GENKI SESSION 2008 セット・リスト 1. On The Street Where You Live 2.What's New 3.Fly Me To The Moon *********************************************************** 4.I Got The Fire 5.Hallelujah I Love Her So 6.Bright Lights, Big City 7.Move Over 8.Ain't No Sunshine 9.You're The One For Me 10.樹の歌 11.いつものように 12.好きさ好きさ好きさ 13.花、太陽、雨 14.Cry Me A River 15.Sweet Sweet Surrender 16.30days In The Hole 17.Gimme Some Lovin' 18.All Or Nothing *************************************************************** アンコール 19.上を向いて歩こう 20.You Are So Beautiful 21.アッコちゃん
2008/08/22 仙台enn
13時半頃、初めて降り立った仙台は、夏の気配さえ感じられない低気温。 前日の天気予報で、寒いかもと用心のために持参した毛糸の羽織りモノは、新幹線の中で飛び交うメールでは笑われちゃったけど、とっても役にたってくれました。 先に仙台入りしていたきんちゃんが、刻々と情報が入れてくれていたので、整理券配布にも無事に対応できました。>ありがとう!きんちゃん。
Enn、50?uということで、とてもせまいLIVE HOUSEでした。 岡谷のCLUB THE MONKEYくらいかな。 それでも、前の方は5列くらい(?)椅子が並べられていました。 で、整理券を確保出来たお陰で、無事に難波せんせい前に座れる事ができました。
OAは、3ピースのプログレ・バンドでした。 こーんな若いヒトでプログレやってるんだ〜、とびっくり。 小難しそーな曲をうれしそーに演奏してました。 やっぱり、変態?(=^^=) 私的には濃いいブルース・バンドとかよりは心地よかったです。
GENKI SESSION用のセッティングが終って、ステージに現れた赤地にグリーン系の花柄のアロハを見て、一瞬元基さんかと思ったら水野さんでした。 そして、後から出て来た元基さんは、いつもの赤地のアロハでした。 なになに?お揃?(笑) そして、難波先生がキーボードに。 最初は3人だけで? 元基さん用ドリンクが4、5本並びます。 ビール、ミネラルウォーター、ワイン、茶色いアヤシいペットボトル(お茶、な訳なさそ)
もう、50歳になったし、ヘビーな物とかハードなものはもうやらないでこれからはJAZZで行きます、と言うとオーディエンスから「えーーっ」という声が上がりました。 そんなに不服かよー?っと拗ねモードになる元基さん。 聴きたくない?って聞くから、「聴きたい〜」と言います。 そんな感じで、なかなか歌に入りません。 あー、この街は君が住んでいる街だったんだ、うれしいな、って歌をやります、と言いましたが、最近、笑いのツボから歌の世界に戻れるスイッチが甘くなって来ちゃったとかで、おしゃべりが止りません。 そんな元基さんを歌の世界に取り戻そうと、難波さんが、「行って良いですか?」って声をかけると、精神統一のためワインを一口飲んで、イントロにやっと入って行きました。
On The Street Where You Live 軽いスウィングのリズムで、いつもはスウィートなヴォイスで酔わせてくれるのですが、この日はなんと最後はシャウトしちゃってました。(^_^;) 間違ってついついシャウトしちゃったんだそうです。
久しぶりのLIVEで(クロウダディの時はほとんど玲衣さんがしゃべったので)、話したくて仕方なさそうな元基さん。 20年振りくらいの仙台の思い出を語っていました。 ブイオーダブリュー・・・というバンド(笑)で、ロックンロール・オリンピックに毎年来ていたこと、とか。 VOWWOWと言うバンドが解散して、あっという間にもう8月も末ですね、なんて、訳判らなすぎ!
次の歌は、ネタ下し、との事ですが、前にやった事が有ったけど低いキーだったので、今回はキーをあげて女性キーで歌ってみることにしたのだそうです。 今回はその方が面白いかなって思ったんですって。 このバンドで、人見元基がこのうたを歌って行って、どう変貌して行くかを楽しんで欲しいのだそうです。 はぁ〜、On The Streetでも既に変貌してましたものね〜。 なんか、歌い慣れてくると、やっぱり元基節(シャウト)になってしまうのかな〜、なんてね。
What's New ファルセット?元基さんでは珍しいうたい方だった。 高音部、ぎりぎりな感じが切なさを強調していたと思いました。
そのまま続けてピアノのイントロが始まるのを遮って、元基さんがまた話し始めます。 本当は歌が始まる前にこの歌のテーマを話すはずだったのだそうです。 なぜか、「シェルブールの雨傘」という映画のお話。 愛し合っていた男女が色々な事情で(この映画の場合は兵役)で離ればなれになり、数年後、お互いに家庭を持っている二人が偶然出会い、「元基、(じゃないっ)元気なの?あなたは今幸せなの?」っていうシチュエーションの歌なのだそうです。
みなさんの安らぎのコーナーは、たった3曲で終わりですって、元基さん。 ステージの上手の黒い悪魔の箱(『まりの』って貼ってあるアンプ( ̄ー ̄))の方へ行って、 この辺が危険地帯ですよって、自分で笑いを取っておきながら、なんでJAZZで笑わなきゃならないんだよって言いながらワインを一口(エネルギー補給ってか?)。 そして、ピアノのイントロが静かに流れ出して。
Fly Me To The Moon 何だろう?、こんなに切なく優しい「Fly Me To The Moon」って聴いた事が無い。 私の知っているこの歌は、ボサノバのリズムで軽く歌われていることが多い。 今そばに居る人に、「あなたがいるからわたしは月まで飛んで行ってしまう程幸せなの」って歌っているのだと思っていたのに、元基さんの解釈は違うのね? 悲しげな表情と声には、手の届かない人に、そばに居て欲しいって、そうしてくれたら、どんなに嬉しいか、って願っているような想いが込められているようです。
そして、JAZZコーナーが終わり、令文さん、ロジャーさんがステージに。 これから2、3時間くらいうるさいのが続きますよーっていう言葉に、歓声が。
悪魔の箱にギターを繋いでいる令文さんを、「最高のROCKギタリスト〜!、でもJAZZは弾けないんだよね?」、っていぢめる元基さん。 令文さんは、「弾『け』ない、んじゃなくて、弾『か』ない、の」って。(ポリシー、なのね?(^-^)) ここからうるさくなりますから、みなさん覚悟してくださいね〜、と言う元基さんのお話に、ロジャーさんが銅鑼(!)を被せるし、令文さんのギターがギュイーンとうなると、嬉しそうにワインで喉を潤した元基さんもイエェーイ!とシャウトして、うるささ全開のROCKな時間が開幕です!!
I Got The Fire あのー、元基さんが繰り返す、「うるさいですから」を免罪符に令文さんの音、おっきくなってませんか〜? 令文さんの前の方だと元基さんの声ですらも埋もれてしまうって噂が・・・(^_^;)
で、ROCKな曲になると、元基さんのアクションも激しくなるので、最前のお客さんが忙しくなる事に! モニターの形状が不安定なので、元基さんがガッと足をかけるとぐらついてしまうのです。 それで、お客さんが足で押さえて安定させていました。 動き回る元基さんに、マイクのコードが足りなくなってしまうのをお客さんがせっせと裁いていたり、ドリンクを倒したのをフォローしたりと、後に難波せんせいに、「介護席」と呼ばれていましたっけ。
Hallelujah I Love Her So 飛び跳ねながら、元基さんがオーディエンスに手拍子を求めていました。 元基さんの、歌に忠実な振りが好きなんです、この歌。 電話をかけたり、お茶を飲んだり・・・ ひらひらする手が饒舌です。 間奏中に令文さんになにかささやいていた元基さんがアセってマイクに戻ったけど、まだ間奏中だったなんてアクシデントがありました。 元基さん、照れ笑い。(=^^=) 令文さんにささやいていた事は、元基さんの歌やシャウトを令文さんのギターでなぞって、って言っていたのかな? 令文さんが終ろうとすると、「もうやめちゃうのかよ!」ってさらに令文さんを誘います。 そして、満足したのか、センターに戻って曲が終りました。 この日は、オーディエンスとの掛け合いは無しでした。
楽しい曲は、これくらいで、後はありませんからねっ、みんな気を確かにね。 あと20曲くらいあるよー、なんて実はウソなんですけど・・・。 (ennのステージは客席と大差無いので、前の方ではセットリストが見えちゃってたの。)
Bright Lights, Big City、Move Overと演奏が続いて行きます。 この辺りから、元基さんの酔っぱらい度も上昇して来た気がします。
やっぱりGENKI SESSIONメンバーの「Move Over」は、濃密で熱くて好き。 年に数度だけだけど、10年以上ほぼ不動のメンバーが作り出すこのバンドの音世界の濃さは他では得られないと思いました。 クロウダディでの経験から、特にそう思うのだと思います。 ドラムのイントロからオーディエンスの手拍子が自然に湧いてくるのは、20年振りの仙台なのだけど、各地からの遠征組率(北の地からの各地遠征組率)も多いんだなーとも感じました。
重い曲が続きます。
Ain't No Sunshine LIVEも中盤になって来るとメンバーの方も演奏が熱くなってくるのでしょうか? 令文さんのギター・ソロのバックでロジャーさんのスティックが折れたのは、多分、この曲の時だったと思います。 元基さんの自由なシャウトを追いかけるギターが絶妙で・・・ オーディエンスが、まだ曲の余韻に包み込まれて、ため息をようやくつけたばかりなのに、元基さんは、ちょっとしゃべって良い?と。
次の曲も新曲(ネタ下し)で、自分は歌った事がある曲で、と語り始めます。
あー、そうか!、ネタ下し、新曲って、GENKI SESSIONのメンバーでは「初」って事なんだ! そんな事を、後になって気がつきました。
20年くらい前によく歌っていた曲を、という話しに沸き立つオーディエンス。 rockとかBluesとか、自由な感じの音楽が好きなんだけど、けっこう、きちっとしたバンドをやっていた時の曲で、歌詞も忘れちゃってたんだけど覚え直して・・・、でもまだ曖昧なんだけど・・・。 何だと思う?っていう問いかけに、「You're The One For Me」って答えちゃう、最前のヒト。 動揺する元基さん、難波せんせいが、「曲順表見えてる!」って。 見ちゃだめじゃん〜(^_^;) ぶいおーだぶるだぶるおーだぶる、というバンドの楽器の人はいろいろめんどくさかったらしい、唯一歌が自由だったとか??? 令文さんは、「俺はこんなギター弾きたくない!!」って言ったなんて、また令文さんをいぢめてます。 そういう訳で(か?)、アレンジも変えて、オリジナルではキーボードが奏でるベースなのだけど、水野さんの本物のベースのイントロからわたしにとって2度目のYou're The One For Meが始まりました。
明らかに、クロウダディの時とは違います〜!! 元基さん、ちゃんと練習したでしょ?(=^^=) すごいですー!! こんな感じでならきっとVOWWOWファンの方たちも満足?って思っていたら、やっぱりこの日一番の歓声と拍手でした。 いやー、20代に戻ったみたいだっ、やっぱり良いね、厚見くん、良い曲作ってくれてありがとう、なんて言っていました。 実は、LIVEが始まる前に玲衣さん目撃情報が入っていて、飛び入りするのかと思っていたのです。 でも、お顔すら出さなくて・・・。 ものすごーく、希望的観測なのですが、「You're The One For Me」、GENKI SESSIONのレパートリーに加わったってことなのかな? 玲衣さんは、我が子(曲)の新たな旅立ちを確認しに来ていたのかな〜、なんて後から考えました。 だとしたら、またこの曲も色々変貌して行くのかな? それを見て行けたら良いな〜。
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No.4139 - 2008/09/25(Thu) 03:19:38
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