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七つの世界に渡ってこんにちは! レポーターの鍋黒兎です。有機合成屋見習いですが、趣味と実益を兼ねてライターもしてます。 今日は玄霧藩国に来ています。森の国は初めてですが、皆さんほっそいですねー!(通りすがりのおねぇさんをガン見) おっと、目的を忘れるところでした。突撃☆隣の鍋料理ですね。 本当は玄霧藩王に直接インタビューしたかったのですが都合がつかなかったため、藩国の料理に詳しい方をお呼びしています。こんにちはー。 「コンニチハ」 あ、何故かプライバシー保護を求められたので音声と口調を変換してあります。今日はよろしくお願いします。 ではさっそくですが、玄霧藩国に伝わる幻の鍋を教えてください。 「マカセナサーイ。マズ、スキナ果実酒ヲ鍋ニ入レル」 あれっ、ちょっと待ってください、鍋が木製なんですが…? 「コレジャナイト、鍋ガ作レマセーン」 へぇぇぇぇ、そうなのですか。珍しい鍋もあるものですねぇ。あ、果実酒は選んで良いんですか? では無難にワインでお願いします。 おっと、ここで取り出したのはジャムですね! ツンデレ華族も直接購入しに行くという噂の、激ウマジャムですね! 一口そのままを食べさせてください! (ぺろり) お、おいしいーー! た、た、たまりませんねぇ、最高です。はぁはぁ。 ところでまさか、このジャムを入れてしまうんですか? 「入レルンジャナキャ取リ出サナイヨ。果実酒ニアワセテオ好ミノジャムヲ入レルヨロシ」 わ、結構な量を入れるんですね。これは甘そうです(じゅるり) おおっと、今度は向こうの方からがらがらと色々な食物が運ばれてきました! えー、りんご、ぶどう、枇杷に無花果…果物が多いですねぇ。 「コレニ、好キナフルーツ加エテ二時間煮込メバデキアガリネ」 そ、そんなに煮込んだらジャムになったりしないんですか? 「アァ、マチガエタネ。ニジカンジャナイネ。スキナダケ、ダッタネ」 いやぁそれはそれでどうなんですか…… 「取リ敢エズ見本ミセルネ。フルーツ、串ニサシテ鍋ニ入レルヨ」 うわぁぁぁぁぁ な、な、なんですか?! 煙…いや、もっともやもやした…… 霧です! 具を浸けたら霧が発生しました! 「コレガ…ワガ玄霧藩国ノマボロシノ鍋……」 これで良いんですか?! す、すごい…この世界にはこんな鍋があるんですね! 白い霧が何とも幻想的でいいですねぇ! 「食ベテミル?」 おぉ! 是非とも! ぱくり。 んまーー!!! 果実自体の甘さや風味が最大限に高まっているとでも言うのでしょうか。何とも言えない、極上のおいしさです。 ……でもこれって、ご飯にはならないですよね? 「心配イラナイアルヨ。ジャムノ代ワリニ肉トカデ出汁ヲトレバイイヨ」 なるほど! おぉぉ、流石準備万端、次の鍋が出てきました。 「好キナ肉、入レテミルヨロシ」 ありがとうございます。ではこの串に刺さった牛肉を… おぉぉぉぉぉぉ! 今度は黒い霧が発生しました! ドキドキ…どんな味なのでしょうか? ぱくり。 う! バタリ (黒兎は倒れました) (三時間後) ふぅー 一体何が起こったんですか? え? 倒れた? 私が? 何で? 黒い霧だったから? 「心ニ疾シイコトアルト、黒イ霧ガデル。ソレ食ベルト、不味サヲ感ジル前ニ倒レテシマウヨ」 そ! そんな、や、や、疾しいことだなんて…… 「吐クヨロシ。自白スレバ少シハ罪、軽クナルヨ」 だから、ないってば、ちょ、ま、包丁持ってにじり寄らないでください! いやぁぁぁぁぁ!(脱兎) 後日談 当日の朝、兄弟のケーキを無断で朝ご飯として食べてきていたことが判明した。 ---------------------- 結構やらかしてしまった感が無きにしも非ずですが、ど、ど、どうでしょうか…? [No.390] 2007/02/05(Mon) 18:02:28 |