| おはようございます、先週の金城さんのシナリオ集に続いて、85年春に出た上原正三さんのシナリオ集「24年目の復讐」です。怪奇大作戦と帰マンが主体であり、帰マンから第1話、シーモンス・シーゴラス編、怪獣使いと少年(原題:キミが目指す遠い星)、ウルトラの星光る時などが入っています。上原さんの作風は金城さんとかなり異なり、怪獣使いと少年では、シナリオと映像が違うとこの文庫本の解説者が書いていますが、むしろ違うのはウルトラの星光る時です。25年ぶりに読んで面白かったです。 冒頭に上原さん、昭和40年代の円谷は黄金時代、失われたインカ帝国と書いておられます。この時点で上原さん、戦隊とメタルヒーローを10年以上書き続けているのに、やはりこの時点では特撮界の低迷を思っておられた模様です。私も当時ファンジン活動を行っていて、昔は良かったと言うばかりでした。が、その上原さんもティガ「ウルトラの星」でウルトラに復帰され、健筆を奮われました。上原さんの業績も不滅です。
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No.18014 - 2010/12/18(Sat) 06:21:38
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