| 黒木投手・・・・・言葉が出ないです。気の毒です・・・・ 勝負師過ぎる方です。 怪我とも勝負を挑んだ、と想像します。
私は持論ですが「プロ野球選手はクリエイターであるべきだ」と 思っています。 自分のプレースタイルや世界をイメージしながら、それに近づく為に努力する。 勝った負けたというのは飽くまで結果論。 自分のプレースタイルをどのくらいクリエイト出来たかに集中する。
プロ野球というのは失敗が多い世界ですから。 打者は打って3割、8割は失敗。 投手は130球の内、1球の失投で敗戦。 だから技術においての明確な正解は無いと思います。 そんな厳しい世界で生きていくには、基本の上に更に積み上げられた 独自のプレースタイルが大事だと思います。
ですから極端に言えば三振しても、HRを打たれても 自分のプレースタイルをクリエイト出来ていれば「ヨシッ!」と思うくらい イメージを追求し続けるアーチスト、それがプロ野球選手かな、と。
その最たる人が長嶋茂雄氏であり、現在ではイチローだと思います。 尊敬する偉大なる400勝投手金田正一氏からデビュー戦で4連続三振を食らった時、 既に長嶋氏はクリエイターだったと思います。 三振したという結果論より、「とにかく気後れせずに思いっ切りバットを振れた」 という「長嶋茂雄の世界」を描けた事の方がより大きかったと思います。 ですから金田さんからうっぷんを晴らす、という勝負師の心を持ち続ける一方で 氏の心の中にはいかに独自のプレースタイルをクリエイトするかがあり、 その結果として後に金田投手からHRを打つ事が出来たのだと思います。
ロッテでは西岡、小林宏のプレースタイルにそんなクリエイターの要素を感じます。
阪神の井川慶やかっての伊良部のメジャー志向が、 チームの事を考えずにわがままだと言われてますが、 それは自分がイメージするプレースタイルの延長上にメジャーがあって、 そこにはチームで何勝してどのくらい貢献したか、とかの考えは正直あまり無いと思います。 しかしそれはある意味プロである証拠であるとも言えて、 一般の人にはなかなか理解し難いと思われますが、 それが高等技術を要するプロ野球の世界を表していると思います。
まだまだ若い。時間はある。がんばれジョニー!!
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No.12264 - 2006/03/10(Fri) 15:40:07 |