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報告ありがとう!! / 瑠尹 [近畿]
>>アスカさん

新聞報道は記者の思い込みもありますので、事実は違う事もあるでしょうね。

しかし平田ヘッドだけは決まっていたんですか?星野さんの院政ですね。叉あの時点では十八年ぶりに優勝させた監督ですから、院政を引かれても仕方ないですね。2軍監督を木戸の承諾無しに島野さんに決めるのも、その辺かな?と思っています。しかし日刊SP購読しているものとしては、木戸が日刊に記事を書いてくれるのは嬉しいです。最近はあまり読んでなかったのですが、木戸が『木戸御免』を連載しだしてから読んでいます、笑い。

仰木さんの考えとして解説をしても勉強にならないと云う事は納得できます。あの方は三原さんのノートを中西さんから貰い作戦等を勉強できましたし、監督になられた最初の頃は中西さんが参謀としてずっと二人三脚で指揮をとられてました。叉性格が闊達で球界関係者以外の方との交流もあり、多方面にわたる機転の利いた考え方をできる人でしたが、岡田は闊達でも無いし、平田を参謀として忌憚なく話合えるか?一人の人の意見を自分に照らし合わさないで金科玉条のように守るのは人間が小さいですね。しかし生の声を聞けるチャンスはあまり無いですし、叉ここで報告してもらえて私たちも楽しいです。

ヒューザーの小嶋さん、安倍官房長官側からどんな圧力をかけられたのでしょうか?武部さんは初めから安倍さんとヒューザーとの関係は知っていたので「あまり追求すると景気が悪くなる」とマスコミを抑えにかかったんでしょう。安倍さんの秘書さん、電車に乗る時は決してホームの前に立たないようにしなくちゃ。北朝鮮拉致関係で自分の人気を不動の物として、次期総理の足固めをしっかりしてますので、森派がどの程度この件のもみ消しを上手くやるか?公明党も同じ穴の狢ですし、多分税金をタップリ漬かって世間を黙らせる事でしょう。

今我家の玄関に飾られてるアレジメントです

No.1918 - 2006/01/17(Tue) 17:08:53

Re: 報告ありがとう!! / トレンド
ピンクのスイートピーがアクセントの可愛いアレンジメント、春を感じますね。

いろんなニュースが気になりながら、昨日は松竹座の夜の部を観てきました。
道行「落人」のお軽勘平はほんとに絵から抜け出たように綺麗でしたよ。お二人が花道で寄り添って立つと「たっぷりと!」と大向こうさんの掛け声がかかりました。六段目では玉三郎さんの出番が少ないので、久しぶりの玉三郎さんはやはりお昼の方が満足すると思いましたが、勘平が義父を殺したと勘違いして切腹して死ぬ物語、あちこちからすすり泣く音が聞こえて、仁左衛門さんは出ずっぱりのもの凄い熱演でした。お昼のように笑って帰れる演目ではないですが、夜は夜で見応えのあるものでした。

今月は出演者もすっきりとこじんまりして配役もぴったりだと思っていましたら、玉三郎さんのファンのお友達に聞いた話によると、市川猿之助さんがご病気になられてから、玉三郎さんが猿之助さんのお弟子さんたちとご一緒の舞台をなさることが多いそうです。やはりお互いを助け合う歌舞伎界ですね。
去年、国立劇場で段冶郎さんと「桜姫東文章」をなさったのもそういう意図があったんだと思いました。若手の笑三郎さんたちもスーパー歌舞伎で見るよりも、今回の舞台の方がそれぞれの綺麗さ、華やかさ、上手さ、などが感じられて、新しい発見でした。どちらのご出身か知りませんが関西のイントネーションがとっても自然で上手でした。

昨日もチケット売り場で聞きましたが、昼の部は2階の補助席が1.2枚あるだけでほとんど全部売り切れだそうです。今までの公演では戻りのチケットなどもあったのに・・。一幕見で行ってみるか、あきらめるかと思案中です。

瑠尹さん、2回観ることになさっていてよかったですね。その日、その時、劇場内の雰囲気や自分の気持ちによって、また違う感動があると思います。たっぷり楽しんでいらして下さいね。

>アスカさん、
美術館とトークショー、一日たっぷり楽しまれたんですね。アスカさんからの阪神関連の情報、私も興味いっぱいで読ませて頂いています。

>ベルバラは昔何度も読んだので、どんな役かよくわかります(#^.^#)

アスカさんもそうなんですね。
私は毎週「マーガレット」と「少女フレンド」が来るのを楽しみにして育ったのですが、「ベルばら」や「オルフェウスの窓」が載った頃はそれを卒業していて、まとめて出た単行本を読みました。その頃は宝塚も観ていなかったのに、題材としてはどちらも宝塚にピッタリだなあ、と思いました。
未沙のえるさんの、”メルシー伯爵”大事な役ですよね。

No.1919 - 2006/01/18(Wed) 13:53:52
美術館のたたずまい / 瑠尹 [近畿]
大阪国立美術館に「プーシキン美術館展」を見に行ってきました。

元の阪大病院跡に科学館と美術館ができているのは知っていましたが、行くのは今回が初めてです。

母、私、主人、娘と4人が元の住友病院に御世話になっていたので、その頃はあの近くによく行ったのですが、最近は国立病院の方に変わりましたので、全く行く事がなくなっていました。道に迷うほど変わっていました。
安堂寺橋を渡り、浪花筋を渡ると住友病院、その奥にロイヤルホテルがあるのですが、近くが全て工事中だったりマンションが建っていたりで随分遠回りしてホテルにも行きました、全く変わって居ないのが矢野捕手の母校扇町高校でした。あの校舎を見た時はホッとしました。

近代的美術館だし、大阪にこれくらいの規模の美術館は必要だとは思いますが、外から見るとガラスで作った工場みたいで京都国立博物館や岡崎の美術館、天王寺美術館で絵を鑑賞してきた者には馴染みにくいたたずまいです。中に入ると椅子もたくさん設置されていて、広々として気配りが行き届いていますので、それなりに考えて設計はされているのですが。

ロシアと云う国の文化度の高さをエルミタージュ美術館が革命の時もそのまま保存された事で「スゴイ」と思ってましたが、個人が建てた美術館も、このような形で保存されている事で改めて認識しました。
返す返すも日本の戊辰革命はなんだったのか?ただ徳川の築き上げた300年の文化を根こそぎ壊してしまう事だったのかと、薩長連合の文化度の低さを情けなく思います。

ロイヤルホテルの「王府」味が落ちていて残念でした。
おまけに冷めていて最低でした、(゚o゚)ゲッ!!

No.1916 - 2006/01/16(Mon) 22:57:08

Re: 美術館のたたずまい / アスカ
昨日はありがとうございましたm(__)m
プーシキン美術館展、休館日に行くことが出来ラッキーでした(#^.^#)
あれから待ち合わせ時間丁度に着く電車に乗り、無事友達と会って岡田のトークショー楽しんできました(#^.^#)

なかなか面白かったです(^_^;)
監督になった経緯は、9月頃に突然『オジさん3人(星野・田淵・島野)はやめるから、来年のコーチングスタッフを考えておくように』と言われただけで、『やってくれともお前に任せる』とも言われていないので、返事も何もない(^_^;)その時、平田だけは2軍のコーチに決まっていたのを、星野さんが大学の後輩なので、監督付きにして『ユニフォームを脱がしてしまったので、どんな形でもいいから、着させてやってくれ』といわれたけれど、『まさかヘッドにするとは思っていなかったのは?』植草さんに、『何故ヘッドに?』と聞かれ、『他にいなかったから』(爆笑)

井川の髪の毛も、『丸坊主にして、勝てるならさせるけれど、髪の毛でやるわけじゃないし、東京のカリスマ美容師がついている』(ふーん)

下柳は、『やれば、最終試合のように完投できるのに、投げるか?と聞くと、いや若手に投げさせてください、かわるか?と聞くと投げますと言うので、最近はどうする?』と聞くのだそうです。(大爆笑)かなりへそ曲がりのよう(^_^;)

久保田は『気が強くて、ランナーが出ないと本気にならない、点差が開いていると、必ずホームランを打たれる、それから本気になる』

昨年9月7日の試合について、中村豊がまさか打つとは思っていなくて、久保田の代打に片岡を用意して、久保田はアンダーシャツも着替えていたのに、『勝手にホームラン打つから投手コーチが慌てて呼びに行った』あの初マウンドに行ったときは、今まで新聞などでは、『思いっきりやれ!』といったと書かれていたけれど、サヨナラ負けは気持ちのいいものではないし、矢野が何処に投げさせていいか困っていたので、同じサヨナラ負けするのなら『思い切り内角を責めて、頭までも何処でもいいから、当ててやれ!』(大大爆笑)

今まで外から勉強しろといわれても、ずーっとユニフォームを着ているのは、解説などしても勉強にはならないし仰木さんに『球団からいらないといわれたら仕方ないけれど、それまでユニフォームは脱ぐな!』といわれたから

このほかにも面白い話がいっぱいありました(#^.^#)
帰りに横谷さん(広報だったかな?監督付きだったかな?)にばったり会ったので少しお話をして、今度広島で見かけたら、声をかけて下さいって言われました\(^_^)/

瑠尹さん 豪華な夕食を食べるには、始まる前では早すぎる(^_^;)終わってからでは遅すぎる(^_^;)結局あつーいおうどんを食べて帰ってきました(^_^;)

トレンドさん、私は宝塚歌劇は行ったことがないので、トップの人の名前くらいしか知らなくて(^_^;)未沙のえるさんの名前も、宝塚を好きな人に聞くと知っているといわれるけれど、正直言って、ほんの端役だと思っていました(^_^;)
メルシー伯爵・・・ベルバラは昔何度も読んだので、どんな役かよくわかります(#^.^#)

No.1917 - 2006/01/17(Tue) 00:29:25
満員御礼のようで、(^o^) / 瑠尹 [近畿]
>>トレンドさん

>>昼の部のチケット、お電話で聞いたら一等席は全部売り切れだそうですので、やはり直接チケット売り場へ行ってみるしかないみたいです。

そうですか、昼の部は一度見た方も「もう一度見たい」と思うでしょうし、評判を聞いて、見るつもりのなかった方もチケットを購入されたでしょう。トレンドさんも、やはりお昼の部、もう一度観劇されるのですね、微笑。私も20日の昼の部購入しておいて良かったと思います。1枚なら窓口に行けば1等席があるかも。

守田勘弥さん、姿の綺麗な役者さんでした。先代水谷八重子さんと結婚されて2代目八重子さんが誕生したわけですが、直ぐに別れられたようですね。
守田勘弥さん、とても面倒みの良い方だったようで、他の役者さんの口効きもしてあげたそうです。
玉三郎さんは守田勘弥は襲名されないのかしら?
永く空いたままです。玉三郎の名前が大きくなりましたから今更襲名も難しいのでしょうね。

しかし、15世仁左衛門さんも映画やTVドラマに出演され、松竹としても、その人気にあやかりたい事もあったでしょうから、結果は回り道が良かったのかもわかりせん。

>>アスカさん
明日よろしく大お願いします

No.1915 - 2006/01/15(Sun) 22:56:05
ありがとう / 瑠尹 [近畿]
>>トレンドさん
昨夜読みました、そしてここに一生懸命書き込みをしたのですが、アップしようと「投稿する」をクリックしたら不具合で繋がらず、書き込んだ文章が消えました、大(・_・、)"

私も「関西歌舞伎を愛する会」のHP時々覗くのですが、今回の仁左衛門さんのインタビュー知りませんでした。仁左衛門さんと私は二才違い、話されている事が全て懐かしいものでした。

「仁左衛門歌舞伎」十三世仁左衛門さんが全財産を掛けて道頓堀で興行を掛けられた後に続く上方歌舞伎役者が居なかった事が残念でした。

昭和30年代からは映画隆盛、40年に入るとTVドラマ隆盛で劇場に足を運ぶ人がドンドン少なくなってました。特に関西は早くから扇雀さん(藤十郎さん)も東京に行かれ、2代目鴈治郎さんも京都を去り、もっと以前から言えば17世勘三郎さんのお父さんも上方歌舞伎で17代目も元々は上方歌舞伎ですが東京に行かれました。最後まで残られていたのが市川寿海さん、実川延次郎さん、そして13世仁左衛門さんでした。

あの頃は歌舞伎役者では生活できなかったですから、多勢映画俳優になられましたが、15代目仁左衛門さんの話の中に出てこられた沢村藤十郎さんは映画にも出演されましたが、歌舞伎役者としての活動にも力を入れて頑張っておられたようです。

昭和40年代に、秀太郎さんと関西の歌舞伎ファンとで「若鮎の会」と言うのを作られ、高校の先輩2人も参加して歌舞伎の形を習い、無給でその他多勢で舞台に出ていたりしてました。一人が「河内にわか」の師匠。そして美容院「タニザキ」の経営者です、明治生命ビルと宝塚、もう1軒経営してます。脇役の役者を雇う費用が出なかったからです。

あの頃を知っている役者さんたちが今は大名題になり頑張って居る。そして伝統芸能に胡座をかいていては客は来ない。伝統を守りながら日々創意工夫の研鑚を積んでいるから今の歌舞伎は面白いのだと思います。
「十六夜清心」子供達もとても面白かったようで「もう少しチケット代が安かったらもう一度昼の部みたいわ、『義賢最後』の立ち回りもTV中継で見てもあのハラハラ感と面白さはわからへんわ」と言っています。

そのてんで言えば新派とか前進座は古臭い。客が入らないのもわかります。
このままの隆盛を今の若手役者さんたちが担っていって欲しいですし、今の若手、高麗屋さん所も中村屋さん所も成駒屋さん、音羽屋さん所も皆さんも芝居が好きなようですし、とても楽しみです。

>>アスカさんも今月の松竹座の歌舞伎を見られるときっとファンになりますよ、笑い。

No.1913 - 2006/01/14(Sat) 14:46:22

Re: ありがとう / トレンド
瑠尹さんのように、歌舞伎や芸事の世界を身近に感じて来られた方には、とても懐かしいお話がいっぱいだったでしょうね。
私なんかは歌舞伎を観始めてちょうど12年目。昔の話はほとんどが知識として知っているだけですし、先代の鴈治郎さんや13世仁左衛門さん、実川延若さんが出演されたドラマなども見ましたが、まさか生活のためだとはその頃は思ってもいませんでした。
15代仁左衛門さんも、若い頃に、大阪で仕事がないから東京に生活を移されたのに、東京の役者さんが中心なのでほとんど役をつけてもらえず、子供を養うのに仕方なしに映画などに出ていたそうです。そんな中、守田勘弥さんに引き立ててもらってありがたかったとよくおっしゃっています。
ほんとに役者さんだけは、立つ舞台がなければ、自分を知ってもらうことができないですものね。

昼の部のチケット、お電話で聞いたら一等席は全部売り切れだそうですので、やはり直接チケット売り場へ行ってみるしかないみたいです。

>アスカさん、
昨日、宝塚の「ベルサイユのばら」、友達に急に誘われて観てきました。おっしゃっていた未沙のえるさん、オーストリアから一緒に来て、ずっとアントワネットを見守っているメルシー伯爵の役で出演なさっていましたよ。とても大事な存在感のある役、よかったです。

No.1914 - 2006/01/15(Sun) 17:10:43
そうだったんですか / 瑠尹 [近畿]
>>トレンドさん

総勢花街から160人、なるほどねえ。

出の衣装の芸妓さん、舞妓さん以外にも、着物の着こなし、身のこなしから「素人さんでは無いなあ」と思った方が私たちの前にも後ろにも。そして御互いに「まあ、御母さん、さっきはホンマニエエ舞台どしたなあ」とか挨拶を交わされていました。髪の結い方も年のわりには地味なアップにしておられますしね。終演の後は本屋さんの奥に何人もの舞妓さん芸妓さんが入って行かれました。楽屋見舞いでしょうね。

義姉は高松の三越が「浅草祭り」と言うのを1年に一度催される時に舞妓姿の人を見る事があるらしいのですが「全然違う。高松に来てるのは偽もんかいの」と大きな声で言うので可笑しくて大笑いしました。

玉三郎さんの桜姫、私も一度見たいです。是非仁左衛門さんと「桜姫東文章」を大阪でもやって欲しいですね。
コクーン歌舞伎では去年菊之助が桜姫を演じてよかったらしいですが。

私はもう一度見るのですが、玉三郎さんの変貌、これは何度見ても面白いですし、最後の落ちが歌舞伎らしいですね。
愛之助ちゃん、「気をつけて」の声、9日はかかりませんでした、20日はかかるかな、客席の掛け声も楽しいですよね。

>>バーバまま様
涎をたらす御話しばかりでm(__)m
想像して楽しんで下さい。

一度大阪にも歌舞伎見物に来てくださいね。

義姉は姑を最後まで経済的に支えてくれました。実子が居ないので、その姑が亡くなり、せめてものお礼に家族一同で迎えてあげて歌舞伎見物でもしようと思いましたので。
我家は当分緊縮財政です。笑い。

No.1911 - 2006/01/11(Wed) 18:03:00

Re: そうだったんですか / トレンド
瑠尹さん、こんばんは。
「十六夜清心」、もう一度ご覧になれるんですね。いいですね。私ももう一度観たい気持ちでいっぱいです。来週夜の部を観に行った時に、チケット売り場にいいお席があれば買ってしまいそうで、こわいです・・・。

「関西歌舞伎を愛する会」のHPに仁左衛門さんのインタビューが載っていましたので、もしよかったらご覧になって下さいね。
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/aisurukai/1intaviyuniza.htm

No.1912 - 2006/01/12(Thu) 23:41:06
初春歌舞伎 / 瑠尹 [近畿]
昨日、片岡愛之助の「源平布引の滝・義賢最後」市川仁左衛門、坂東玉三郎の「十六夜清心」を見てきました。

愛之助さんの「義賢最後」仁左衛門さんが監修されている事もあるのでしょうが、以前に仁左衛門さんが演じられた時と口跡はソックリでした。若さあふれる大立ち回りが素晴らしかったです。戸板を使ってのせり上がりと戸板倒し、圧巻でした。手が痛くなるまで拍手しました。やっぱ愛之助ちゃん色黒いけど応援しよう(^o^)

「十六夜清心」、上演記録によりますと、関西では平成5年に菊五郎さんと福助さんで南座で演じられてますが、大阪では昭和32年に寿海さんと今の雀右衛門さん当時は大谷友右衛門、あの頃女形では一番人気でしたが、その時に演じられて以来なんですねえ。
市川寿海さんはその頃関西歌舞伎の大御所でしたが市川雷蔵さんの義父としての方が有名でした。芸養子でしたが、歌舞伎では食べて行けなくて雷蔵さんは映画俳優のまま若くして亡くなりましたが。

関西では世話物はもっぱら近松ものですが江戸歌舞伎では河竹黙阿弥のものが評判を博していて、世話物はきっちり浪花と江戸で演じられるものが違ったんでしょう。しかし黙阿弥ものは、あくどさが強いけど面白いです。
十六夜も清心も心中する前は清い心を持っているのですが、2人共に死にぞこない、清心は寺小姓の求女を介抱している間に懐中の金に手を触れ、金ほしさにもみあっている間にCENSOREDしまう、それから悪の道へ。
遊女、十六夜事、おさよは謎の金持ち(実は大泥棒)に助けられ囲われ女になるが清心が死んだものと思い供養の為に出家し、頭を丸めて父親と共に供養の旅に出る。

この2人が箱根の山で出会い、そこからは2人共に落ちて行く。場面が変わり元おさよが囲われていた金持ちの家を訪ねるために花道から現れるのだが、仁左衛門の清心は求女を殺した時に変貌しているが、玉三郎のおさよの代わり方がスゴイ、可愛く可憐な女からあばずれになる姿、芸の力とは言え、歩き方から声までガラッと変わる。一緒に見ていた家族も「スゴイなあ、芸の力やなあ」と全員で感心していた。
顔見世もええもの見せて貰いましたが、初芝居では愛之助と共に玉三郎の芸の凄さを、素晴らしいものを見せてもらいました。
それにしても、仁左衛門さん、悪に変わると生き生きと華がある悪を演じます。あの柔和な顔から、これも芸の力ですねえ。

幸運な事に9日は祇園の芸妓さん、舞妓さんの総見でした。井上流家元の八千代さんも来られて居て、客席も華やかで、稲穂の簪がユラユラ、主人の義姉は大慶び。出の姿の舞妓さんや芸妓さんを身近で見れる事なんてないですものね。法善寺横丁近くの店で宴会をして、息子夫婦にお年玉を貰い「初めて、嬉しい」と何度も言って帰りました、私の嫁業も恙無くすみました、笑い。

No.1908 - 2006/01/10(Tue) 18:34:24

Re: 初春歌舞伎 / トレンド
瑠尹さん、こんばんは。

昨日は舞妓さん、芸妓さんの総見だったんですね。お義姉様、めったにない、いい日の観劇で遠くから来られた甲斐がありましたね。お友達からのメールにも、総勢160人とか(女将さんご贔屓さんも入れてだと思いますが)書いていましたが、舞台だけじゃなくて客席、ロビー、とどんなにか華やかだったことでしょう。

私も今日の昼の部を観てきました。
愛之助さんの「義賢最期」は2003年1月松竹座の仁左衛門さんの口跡とそっくりでしたね。とても堂々と演じてらして、秀太郎さんと共に若手の上方歌舞伎を地道に広めてきて、関西での上演の時に大きな役を次々こなしていらっしゃる成果だと感じました。今日だけなのかどうかわからないのですが、見せ場の戸板倒しのところで、「お気をつけて!」と3階の大向こうさんの方から声がかかりました。大阪らしい、と言うか、可笑しかったです。
市川猿之助さん一門の段治郎さん、春猿さん、笑三郎さん、あまり観る機会がなかったのですが、お芝居が大きくてとても声がよく通って綺麗でした。

「十六夜清心」
初春にふさわしい、笑って帰れるオチがあったんですね。すぐ後ろの男性が随所に大きな声で笑ったりして、大阪らしく客席の反応も素早くて、とってもいい舞台でした。
玉三郎さんは「伊勢音頭」で意地悪な女将さんは観たことがありましたが、ほとんど傾城やお姫様のイメージが強かったので、花道から出てきて、がさつな感じで低い声でしゃべるのを聞いたときはびっくりしました。一つのお芝居の中であんなにがらっと変えられるって、ほんとに芸の力だと、私も思いました。

仁左衛門さん、白塗りの柔和な役もいいですが、それ以上に、したたかな悪の権化のようなきりっとした表情がいいですよね。去年の夏の「日本駄右衛門」や「盟三五大切」の三五郎、以前東京で観た、苦みばしったやくざの親分なんかとても素敵でした。それから、孝玉コンビが評判になるきっかけになった「桜姫東文章」の権助、仁左衛門さんファンの間では上演希望が多いのですが、すごくよかっただろうなあと思います。

松竹座は中も外も豪華な雰囲気がいいですね。近代的だし歌舞伎座より横幅が狭いのでこじんまりしていて、お客様も一体感が感じられて盛り上がるんじゃないでしょうか。

No.1909 - 2006/01/10(Tue) 22:04:51

Re: 初春歌舞伎 / バーバまま
ああ、読んでいるだけでよだれがっ!・・・・
仁左衛門、坂東玉三郎の「十六夜清心」
これはもう、想像しただけで、背中がぞわぞわしてきますよ〜
凄い変化(へんげ)だったでしょうね。
いぜん、(どなただったか・・・)TVの舞台中継で拝見しましたが、それがナマで、しかも客席も華やかで目福耳福、そのうえご家族そろっての観劇とは、さぞかし福福・・・
今年一年、なにがあっても笑ってすごせそうですね。

No.1910 - 2006/01/11(Wed) 07:49:17
健気なバラ / 瑠尹 [近畿]
下の写真はこの寒風をものともせずたった1輪ですが自宅の庭で咲いたオレンジ色のバラです。

このバラ、買った時はミニバラで、小さな花が幾つも咲いていたのですが、去年の夏に大きな青虫に葉を全部綺麗に食べられて丸裸になってしまって、もう枯れるかな?と思ったのですが、バラ専用の肥糧を与えると、秋には葉を茂らせ、12月に大きめの蕾がつきました。この寒空が続く中、蕾は中々開く事ができなかったようですが、今日の陽射しで開花しました。アレンジメントの中に差込ました。案外薔薇は強いです。

>>トレンドさん
大平さん、今日の新聞を読んで、議会の反対が多いことで辞退されましたね。公明党と自民党の議員が反対したようですが、当然でしょう。最初から引き受ける方がおかしいですものね。

明日は今年の初芝居見物、主人の長姉もウキウキでこの日をまっていたようです、息子夫婦が新大阪まで迎えに行き。食事を共にしたので大喜びでホテルから電話をかけてきました、明日は6人で芝居見物。
仁左衛門さんと玉三郎さん、孝、玉時代から久し振りの共演、しかも「十六夜精心」大阪では初めてだとか。
私も見た事が無いので楽しみです。仁左衛門さんが悪に変わる所が一番の見ものかな?と

No.1907 - 2006/01/08(Sun) 23:44:29
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