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一人と一匹がお祭りで賑やかな道を歩いていました。 一人はこの国では特に珍しくも無い眼鏡っ娘でした。 名を沙子という鍋士でした。 一匹は黒地に無数の白い斑点をもつ猫でした。 名を星辰という猫士でした。 「・・・おい。元気を出せ、沙子」 しょげていた鍋士に声をかけました。 「うん・・・。うん・・・」 鍋士はまたしょげました。 「仕方が無いだろう。一人と一匹は機械にうとかったのだから」 /*/ 鍋士はお祭りでうきうきしていました。 何か私にもできる事は無いかしらと考えました。 そして写真を撮ることにしました。 けれども写真を撮ったことはありませんでした。 「私知ってる。ここを押せばいいんだよ」と、 誇らしげに猫士に微笑みかけたまではよかったのですが、 よく知っている写真がでてきませんでした。 一人と一匹は知恵をあわせて写真を出そうとしました。 カメラをいっぱい振ったり、念じてみても何の効果もありませんでした。 /*/ 「なんかもう、私ってもうだめだよね。常識が欠如しているっていうレベルじゃないよね」 「今頃気がついたのか」 猫士は事実を述べました。 鍋士は諦観の笑みを浮かべました。 「これも個性・・・ね」 こんな個性イラナーイと超心の中でつっこみました。 「いい加減にしろ、沙子。こっちまで気が滅入る」 「ごめんごめん。好きなのなんでもおごるから」 別人のように微笑んでいいました。 猫士の気遣いが伝わってきたからです。 鍋士は鈍感でした。 猫士はそれ以上に不器用でした。 猫士は早速鍋士に言いました。 「熱々の竹輪と大根を買って来い」 鍋士はパシリになれていたのですぐに戻って来ました。 「フ・・・。それじゃあ遠慮なく」 「ちょっと待った」 「なんだ」 「まだあっついよ?」 「ああ?」逆ギレしました。 「舌をやけどするから危ないよ?」 「・・・熱々の竹輪と大根を食う。これが俺の夢だったんだ」 猫士は心底うっとりとした表情で言いました。 鍋士は心底うんざりとした表情で取り上げました。 「お、俺の夢が!!」 「その前に星辰が死んじゃうよ!!!」 必死にツッコミました。 星辰はあきらめきれないのでハイジャンプして夢に近づきました。 沙子は後ろに避けました。 けれどもバランスをくずしてしりもちをつきました。 あつあつが一人と一匹のうえに降り注ぎました。 ・・・一人と一匹はかなり本気で喧嘩を始めました。 一連のやりとりをお祭りで賑やかな道の上でやったのですぐに警官がやってきて連れて行きました。 一人と一匹はお祭りに盛大に遅刻しました。 **** 勝利おめでとう!遅刻してごめんなさい。 こんなおばかなやり取りができるくらいににゃんにゃんは平和だよ [No.181] 2006/12/14(Thu) 17:04:48 |