現在、筋力はゆっくりですが、上昇していっています。 最終的な判断・・・それはどこを取って最終的といえばいいのかという問題もあり難しいですが、このままで行けばおそらく手術する前の段階を超えるようになりそうです。 大切なのは向上心を持ち続けることでしょうね。
ちなみに自分の病院では、鏡視下も直視下も両方行えました。 私は今までの苦しみからとにかく再脱臼は避けたかったこと、それにコンタクトスポーツを含むいろいろなスポーツをする程度の強度がほしかったこともあり、担当医とよくよく話し合って直視下を選択しました。 私自身はもちろん直視下しか、肩に関してはしていませんので、その差についての自分の感想を述べることが出来ません。 可動域制限も各方向に10度程度の差があるようです(最近は詳しくは計っていませんが)。 筋力向上度も右肩上がりですが、普通に比べれば遅れぎみかも。ただ、腕を振り回すこともできますし、ベンチやデッドリフトをやっていても不安定感は全くないです。現在は非常に満足しています。コンタクトスポーツは現在やっていませんが、全然問題ないと思います。(ここまでのいきさつは体験談やブログのほうをお読みいただければと思います。)
さて、現在直視下しか出来ない病院でお話をお聞きなっているだけなんですよね。 でしたら、セカンドオピニオンと言うことで鏡視下ができる病院を紹介してもらうなり、調べていくなり一度お話を聞いてこられるのもいいかもしれませんよ。 それぞれにメリットデメリットと言うものが必ずあります。そこのところをしっかりしておかれるといいです。 ようはいろいろお話を聞いてKeiさんが充分納得された方がいいと思います。
私自身、本当に納得して手術を受けましたから。とにかく医師にいろいろお聞きすること、それが最も大切なことです。
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No.1368 - 2006/06/27(Tue) 03:54:25 |