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次々に情報があがってくる。その光景ににゃんにゃんとと対応しながら、みんな混乱しているな、とサイレンは思った。わずかに顔をしかめる。 もっとも、混乱していたのは何も戦場のただ中だけではない。その情報を送るオペレートの方もいい具合に混乱しかけていた。今はトッティ、皐月、亜巳、茅西瑠果、サイレンと総動員で状況整理に励んでいる。まず二人が現場からあがってきた情報を次々に書き出していき、それを別の二人がまとめて、あとは早口にならないよう口を噛まないよう気をつけながら仲間に情報を送っていく。 そろそろ喉がかれそうだったサイレンは、情報整理していた茅西瑠果と交代した。忙しいにもかかわらずふわりとした笑顔の絶えない茅西瑠果に、思わず、和む。 「ごめん、交代」 「はい。──声枯れてますね。のど飴どうぞ」 「あ、どうも」 こくりと頭を下げていると、一人で情報整理していた亜巳が言った。 「何やってるんですかー。笑ってないで早く来てくださいー」 「ああ、悪い悪い」 いいながら書き出した情報を整理していく。トッティと皐月が次々に集めてくる情報をざっと眺めた。こりゃ大変だ。全員が息する暇もなく次々に連絡を取っている。多くの人々からの情報の要求が来ていた。こりゃあ回しきれるかな、特賞史ながらサイレンは整理を開始した。 「どうにかなるのかなぁ、これ」 皐月がぽつりと呟く。トッティは皐月を見たが、軽く笑っただけで何も言わなかった。 「どうにかするためにやってるんでしょー」 亜巳が言った。 「どうにかしたいよねー」茅西瑠果がふわふわとした声で言う。 サイレンは少し考えてから、ひりひりする喉を振るわせ、言った。 「どうにかしてみせよう」 了解、と全員が言う。さて、作業再開である。戦闘はまだ、続いている。 [No.1063] 2007/06/16(Sat) 14:25:44 |