もう疲れちゃったので、例のごとくタロットを引いてみた。 なんと、「戦い」というカードが出てきた。 そうだ、何かと戦っている。
33. 戦い ある瞬間にはそこにあったものが、別の瞬間にはなくなっている。 ある瞬間には私たちはここにいるが、別の瞬間にはもういなくなっている。
が、このちっぽけな瞬間のために、 私たちはどんなに大騒ぎすることだろう。 どれほど多くの暴力、野心、闘い、衝突、怒り、憎しみが——。
ただ、この小さな瞬間のために! 駅の待合室で列車を待っているだけなのに、とんでもない大騒ぎをする。 争い、傷つけ合い、自分のものにしようとして、服従させようとして、 支配しようとして——すべて政治だ。 そして、列車がやって来て、あなたがたは永遠にいなくなってしまう。
Osho Take it Easy, Volume 1 Chapter 13
解説: このカードの人物は完全武装しています。 見えるのは、怒りに燃えてにらみつける目と、 握り締めて白くなっている拳(こぶし)の一部だけです。
鎧をよく見ると、表面にボタンがいくつもついていて、少しでも歯向かう者には爆弾を爆発させようとしています。 背景には、この人の心のなかで上映されている映画が影のように映っています——ひとつの城を巡って、ふたりの人物が戦っています。
激しい癇癪(かんしゃく)や鬱積した激怒は、 その下に深い痛みを隠していることがよくあります。 私たちは、人びとを脅して追い払えば、 傷つけられることをもっと避けることができると考えています。
実際は、その逆です。傷を鎧で覆い隠すことで、 私たちはその傷が癒されるのをじゃましているのです。
相手を打ちのめすことで、私たちは必要な愛と滋養が得られなくなってしまいます。もし、この説明があなたに合っていたら、戦いをやめる時です。
あなたが愛をなかに入れさえすれば、そこに愛はあふれるほどあり、あなたの手に入るのです。自分を許すことから始めましょう。あなたにはそれだけの価値があります。 ★「激しい癇癪(かんしゃく)や鬱積した激怒は、 その下に深い痛みを隠していることがよくあります。 私たちは、人びとを脅して追い払えば、 傷つけられることをもっと避けることができると考えています。
実際は、その逆です。傷を鎧で覆い隠すことで、 私たちはその傷が癒されるのをじゃましているのです。
相手を打ちのめすことで、私たちは必要な愛と滋養が得られなくなってしまいます。」
この一節は、セラピーの体験の中では、 まったくそうだとうなづくほかないって感じですねぇ。
激怒の底にある深い痛みをあらわにし癒すこと、 その痛みが表出されることを許すこと、 そこに到達しなければ何事も始まらないって感じですねぇ。
そのときまで、愛と滋養を失い、戦い続けることになる。 ちょっとした勇気、鎧を脱ぐ勇気、戦いをやめる勇気、 それがあれば、溢れるほどある愛を招き入れることができるんだろうなぁ〜。
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No.811 - 2005/01/18(Tue) 20:16:40
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