●●● ワークショップI :日常生活の「からだ」を探る ●●● 臨床や教室の場でクライアントや生徒と向かいあうとき、あなたはどのような「からだ」でその場にいるでしょうか。あるいは学校や病院で教師や医師に接するとき、あなたのからだはどのように「身構え」ているでしょう。日常生活の様々な場面で私たちが何気なく繰り返している「からだ」の仕草や姿勢は、普段私たちが意識している以上に自分自身のあり方を伝えてくれます。フーコーやブルデューらが指摘してきたように、そうした日常生活の「からだ」は、たんに個人の内面を映し出しているだけでなく、社会や文化と個人の無意識のダイナミックな力関係が繰り返し生成される場だからです。このワークショップでは日常生活における様々な人間関係における「からだ」のあり方を体験的に探ることを通して、これまで気づいてこなかった「からだ」としての自分を探っていきます。 ●●● ワークショップII:「『からだ』の探求」を探る ●●● ボディワーク、心理療法あるいは気功や武道など様々な心と身体の探求は、本来自らの感受性を高めより豊かな知識と自分自身への肯定感を深めることに導いてくれるものです。しかし時には、「外」から与えられた目的を達成することに必死になるあまり、自らの体験自体に価値を置くことができず自己を疎外する結果になってしまう場合もあります。このワークショップでは、「からだ」の探求が自己の疎外ではなく本来の自分へと導く道となるために必要な問題を、体験と言葉の関係を中心に探っていきます。
ファシリテーター: 村川治彦(Integral Studies, Ph.D.) 東京大学文学部宗教学科卒。California Institute of Integral Studies統合学博士課程卒業。サンフランシスコゲシュタルト研究所修了。心身二元論や「からだ」と社会や文化の関係を「一人称のからだ」を通して体験的に探る身体学を追求している。アメリカ心理学会心理療法ビデオシリーズ問題別アプローチ監訳者(日本心理療法研究所発行)。アメリカトランスパーソナル学会理事。人体科学会会員。人間性心理学会会員。Japanese Mental Health Networkスタッフ。日米の心理療法家、身体技法の実践家の交流を進めるCenter for East-West Dialogue代表。カリフォルニア在住。
日時 ワークショップ I : 6月19日(土) I I: 6月20日(日)(両日共10時ー18時) 料金: 各1万円(学生8千円、両日参加の場合1割引) 定員: 各15名程度 場所: アウエイクン・コミュニティセンター (大阪市港区八幡屋 1-11-1 大阪市営地下鉄中央線「朝潮橋」駅徒歩5分) お問い合わせ・申し込み: info@ east-westdialogue.org
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No.461 - 2004/06/16(Wed) 22:05:51
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