| おはようございます。部屋の大掃除をしていたら面白いものが出てきました。その中のひとつに、初代ウルトラマンの最終回の撮影用の台本がありました。もちろん?これは実物ではなく、確か82年にコロンビアレコードからウルトラのBGMのLPレコードが発売された折に、何枚か買ったら特典として初代マンの台本の復刻品をくれるというもので、もらえるのはメフィラスの話と、最終回だったと記憶します。僕はこの時、セブン、帰マン、レオ、80の4枚を買ってこの最終回の台本をもらいました。これを久々に読んでみると、大筋はもちろんテレビの本編と同じですが、相違として、台本にはゼットンが「ガーウオオ」と吼えるとあるのです、そして、ウルトラマンはカラータイマーを、テレビのようにスペシウム光線を跳ね返されて破壊されるのではなく、ゼットンに組み伏されて、カラータイマーをグシャツと叩きつぶされてしまう描写になっています。ゼットンの構図は、金城さんの頭にあったものと、成田さんのデザイン、その他は大きく異なっています。また、ゼットン星人は科特隊の基地に潜入し、イデの発明した秘密兵器を全て壊しているのです。ゼットンに関しては、ウルトラマンは倒せるものの、科特隊には弱点を見せていたというマニアの考証が昔からあったのですが、その正しさを裏付けるものです。しかし、今ならともかく、何の前例もない時代に、これだけのものを作られた金城さんや円谷一監督の素晴らしさを再確認しました。実相寺監督は、金城さんの頭の中には無数の怪獣がいて、テレビに出たのはほんの一部だと著書で言われていたのが理解できました。 ちなみに、ウルトラのシナリオ関係の本は部屋の整理でまた出てきました、後日ご紹介します。 なお、ウルトラのBGM、今ではCDで全部揃いますが、LP時代には不備もあり、このコロムビアからLPで出たものに、エースのLPに、ミラーマンのBGMが間違えて紛れ込んでいたらしいのです。 BGMと言うと、かつて、VAPからウルトラをはじめとする円谷作品のBGMがCD化されていたものの、ほとんどが廃盤です。僕も、マイティジャックやミラーマンのCDをGETし損ねています。文化的にも貴重なもので、ぜひ再発売をお願いしたいです。
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No.17986 - 2010/11/27(Sat) 06:09:07
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